高校卒業後は海外の大学へ?【国別の特徴・必要な学力・費用の解説】

高校卒業後は海外の大学へ?【国別の特徴・必要な学力・費用の解説】

高校を卒業したら日本の大学を目指す。今まではそれが普通のことでしたが、近年は学生の視野が海外へと向けられ、たくましい足取りで海外の大学に留学する若者も増えてきています。

留学の目的は本当に人それぞれ。100人いれば100人とも違います。どの国が自分にピッタリ合うのか、大学の強みや費用などを考えてじっくり決めていきたいですよね。

そこで今回のテーマは海外の大学について。アメリカ、カナダ、イギリスなど留学人気国の教育制度や留学費用などを中心にご紹介します。どこの国の大学に行こうかな?と思っている方の参考になればと思います。

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1.日本の大学ではなく海外の大学を選ぶ理由

日本の大学ではなく海外の大学を選ぶ理由

前述したように最近は高校を卒業してから海外の大学を選ぶ人が増えてきています。

一体なぜでしょうか?4つのメリットを挙げてみました。

1.海外で活躍出来るチャンスが開く

日本で一流大学を卒業したからって英語のぺらぺらになるとは限りません。日本では逆に、英語が全く話せない人が圧倒的に目立つような気もします。

海外の大学では英語力はもちろん、多種多様な民族と触れ合うこと様々な事が学べます。この海外大学生活を通じて、国際的な視野を養うことで海外で活躍できる土台を作る人が多いと言えるでしょう。

また、海外大学で学んだ留学生のみを対象とした就職イベント「ボストンキャリアフォーラム」に参加できるのも魅力ですね。

【参考】ボストンキャリアフォーラムを徹底解説>>

2.入学しやすい

「海外の大学は入りやすく出にくい」なんて言葉があります。

トップ大学は除けばこれは本当です。国にもよりますが、海外の大学は日本のような入学試験がなく、入りやすいと言えるでしょう。

入学要件は以下の通り。

    ・英能力
    ・最終学歴の成績証明書・卒業証明書
    ・エッセイや推薦状
    ※一部の大学ではインタビュー有り

のみです。入学への幅が広い分だけチャンスと可能性が広がってくると言えます。

日本の大学も、今では得意分野を生かした特待生制度やオンライン入試などがありますが、まだまだ「受験地獄」というイメージが有りますよね。

たった一回の試験で失敗してしまえば、即浪人。海外の大学は条件さえクリアしていれば自分と合う大学がきっと見つかるでしょう。

実力がつく

海外の大学は入ってからがきつい!

レポートやエッセイ、読むべき文献も半端な数ではありません。単位を落としたくないので、みなさん必至です!でも、だからこそ入学してから努力する、学習する事が当たり前になります。

学部や大学を変更できる

国にもよりますが、自分が想像した学部がやっぱり肌に合わなかった場合も、途中で学部の変更ができるのも魅力です。

ダブルメジャーや転籍、編入など入学した後でも興味に合わせて学ぶ分野を増やしたり、変えたりしながら学んでいきましょう。

2.国別で見る大学の特徴

国別で見る大学の特徴

国ごとに教育システムは異なります。カレッジのこと、卒業所要年数、費用、応募条件などをまとめてみました。※年間総合費用は学費と生活費を意味しています。

アメリカ

アメリカ

    TOEFL iBTは61以上、
    年間総合費用は400万円~600万円が目安

アメリカには4年制の総合大学、2年生のコミュニティカレッジ、リベラルアーツカレッジなど、4400校を超える大学があります。

4年制の総合大学では整った施設で日本では専攻できないような特殊な分野が学べたり、2つの専攻が同時に学べるダブルメジャー制度、そして日本の短大や大学から4年制の総合大学へ進学できる編入制度があります。

アメリカの大学の特徴はフレキシブルな教育制度とあらゆる学生のニーズに合ったカリキュラムが選択できることでしょう。

専門単科大学に分類される美術大学や音楽大学への進学も人気があります。

全体的に設備の整った大学が多いですが、特にIT系や医療系大学では最新の設備を駆使したところが目立ちます。

カナダ

カナダ

    TOEFLはiBT80以上とハードルはやや高め
    年間総費用は250万~350万円が目安です

世界でも屈指の教育水準の高さを誇るのがカナダです。90を超える大学はほとんどが公立で隣国であるアメリカに比べて費用を安く抑えることができるのが特徴です。

4年制の総合大学、そして職業訓練コースと編入コースがある2年生のコミュニティカレッジがあり、どの大学も学業レベルでの差はさほどありりません。治安が良い上、綺麗な英語を話すことで定評のあるカナダの人気は増すばかりです。

イギリス

イギリス

    IELTSは6.0以上
    年間総合費用は300万円~400万円が目安

歴史と伝統を誇るイギリスでは本格的なクイーンズイングリッシュを学ぶことができます。

留学生受け入れの歴史も長く、サポートや支援プログラムも充実しています。イギリスには現在100の大学が存在し、1校を除くすべてが国立大学です。一年のファウンデーションコースを受講し、アカデミック・スキルを習得した後、大学に入学するケースがほとんどです。大学での卒業必要年数は3年です。

