日本人が大好きな旅行先「ハワイ」。住むための外国としても、ハワイは常に日本人の憧れの地です。日本企業もどんどん進出し、行くたびに「日本人にとって便利なもの」が増え、まさに「日本人好みの海外リゾート」に作り上げられている感じがします。
別の記事でご紹介したことがありますが、私が留学を決意する最初のきっかけになったのは、ハワイが好きになったことでした。留学前に既に14回ハワイに行っています。しかし留学後からは諸事情によりご無沙汰・・・。それがこのたび約5年ぶり17回目のハワイに行く機会ができ、最新情報を見てきました。
今回の記事では、昔から変わらぬ定番に最新情報も加えて、他のハワイ情報関連サイトとは違う視点でお勧めをご紹介します。
1.ハワイ観光で絶対に訪れるべき観光地3選
日本人好みのモノがありすぎるハワイ。「絶対に」と指定されると選択が難しいですが、3つ挙げるとしたら以下だと思います。
①ホテル前のビーチとダイヤモンド・ヘッド
ショッピングやオプショナルツアーにばかり時間を割いて、ビーチに一度も行かない日本人は多いそうです。旅の目的は人それぞれですが、必ずしも海に入らなくても朝の散歩に、日中のリラックスに、夕方のサンセット鑑賞に、などなど、ビーチに座って波の音を聞きながら、海や空や雲、そしてサーフィンをしている人たちの姿をぼーっと眺める時間を少し作ってみてはいかがでしょうか。とにかく気持ちがいいものですよ。
定番は「ワイキキ・ビーチ」ですが、ハワイのビーチはここに限らずどこでもキレイです。どこかは限定せずに「ビーチに」一度足を運んでいただきたい意味で「ホテル前の」としました。
例えば、ハワイの景色の象徴である「ダイヤモンド・ヘッド」とビーチの景色、ぜひ一生に一度はナマで見ておきたいものですよね。
②アラモアナ・ショッピング・センター
物欲がなくほとんど買い物をしない私も、必ず行かなければならない気がして毎回足を運んでしまう場所が「アラモアナ・ショッピング・センター」です。とにかく敷地が広大で、アメリカの有名デパートである「メイシーズ」「ニーマン・マーカス」「ブルーミング・デールズ」も入り、高級ブランド品から日用品、食料品、ABCストアの定番のお土産品まで、一カ所で何でも揃うショッピングセンターです。フードコートも2つあります。ここで一日過ごす人も多いそうですよ。超定番の観光地です。
③カメハメハ大王像
バスやトロリーで移動が必要ですが、「ダウンタウン」エリアには、「カメハメハ大王像」「アリイオラニ・ハレ(ハワイ州最高裁判所)」「イオラニ宮殿」などの歴史的建造物や「ハワイ州立美術館」などの見どころがまとまってあります。今回の旅行では、土曜日の昼ごろにダウンタウンの史跡探訪に行きましたが、驚くほど人がいませんでした。意外と時間がかからずに観光できます。
2.ハワイで絶対にするべきこと3選
観光地のお勧めは迷いましたが、「するべきこと」ならいろいろ挙げられます!今回は厳選して3つご紹介します。
①フラ・ショーの鑑賞
「アラモアナ・センター」「ロイヤル・ハワイアン・ショッピング・センター」「インターナショナル・マーケット・プレイス」などで、無料で開催されているフラ・ショーがお勧めです。
例えば「インターナショナル・マーケット・プレイス」のショーは、毎日18:30からホラ貝の音が流れて、たいまつで火を灯していくトーチ・セレモニーが始まり、ハワイアン・ソングの演奏あり歌あり、古式フラから現代フラまで盛りだくさんのショーが約30分続きます。夕方にフラ・ショーを観ると、「これぞ王道のハワイ旅行」って感じがするものでしたよ。
②カルチャー・イベント体験
少し英語が話せるようになった人に特にお勧めしたいのは、主要ホテルで開催されている無料のカルチャー・イベントです。
レイ・メイキング、ウクレレ・レッスン、フラ・レッスン、キルトの作り方講座、などなど。フラ・レッスン以外は何かしら話すことになりますので、英語ができない日本人は避けてしまうのだと思いますが、英会話の腕試しにもなります。
