（留学後のメールより）
４-５月のモンペリエ留学では大変お世話になりました。留学期間終了後、ヨーロッパ旅行を経て先月末に無事に帰ってきました。早くお礼とご報告をしようと思いつつ、雑事に追われこんなに遅くなってしまいました。

アクサンフランセは、とってもいい学校でした。入ったクラスは、４月最初のクラス分けで、学校内で一番初歩向けのクラスでした。しかし、まったくの入門科ではなかったです。日本の語学学校で言うと、初級科にあたるレベルだと思いました。人数は７人ほどで、国籍はイギリス、アイスランド、ブラジルなどなどバラエティに富んでいました。このうち３～４人が長期留学の生徒で、長く一緒に過ごすことができました。日本人は私の他にもう一人女の子がいました。皆同じくらいのレベルだったので不都合はなかったのですが、途中で１週間だけの留学の入門科レベルの生徒さんが、適当なクラスがなくて無理矢理このクラスに入れられてかわいそうでした）４月中は町中でもあまり日本人の姿は見ませんでしたが、 ５月に入るととたんにぐっと増え、新しくできた入門科クラスは一人を除いて全員が日本人だったみたいです。授業の方も、月末にテストがあったり、エクスポーゼがあったりと、メリハリあり緊張感ありで、退屈することなく過ごせました。担当はエバ、ヴァレリー、ドロテ　という３人の先生でした。ドロテ先生は途中から担当になったのですが、しゃべりが早くて愛想がなくクラスの生徒からあまり評判がよくなかったです。もう一人の日本人の子は、ドロテ先生の対応に怒ってしまい、途中で退席してしまったりと、ちょっとした騒ぎになりました。彼女の授業になるとサボる生徒が多く、出席者が２人とか３人の時もありましたが、そんな時に映画や文学の話などをじっくりする機会があり、物知りで面白い先生だなという発見もありました。たしかにちょっとコワイ先生だったけど、 それも個性だと思うと楽しかったです。しかし、生徒間では「先生にわかりづらいと言った方がいいんじゃないか」とか「いや言ってもムダじゃないか」とか物議になりました。結局、誰も何も言えなかったのですが、言うとしたらどう言うべきだったのか、難しい問題です。

他２人の先生たちは、笑わせ上手でノリがよく、フランス語学習のツボを押さえた授業運びで楽しく「さすがプロだなあ」と感心させられました。この学校は、街の中心から近く、２件隣に日本語の使えるインターネットカフェもあり、学校の雰囲気もいいのでおすすめです。

滞在家庭の方は、マダムとムッシュ、それに６才と１８才の娘２人と猫がいる家庭でした。常に留学生が２～３人いて、皆個室を使っており、家族の人たちは４人同じ部屋に縮こまって寝ていたのでちょっとびっくりしましたが、皆おおらかで、細かいことは気にしないタイプの楽しい人たちでした。
６才の子と毎晩遊んでいたおかげで、ずいぶん言葉の勉強にもなりました。途中ご連絡したように「ガラス窓事件」もありましたが、最終的には後味よく、気分よく過ごせました。

滞在中、いろんなところを旅行しましたが、比べるとモンペリエは、特に個性的な街ではないのですが、治安もよく、街の人たちも留学生慣れしているのか、際立って親切な人が多く、フランス語の初心者にとっては安心して過ごせるいい街だと思いました。たった２ヶ月でしたが、思ってた以上に言葉が上達したような気がします。もうちょっといたかったなーーーと思いますが。。。
また機会をみつけてぜひ留学したいと思います。以上、思いつくままに長々書きましたが、これから留学を検討されている方に何か参考になれば幸いです。最後に、いろいろとサポートしていただき本当にありがとうございました。またいつかフランスへ行く際には、よろしくお願いいたします。暑い日、雨の日が続いてますので、くれぐれもお体に気をつけてください。