無犯罪証明書とレジュメ、まったく別のもののようですが、カナダワーホリで必要になるかもしれない書類という点で共通点がありますね?
当記事で紹介するのは、それらの重要な書類についてです。そして、レジュメについては関連がある面接についても触れていきます。
言葉を聞くだけで、ちょっぴり緊張するような書類です。しかし、それぞれ、その書類に求められているあなたのなにかを証明できるものです。どんなものなのかが掴めたら、早速、準備を始めてみてはいかがでしょうか?
1.カナダワーホリ時に必要になる無犯罪証明書とは?
無犯罪証明書という言葉を聞いたことがありますか?ほとんどの人にとって、馴染みのない言葉ではないでしょうか?
そんな身近ではない言葉ですが、ワーホリする時には知っておかないといけない重要な書類のひとつです。それは、人によっては、カナダでワーホリできるかを決める書類になるからです。
この項目では、無犯罪証明書がどんな書類でいつ必要になるのか、そして入手方法を紹介しますね。
※記事の内容は、Government of Canadaの「Learn more about police certificates」(出典:Government of Canada「Learn more about police certificates」)を参考に紹介しています。
①:カナダワーホリで必要な無犯罪証明書とはこんなもの
最初に、無犯罪証明書とはなにかですが、その名の通り、あなたがこれまでに罪を犯したことがないことを証明する書類のことをいいます。
そして、一般的に、カナダに移住する、カナダ市民になる時には必ず必要な書類です。ほかにも短期間の滞在や、期間限定で学校に通う、働く時にも必要になるかもしれないものです。
ですので、ワーホリ目的でカナダに滞在する場合は後者に該当し、必要になるかもしれない書類になります。この「必要になるかもしれない」がポイントで、詳しくはのちほど紹介します。
日本語では、「無犯罪証明書」(ほかにも警察証明書と表現される場合もあります)と表現するこの書類ですが、カナダ政府の公式ホームページには「police certificates」と表現されています。
その無犯罪証明書の表現の仕方は、国や地域によって異なります。たとえば、「police clearance certificates」「good conduct certificates」「judicial record extracts」など、そのほかの言葉で表現されているようです。
しかし、表現の仕方が国や地域によって異なるこの無犯罪証明書、カナダワーホリ時には、いつ必要になるのでしょうか?その答えを、次の項目で、無犯罪証明書が必要になる時として紹介します。
②:カナダワーホリで無犯罪証明書が必要になる時
①で紹介した無犯罪証明書ですが、いつ必要になるのかも知りたいですよね?それが分からなければ、準備をいつからしたらいいのかも検討がつきませんよね?
実は、無犯罪証明書は、この後紹介する内容にあてはまらなければ、近年必要がない書類といわれています。
そのことが、カナダ政府の公式ホームページの「Do I need to provide a police certificate for my time in Canada?」(出典:Government of Canada公式ホームページ「Do I need to provide a police certificate for my time in Canada?」)から知ることができます。
そのページを見ると、上記の無犯罪証明書がいつ必要になるのかへの回答は、「カナダに滞在する時に無犯罪証明書を提示する必要はありません(You do not need to provide a police certificate for our time in Canada.)」になります。