今回、シェラトン・プリンセス・カイウラニ・ホテルのカルチャー・イベントの講師のナカナケアさんと話をしましたが、「参加費は無料で宿泊客でなくても参加できるのに、あまり知られていないようだ。ぜひもっと日本人にも参加してほしい。」とおっしゃっていました。例えば、レイ・メイキングに参加すると、20分ほどでこんなゴージャスなレイを無料で作れて、そのままもらえるんですよ。上記写真は私の作品です。
なおナカナケアさんには、時間が経って元気がなくなったレイをどう扱ったらよいのかとも聞いてみました。空港で出迎えのレイをもらっても、扱い方が分からなくて困っている日本人は多いですよね。
「ワイキキ・ビーチにある、デューク・カハナモク像の前にお供えすればよい」ということでした。「しおれてからお供えしたら失礼になるのでは?」まで聞きましたが、大丈夫だそうです。
または、花を糸から外して(環境保護のため、糸は必ず外してください),海に流すのもよいそうです。私は今回は、この先もう少しダイヤモンド・ヘッド側に歩いたところの海に突き出た桟橋のようなところへ朝に行き、海に流してきました。
③ローカル食の探訪
食事が選り取り見取りで楽しいのも、ハワイが日本人に人気の理由の一つだと思います。ワイキキにはありとあらゆる高級レストランが立ち並ぶほか、手軽に利用できるフードコートもかなり増えました。
そんな中で特にお勧めしたいのは、ハワイ・ローカルの料理というか食事です。ロコモコ、ガーリック・シュリンプ、プレートランチ各種、シェイブ・アイス、マラサダ、あたりがまずは揺るぎない定番です。
それよりもなによりも、私が長年、ハワイに行く人にハワイに行ったらぜひ食べてみて!とお勧めしているのは、「POKE」です。「ポキ」や「ポケ」と発音します。
ポキはマグロのぶつ切りの漬けのようなもので、しょうゆやごま油、ねぎで味付けしたもの、ハワイアンソルトと塩で味付けした海草入りものなど、いろんなバリエーションがあります。日本のハワイガイドブックでは最近、これをご飯にのせた「ポケ丼」が流行っているようです。
私の食べ方は、夕方のハッピー・アワーのビールのお供です。これがハワイのローカルの楽しみ方だと聞きました。お酒のつまみのことを「ププ」といい、ポキもププのひとつです。大好物の私、今回も毎日違う種類のポキを買って食べ比べしました。マカダミア・ナッツと一緒に食べるのもお勧めです。
「ドン・キホーテ」や「フード・ランド・ファームズ」などのスーパーマーケットにはポキのショーケースがあっていろんなポキがずらりと並んでいます。そして、お店の人に May I try this? と指させば、ひと切れ味見させてもらうことができます。味を確かめてから買えるのでハズレがありません。
この写真の量でハーフポンド、$6程度とお手頃なのも大好きな理由です。
2.よくある質問①:ハワイ観光中の移動方法
オアフ島の移動手段は「ザ・バス The Bus」「ワイキキ・トロリー」「タクシー」になります。ちなみに私はタクシーは空港往復のみ、あとは「ザ・バス」だけ利用しています。
このほかに、大手旅行代理店のパッケージツアーを利用すれば、各社専用のバスやトロリーも利用できます。ハワイ2~3回目ぐらいで4泊ぐらいの方だと、旅行会社運行のトロリーだけで済んでしまうことが圧倒的に多いようです。
The Busの料金は、大人1回$2.75、1日パス$5.50
「ハワイ・バスの旅」との専用ガイドブックも出ているほどで、ハワイでバスを有効活用している日本人観光客は多いです。最近はスマホにアプリをダウンロードして使う方も多いようです。
ハワイのバスの運賃はしょっちゅう変わるため、都度最新情報を確認していただきたいのですが、2018年12月現在は、大人1回$2.75です。往復利用するでしょうから、最初から1日パス$5.50を買うのがお得です。
バスに乗るときにドライバーに One day pass, please.と言えばOK。おつりは出ませんのでホテルで両替するなどして小銭も用意しましょう。
観光用の乗り放題やトランスファーは廃止
