EFインターナショナル・ランゲージセンターは、世界116ヵ国(539ロケーション)に広がる一大英語学校です。アメリカには10都市、11ヵ所に学校があります。その歴史は長く、創立は1965年、スウェーデンの学校から始まりました。
今回は、1991年に創立したニューヨーク州にあるニューヨーク校を訪れてみました。
EFインターナショナル・ランゲージセンターの場所
マンハッタンのグランドセントラル駅から電車で約45分、タリータウンというのどかな街に位置します。
EFインターナショナル・ランゲージセンター(ニューヨーク校)の敷地に到着しました。
敷地面積25エーカーの広さを誇るニューヨーク校。なんだか雰囲気がアメリカにある大学のよう…だと思ったら、ここは以前Marymount大学があった敷地だとか(2008年に敷地ごと購入したそうです)。
(*エーカーと言われてなかなかピンときませんが、東京ドームは11.5エーカーとされているので、ドームの2倍以上の広さということになります。とにかく広いです!)
この広大な敷地内に、建物は全部で11棟あります。
敷地内には道路標識も設置されています。
緩やかな坂道を上がって、やっと建物近くまで辿り着きました。オフィスや受付はこの建物の向こう側にあります。
EFインターナショナル・ランゲージセンターを覗いてみよう
オフィスや受付、学生ラウンジなどがある「Rita Hall」。
Rita Hallの受付の様子。
受付の近くには、気軽に使えるコンピューターコーナーがあります。
リタホールにある学生ラウンジの様子。
EFの敷地内はまるで小さな町。ダイニングホールから覗いてみよう
敷地内には、284人収容可能な広いダイニングホール「The Teahouse」も完備しています。
ダイニングホールは朝から夜まで1日中オープンしており、スターバックスコーヒーも入ってます。
ダイニングホールの奥には、夕方以降にオープンするバーエリアも(利用は21歳以上のみ)。
Rita Hallにある売店。
学校のオリジナルグッズも販売されています(まるで大学みたい!)。
Rita Hallには、ビリヤードや卓球、そのほかゲームコーナーもあります。
スポーツジムやフィールドも完備
道路を挟んだ向こう側の建物には、フィットネスセンターも完備されています。
この建物の中に屋内プールや体育館、ジム、ダンススタジオなどがあります。ダンススタジオでは、ヨガやズンバ、サルサなどのレッスンも開講しているそうですよ。
エクササイズマシーンが充実したフィットネスセンター。
バスケットボールやバレーボールができる体育館。
屋内スイミングプールまで!
バレーボールやサッカー、そしてバーベキューなどができる屋外フィールドは、2週間前に完成したばかり。
EFインターナショナル・ランゲージセンターの特徴とは?
EFインターナショナル・ランゲージセンターで10年間、スクールディレクター(学校長)を務めているレイチェル・ダミアニさん。
レイチェルさんに学校の特徴を聞きました。
「歴史が長く、世界中にネットワークがあり、高い質の英語教育に力を入れています。そして豊かな立地も同校の良さです。人口たった11万5000人の治安が良いタリータウンに位置し、学校の敷地内には寮、レストラン、ジム、ランドリーなど必要なものはすべてそろい、この中ですべてが完結できます。とにかく勉強には最適な環境です」
「学校の周辺でも、ハイキングやサイクリングなどさまざまなアクティビティーが楽しめます。学校から15分ほど歩くとレストランやカフェなどもあり、さらにマンハッタンまで電車で45分の距離なので、週末は観光や買い物なども楽しめます」
留学生の比率
EFインターナショナル・ランゲージセンターの学生数は平均7,000人で、夏季は倍以上の16,000人ほどになるそうです。
国籍は40ヵ国以上に及びますが、週によって異なり、取材で訪れた時点では韓国人が一番多く(9.8%)、その次はフランス人(7.8%)、次に日本人、中国人、コロンビア人(共に6.8%)とのこと。
授業やプログラムについて
レイチェルさんによると、同校の授業は一般クラスにあたる「ジェネラル英語」や「大学進学プログラム」などがあるそうです。これらに加えて、ファッションデザインやアート、メディア、コミュニケーションなど専門分野に特化したクラスも追加で受講できるとのこと。
また、夏休みや冬休み期間中は13〜15歳のアーリーティーンたちも受講できるプログラムも開講しており、その頃には留学生の年齢層も一気に幅広くなるそうです。日本人生徒にはあまり馴染みがないかもしれませんが、「オペアトレーニング」も提供しています。
敷地内には1,600人収容可能な寮も完備
学校を決めたら、次に決めなければいけないのは住まいですね。同校では敷地内に寮の建物がたくさんあり、最大1,600人の入居が可能なので、住まいについても心配なさそうです。
また寮以外を希望する生徒には、ホームステイを紹介しているそうです。夏季は特に繁忙期なので、気になる場合は早めに相談してみましょう。
寮に使われている歴史的な建物。
こちらも寮。年齢によって入居できる建物が異なります。
寮内にあるシャワールームも見せてもらいました。掃除が行き届いて清潔です。
教室はどんな感じ?
