留学先として根強い人気をもつニュージーランド。オークランド、ウェリントンなどの都市が有名かと思いますが、ネルソンという都市をご存知でしょうか。ネルソンはオークランドから飛行機で1時間20分ほどの距離にあるのどかな都市で、ニュージーランドにある行政区の中で最も小さな地域。
地元ではリタイアしたら住みたいとされる人気のエリアです。ですが、留学先としては穴場と言えるのではないでしょうか。今回はそんなネルソンの魅力にせまりたいと思います。
ネルソンはどんなところ?(概要・人種・生活・治安)
ネルソン概要
ネルソンはニュージーランド南島の北部に位置するのんびりとした雰囲気の町。芸術家が多いことから「芸術家の町」と呼ばれていたり、年間を通じて晴れの日が多いことから「サニーネルソン」と呼ばれていたりと、そのネーミングからのどかな雰囲気が伝わってくるかと思います。
市内にはアートな雰囲気があふれ街歩きが楽しめますし、青く透き通ったきれいな海もあり、アクティビティが充実しています。近郊にはエイベルタズマン国立公園やゴールデンベイ、ワイナリー巡りが楽しめるブレナムなどがあります。
ちなみに、京都府宮津市の姉妹都市となっています。
人種・生活
マオリ系、ヨーロッパ系、ポリネシア系、アジア系など、多種多様な民族が暮らすニュージーランド。ネルソンでも基本的な構成は変わりません。
もともと先住民としてマオリ族が住んでいましたが、1800年代初頭にヨーロッパ人が入植をし始め、マオリ族の女性と結婚するヨーロッパ人が増えていった結果次第に人口と定住者が増加し、さまざまに混血をしてきた結果、現在は多民族が暮らしています。
ネルソンの気候は温暖で晴れの日が多く、非常に過ごしやすいです。また小さな町なのでメインストリートに店が集まっており、ほとんど徒歩でできるのも特徴でしょう。生活のために必要最低限の環境で暮らしやすく、大都会で人にもまれるのが苦手な人には大いに向いている町かもしれません。
治安について
ネルソンはニュージーランドにおける田舎と考えてよいです。町の中心地はメインストリートで、とりたてて危険な地域があるというわけでもありません。ナイトクラブも少なく、警察の巡回も比較的多く行われています。この点は大都市で人口も多いオークランドなどと比較すると、良い点と言えるでしょう。
しかし国外であることには変わりないので、夜の一人歩きは出来るだけ避けるようにし、荷物は自分の身から離さないようにするなど、油断はしないように気を付けましょう。
写真で見るネルソンの魅力
芸術家の町ネルソン
ネルソンでは歴史的な建造物や芸術作品が町のいたるところに見られ、どことなくアートな雰囲気が漂っています。映画「ロード・オブ・ザ・リング」の指輪もネルソンにあるイェンツ・ハンセンという工房で作られたとのこと。市街地には工房やアクセサリー屋さん、ギャラリーなどが多くあり、「芸術家の町」と呼ばれる所以がわかります。
サタデーマーケット
ネルソンでは朝のマーケットが多く開かれています。最も規模が大きいものが、土曜の朝に開催される名物のマーケット。手作りのアクセサリーや木工品、手編みのセーターや小物、さまざまなアートなどがメインストリート近くのパーキングに並び、見ているだけでも楽しめます! 食べ物の屋台も充実しているので、地元ミュージシャンの演奏を聞きながら美味しい朝食を楽しむことができます。
ニュージーランドの中心点
ネルソンは、地理上でニュージーランドの中心です。中心点があるのはネルソン市街地の東側に位置するブランフォード森林公園内。小高い丘を20分程度登った頂上にモニュメントが立っています。中心点の周囲は展望台になっていて、市街地や海を見渡す景色は爽快です。
エイベルタズマン国立公園
1642年にニュージーランドを「発見」したオランダ人の航海家エイベル・タスマンにちなんで名づけられた国立公園。国内の国立公園の規模としては最小ですが、その自然の美しさには目を見張るものがあります。アクティビティもトレッキングや、美しい海でヨット、ボート、カヤックを楽しむことができます。
ちなみに国立公園内には狩猟できる場所があり、免許保有者は鹿、豚、ヤギを狩猟することもできます。
ワイナリー
ネルソンの創造性あふれる文化はワイン造りにも表れています。日当たりの良さと温暖な海洋性気候に恵まれた美しい渓谷では、国内でもひときわフレッシュで風味豊かなソーヴィニヨン・ブランとシャルドネ、しなやかながら力のあるピノ・ノワールが育てられています。
ネルソンがおすすめなポイント
そんな魅力あふれるネルソンでの留学は、どのような点でおすすめなのでしょうか?以下にまとめました!
豊かな自然と温暖な気候
ネルソンはその自然の豊かさと比較的温暖な気候から、一年を通してゆったりと快適に過ごすことができます。
留学は観光旅行ではないので、滞在の期間の長短にかかわらず勉強する環境がとても大事になることは想像がつくかと思います。
この点、ネルソンは留学生にとって誘惑が多すぎる都会でもなく、物資が足りない田舎でもなく、環境が整っていて勉強にはもってこいだと言えます。
豊富なアクティビティと地元住民との触れ合い
ネルソンはその豊かな自然からも分かるように、授業外でのアクティビティが豊富です。つまり学校の外での現地の人々との触れ合いの機会が多いということ。ただ学校に通うだけでは、他国からの留学生と話すことはあっても地元住民と話すことは少ないのが現実です。アクティビティは大自然の中で行うカヤックやトレッキング、セーリングなど。日本では得られない素晴らしい経験となること間違いなしです。
日本人の数が少ないこと
留学するにあたっては、日本人がどれくらいいるかも気になる点ではないでしょうか。
実はネルソンは日本人にとってはまだ人気の高い地域ではなく、日本人留学生の数はニュージーランドの他の都市に比べて少ないです。
その為、英語の使用頻度はオークランドなどの人気都市に比べて圧倒的に増えることになります。それはつまり、英語の上達スピードが速いとも言えます。留学したからには、日本人と日本語ばかり話して過ごすのは避けたいですよね。
このようにネルソンでは勉強するのに素晴らしい環境で、自然と触れ合いながら英語を学習することができます!
ネルソンにあるおすすめの語学学校?
以下ではネルソンの人気の語学学校をご紹介します。学校選びの際にぜひ参考にしてみてください。
Nelson English Centre
Nelson English Centre
Nelson English Center(NEC)の特徴は、生徒同士あるいは生徒と講師の間で信頼関係を築くことが出来る点です。
授業では講師は生徒の発言を積極的に促してくれるので、日本人が最も苦手としがちなスピーキングも、日々の授業の中で日々成長することが可能です。授業は少人数制。講師が一人一人のスキルをチェックしてくれて、生徒は毎日講師とコミュニケーションをとることで多くのアドバイスが受けられます。立地もよく、近くにはカフェやレストラン、売店が並んでいます。
また放課後のアクティビティも充実していて、他の国からの留学生とも友達が作りやすい環境になっています。日本人スタッフも常駐しているため、もしもの時も安心です。
まとめ
いかがでしたか?まだまだ日本では留学先として知られていないネルソンですが、その魅力を理解していただけたら幸いです。留学をするのに適した環境がそろっている自然豊かなネルソンを、ぜひ留学先の候補として考えてみてはいかがでしょうか。