以前は観光客向けに4日間乗り放題のパスがあったのですが、廃止されてしまいました。また、1回乗車券で2時間有効、乗り換え自由の「トランスファー」システムもなくなりました。久しぶりにハワイへ行かれる方はご注意ください。
2.よくある質問④:オプショナルツアーの選び方
初めてハワイへ行ったときは私もそうだったのですが、旅行代理店のツアーを申し込んだ方は特に、何か必ずオプショナルツアーに参加しなければならないと思っている方が多いようです。クルーズ、ディナーショー、シーライフ・パーク、エコツアー、などなど。まずは対費用効果を考えたほうがよいと思います。
例えば、「ノースショアに行ってみたいけれど、ザ・バスだと片道2時間かかるそうだし、見どころが分からないからガイドもほしい」というときにはツアーはお勧めできます。しかし、自分で調べられる方、時間の制約と待ち時間が苦手な方は自力で行った方がずっとよいと思います。
私の例では、初ハワイのときにディナー・クルーズとシーライフ・パークへ、オプショナルツアーで行きましたが、どちらも時間がかかったことしか覚えていません。それにあとから、もっとずっと安く個人手配できることを知りました。
2.よくある質問⑤:食事の選び方
先にも少し紹介しましたが、ハワイには日本人の口に合うおいしいものがたくさんあります。アメリカの味、ハワイの味、このほか世界各国の味はというと、ベトナム料理やタイ料理、コリアンやチャイニーズといったアジア圏が充実しています。さらに日本と全く変わらない品質の日本食にも、日本とほぼ変わらない値段で楽しめます。他の外国ではそうはいきませんよね。
アメリカ本土からの旅行客も、アメリカンとハワイアンと、アジアンのミックスされた雰囲気を楽しみにハワイに来ているようでした。
しかし忙しい旅行中、レストランに入るといつも思うのですが、「待っている時間がもったいない」。待つ時間も楽しむ余裕を持つこそが海外旅行だとは思うのですが、せっかちな方には、待ち時間なく食事を楽しめるフードコートや、テイクアウトのプレートランチがお勧めです。
要予約のレストランはランチ利用がおすすめ
意外かもしれませんが、フードコートやプレートランチはディナーでの利用が特にお勧めです。予約が取りづらいと言われる有名店や、予約が必要なレストランへはランチで行ったほうが、労力も時間も費用も、効率がよいからです。
朝食で有名なカフェも、朝食の時間帯は日本人でごった返しているため、行きたいときはランチ以降の時間に利用するのがお勧めです。朝食に行っただけで待ち時間で半日つぶれてしまうような利用の仕方は、4泊6日の旅行にはお勧めできません。
朝食のお勧めはローカルの果物
なお、私からのお勧めの朝食は、ファーマーズ・マーケットで1つ$3で売られている獲れたてのカットフルーツを数種類買っておいて、部屋でコナ・コーヒーを淹れて、ラナイで景色を眺めながら食べることです。
キングス・ビレッジで月・水・金・土16:00から開催されているマーケットでは、パパイヤ、マンゴー、パイナップルといったカットフルーツや野菜サラダの品揃えが特によいですよ。
私は旅行に包丁を持参するのですが、ナイフがあれば、ハワイの地物のアボカドもお勧めです。半分に切って種を取ったくぼみに、わさび醤油やサラダ用のドレッシングを入れて、スプーンですくって食べるのです。
ハワイ産のアボカドは緑色のまま完熟するので、食べ頃の見分け方難しいのですが、マーケットでお店の人に声をかければ、抜群においしいのを選んでもらえます。
2.よくある質問⑥:お土産の買い方
「お土産文化」とさえ言えるほど、旅行のお土産が重要な日本に、しっかりと対応している数少ない外国がハワイだと思います。
ABCストア
日本人のお土産文化に対応した品ぞろえのお店の筆頭といえば「ABCストア」です。店舗は、探さなくてもワイキキで辺りをぐるっと見渡せば2~3軒目に留まるほどあちこちにあります。ばらまき土産、義理土産を含むお土産問題はここに行けばとりあえず、すべて解決するといっても過言ではないでしょう。行くたびに新しいお土産好適品ができていて、日本人のニーズを研究しているんだなぁと感心させられてしまいます。
定番のハワイ土産は?
