イギリスでの親子留学について【年齢・プラン・費用・ビザの解説】

イギリスでの親子留学について【年齢・プラン・費用・ビザの解説】

英会話スクールに通ったり、小学校で英語を学んだりと、小さい頃から英語に触れる機会が日本でも増えています。英語を聞き取る耳や、ちゃんとした英語の発音を学ばせるなら子どもの頃から慣れさせないといけないし、子どもの可能性を伸ばしてあげたいと思うのが親心ですよね。

日本でネイティブの先生に英語を教わるのもいいですが、せっかくなら思い切って親子でイギリス留学をしてみてはいかがでしょう?親子留学ならご自分の英語もスキルアップのために語学学校に通ってもよし、アロマやフラワーアレンジメントなど趣味のクラスで学ぶのもいいですね。イギリス留学という非日常の時間を親子で過ごせば、親子の絆もさらに強くなるでしょう。

この記事ではそんな親子留学について、おすすめプログラムや留学テクについてご紹介いたします。さあ、本場の英語と多様な文化に触れる旅に親子で出かけましょう!

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1.親子留学ってなに?


「親子留学」は、聞き慣れないワードかもしれませんが、18歳未満のお子さんをお持ちの方にオススメな海外での滞在方法です。基本的に親子留学は、親子で語学などを学習する目的で海外に滞在することです。通常のイギリス旅行だと、中々現地の方と親しくなるチャンスや英語を習得することは難しいですよね。でも、親子留学なら現地の学校やホームステイなどを活用してお子さんはもちろん、親御さんも一緒にスキルアップできちゃうんです。

例えば、お子さんが日中、デイキャンプで地元の子供達と遊んでいる間に、パパさんは語学学校に、ママさんはアロマテラピーのお教室に通うなんてことも可能です。楽しい思い出作りにも、お仕事に使えるスキルアップにも、もってこい。親の背中を見て子供は育つと言いますが、一生懸命に何かに打ち込んでいる親の姿を見て、お子さんのやる気スイッチもバッチリONします!

①何歳からするべき?

オススメは親と少し離れても大丈夫になった4、5歳の未就学児か英語でコミュニケーションが取れるようになっている小学校高学年〜中学生です。

子どもの能力は無限大。プログラム次第で親子留学は何歳でも可能ですが、知らない環境で、耳馴染みのない言葉が飛び交う中、親御さんと離れられないといけないので基本的には4歳以上がオススメです。身振りで「トイレに行きたい」や指差して「ここが痛い」など、必要なことが伝えられれば安心です。

小学校以上のお子さんは学校との兼ね合いもあるので、時間が自由にできなくなるのと、英語で少しコミュニケーションが取れないとお子さん自身がストレスに感じてしまう事もあるので小学校高学年以上か中学生だと楽かもしれないです。中学生以上になれば、学校での英語教育もしっかりしてきて、自分の思いもうまく表現できるようになるので、お子さんの年齢やコミュニケーション能力、性格などに応じて期間やプログラムを調整しましょう。

②期間はどれくらい?

初めて海外で生活するのであれば、一週間〜三週間くらいが親子共にストレスが少なく、楽しめるでしょう。初めは「もうちょっといたかったな」と思えるくらいが次にも繋げられてちょうど良いかもしれないです。校の夏休み時期(イギリスだと6月中旬〜8月末)は、現地のプログラムも豊富なのでオススメです。

短期間のイギリス生活を体験してみて、お子さんやご自分に合っていると思えるのであれば次は、長期滞在に挑戦するのも良いですが、一度に長い時間行くより継続的に短期間行くほうが長い目で見ると効果的かもしれません。長期滞在の場合はじっくりと語学などを学べるため、即成果が得られるのが魅力です。

2.親子留学先としてイギリスをおすすめする3つの理由

①本場のクイーンズ・イングリッシュが学べる

イギリスの英語は「クイーンズ・イングリッシュ」と呼ばれ “proper(ちゃんとした)”アクセントです。最近の研究では日本語の音の周波数より英語の周波数の方が多くあり、子どもの頃にそれを習得(認知)しないと、聞き取るのが難しかったり、正しく発音できないことが分かっています。なので、子どもの頃にちゃんとしたアクセントに慣れ親しませるのが、後々、役に立つんです。

