留学で体験したこと、留学して良かったこと、悪かったことなど留学情報館を使って留学をした方に個別インタビューを行いました。インタビューにご協力いただける方はコチラからお問い合わせ又は担当カウンセラーへご一報ください。

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留学は「開拓すること」だと思います

 

西澤快さん(2018/02/13~約3ヵ月)


EC English/0円プログラム
3ヶ月の研修期間を経て現地の企業で就労。

EC English

インタビュー

語学留学

カナダ

留学中に大変だったことは何ですか?

私が、最も苦労したことは「希望していた職に就くこと」でした。
バンクーバーにはブリュワリー(ビールの醸造所)が大小含め20~30近くあり、ほとんどのブリュワリーにそこで作られたビールをフレッシュに飲むことができるパブが隣接されており、サーバーとしての働き口を探していました。
結果、2か月間仕事探しで1つも引っかかる働き口がなかったので、断念し、違う職種を探し始めました。
振り返ってみると、「全体としてブリュワリーでのアジア人の従業員が少ない」ことや「ブリュワリーで働いている友人を探して、紹介してもらう」など、もっと働きたい職業に対しての研究を行えばよかったなと思いますが、非常に苦労したとともに、良い思い出です。

留学中よかったことは何ですか?

私の場合、3ヶ月の語学学校での勉強の後、バンクーバーが拠点の現地ツアー会社で3ヶ月のインターンシップを行っていました。
そこで経験したことの中から2つほど取り上げたいと思います。

1つ目は、「海外でのオフィス経験」を積めたことです。当たり前のように話ですが、オフィスでの共通語は「英語」で、オフィスの雰囲気もカナダらしくカジュアルな雰囲気でした。また、お客さんとの会話も英語がベースでした。しかし、「日本人としての良さも出せた」と感じたのが、日本人のお客様からのお問い合わせで「日本人のスタッフとツアーの内容についてのやり取りがしたい」という用件のメールをいただいた時でした。英語のツアー内容、ツアー参加にあたっての注意点や規約などを日本人の方々に理解してもらうように「架け橋」になることができたのも非常に印象的なバンクーバーでのひと時でした。

2つ目は、「多国籍な交流」です。カナダ自体が移民の国であるため、どの国籍・人種の人に対しても非常にオープンであると思います。
そのため、私がインターンをしていた際にイングランド・フランス・スペイン・ドイツ・デンマーク・カナダ・ブラジル・韓国・中国の方々とともに働いていました。
また、私のインターンをしていた会社は語学学校やカレッジの生徒さんがメインのお客さんなので、触れ合うお客さんもオフィス以上に国籍豊かで、様々な文化交流を経験することができました。

留学に行って初めて知ったこと

一番大きく感じたことは、「自分がどういう人か」を知ることができたということです
留学前に海外でのバックパックの経験などはありましたが、1年という長期間の海外生活は初めてでした。バックパックのように旅行者気分で過ごせるほど海外の生活は楽ではなかったです。主に英語面、自分の文化や生活から海外文化に本当の意味で「適応」するには非常に時間がかかるということを体感することができたり、逆に自分の性格面や海外のコミュニケーションの取り方や飲みの席でのノリなどに関してはすんなり馴染めたりなど、「自分はうまく生活できているようで、できていないなー」と思ったり、その逆を思ったりと、「自分」を少しでも知るきっかけになったことが大きいです。

ぶっちゃけどうだった

正直、後悔も残る留学になったかと思います。自分の本当にやりたかったブリュワリーでの仕事や自分が思っていた英語のレベルに到達していないんじゃないかという点など、悔やむポイントは少なくないと思います。しかし、カナダに1年間いることができたことや帰国してもつながりのある仲間と会えたことなど、「あの時間にしかできなかった」かけがえのない経験ができたことは本当に誇らしいことです。私が以前書いた記事の中でインタビューさせていただいた方の「留学自体を後悔した人はいない」という言葉が、留学を終えた今、さらに胸に響く言葉になっています。

あなたにとって留学とは?

私にとっての留学は「開拓すること」だと思います。
留学をする中で「新しい自分」、「仲間との出会いや人とのつながり」、「新たな興味関心」など、新しく知覚することが非常に多いと思います。
私もインターン中に参加したツアーで出会ったツアーガイドの方のおかげで、ウクレレを始めたりなど、いろいろな出会いがあると思います。(笑)

もちろん楽しい経験だけができればそれは幸せなことだと思います。しかし、私は出会い1つ1つがすべて良いものだとは思わないです。私の場合は自分の嫌なところも数えられないほど見つかり、自己嫌悪にもなることもありましたが、それも無事に帰ってくることができた今となれば、すべてが非常に良い経験で笑い話だと思います。

「そんな振り幅のある経験」を開拓することができた「留学」は、今後の人生に大きく役に立つでしょうし、どこかで私の人生のヒントになってくれると思います。
それらの経験をさせてもらうチャンスをくれた両親、支えてくれた仲間、留学情報館のスタッフの皆様に感謝をするとともに、必ずこれらの経験を基に恩返しができればと思います。