さらに読み進めると、「必要に応じて、カナダの犯罪記録チェックが行なわれます。(If required, a Canadian criminal record check will be conducted. )とありますので、「必要に応じて」という状況にならなければ必要ではないことが分かります。
そのように、一見カナダワーホリでは必要ではなさそうですが、ホームステイする前に、ほかの国に6ヶ月以上滞在したことがあり、その国が無犯罪証明書を提示しなければいけない国に該当する場合には、カナダワーホリビザを申し込む時に必要になる可能性が高いようです。
そのことから、カナダワーホリビザを申請し、無犯罪証明書が必要と判断されなければ、必要ではないということです。それを裏付けるように、「ひろたび」の「カナダワーホリビザ申請において追加書類が変わった?無犯罪証明書ではなく渡航歴」(出典:ひろたび「カナダワーホリビザ申請において追加書類が変わった?無犯罪証明書ではなく渡航歴」)にも、近年追加書類として無犯罪証明書の提出を求められることはまれと紹介されています。
ですが「渡航歴」という「IMM5278B-1」 書類(出典:カナダ移民局「IMM5278B-1」)の提出を求められる可能性が高いようです。
そして、無犯罪証明書を追加書類として提出が必要になるかもしれない6ヶ月滞在期間ですが、「合計で」というのがポイントです。たとえば、カナダでワーホリする前にほかの国で2ヶ月滞在する、または働き、その後にその国を数年離れ、再び戻って4ヶ月滞在する、もしくは働いたというような。
ちなみに、追加書類の提出を求められる可能性が高くなる場合を、上記で紹介したひろさんの「たひろたび」の「無犯罪証明書(Police Check)の取得方法―カナダワーホリビザ申請(追加書類)」(出典::ひろたび「無犯罪証明書(Police Check)の取得方法―カナダワーホリビザ申請(追加書類)」)のページで紹介されていますので、ふれておきますね。
そのページによると、過去5年以内に、ベルギー・フランス・日本・メキシコ・スペイン・スイス以外の国に1年以上滞在していた場合のようです。
そして、無犯罪証明書の発行にかかる料金ですが、たとえばオーストラリアであれば、2016年6月時点で42オーストラリア$(約3.588円)必要とのことです。
※括弧内の日本円は、2018年1月上旬の換算レート、1オーストラリア$=85.44円で換算しています
まとめると、近年、無犯罪証明書の提出を求められるのは、カナダのワーキングホリデービザを申請した後に、カナダ移民局の審査官が必要であると判断した時に、追加書類として必要ということです。
そのことから、無犯罪証明書が必要になるかならないかは、その審査官によりますので断定できないのが実情のようです。
では、そんな無犯罪証明書を、手に入れるにはどうしたらいいのでしょうか?次の項目では、入手する方法を紹介しますね。
③:カナダワーホリのために無犯罪証明書を入手する方法
②の項目で、近年ワーホリ目的でカナダに滞在する時には、無犯罪証明書は必要ではない可能性が高いのですが、カナダ移民局の審査官の判断によっては必要になる場合があることを紹介しました。
では、その無犯罪証明書はどうやって手に入れることができるのでしょうか?この項目では、オーストラリアの無犯罪証明書を入手する方法を例に紹介します。
まず、手続きの流れですが、とてもシンプルです。実際に、カナダワーホリ前にオーストラリアでワーホリを経験したにしむさんの「にしむのブログ」(出典:にしむのブログ「カナダワーホリビザの申請には無犯罪証明書が必要①」)と(出典:にしむのブログ「カナダワーホリビザと無犯罪証明書②」)のページにはそのことが書かれています。
ページによると、手続きは、オーストラリアの警察のAFPのホームページ(出典:AFP AUSTRALIAN FEDERALPOLICE「National Police Checks」)を見ながら必要事項の入力をし、必要書類を提出して申請料金を払うだけのようです。
では、詳しくそれぞれの手続きについて紹介すると、必要事項の入力は、英語表記されていますので、ある程度の英語力が必要ではありますが難しいことではありません。
