1年間のアメリカ留学費用|ビザ代・学費・生活費の実額【2026年版】

1年間のアメリカ留学費用|ビザ代・学費・生活費の実額【2026年版】

📅 最終更新:2026年9月(ビザ関連費用・学費・就労制限を2026年時点の一次情報で全面更新しました)

この記事は2016年に公開したものを、2026年の実額に作り直しました。10年で状況はかなり変わっています。ビザにかかる政府費用は上がり、為替も当時とは別物です。

「1年間のアメリカ留学はいくらか」に対する正直な答えは、170万円から1,400万円まで幅があるです。語学学校に1年通うのか、大学に正規入学するのかで、8倍違います。

そこでこの記事では、費用を①政府に払うお金 ②学費 ③生活費 ④その他の4つに分けて、それぞれ公表されている数字で押さえます。①と②の一部は誰でも検算できる公的な数字なので、見積をもらったときの物差しになります。

※円換算は1米ドル=158円(2026年9月23日時点)で計算しています。為替が動けば総額も動くため、レートと日付をセットで確認してください。

費用の全体像が見えたあと、多くの方が迷うのは「自分の英語力と予算だと、どの型が現実的か」という点です。ここは条件によって答えが変わるため、一般論の記事だけでは詰めきれません。

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結論:1年間のアメリカ留学は、型によって8倍違う

先に総額から出します。すべて1年間・単身・学費と生活費と渡航費を含んだ概算です。

留学の型 年間総額の目安 内訳の特徴
語学学校(週20レッスン) 約250万〜400万円 学費より生活費の比率が高い。都市差が最も大きい
コミュニティカレッジ 約280万〜450万円 学費が4年制大学の3分の1前後。編入を前提にすると総額が下がる
州立大学(州外学生) 約700万〜900万円 学費が年約503万円。州によって上下する
私立大学 約900万〜1,200万円 学費が年約711万円。奨学金の規模も最大
UCLAなど難関州立 約1,400万円 大学が公表する就学費用(COA)ベース

この差を生んでいるのは、ほぼ学費だけです。生活費と政府費用は、型が違ってもそれほど変わりません。だから「アメリカ留学はいくら」という問いには、先に型を決めないと答えられないのです。

①政府に払うお金|2026年は最大$785

ここは値切れません。そしてビザが却下されても返ってきません。

項目 金額 円換算 支払うタイミング
SEVIS費(I-901) $350 約5.5万円 ビザ面接の前
ビザ申請料(MRV) $185 約2.9万円 ビザ面接の前
Visa Integrity Fee $250 約3.9万円 ビザ発給時
合計 $535〜785 約8.4万〜12.4万円 ―

3つ目のVisa Integrity Feeは、2025年7月に成立した法律で新設されたものです。ビザが承認されたあと、発給の段階で徴収されます。ただし2026年9月時点では領事館によって運用開始の状況が異なります。まだ徴収されていないケースもありますが、$785かかる前提で資金計画を組んでおくのが安全です。

2016年当時のSEVIS費は$200でした。ビザ関連だけで10年で倍近くになっています。

財政証明には「学校が決めた額」が使われる

オーストラリアやカナダと違い、アメリカには政府が定める生活費の一律基準がありません。そのかわり、入学する学校が発行するI-20という書類に「1年間に必要な就学費用(COA)」が記載され、その額を用意できることを証明します。

つまり必要な資金額は学校が決めるということです。同じ都市でも学校によって数十万円変わります。出願先を選ぶ段階で、I-20に載る金額も一緒に確認してください。

②学費|4年制大学の平均はCollege Boardが公表している

アメリカの大学の学費は、非営利団体College Boardが毎年集計して公表しています。2025-26年度の平均は次のとおりです。

区分 年間学費 円換算 留学生の扱い
州立大学・州内学生 $11,950 約189万円 留学生は対象外
州立大学・州外学生 $31,880 約503万円 留学生はこちら
私立大学(非営利4年制) $45,000 約711万円 留学生も同額

※College Board「Trends in College Pricing 2025」の公表値。授業料と必須諸費用の合計で、住居費・食費は含みません。

ここで押さえておきたいのが、留学生は州立でも「州外料金」になるという点です。ニュースで見かける「アメリカの州立大学は年130万円」という数字は州内学生の話で、留学生には適用されません。