②現地の友達ができる

現地の人の家にホームステイしたり、現地の子供が通うプログラムに参加すれば自然とイギリスに友達ができます。最近ではメールやSNSで簡単に連絡を取ることもできますし、Skypeなどのテレビ電話でお喋りすることも容易です。漠然と、「将来のために」と英語を学ぶより、具体的に「この人ともっと仲良くなりたい」と思った方が勉強に熱が入りますよね。大人にも子どもにもイギリスに友達がいるというのは英語上達のモチベーションにもなり、上達への近道です。

③イギリスは子供に優しい

最近、歌手の宇多田ヒカルさんがイギリスでの子育てがしやすいと話していたことからも分かるように、イギリス人は子どもに対してとても寛大です。ある程度マナーを守っていれば、少々子どもの声が大きくても微笑ましく見守ってくれますし、気軽に声をかけてくれる人も多いので、子どもを連れて滞在するのもあまり大変に感じないです。

さらに、小さなカフェやレストランでも子ども用のメニューやハイチェアの用意があったり、オムツ替えの台があるところが多いので、そういった面でも子どもを大事にしているんだなと思います。

3.おすすめの親子留学スタイルとは?


〜旅行プラスαから長期滞在まで〜

それでは、オススメの親子留学のスタイルとはどんなものでしょう?ここでは、いくつかモデルケースをご紹介いたします。

①ホームステイで異文化交流

一番手軽に異文化交流ができるのは、現地の方のお宅にホームステイすることです。ホームステイなら、ホストファミリーと英語で会話を楽しんだり、イギリス式の生活スタイルに触れることが簡単にできます。お子さんのいらっしゃるホストファミリーなら、子ども同士遊びの中で自然とコミュニケーションが取れるのでオススメです。

ホームステイについて詳しくは別記事の「楽しいホームステイのススメ」をご覧ください。

②好きなことに挑戦しよう!

日中をどのようにして過ごすかということを考えた時、大人も子どもも一番良いのは好きなこと、興味のあることに関するワークショップやアクティビティに参加することです。例えば、スポーツ好きのお子さんならサッカーの数日間のワークショップに参加したり、美術が好きなお子さんなら美術館で開催されている工作のワークショップに参加してみたりという具合にお子さんの興味に合わせたアクティビティを見つけるのがオススメです。最初はあまり英語が分からなくても、なんとなく周囲を見ながら楽しめますし自然と英語も耳に入ってきます。

大人も同様に、興味のあるもののワークショップやお教室に通うのがオススメです。フラワーアレンジメントやアロマテラピーなどの「作る系」のお教室から、アンティークハンティングやトレッキングなどの「体感系」のアクティビティなど、本当に様々なプログラムがあるので、ご自分に合ったものが必ず見つかるでしょう!

③親は語学学校×子どもはデイキャンプ

やっぱり、「自分は英語を集中して学びたい!」という親御さんにオススメなのは、ご自分が語学学校の短期コースに通っている間、子どもはデイキャンプに通わせるプランです。

特に未就学児〜小学生の場合は机に向かってお勉強するのは飽きちゃいますから、子ども向けの語学学校よりも、地元の子供も通うようなデイキャンプのプログラムがオススメです。夏休み期間は特にこのようなプログラムが多いですし、半日のものもあるのでお子さんの年齢や性格に合わせて色々と選べます。

④子どもはワクワク、大人はドキドキ、オーバーナイトキャンプ

小学校高学年以上のお子さんで、ある程度コミュニケーションが英語で取れ、親と離れて泊まることができるのなら、オーバーナイトキャンプ(泊りがけのキャンプ)もオススメです。都市を出れば、実は自然が豊かなイギリス。ロンドンの駅から電車に乗って、郊外のアドベンチャー・キャンプに行くようなプログラムもあるので、お子さんを駅まで送って、ご自身は自由に過ごすことも可能です。夏場は週末〜数週間のオーバーナイトキャンプがたくさんあるので是非、探してみてください。

⑤もうワンステップ踏み込みたいなら…

短期親子留学を体験して、もっと長期間イギリスに滞在したい方にオススメなのは、スクールインターンシップ・プログラムです。このプログラムでは長期の場合だと1年程で、親御さんは現地学校で日本文化等を教え、子どもは現地の学校に通えます。

6ヶ月以上イギリスに滞在する場合は長期ビザが必要になってくるので、個人で滞在するのはかなりハードルが高くなります。学校やビザの手配などの経験豊富な留学エージェントを通じて親子留学のプログラムをカスタマイズすると安心です。

4.イギリスの親子留学にかかる費用は?