次に必要書類ですが、必要書類として認められる書類は、数種類あります。その書類には、種類ごとに与えられた点数がありますので、その合計が100ポイントなければいけません。
認められる書類はさまざまあるのですが、多くの人が問題なく集めることができるのが、パスポートとクレジットカード。その2点を集めるだけで、95ポイント集めることができます。
ほかには、オーストラリアの運転免許証、電気代支払いの証明書や預金残高証明書なども必要書類として認められる書類に含まれています。紹介したブログ筆者は、銀行の送金履歴をダメ元で提出したところ認められていますので、その書類も含んでもいいようです。
最後に気になる発行までにかかる日数ですが、インターネットを見ると実にさまざまな日数が紹介されています。理由は、国際郵便で書類が届けられるので、トラブルがあった場合などは遅れるなど、はっきりした日数がわからないことなどが挙げられます。
実例として、バカタビの「わずか11日で入手!オーストラリアの無犯罪証明書の申請から取得まで(出典:バカタビの「わずか11日で入手!オーストラリアの無犯罪証明書の申請から取得まで」)によると、インターネットで申請してから、手元に届くまで11日しかかかっていません。
そのように、無犯罪証明書を入手できる日数が予測できないため、カナダにワーホリする前にほかの国で6ヶ月以上滞在した経験があり、カナダのワーホリビザを申請する人は、早めに無犯罪証明書の書類を取り寄せる手続きをされている人もいらっしゃいます。
仮に無犯罪証明書が必要になり、それから発行申請をすると、カナダ移民局が指定する提出期限に間に合わないということもあり得るからです。
この項目で紹介したように、無犯罪証明書の手続きは、難しくはないけれども、必要書類を集めるのが大変であることから、カナダのワーホリビザを申請する時に無犯罪証明書をどうするのかを決める必要があります。
ビザの申請をする時に、無犯罪証明書が必要になる場合を考えて早めにも取り寄せておく、または、カナダ移民局から追加書類として無犯罪証明書の提出を求められてから申請するかを。
繰り返しますが、後者の場合だと、カナダ移民局が指定する提出期限に間に合わない場合もあり、そうするとカナダワーホリビザの取得ができなくなる可能性もあることも考えておいて下さいね。
以上が、カナダワーホリ時に必要になるかもしれない無犯罪証明書の紹介でした。次に、カナダワーホリで必要になる書類のひとつにレジュメと呼ばれている、日本でいう履歴書があります。
次の項目では、履歴書と関連があるカナダの面接を紹介しながら、履歴書についても紹介していきますね。
2.カナダの面接
次に、カナダワーホリで仕事をする時に必要になる重要な書類のひとつに「履歴書」があります。その履歴書ですが、英語の辞書などで調べると「レジュメ(Resume)」、または「CV(curriculum vitaeの略)」と訳されています。
では、レジュメもCVも履歴書のことを指しているので、表現の違いと思われそうです。実はこのふたつの履歴書ですが、異なる点があります。
この項目では、日本語でいう履歴書がカナダではどんなものなのか、レジュメとCVの違い、そして履歴書が必要になる面接について、日本と比べながら紹介していきますね。
①:カナダの履歴書
冒頭でも少し触れたのですが、仕事の応募をする時に必要になる履歴書をカナダでは、別の呼び方をします。その別の呼び方とは、「レジュメ」や「CV」です。
辞書で調べてみると、「CVはイギリス英語で、アメリカでは就職の際の履歴書は、resumeと呼ばれている。そのほかの国ではresumeと呼んでいる。」そのような説明を目にするので、あなたも国によって履歴書の呼び方が異なるという解釈をされているかもしれませんね。
しかし、それらは履歴書というくくりでは同じようなものなのですが、厳密にいうと異なります。そしてカナダでは、レジュメもCVもあり、このあとに紹介するように使い分けられているのが現状のようです。