難関校は平均よりさらに高い

たとえばUCLAの2026-27年度は、学費が$54,858、住居費や教材費まで含めた就学費用(COA)が$90,100=約1,397万円と公表されています。平均値だけ見ていると、志望校が決まった段階で計算が合わなくなります。

語学学校とコミュニティカレッジ

区分 年間学費の目安 円換算 備考
語学学校(週20レッスン) $12,000〜20,000 約190万〜316万円 学校と都市による。入学金・教材費は別
コミュニティカレッジ $8,000〜13,000 約126万〜205万円 4年制の州外料金の3分の1前後

※語学学校とコミュニティカレッジの学費は公表されている料金表がまちまちのため、各校の公表額から見た目安です。出願前に必ず学校の公式サイトでご確認ください。

カリフォルニア州のサンタモニカ・カレッジを例にとると、学費・住居費・生活費まで含めた年間の就学費用は約$34,000(約537万円)として案内されています。学費だけを見るのではなく、学校が公表しているCOAで比べるのが実務的です。

都市別の語学学校の相場は、こちらに詳しくまとめています。→ アメリカの語学学校と学費の目安を都市別に解説

③住居費・生活費|都市の選択が総額を100万円動かす

学生寮の二段ベッド。アメリカ留学の住居費は形態で大きく変わる

生活費はどの都市に住むかでほぼ決まります。同じアメリカでも、ニューヨークと中西部の小都市では家賃が2倍以上違います。

住居の形態 月額の目安 特徴
ホームステイ(食事付き) $900〜1,600 光熱費・食費込み。到着直後の3か月に向く
学生寮 $900〜2,000 大学付属。食事プランとセットのことが多い
アパートのシェア $700〜1,800 最も安いが、契約と保証人のハードルがある

アパートをシェアする留学生。キッチンを共有して食費を抑える

これに食費・交通費・通信費・娯楽費が乗ります。合計すると月$1,500〜2,800、年間で約284万〜531万円が生活費の実勢レンジです。

費用を抑えるなら、大都市を外す

ニューヨーク・ロサンゼルス・サンフランシスコは家賃が突出しています。一方で中西部や南部の都市なら、同じ生活水準で年間100万円前後下げられます。「どの街に住みたいか」より先に「どの街なら予算が合うか」を見ると、選択肢が現実的になります。

費用の安い都市はこちらで比較しています。→ アメリカ留学で費用の安い都市

④渡航費・保険・その他|見積に入っていない50万円

項目 目安 備考
往復航空券 15万〜30万円 時期による。財政証明にも含める
海外留学保険 年15万〜25万円 大学は指定プランへの加入を求めることが多い
英語試験の受験料 1回2.7万〜4万円 複数回受けるのが前提。3回で10万円前後
出願料 1校1万〜2万円 大学出願は5〜10校が一般的
住居の初期費用 10万〜30万円 デポジットと前家賃
生活の立ち上げ 10万〜20万円 携帯・銀行口座・生活用品

ここだけで50万〜100万円になります。エージェントの見積に入っていないことが多い項目なので、自分で足しておいてください。

働いて生活費をまかなえるか|アメリカは最も厳しい

結論から言うと、アメリカでは「働きながら通う」を資金計画に入れられません。

国 学期中の就労上限 学外就労
アメリカ(F-1) 週20時間 学内のみ。1年目の学外就労は原則不可
ニュージーランド 週25時間 可
カナダ 週24時間 可
オーストラリア 2週間48時間 可

アメリカのF-1ビザで認められるのは、原則として学内でのアルバイト(図書館・カフェテリア・研究室など)に限られ、上限は週20時間です。1年目は学外で働けません。

そもそもビザの財政証明で「働いて払う」は認められません。この点はどの国も同じですが、就労の余地が最も小さいアメリカでは、必要額の全額を渡航前に用意しておく必要があります。

「働きながら」を前提にしたいなら、オーストラリアやカナダのほうが現実的です。→ カナダ留学エージェントおすすめ8社【2026年版】/オーストラリア留学エージェントおすすめ8社【2026年版】

