（留学後のメールより）
メールの返信ありがとうございます。早速留学先の学校とホストファミリーについて感想を書かせて頂きます。

まずユーロセンターですが、大変満足できました。先生方は皆親切で、接しやすく、良い人たちでした。授業は文法を主体とした授業、ビデオや音楽、テキストを用いそれに応じた会話の授業、ディクテの授業とフランス語上達に欠かせない要素で時間割構成されていました。先生方はクラスにいるすべての生徒に発言する機会を与えてくださり、内気で自ら発言することに抵抗がある日本人にも非常によい環境なのではと感じました。 （私はもともと内気ではなく沢山発言していたのですが。。）

宿題の有無は先生や日によりますが、自分で書いてきた作文等はいつでも添削してくださいました。休み時間が２０分間と多めに確保されているため休憩時間に外国人と会話をする時間も十分にありました。食堂も学校から２分ほどの所にあり、2.80ユーロで昼食をとることができます。またパリを観光したいとき、お料理教室や銀行を探していたとき、レセプションの方はいつでも適切な情報を与えてくださいました。パソコンは日本語がうてないので不便ではありましたがいつでも利用は可能でした。

初日はクラス分けのため文法の試験と簡単なフランス語での質問をされました。しかし結局最初に入ったクラスにレベルが合わず、私は自分が納得いくクラスに入るまで三回ほどクラス替えを行い落ち着くまでに一週間かかりました。しかし先生方はクラス替えにも親身になってくださり、非常によく対応してくださいました。

私はユーロセンターは本当に良い学校だと感じ、またユーロセンターに戻りたいとさえ感じています。でも語学学校の良し悪しはもちろん人によると思います。

私が入ったときには日本人は他に一人しかいなくて、彼女は私より先に帰国しました。そのあとにまた日本人の女の子が入ってきたのですが、彼女は大学でフランス語を二年間勉強したとはいえ入門クラスに在籍していました。彼女は初日から先生方の言っていることが分からず泣きじゃくっていたため、先生方も困り、私は通訳を頼まれました。彼女は先生もあまり好きではないといっていました。彼女もクラス替えを望みましたが入門クラスは一つしかなく結局不可能でした。午後までとっていた授業をやめたいとさえ言い出したため、先生方は、午後の授業をやめたときに発生する差額で個人授業をすることを提案してくださいました。（結局差額が少なく無理だったのですが）

ここで言える事は、先生方が常に生徒のことを考えて親身に対応してくださるということと、季節によっては非常に日本人が少ないため、あまり言葉が出来ない人にとって精神的支えになる日本人がいない環境に身をおくのは非常に辛く、フランス語上達の妨げにさえなり得るということです。

結局留学はフランス語か英語でコミニュケーションがとれる人はどんな環境に入っても適当に楽しむことは可能で、コミニュケーションが取れない人にとっては苦境以外のなにものでもないのです。

ホストファミリーですが、こちらも大変満足できました。私がお邪魔したm.Denant宅は部屋にお風呂とお手洗いも着いていたためまるで寮のようでした。他人のお宅にお邪魔するため帰宅時間が遅くなってはいけないとか夕食はお家で頂かなければいけないとか、気になっていたことはいくつかあったのですが、帰宅時間も夕食に関しても電話や会話できちんと意思を伝えればなんとでもなりました。思っている以上に干渉がなく非常に楽でした。

私は今回で留学は二回目だったのですが、内気で外国人に馴染めず、言いたいことも言えない日本人を見て、留学する前に最低でも自分の意思を伝えられるようになっておくことが語学のさらなる上達へ繋がると同時に留学の最低条件だと感じ、様々な事を考えたので余計なことまで？長々とメールを書かせていただきましたが、今後はじめて留学する方々の参考になればなと思います。

下手な文章を読んで頂きありがとうございました。。また何かありましたらメールください。今回の留学は本当に思い出したら涙が出るほど満足のいくものとなったので細井さんにも大変感謝しております。

そして今後もお世話になりますがよろしくお願いいたします。