まず、それらの履歴書がどのように異なるのかを、グローバルで雇用者のサポートをしているMONSTERの「Curriculum Vitae versus Resume : What’s the Difference?」(出典:MONSTER「Curriculum Vitae versus Resume : What’s the Difference?」)のページを参考に紹介します。
そのページによると、カナダのケベックではこのふたつを使い分けてはいないようですが、ほかの州や地域では使い分けているとのこと。
では、なにを基準に使い分けられているのかですが、レジュメに記載するのは、職歴と学歴+アピールポイントという内容で約2ページにまとめるのが一般的。
一方で、CVは、レジュメの内容に加え、これまでに受賞した歴なども書く必要があり、応募者が職種でいうと弁護士や教授、医師や科学者である場合に用いられています。そのようにCVは、レジュメよりも記載事項が多くなるので、2ページよりは長くなります。
それらのことをまとめると、あなたが応募する仕事がケベックであればレジュメを用意し、そのほかの州や地域で応募するのであれば、レジュメかCVかを選んで用意するのが一般的ということになります。
次に、それらの履歴書ですが、日本と異なることがいくつかあり、レジュメにもCVにも共通しています。まず、英語で書くことはもちろんですが、そもそも書式が異なります。
厳密にいうと、書式が異なるというようよりは、書式がありませんので、日本のように仕事の面接のために決まった書式に必要事項を書いていく、ということはしません。
いうなれば、あなたのこれまでの培ってきた職歴や学歴などがわかればいいというわけです。ほかにも、履歴書に顔写真を貼らない、生年月日を記入しないという異なる点もあります。
理由ですが、「留学くらべ~る」の「ワーキングホリデー中の職探しに!英文履歴書(レジュメ)の書き方」(出典:留学くらべ~る「ワーキングホリデー中の職探しに!英文履歴書(レジュメ)の書き方」)のページを参考に紹介すると、容姿や年齢で人を選ぶことが社会的に差別である、とされているからだそうです。
日本ではそれらのことが履歴書に記載、貼付されていないと常識がないと判断されかねないのですが、しないことがカナダでは常識です。
では、決まった書式がないので、好きなように書けばいいのかというと、そうではなく、応募先の担当者にあなたのことが伝わりやすく、印象に残るように書かなければいけません。
それらの書き方については、「Next step」の「ワーホリ必見!書類選考に通過するレジュメ(英文履歴書)の書き方・作り方」(出典:Next step「ワーホリ必見!書類選考に通過するレジュメ(英文履歴書)の書き方・作り方」)を参考にしてもらうといいのですが、簡単に紹介すると下記の内容を記載します。
- Personal Date / Contact information
住所、氏名、電話番号、E-mailアドレスを記載する - Objective
希望職種がある場合に記載し、希望職種がない、幅広く応募したい場合には記載しない - Skills / Profile
専門知識や専門技術、長所、性格などの自分のアピールポイントを記載する - Work Experience / Experience
日本の履歴書でいう職歴を上から順に新しい職歴から記載し、アルバイトやボランティアなどの経験も記載する - Education
応募先から求められない限り、最終学歴の「学校名」「専攻科目」「卒業した年・月」のみを記載する - Visa Status
ワーキングホリデービザなど、ビザに期限がある場合にはビザの有効期限を、応募先の募集要項にビザの種類と有効期限を記載するように書かれている場合には必ず記載する
以上の内容を分かりやすく、採用担当者の印象に残るように記載し用意する必要があります。そのように、カナダの履歴書は、2種類あり記載の仕方も日本とは異なるのですが、履歴書がポイントになる面接はどうでしょうか?日本とは異なるのでしょうか?