何を買えばいいか?ですが、例えば、ハイアット・リージェンシーで火・木16:00から開催されているファーマーズ・マーケットへ行ったところ、マカデミア・ナッツの農園直営のお店に日本人が群がっていました。ハワイ土産の定番商品は昔も今もナッツのようですね。ちなみに、農園直営でなくてもよく、ナッツをたくさん買うなら、ABCストアよりもスーパーマーケットの方が価格が安いのでお勧めです。
ABCストア以外で、私からのお勧めお土産は、コナ・コーヒー、ショートブレッド・クッキー、ハワイアン・ソルト、パイナップルやマンゴーなどハワイ産のドライフルーツです。
ちょっと変わったお土産
日本人が多く住み、日本製品の需要が多いハワイならではと言えると思うのですが、英語版パッケージの日本の製品も、お土産として面白いと喜ばれます。例えば、チューブのわさびやカレールウなどなら、外国の味に抵抗がある方にも受け入れられます。日本製品が買えるのは、ワイキキでは「フード・パントリー」やインターナショナル・マーケット・プレイス内の「ミツワ」、アラモアナでは「ニジヤ・マーケット」や「ドン・キホーテ」などが利用しやすいと思います。
2.よくある質問⑦:時間が余ったらどうする?
最も「時間が余る」のはハワイの場合、到着日に朝早い時間に着いて、15時のホテルチェックインまで、部屋に入れない時間帯なのではないでしょうか。
ショッピングや街歩きをする元気がある方は、それでよいと思います。また時差ボケにならないためには、この時間帯にスパでマッサージを受けつつ仮眠するのが最もよいです。
それ以外でとすると、「ビーチへ行ってぼーっとする」または、「バーでカクテルを飲む」がお勧めです。
「ハッピー・アワー」は、アルコール・ドリンクを普段より安く楽しめる時間のことで、夕方からというのが一般的ですが、ハワイのハッピー・アワーは午前11:00からだったりします。(ホテルのバーだと、ハッピー・アワーとされていても、安くなかったりもするのですが)
写真は「マイタイ」、ラム酒とパイナップルジュースがベースのハワイを代表するカクテルです。今回飲んだマイタイはジュースのように軽い、口当たりのよいカクテルでしたが、バーによってレシピは異なるようで、マイタイ発祥の地である「ロイヤル・ハワイアン・ホテル」の「マイタイ・バー」のそれは、ラム酒がきつめだった記憶があります。到着直後にトロピカル・カクテル、いかがでしょうか。一気にリゾート・モードになれますよ。
3.最後に ハワイでできるTOEIC対策
ハワイと英語学習で私が思い出すのは、広告とTOEICテストです。ハワイには観光客向けのクーポンが豊富にあるのですが、それを英語で見慣れていたら、TOEICテストで難しいと言われる後半のセクションの問題が簡単に感じたことがありました。
ハワイで使ってお得なクーポン、ぜひ日本人向けのものではなく英語のものを積極的に選んでみるようにすると、一石二鳥だと思います。