（留学後のメールより）
本日、帰国しました。
ボルドーでの１週間は本当に充実した楽しいものでした。初めてのホームステイ、語学研修で最初は少し不安でしたが、ステイ先の家族はとても親切で、夕食後はいつも話につきあってくださって快適な滞在でした。フランス語の授業もワインの授業もとても興味深く、おもしろいものでした。

BLSのワインコースは、午前中は通常のフランス語のみのコースの人たちと一緒にフランス語の授業を受け、午後は別の学校（L'ECOLE DU BORDEAUX）に場所を移し、ワインの授業を受けます。

最初の３日間は、ボルドーワインについて、ぶどうの種類、製造工程、地域、格付け等基本的な知識の講義を受け、毎回３～４種類のワインを試飲（デギュスタシオン）し、色、香り、味等をみるテクニックについて学びます。授業はもちろんフランス語で行われ、 部分的に英語でも説明してもらえます。（どこかのＨＰでフランス語のレベルは問わないと書かれていましたが、やはり全くフランス語がわからないのは辛いと思います。）

この講義の中で、ボルドーワインで主に使われる４種類のぶどうについて、それぞれで作られたワインを試飲し、その後自分で好きなようにブレンドしみんなの前で発表するというものがあったのですが、ブレンドの割合によって香りや味わいがかなり変わるということがわかり、とてもおもしろかったです。

後半の２日は、メドックとサンテミリオンのシャトーめぐりです。実際に中に入ることができるのは、メドック１つ、サンテミリオン２つでしたが、有名なシャトー（ほとんどがワインのラベルの絵と同じ）が次々と目の前に現れ、興奮！時々止めてもらっては、写真を撮ったり、ぶどうを味見させてもらったりして楽しかったです。

先生もとても親切で、熱心に教えてくださいました。デギュスタシオンの後必ずコメントを求められ、「もっと表現しなさい」と言われます。香りは特に記憶ものなので、自分が匂ったことのない香りは分からず、ワインの中からその香りを見つけだすことは難しいのですが、最後の方では、みんなかなり表現できるようになっていました。

１週間、授業づくめになりましたが、ボルドーでしかできない体験でしたし、とても興味深く、有意義な時間を過ごすことができました。ほとんど丸１日授業という形になってしまって、町中の観光もできなかったのがちょっと心残りですが、また今度は観光でいきたいと思います。１週間なんて短すぎて、あまり行っても意味がないかとか知らない人のお家に泊まるなんて疲れに行くだけじゃないかとかも思っていましたが、思い切って行って本当によかったです。いろいろお世話になり、本当にありがとうございました。