そんな気になるカナダの面接について、次の項目で紹介します。分かりやすいように日本の面接と比較しながら。
②:カナダの面接
カナダの履歴書が日本とは異なる、そのことが分かったら、面接も異なるのでは、という疑問がわいてきませんか?この項目では、②で紹介した履歴書が大きな影響を与える、そのカナダの面接について紹介していきます。
まず面接ですが、面接を受ける雇用先によって異なります。たとえば、日本人の経営者の雇用先で採用担当者が日本人であれば、日本語で行なわれるかもしれません。
一方で、応募先が日本人以外の経営者の会社である、採用担当者が英語スピーカーであれば、英語で行なわれます。
ここでは、日本語で行なわれる場合は、日本の面接の知識がある、言葉が理解できるので問題はないと判断し、英語で行なわれるカナダの面接について紹介しますね。
まず、面接を受ける時に一番気になるのが、「何を質問されるのか」ということではないでしょうか?必ず聞かれる定番の質問も気になります。
その定番の質問とは、「Tell me about yourself」です。意味は、「あなた自身について教えて下さい」ですが、言葉をそのまま受け取り、名前や出身地などついて回答すると仕事の面接では少しずれた回答になるので注意が必要です。
理由は、あくまでも仕事の面接であるからです。仕事に関連するような自分のこれまでの職歴や能力などを盛り込むことが大切なのです。
ちなみにこの質問ですが、近年では英語検定の2次試験でも使われています。そのぐらい英語で面接といえばまずこの質問、というぐらい定番中の定番の質問です。自己紹介を含みつつ、受けている面接に関連する自分のことを話すことがポイントです。しっかりと準備をしておいてくださいね。
そのほかにも定番の質問というのがあり、インターネットの日本語のページで紹介されているものだと「What are your strengths / weaknesses?「あなたの長所/短所を教えてください」などがあります。
一方で、2の①ですでに紹介したMONSTERの「Common Interview Questions」:(出典:MONSTER「Common Interview Questions」)によると、下記のような質問が一般的にされると紹介されています。
その一般的な質問とは、下記の通りです。筆者なりに解釈し日本語で表現しています。
- Where would you like to be in your career five years from now?
今から5年後はどこにあると思いますか?(5年後の仕事上でのゴールを質問されています。採用担当者によっては、3年で聞かれることもあります) - Tell me about your proudest achievement.
これまでに一番誇れる達成できたことを教えてください。 - Give me an example of a time when you had to think out of the box.
自分の殻を破りたくなるのはどんな時なのか教えてください。 - What negative thing would your last boss say about you?
前の職場で上司からいわれた、あなたに関するネガティブなことはなんですか? - What can you for us that other candidates can’t?
ほかの応募者ができない、あなたができることはなんですか?
以上の質問への回答ですが、ネガティブなことを聞かれていても結論は肯定的にする、応募先の仕事につなげて活かせることをアピールするといいようです。
ほかにも、「英語でのインタビューは嘘ではない限り、大げさにアピールしましょう」、といったことをさまざまな英語での面接紹介ページで目にしますが、誠実に答える、過去に経験したことがないことはない、と正直に答えることが大事であることは日本と変わりません。
たとえば、「こんな業務はできますか」と聞かれた時に、これまでに経験したことがありませんという事実は伝える、しかし、その回答のあとには、挑戦していきたいなど、肯定的な内容につなげるとやる気をアピールすることができますので、経験したことがありませんという回答でも良いのです。
以上のように、カナダでも英語での面接を受けるのであれば、一般的な質問内容が違うことを意識して、事前に練習することをおすすめします。
そして、何よりも大事なのは自信を持って答えること。たとえ英語に自信がなくても、大きな声でハキハキと答える、理解できなかった質問などは聞き返すなど、その時ある英語力でコミュニケーションをとることが大事です。紹介した内容を参考にして、練習してみて下さいね。