費用を下げる4つの方法

進路の分岐を示す道しるべ。留学費用は型と国の選び方で変わる

1|コミュニティカレッジを経由する

2年制のコミュニティカレッジで基礎課程を終えてから4年制大学の3年次に編入するルートです。最初の2年の学費が3分の1前後になるため、4年総額で1,700万円前後下がるケースもあります。

「格下のルート」という誤解がありますが、実態は逆です。UCLAの編入合格者のうち93%がカリフォルニア州のコミュニティカレッジ出身で、編入の合格率は新入生より高くなっています。→ コミュニティカレッジに入ると【後悔】するは、本当か

2|奨学金を取りにいく

アメリカは大学が独自に出す返済不要の奨学金の規模が世界最大です。留学生も対象になるものが多くあります。→ 【最大1200万円?!】アメリカ大学の奨学金20選

3|都市を変える

前述のとおり、大都市を外すだけで生活費が年間100万円前後変わります。学校の質と都市の物価は比例しません。

4|そもそも国を比べ直す

英語圏で学位を取ることが目的なら、アメリカ以外も選択肢です。たとえばマレーシアのツイニング制度なら、マレーシアで学びながらイギリスやオーストラリアの大学の学位が取れて、学費は年約140万円です。→ 海外大学の学費は日本の私大より安い?4年総額で比較

よくある質問

Q. 為替が動いたら、いくら変わりますか?

大きく変わります。たとえばUCLAの就学費用$90,100は、1ドル158円なら約1,424万円ですが、140円なら約1,261万円、170円なら約1,532万円です。同じ留学で270万円動きます。円換算の数字を見るときは、必ずレートと日付を確認してください。

Q. ビザ申請料は却下されても返ってきませんか?

返ってきません。SEVIS費$350とビザ申請料$185は面接前に支払い、審査結果にかかわらず返金されません。書類の精度がそのまま費用リスクになります。

Q. 1年より半年のほうが割安ですか?

1か月あたりの単価で見ると、1年のほうが安くなります。渡航費・ビザ費用・住居の初期費用といった固定費を、長い期間で割れるからです。ただし総額は当然増えるので、「出せる総額」と「1か月あたりの効率」のどちらを優先するかで決めてください。

Q. 大学付属の語学コースと民間の語学学校、どちらが安いですか?

一般に民間の語学学校のほうが安い傾向があります。ただし大学付属は、修了すると付属大学への進学時に英語試験が免除される仕組みを持っていることがあります。進学が目的なら、学費の差だけで判断しないほうがよい部分です。

Q. 財政証明はいくら用意すればいいですか?

入学する学校がI-20に記載する就学費用(COA)の額です。アメリカには政府の一律基準がないため、学校ごとに必要額が違います。出願先を決める段階で、各校のCOAを比べてください。

まとめ

1年間のアメリカ留学費用は、語学学校なら約250万〜400万円、州立大学なら約700万〜900万円、私立大学なら約900万〜1,200万円。この差はほぼ学費だけで生まれています。

そのうえで、次の3つは必ず自分で確認してください。

  • 政府費用:2026年は最大$785(約12.4万円)。却下されても返らない
  • 学費:College Boardの平均(州外$31,880/私立$45,000)と、志望校が公表するCOA
  • 就労:F-1は学内のみ週20時間。1年目は学外で働けないため、資金は渡航前に全額用意する

予算が足りないと感じたときも、諦める前に型と都市と国を組み替えてみてください。コミュニティカレッジ経由なら手が届くことがありますし、他国まで広げれば選択肢はさらに増えます。

語学学校・ワーキングホリデー・Co-opについては手続き手数料0円で、無料カウンセリングからご相談いただけます。ご予算を教えていただければ、届く選択肢を具体的にお出しします。

大学・大学院への正規進学は、語学留学とは別枠の専門の進学指導プログラム(有料)でのサポートとなり、海外大学の合格実績は378名です。とくにカリフォルニア大学への編入については、UCLA26名・UCバークレー16名を含む州内126名の合格実績と、不合格時に返金規定のある合格保証制度をご用意しています。→ カリフォルニア大学進学プログラム

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