親子留学をしてみたいと思ったのなら、気になるのは費用ですよね。期間や場所、参加プログラムによってかかってくる費用はまちまちですが、1週間滞在の場合、参加プログラムの費用以外の費用は大体20万円前後です。

参考までに必要な費用の目安をご紹介いたします。

①航空券費用

目安:約18万円(大人:10万円・子ども:8万円)

航空券のタイプや渡英時期、利用する飛行場によって価格の違いはありますが、日本で購入するのであれば大人一人が大体10万円前後、子ども(2歳〜11歳)一人8万円前後、と考えると親子二人で18万円前後です。オフシーズンで安価な航空会社や経由便を選択すれば、15万円程で親子の往復券が購入可能です。

どうすれば航空券の費用を節約できるかなど、詳細は別記事の「イギリスへの航空券どう買うのがスマート?」をご覧ください。

②家賃

目安:週£300〜£400(約4万円〜6万円)

ロケーションによって違いますが、ロンドン市内でホームステイやアパートの場合、週の家賃は週£300〜£400位が目安です。短期の場合、1週間と1ヶ月ではそこまで家賃に変化はありません(1ヶ月アパートを借りる場合は、£400〜£500が目安)家賃に光熱費も含まれることが多いです。

③食費

目安:週£100 (約1,4000円)

ホームステイの場合は家賃に1食又は2食つく場合があります。自炊する場合は、1週間、親子二人で£100(約1万四千円)位を見ておけば良いでしょう。

④日用品と雑費

目安:週£20 (約2,800円)

日用品や交通費などの雑費が別途必要になります。

⑤参加プログラムの費用

プログラム内容などで費用にはかなり差があります。例えば、美術館やユースセンターなどの公共機関が主催している1日のアクティビティは無料、又はかなり安価で受けられますが、プライベートなプログラムの場合は大体1日£30くらいからです。

5.親子留学中のビザはどうすればいい?

6ヶ月以下の滞在の場合は、事前にビザを申請する必要はありません。6ヶ月以上の滞在に必要な長期学生ビザで子ども又はパートナーを同伴したい場合は、Level 7(修士以上)のコースに入学する必要があるなど、かなり厳しい条件が課せられていますので、6ヶ月以上滞在したい場合は、留学エージェントなどに相談するのがオススメです。

番外編:イギリスの親子留学体験談


最近では親子留学の体験記を個人でブログに書き公開している方が多くいらっしゃいます。そういった経験談を参考にしつつ、ご自身とお子さんにあったプログラムを考えてみるのはいかがでしょう?ここでは3つ、参考になるブログをピックアップしました。

①世界に親子で飛び出す第一歩が垣間見られる

お名前 Masuminさん
お子さんの人数 1人
留学先 イギリス・フランス
ブログが書かれた時期 2015年〜2016年(イギリス滞在時期2013年)

始めは息子さんと「最初で最後の海外旅行」と考え、イギリスとフランスに行ったけれど、その魅力に惹かれ、プチ親子留学や今後留学をさらにお考えとのこと。ホームステイなどの経験談も参考になります。

②イギリスで美術・デザインを学び、その後英文経理の勉強をアメリカで!

お名前 Mayさん
お子さんの人数 2人
留学先 イギリス・アメリカ
ブログが書かれた時期 2010年〜2011年

「いつかは子供と海外に住んでみたい。長期親子留学してみたい。子供と一緒に英語が話せるようになりたい。」そんな方を応援したいと思います。とのお言葉通り、費用や住居事情などの生活面はもちろん、教育についても多く投稿されています。

③4年間のイギリス長期親子留学体験記

お名前 キャロさん
お子さんの人数 2人
留学先 イギリス(ロンドン南部)
ブログが書かれた時期 2011年〜2012年(イギリスに滞在:2005年〜2009年)

4年間という長い期間の回想録なので、現地学校の様子や季節の移り変わりなどがまとまっているブログです。長期親子留学を目指す方に特にオススメです。

いかがでしたか?始めはドキドキする海外生活でも、親子で手を取り合えば怖くない!是非、お子さんと親子留学にチャレンジしてみてください。
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