では、カナダワーホリ経験者は、これまでに紹介したことを経験されたのでしょうか?経験されたのであれば、どうだったのでしょうか?次の項目では、それらに関するカナダワーホリ経験者の体験談を紹介しますね。
③:カナダワーホリ経験者の体験談
では、早速カナダワーホリ経験者の体験談を紹介していくのですが、まずは、無犯罪証明書についてです。
紹介するのは、1の③の項目で紹介したにしむさんです。にしむさんは、カナダワーホリ前にオーストラリアでホームステイを経験されています。ですので、無犯罪証明書の提出が必要な国に、6ヶ月以上滞在していたという条件に該当したため、オーストラリアの無犯罪証明書を取り寄せ提出するという経験をされています。
そのことをもう少し詳しく、「にしむのブログ」の「カナダワーホリビザの申請には無犯罪証明書が必要①」「カナダワーホリビザと無犯罪証明書②のページから紹介します。
これまでに紹介した内容だと、無犯罪証明書は必要な人と、必要ではない人がいることを紹介してきました。しかし、にしむさんのように、カナダワーホリの前にオーストラリアワーホリを経験した人は、カナダワーホリビザの申請時に無犯罪証明書を提出しなければいかけない場合が多いようです。
にしむさんも、ビザの申請までは問題なく進めたようです。ですが、オーストラリアの無犯罪証明書の提出を求められています。
そして、無犯罪証明書を申請するのは問題なかったようですが、大変だったのは、必要書類。認められる書類を数種類、点数合計100ポイント分集めることに苦労されたようです。
結果的に、にしむさんが提出した書類は、パスポートとクレジットカードと銀行の送金履歴の3点です。カナダ移民局に承認されて、ワーキングホリデービザが取得できたそうです。
ほかのインターネット上で目にすることができる記事にも、オーストラリアワーホリ後にカナダでワーホリ、無犯罪証明書を用意して提出した経験者が多くいらっしゃいます。
あなたも同じ状況であれば、必要になるかもしれませんので早めに準備することをおすすめします。
では、次に紹介するのは、履歴書と面接についての体験談を、たかホリの「英語 面接の受け方 こう答えてカフェの仕事をゲット/カナダワーホリ」(出典:「英語 面接の受け方 こう答えてカフェの仕事をゲット/カナダワーホリ」)と、(出典:たかホリ「英語レジュメの書き方 カフェ仕事探しで使った僕のCV/カナダワーホリ」)のページから紹介します。
そのブログ筆者の鈴木さんですが、カナダの「Timothy’s World Coffee(ティモシーズ)」というカナダ発祥のローカルカフェで、働くためにレジュメを用意して面接を受けられています。
レジュメは、自分の名前と連絡先や、自分の職歴や持っている能力を書いた要約を書いたあとに、職歴や資格、学歴について書いたそうです。
ポイントとしては、分かりやすく書くことと、応募する仕事に関係がある職歴や能力については、詳しく書き関連がない仕事については、少しだけふれるかいっそのこと書かないほうがいいのではという考えも述べられています。
そして、面接で質問される、「Tell me about yourself」は、とても大事で最初に聞かれるそうです。その内容によって、この後の面接を続けていくかどうか決まるとのことですので、ここでしっかりと、かつ印象に残る、興味を持ってもらえるようにアピールするのがポイントだそうです。
もしも興味を持ってもらえなかった場合、ここでインタビューは終わってしまい、面接担当者によっては「後で連絡します」といったきり、連絡がないこともよくあると書かれています。
そのことから、Tell me about yourselfの答えは前もってしっかりと準備しておく必要があるようです。
以上が、カナダワーホリ経験者の体験談の紹介でした。紹介した内容はあくまでも一般的な、というものです。個々によって異なりますので、あなた自身でも調べて下さいね。
では、これまでに紹介した内容のまとめとして、次の項目で、ポイントなどを紹介します。
3.カナダワーホリの無犯罪証明書と履歴書のまとめ
当記事のテーマである無犯罪証明書と履歴書ですが、カナダワーホリで必要になるかもしれない重要な書類というくくりで共通点があります。
そんな無犯罪証明書と履歴書のまとめをこの項目では紹介していきますね。
①:個々によって異なる
