「国が行っている留学支援や奨学金制度ってどんなものがあるのだろう」
「もし、あれば利用したい」
留学にはある程度の費用がかかってきます。海外の大学や大学院に入学を希望している人なら、長期滞在になるため、費用はもっとかさんできますよね。それでも、夢はあきらめたくない!あきらめる必要はないんですよ。
今回は留学を希望する人へ、国が行っている留学支援についてご紹介します。支援を受けるのは、留学を志す人たちに与えられた権利でもありますよね。自分の留学パターンの対象になっていればチャレンジする価値は大いにあると思います!
1.もっとインターナショナルに!国が本腰を入れて留学生を支援
目指せ国際人!日本も世界に少しずつ近づき始めています。国が本気で留学生をバックアップしているのは、多くの日本人に国際的なフィールドで活躍してほしいと願うからです。
日本が乗り出す国際化計画
グローバリゼ-ションの急速化は日本にある決意をもたらしました。それは日本の「国際化計画」です。日本は一言語、一文化、一人種(今はかなり変わりましたが)を守る単一国家として知られます。しかし、世界に誇る先端の科学技術を生み出す力はあるものの、「日本人ばかり」の環境で生活をしているため、その国際舞台で必要な「英語力」の必要性に気付きにくいと言われています。
現在は小学校から外国語教育が取り入れられ、中学、高校と英語の勉強をタップリしていきますが、日本にいると英語を話すチャンスがどうしてもないため、スピーキング能力が育ちにくいようです。東京オリンピック開催年を一つの目安に、日本の国際化に貢献していこう、海外留学支援をしていこう、という国家プロジェクトが進行中なのです。
2.国がバックアップ!利用できる留学への支援制度
早速、国が行う支援制度をご紹介しましょう。
トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラムとは
国が行う留学への支援制度で最も知名度が高いのが「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」です。このプログラムは2014年に始まった官民協働で留学支援をする制度です。
大学全国コース、大学オープンコース、地域人材コース、高校生人材コースがあり、海外に日本代表の派遣留学生としてディスパッチする計画になっています。派遣留学生は現地の支援企業とタッグを組み、グローバル人材のコミュニティを形成していきます。そして、世界を視野に、国際舞台で積極的に活躍することができるように、自身を成長させていくのです。
もちろん帰国してからは派遣留学生として学んだ知識や体験をもとに、日本の留学への意識や機運を高めることに貢献してもらえるのが、この支援の目的の1つでもあります。自身が経験した海外の魅力を臨場感を持って日本国内へ広めていくことが期待されているんですね。留学国はアメリカ、イギリス、イタリア、オーストラリア、ニュージーランド、フィンランドになります。
募集要項や応募期間、必要書類や留学提出書については詳しく知りたい方は、下記サイトをご参照下さい。先輩たちの興味深い体験談も掲載されていますので、参考にしてみて下さい。
トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム 公式サイト
独立行政法人日本学生支援機構「JASSO」
独立行政法人日本学生支援機構「JASSO」は文部科学省による長期海外留学支援制度を実施している団体です。日本の留学生を支援するための機関として、主に学費の貸与、留学生の交流促進、学生支援のサポートなどを総合的な留学生のサポート事業をおこなっています。
高額な費用を必要とする海外の大学や大学院へ入学を希望する人は月々一定の額で、有利子ですが、貸与制度が利用できます。大学の場合は月額3万円、5万円、8万円、10万円、12万円。大学院の場合は月額5万円、8万円、10万円、13万円、15万円の金額から選ぶことができます。
支援内容の詳細を知りたい方は下記サイトをご参照下さい。留学過程(大学や大学院)国や地域、専攻分野を入力して簡単に受けられる奨学金や支援が検索できます。とても便利なので活用してみて下さいね。
独立行政法人日本学生支援機構「JASSO」 公式サイト
奨学金検索はこちら
奨学金や支援の具体例
- インド政府奨学金
- インドネシア政府奨学金(ダルマシスワ奨学金)
- 大韓民国政府奨学金(大学院)
- アジア次世代指導者奨学金プログラム
- 台湾奨学金
- 中国政府奨学金
- オーストラリア・エンデバー奨学金
- 日本スコットランド交流協会奨学金
- BCJA英国留学奨学金
- アメリカ・アイオワ州派遣留学生
- アメリカ・フルブライト奨学金 等
その他、国や地方自治体、大学の同窓会などが主催する奨学金や留学支援制度やプログラムは190を超えます。どの国へ留学を希望しても、大小さまざまな支援活動を行っています。自分にあっ支援制度をぜひ見つけてください!