オーストラリアワーホリのラウンドとは?大自然と向かい合う魅力+注意点

オーストラリアワーホリのラウンドとは?大自然と向かい合う魅力+注意点

この記事を読んでいる人は、きっとオーストラリアでの生活をすでに始めた人、これからオーストラリアへ向かおうとしている人、またワーキングホリデーをプランニングしている人がほとんどだと思います。

国全体が海・山・川・滝・砂漠・動物と大自然に囲まれているオーストラリア。これから始まるアドベンチャラスな世界に胸を躍らせているのではないでしょうか?

「ラウンド=Round」とはオーストラリア大陸横断のこと。世界第6位の面積を誇り、日本の面積のおよそ20倍という巨大大陸であるオーストラリアを縦断することは、多くの人の夢でもありチャレンジでもあります。

ワーキングホリデーで過ごす1年間、また延長する人はセカンド・ワーキングホリデーで最長2年間という時間が与えられます。今まで生きてきた中で人生最大級に匹敵する大きな試みに挑んでみませんか?

今回はラウンドについてのご紹介です。ラウンドの仕方を含め魅力や特徴、気を付けたい点などを挙げてみたいと思います。どうぞ、参考にしてみてくださいね。

1.オースオラリアで夢のラウンドを経験!

ラウンドの仕方は人それぞれ。場所を移動しながら現地でアルバイトをしたり観光をしたりして、時間をたっぷりかけて広大なオーストラリアを回る場合と、日数を決めて短期間に集中して行う場合といろいろです。

オーストラリアは気が遠くなるくらいとにかく広い!オーストラリアに住む人に言わせれば、「国内の観光スポットをすべて回って、大陸をぐるっと横断するなら最低一年はかかるよ」そんな風に返事が返ってきます。

でも、ラウンドの極意は大陸全州を制覇することです。タスマニア州を入れるかどうかは個人によりますが、ノーザンテリトリーを含む大陸にある州に足を踏み入れることが基本です。著名な観光スポットを入れても、これなら実現できそうですね。

例えばケアンズではグレートバリアリーフを観光、ゴールドコーストではサーフィンに挑戦、田舎町にファームがあれば小遣い稼ぎに仕事をしたり、自分にあった都市があれば長めに滞在したり…自由にラウンドの行程が組めるのも魅力の一つです。

一方、住居を移動せずラウンドの期間を決めて数週間でラウンドを体験する人もいるので、ワーホリ中ににどのように時間を過ごすかによってラウンドへの仕方も変わってくると言えるでしょう。

ラウンドの魅力は大自然と向き合うこと

ラウンドをせずしてオーストラリアでのワーホリは語れないという人もいるくらい、バックパッカーに人気のイベントです。ラウンドはオーストラリアに住む人たちにとっても一生のうちで叶えたい夢でもあるんですよ。

魅力は数知れない美しい自然に直接触れることができるということ。そして、何といっても「オーストラリア大陸横断をした!」という達成感を得ることができます。この素晴らしい経験は未来の自分へ大きな自信にもつながっていくことでしょう。

冒険と感動のアドベンチャー体験。ワーホリ中に是非とも経験したいことの1つですよね。帰国後はラウンドでの武勇伝、ぜひ家族や友達に聞かせてあげてください。

ラウンドに必要なこと・ものとは?

まず、事前準備が必須です。オーストラリア大陸横断は1万キロを優に超える旅となるので、訪れたい都市やポイントなどを書き出して、およそのルートを確認しておくようにしましょう。。移動手段はどうするのか?車、バス、電車、飛行機のどれを、どの区間に利用するのか、費用はどれくらいかかるのか、何日くらい滞在するのかなど、日程表をつくることも必要です。

必要なものは、移動手段にもよりますが、車を購入してラウンドする場合はテント、折りたたみ椅子、毛布、コンロなど一般的なキャンピング用品はあったほうがよいです。その他必要な資金、また風邪薬など最低限のファーストエイドキッドも準備しておきましょう。

オーストラリアで定番のキャラバンパークに泊まる予定の人は、パワーポイントの有無も確認しておくと安心です。

2.オーストラリアでのラウンド事情と注意しておきたいこと

ラウンドの移動手段はお決まりですか?車で移動の場合と、飛行機や電車などの公共の乗り物を使う場合で実際の例を挙げながら、ラウンドで注意しておきたい点を含めてご紹介します。

車のみでラウンドをする場合

オーストラリアで一年間生活するにあたって現地で車を購入する人も多いので、車でラウンドを決行する場合も多いです。車の場合はガソリン代などがかかりますが、電車や飛行機などの公共の乗り物での移動に比べて費用を安く抑えることができるのが利点と言えるでしょう。

ただし、ルート的に大陸全州を回りきるには相当な日数が必要であると言われています。ニューサウスウェールス州・クイーンズランド州・ヴィクトリア州・南オーストラリア州のある東側から反対側に位置する西オーストラリア州を効果的に回るルートが実はないのです。

どうしても大陸全州を車で回りたい人はかなりの日数を要すると覚悟しておいた方がよさそうです。

電車・飛行機・バスを利用してラウンドをする場合

州都や地方にある空港を利用すれば、ちょっとドタバタ忙しくなりますが、タスマニア州も含めて2週間前後で回ることは可能です。

ただし、移動手段で車より費用がかさむので、宿泊をキャラバンパークにあるテントエリアを利用したり、バックパッカー用の宿泊施設を利用しながら費用を抑える必要が出てきそうです。車より歩くことが多くなるので、体力を温存しながらムリなく旅を続けることも大切ですね。もちろん、無理は禁物ですよ。

ラウンド中に気を付けたいこと

ラウンド=1万キロの移動距離を豪快に渡っていきます。例え長距離バスや車を利用して移動すると言っても、何もかもが新しい体験ばかり。見知らぬ土地を旅することは意外に大変なことでもあります。

見えないところで疲労やストレスが溜まりがちなので、体調が思わしくない時は無理をしないようにして下さい。何日か日にちを伸ばして回復するまで同じ場所にとどまるという決断も大いにありです。

できれば夏の期間には内陸部の砂漠地帯は避けた方がよいです。夏は40度を超えるところも多く想像を超える暑さを経験します。カラッとした場所とジメッと湿気の多い場所とがあるので、場所によって過ごし方に注意していきましょう。水分補給を忘れずに、木陰などのShade=シェイドに入って暑さをしのぐようにします。

一方、冬場は雪が降り極端に寒い地域もあります。基本的にラウンドをするなら3月から6月くらいの秋の季節か、9月から11月くらいの春の季節が好ましいです。

また、車で移動の場合は何日か分の水の貯えておきましょう。車が故障してしまったら、道路端に留めてハザードランプをつけるか張り紙を張って、通りかかるドライバーに故障を知らせることも大事です。

長距離トラックのドライバーや時間に余裕のある人は止まって「Are you okay?」と話しかけてくれることが多いです。バッテリーが上がってしまっているのか、ガス欠なのか、タイヤがパンクしてしまったのか、ブレーキの調子がおかしいのか…。理由を説明すれば、何とかなる場合もあります。本当に困っている人を助ける!という意識が高いです。

オーストラリアではロードサービスに加入することもできますが、大国に住んでいるせいか、特に田舎町では「自分で直す」という風潮があります。ですので、修復するための器具を搭載しているドライバーも多いんですよ。

ラウンドってとても夢のあるチャレンジだと思いませんか?広大なオーストラリアだからこそ実現させたいイベントでもありますが、やっぱり何年か後にワーキングホリデーを振り返った時「あ~ラウンドして本当によかった」と笑顔で公言したいですよね。

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