最初のまとめですが、無犯罪証明書も履歴書も、ワーホリ滞在者によってすべてが異なるということです。たとえば、無犯罪証明書については、他国に滞在した経験があるかないかによって、必要である、必要ではないと大きく分かれるように。
ここで、無犯罪証明書についての補足として、ワーホリシロップの「申請書類・記入書類のサンプル 追加書類について(警察証明書、健康診断書など)」(出典:ワーホリシロップの「申請書類・記入書類のサンプル」)のページを参考にして紹介します。
そのページによると、警察証明と表現されている無犯罪証明書は、日本以外の多くの国の申請者ははじめから提出しなければいけない書類のひとつになっているそうですが、日本は免除対象の国だそうです。
しかし、これまでに該当の国に6ヶ月以上滞在した経験がある人は、何年前までの滞在なら提出が必要、といった条件は分からないそうですが、無犯罪証明書の提出が必要であることも。
そして、状況によって書類を集めるタイミングが異なります。現在もその該当の国に住んでいる場合は、半年以内に発行された証明書、過去に半年以上住んだことがあり別の国にいる場合には、最後に滞在した日以降に発行された証明書が必要ということです。
無犯罪証明書については、ワーキングホリデービザ申請の時に、追加書類として必要と判断されればほぼ必要になる書類のようです。
一方で履歴書は、カナダワーホリ滞在者によって、応募先が異なりますので個々により異なりますね。面接に関しても同様に、採用担当者が日本人なのか、カナダの人なのか、それともほかの国の人なのかにより、定番の質問も異なるかもしれません。
そのように、個々により、すべてのことが異なることを覚えておいていただき、自分の場合はどうなのか、という視点で情報を収集してみて下さいね。それが最初のまとめのポイントです。
次に、どちらの書類もあなたの犯罪歴を証明するもの、職歴、学歴を知ってもらうという点で、自分を証明する必要なものです。次の項目では、そんな重要な書類であることを紹介しますね。
②:無犯罪証明書も履歴書も自分を証明する重要なもの
次のポイントは、無犯罪証明書も履歴書もあなたを証明する重要な書類であるということです。
無犯罪証明書は必要な人と、必要ではない人に分かれるのですが、もし必要な場合は、過去の犯罪歴を証明する書類ですので、とても重要な書類であることはあなたもお分かりだと思います。
そして状況は異なるのですが、インターネットを見ると、カナダで仕事の応募した会社から無犯罪証明書の提出を求められたという経験者もいらっしゃいます。
そのように、無犯罪証明書は、その人の状況によって必要か必要でないかが異なる書類ではありますが、必要な場合には、カナダワーホリビザが取得できるかに関わる重要な書類であることを改めて意識してもらえたらと思います。
一方で、履歴書も面接までに至るかどうかを左右する重要な書類です。そして、履歴書を作成することで自分自身の職歴や、学歴などをまとめるいい機会になります。
ほかにも、面接時に緊張して自分が出しきれない人にとっては、履歴書で、自分自身をアピールすることもできますね。そんなタイプの人にとっては、さらに重要な書類になりますね。
次に、なんでも早めに準備をすることは大切なのですが、無犯罪証明書や履歴書については特にそのことを意識することをおすすめします。そのことについて、次の項目で紹介しますね。
③:準備は早めにするのが最大のポイント
最後のまとめとしていえることが、どちらも必要な書類だと分かる、あるいは用意すると判断したなら早めに情報を集めて、準備をするというポイントです。
どちらの書類も、多くにとってそれらの書類を英語で準備する、作成するのは始めての経験になるのではないかと予想します。初めてのことなので、分からないことが多い、準備するのにどのくらいの日数が必要かも予測がつかないものです。
仮に、複雑なものではないとしても、準備を始めてみると予定とは異なることが起こったりもします。そういったことへ対処する時間も準備期間に入れて考えておくと、気持ち的に余裕を持つことができます。
何でも準備は早いほうがいいのですが、このテーマである無犯罪証明書と履歴書については特に意識して早く準備をすすめて下さいね。
以上が、カナダワーホリに関係がある無犯罪証明書と履歴書などの書類と、履歴書に関連する面接に関する紹介でした。
どちらも馴染みがなく、準備するのが大変かもしれません。しかし、新しい経験として前向きに受け止めて取り組んでみてはいかがでしょうか?
良い経験になることはもちろんのこと、今後別の国でワーホリする、働く場合に役立つ知識になります。経験していて良かったと思えることのひとつになることは間違いありません。