イギリスはオックスフォード大学やケンブリッジ大学など世界トップクラスの大学がいくつもあり、ヨーロッパ文化に興味のある人にはおすすめです。

オーストラリア

オーストラリア

    IELTSは6.0以上、TOEFLiBTは80以上
    年間総合費用は300万円~400万円

オーストラリアには世界大学ランキングで100位以内に入る大学が多く、特異な専門分野をはじめ質の高い授業がどの専門分野でも期待できるのが魅力です。

イギリス同様、大学前にファウンデーションコースを一年受講した後、大学へ進学するケースがほとんどですが、大学は3年(学部・学科によっては2年)で卒業が可能。

日本の大学に在籍している学生は認定留学制度のある大学で取得した単位を互換することもできます。TAFEという州立の職業訓練学校から大学へ編入できるパスウェイ制度があるため、いきなり大学への入学は厳しいという人にも、無駄な年数を経ることなく大学2年次に編編入できます。

留学生にとって門戸が広く開いているのが最大の特徴でしょう。

ニュージーランド

ニュージーランド

    IELTSは6.0以上、TOEFLiBTは80以上
    年間総合費用は250万円~300万円です

ニュージーランドの教育制度はオーストラリアとほとんど同じですが、費用的に安いのが特徴です。

総合大学が8校のみと日本に比べて大学の数が少ないように感じますが、政府が打ち出した「少数精鋭で各大学のクオリティーを一定に保つ」という指針に従って、現在も世界レベルの高水準教育を展開しています。

自然が豊かなので、おおらかな環境の中でしっかり学士号を取得したい人におすすめで、経営学やビジネス系の学部が強いことで定評があります。自然を利用したアクティビティーを楽しみたいならニュージーランドは一押しです。

アイルランド

アイルランド

    入学に必要な英語能力はTOEFL80以上、IELTS6.5以上
    年間総合費用は医学部を除いて一般学部で200万円~300万円

アイルランドは英語圏への留学先として人気のある国です。アジア諸国に比べ、ヨーロッパ諸国からの留学生が多く、国立や州立大学で質の高い教育を受けることができます。

高い語学能力を必須とするため、語学学校での英語講習や一年のファウンデーションコースが必要な場合がほとんどです。アイルランドは医学分野でも世界的に有名な大学が多いのが特徴です。

フランス

フランス

    フランス語力、DELF B2、DALF、またはTEF14点以上
    年間総合費用は200万円~400万円

日本と同様、学歴社会であるフランスだけあり、大学・大学院卒業を目指す学生はとても多いです。

フランスの大学に留学を希望している人は大学入学共通試験にパスし、志望大学で要求されるフランス語能力を有することが必須になります。

80以上の大学がありますが、国立の場合は学費はほとんど無料、私立の場合は高額になるケースがあるので確認をしておきましょう。短期留学ではソムリエ留学が大人気です。

ドイツ

ドイツ

    ドイツ語、英語
    年間総合費用は120万円~400万円が目安

音楽留学や専門的な技術を磨くための留学(マイスター制度がありますね)で選ばれることの多いドイツ。

国立大学は学費が無料、もしくは定額ですが、私立大学の場合は費用がかかるので確認が必要です。

ドイツには伝統と格式の高い大学が多く、80名以上のノーベル賞受賞者を輩出しています。

研究と学業に専念できる環境と教育システムが構築されている証でもありますね。ドイツの大学へ入学するには英語能力の証明のほか、日本でドイツ語統一試験・テストダフでハイスコアをマークすることが必須です。

大学の種類は4年制の総合大学、専門大学、芸術大学、映像大学、音楽大学などの他、プロテスタント教会が運営する大学も存在します。

イタリア

イタリア

    年間総合費用は150万円~400万円が目安

芸術と食の都イタリア。世界のファッションの中心地であり、世界遺産が最も多い国としても知られています。ヨーロッパ最古といわれるボローニャ大学をはじめ、歴史の深い有名大学は数え切れません。

一般的なイタリアの大学は費用が安く、低予算で質の高い授業が受けられるのが特徴。音楽大学への留学がもっとも盛んですが、ピアノ、フルート、バイオリンなどの器楽からオペラ、テノールなどの声楽までバラエティ豊かなジャンルが揃っています。

短期留学ではパティシエやシェフコース、ジュエリーやファッションデザインのコースが根強い人気です。

中国

中国

    年間平均費用は100万円~250万円です。
    語学力は文科系でHSK5級以上/旧HSK中等C級(6級)、理工系でHSK4級以上/旧HSK初等C級(3級)

経済成長が著しい中国。国際化の影響で英語のほか、中国語にもチャレンジしたいという人に人気のある留学国です。

総合大学はおよそ1,200校。北京大学をはじめ、吉林大学、雲南大学、海南大学、北京語言大学など有名大学も多く、アジア諸国のみならず欧米諸国からも多くの留学生が訪れています。

場所にもよりますが、一般的に中国は物価が安いため、学費や生活費が安く抑えられる利点があります。

卒業必要年数は日本同じく4年です。応募資格は大学によって異なりますが、書類選考の他、各大学が行う入学試験にパスすることが条件になることがあります。

まとめ

海外の大学について詳しい情報を知りたい方は、まずはセミナーなどに参加されるのがよいです。異国で長いこと住む訳ですから、事前の情報収集が大切です。

海外の大学を扱う留学エージェントはいくつかありますが、英語圏への留学であれば私は留学情報館さんをお勧めしています。大学にもよりますが、出願サポートが無料ですし、合格保証制度があるというのも魅力です。リンク貼っておきます。

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