教室の雰囲気も覗いてみました。
建物が大きいため、教室もとにかくたくさんあり、館内で迷ってしまいそうになります。
クラスの平均人数は15〜16人前後、最大人数は17人だそうです。学生数が平均7000人ですから、それに対応すべく、教師は55人(夏季は85人に増員)ほど働いています。
コンピュータは教室に130台、ラウンジに24台完備されているそうです。(写真はないが、授業で使うタプレットも完備している)
卒業式典や講演などのイベントが行われる講堂もあります。タリータウンの消防士などのイベントにも貸し出されるそうです。
EFインターナショナル・ランゲージセンターの生徒の声(口コミ情報)
実際に、ここに通っている生徒にも話を聞いてみました。
日本からの留学生、コバヤシ・アズサさん
同校に通って8ヵ月になるコバヤシさんは、洋画などが好きな両親の影響で英語を話せるようになりたい思うようになり、高校1年のときにワシントン州にホームステイをしました。そして、本格的に留学を決めこの学校に通い始めました。現在は「大学進学コース」で英語を勉強して5ヵ月になります。
「どこの学校にするかは、自分でパンフレットなどを集めて調べました。ファッションなども勉強ができるこの学校が良さそうだと思い決めました。学校の規模が大きく、いろんな生徒と知り合いになれます」
住まいは、はじめの頃は寮で2人とシェアをしていましたが、現在は学校の紹介でホームステイをしているそうです。
9月からはコミュニティカレッジに進学するそうです。そしてその後については、「将来はファッションの仕事に就きたいので、ニューヨークのFIT大学に入学したいです」と夢を語ってくれました。
フランスからの留学生、キャロリン・ビジューさん
フランスのリール出身のキャロリンさんも同様に、同校に通い始めて9ヵ月になり、現在は「大学進学コース」に通っています。同校について、「先生も生徒もダイバーシティーで、興味深い人が多いのが気に入っています」とのこと。
今後は、「フランスだけではなく、もっと世界のことを知りたい」と言うキャロラインさん。同校でのスクールライフももうすぐ終わり、9月からはサンフランシスコの大学に進学が決まっているそうです。
授業後の課外活動も充実
EFインターナショナル・ランゲージセンターでは、「映画ナイト」や「タレントショー」「カラオケナイト」「ワイン&チーズネットワーキング」「美術館トリップ」など、ほぼ毎日キャンパス内でアクティビティーが行なわれています。
これらのイベントを通して、クラスメートと交流を深められるのはもちろんのこと、ほかのクラスの生徒とも友達になれそうです。
「Academic Year welcome tour」と題して、セントラルパークに行ったときの様子(写真:EFインターナショナル・ランゲージセンター提供)
フィラデルフィアへの週末旅行の様子(写真:EFインターナショナル・ランゲージセンター提供)
最後に、学校が作成した映像を紹介します。
英語取得のためのカリキュラムが充実したEFインターナショナル・ランゲージセンターでなら、充実した留学生活を送れそうです。
以上、 EFインターナショナル・ランゲージセンターのレポートでした。この学校の最大のポイントは、日本をはじめ世界中にネットワークがあり、キャンパスもまるで大学のように設備が整っているということです。困ったことがあれば日本のオフィスに相談もできるのも心強いですね。また、ニューヨーク校は郊外にあるので、平日は治安の良い静かな環境で勉強し、週末にマンハッタンに気軽に遊びに行けるというのも大きなポイントです。