語学学習や関心分野の勉強をしにアメリカへ留学するのはいいけれど、キャリアにつながるのか不安・・・という方はいませんか？
昨今では日本でも即戦力を求める企業が増え、インターンシップやバイトなど、社会での実務経験者を優遇する傾向にあり、新卒採用となる大学生でも、学生時代の経験といえば留学よりもインターン！という人は多くなってきているようです。
かといって海外での生活経験や、英語力がないがしろにされているのかといえばそうでもなく、むしろグローバルな社会に対応できる人材のニーズははまだまだ高まっている様子。
今回はグローバル社会への適応力、そして即戦力も身につけられる、アメリカでのインターンシップについてご紹介していきます。
１． アメリカ留学中のインターンの種類とは？有給インターンと無給インターン
アメリカでのインターンにも、日本と同様に有給インターンと無給インターンが存在し、どちらのタイプでも合法的に外国人である日本人が受けられるインターンシップです。
ただ日本と異なる点として、２つのタイプによってインターンを受けるための条件が違います。まずはこの相違点を見ていきましょう。
有給インターンシップに関して
一つ目の有給インターンですが、こちらは収入が発生するため就労の一部にカウントされ、インターンを受けるためにはJ-1ビザの発行が必要となり、学生ビザやESTAではこちらのインターンは受けることができません。
またJ-1ビザの取得にも条件があり、アメリカ国外での就労経験や大学での専攻など、そもそも社会経験のない大学生には取得の難しいビザになっています。
一方で一般的な社会人にはそこまで難しい条件のビザではなく、有効期間も最大１年半と、かなりの長期間の滞在が可能になるため、いまの仕事を長期間休む、あるいは一旦やめて、修行を積みたいという人には是非ともオススメしたいのがこの有給インターンです。
無給インターンシップに関して
もう一つの選択肢として、無給インターンがあります。こちらは収入が発生しないため、学生ビザやESTAでの参加が可能です。ただ半年や一年といった長期でインターンに参加する場合、ESTAでは期間が足りず、学生ビザの取得が必要になります。
そのためアメリカで無給インターンに参加する場合、語学学校やなんらかの学校に通学する必要があるため、そちらの申し込みも必要になるでしょう。
また、無給インターンでもメトロカードの支給や食事の支給など、金銭の収入はなくても予算内で生活のサポートをしてくれるところもありますので、気になる方はそういった点もチェックしておきましょう。
２． 実体験から解説！アメリカのインターン事情
筆者も1年ほどニューヨークの語学学校へ通い、語学留学をしていたのですが、数ヶ月ほど現地の日系企業でインターンに参加していました。こちらは無給のインターンで、かつ交通費の支給等も皆無でしたが、他の日本人のインターン参加者と知り合えたことが大きかったです。
他の参加者、といっても規模の小さなメディア系の企画だったため、知り合ったのはふたりだけでしたが、二人とも大学生ではなく社会人の方でした。
日本で働いていたものの一旦会社をやめ、キャリアアップのためこちらで学校に通いながらインターンに参加しているそうで、将来的にはライターとしてアメリカで就労ビザを取得したいと言っていました。
実際のところ僕が直接会った人以外にもインターンをしながら現地での就労ビザの獲得を目指している日本人は多いようで、不法に現地でバイトをしながら生活している人も少なくないようです。無論、現地での違法労働がバレれば強制送還、あるいは入国禁止の措置を取られかねません。
そのためよっぽどの理由がない限り、アメリカの方の範囲内でスキルアップを図ることをおすすめします。数ヶ月の無給インターンシップでも十分に経験やスキルにもつながりますし、無理をしてまで長期にわたってアメリカに滞在することはオススメしません。
また現地でも国内でも、そういった留学経験者や海外インターン経験者に向けた就職説明会や紹介サイト、イベントも幾つか設けられているようなので、積極的に活用してみましょう。
３． アメリカ留学中のインターンの探し方
現地でのインターン参加方法にも幾つか種類があります。
方法①：エージェントの紹介
これは後述でもまとめますが、日本国内、現地問わず、インターンを募集している多くの企業が日系のエージェントに仲介を任せ、日本人のインターンシップを募集しているため、最もポピュラーで確実な方法になります。
また、エージェントによって受け入れ企業も審査を受けるため、不当に労働を強いられることもないため、余計な心配をする必要もありません。
ただもちろんですが、エージェントの利用は有料になるため、あまりお金を使いたくない、という人にはオススメできないかもしれません。料金は各エージェントごとに違いますので、実際に確かめてから判断しましょう。
方法②：学校からの紹介
現地の語学学校にはインターンを紹介、あるいは学校そのものがインターンを募集していることもあり、現地で働いてみたくなった人や、将来教育系の仕事をしたいと考えている人は現地の学校で聞いてみると良いかもしれません。
ただこちらも他企業へのインターンの場合、料金が発生する場合がありますので、その点は留意しておきましょう。
方法③：自力で探す
企業によっては自社が直接募集、選考をする、というところも少なくはないため、あらかじめやりたいことや参加したい企業がある場合は、まずはその企業のサイトをチェックしてみましょう。
また、日系の現地掲示板でもインターンを募集していることもあり、そちらも興味がある人はチェックしてみてください。
４． インターンを実現するための独自プログラム
アメリカでも就業体験してみたい！という多くのお客様のご要望に答え、
英語力がなくても企業で研修できるプログラムを作りました！
どの企業もエージェントとしては規模の大きい大手になりますので、是非参考にしてみてくださいね。
