音楽に触れながら留学生活を送りたいとは思っても、なかなか現地へ行ってみなければわからないことも多いはず。しかしジャズを留学先でやりたいということであれば、やはり本場のニューヨークをオススメします。
ニューヨークでジャズ留学といってもどうしていいかわからない!という方のために、今回はニューヨークでジャズ留学にオススメのプラン、そしてその費用についてもまとめてみました。
1.ジャズ留学ならニューヨークを選んでおくべき理由
まずは本場でジャズを学びにいくメリットから見ていきましょう。なぜわざわざニューヨークまでジャズを学びにいく必要があるのでしょうか?
①世界中から同じ志を持つ人が訪れる
留学にしろ、仕事にしろ、観光にしろ、ニューヨークはあらゆる分野の業界人やアーティスト、そしてそれらの職をこころざす人たちが集まります。
もちろんジャズも例外ではなく、本場だけあって現地でのプロのジャズ奏者はもちろん各地からもジャズ奏者やプロを目指す人たちが集まってはコンサートを開いたり、日銭を稼ぎながらプロを目指すという、本気の人たちが唯一集まる場所といっても良いでしょう。
そんな中に身を投じて生活していれば自分も刺激を受けるのは当然ですし、そういった人たちと仲良くなることができればキャリアにも繋がるコネクションを作ることができるかもしれません。
多くの人、それも自分が望んでいたような分野の人たちと存分に知り合えるのはニューヨークの魅力です。
②学校の質も高い
全国、全世界から音楽をこころざす人たちがやって来るだけあって、総じて音楽学校の質も高いと言われています。
やはりレベルの高い学生が現れた場合についていける講師を用意しておかなければいけないので、腕に自信があってもう学校に行かなくても良い!と感じている人でも、もしかするとニューヨークの学校で新たなひらめきを得ることができるかもしれません。
音楽学校に行かないという留学プランもありますが、お金に余裕がある場合は現地の音楽学校に通ってみるのも良い経験になると思います。
③本場だけあって見るべき、行くべきところもたくさん。
ニューヨークもジャズの本場だけあって、ジャズにまつわる建物や博物館もいたるところに存在します。
ブルーノートにヴィレッジヴァンガードなど、マンハッタンの中心部に位置するものもあれば、ルイ・アームストロング記念館のようになかなか観光では行けないようなものもあったりと、留学中は時間もあるため様々な場所へ足を運ぶことができるでしょう。
2.ジャズ留学のプラン例とは?2つご紹介します
では実際に留学する場合、どのようなプランで留学へ行くのが良いのでしょうか。今回は筆者が実際にニューヨークの留学中に知り合った人の中で、音楽活動に勤しんでいた人を参考に、主な2つのプランをご紹介します。
パターン①:語学学校+音楽学校
留学といえば最もポピュラーなのがこのプランです。午前中は語学学校へ通いつつ、午後から音楽学校にも足を運ぶ。週末は学校はお休みなので、そこで自由時間を満喫することもできます。
そして留学当初は英語が不自由なこともあり、音楽学校でもきちんと授業内容が頭に入ってこないということもあるかもしれません。それを補うための語学学校なので、数ヶ月もすれば授業もスムーズに追いついて行くことができるでしょう。
基本的なスキルを学び直したかったり、ニューヨークでさらにスキルを磨きたいという人にはオススメのプランです。
パターン②:語学学校+現地で演奏できるところを見つける
腕に自信があるのなら、語学学校には通いつつも、現地で演奏させてくれるところを見つけたり、バンドを組んで活動してみるのも良いでしょう。実際音楽学校に通わずともある程度スキルがあれば現地でも音楽活動に勤しむ留学生は少なくなく、友達にもジャズではありませんがバンドを組んでいる人は何人かいました。
やはり実戦経験がスキル向上には一番ですし、現地の生活にも慣れてきたところで仲間を探してみたり、演奏の場を見つけてみるのは良いアイデアだと思います。
公園で練習していたりすると声をかけられてそのままグループを組んだり・・・なんてことも珍しくないようです。
3.ニューヨークのジャズ留学にかかる費用はどれくらい?
最後にニューヨークのジャズ留学へ行く際にかかるお金もみておきましょう。
今回は語学学校+音楽学校のプランで、3ヶ月、半年、1年間の期間別で留学費用を計算してみました。あくまでも概算ですが、ぜひ参考にしてみてください。
- 3ヶ月の留学:160万円
- 6ヶ月の留学:280万円
- 1年の留学:540万円
項目名 | 3ヶ月 | 6ヶ月 | 1年 | |
語学留学 | 30万円(10万/月) | 60万円(10万/月) | 120万円(10万/月) | |
音楽学校 | 60万円 | 120万円 | 240万円 | |
生活費 | 45万円 | 80万円 | 150万円 | |
航空券費 | 10~15万円 | 10~15万円 | 10~15万円 | |
保険料 | 3万円 | 6万円 | 12万円 | |
ビザ取得 | 1万5千円 | 1万5千円 | 1万5千円 | |
お小遣い | 必要分 | 必要分 | 必要分 |
ニューヨークは学費も生活費もアメリカの平均と比較すれば高くなってしまいがちですが、それに見合うだけの学習機会とチャンスが転がっているともいえます。
また、生活に慣れてくると生活費も上の数字より安く済ませることができたり、学費も学校によっては長期割引を実施していることもあるため、費用を抑えることもできるでしょう。
予算が気になるという人はそのようなリーズナブルな学校を探してみるのも1つの手段です。
ぜひせっかくの留学を活かして、人生に二度もない経験をたくさん積んできてくださいね。