ニュージーランド留学では学生寮があまりおすすめではない理由

ニュージーランド留学では学生寮があまりおすすめではない理由

学生寮といえば、安い&みんなで楽しいというイメージを抱く方が多いと思います。そのため、ニュージーランド留学で学校を予約するときに、「住まいも一緒に予約しちゃおうっ」と安易に学生寮に決めると、後で後悔することがあります。

ニュージーランドの学生寮は意外と高い&イメージとかけ離れていることがあるって本当?

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1.ニュージーランド留学でどこに住もう?

留学において、学校以外の時間を多く過ごす家は、どこを選ぶかで費用や快適さが変わってきます。

ホームステイ

ニュージーランドの家庭にお世話になるホームステイは、ニュージーランド最初の滞在におすすめです。ほかの宿泊方法に比べると少し割高かもしれませんが、メリットは食事がついていることや洗濯をしてもらえること(セルフの場合もあり)、学校以外にも現地の人と英語のコミュニケーションが図れることがあります。

家事が苦手な方や、現地の人とのコミュニケーション、文化に興味がある方におすすめです。お風呂や食器の洗い方、洗濯の方法など日本とは違うポイントを1つ1つ発見していくのが楽しいので、ホストファミリーのお手伝いを率先したり、学校の出来事を話したりして交流を深めていきましょう。

数週間の短期滞在ならホームステイのみ、3カ月以上の中長期滞在ならばホームステイをしながら、次の住まいを探すという方法もあります。

シェアハウス

シェアハウスとはアパートメント、一軒家などで他人と共同で生活をすることです。アパートに1人で住むこともできますが、ニュージーランドは物価が年々上昇しており、家賃の節約や防犯のことを考えても、1人よりはシェアハウスの方がおすすめです。家具や家電もついているので、お金さえ払えば、自分と自分の荷物だけで引っ越しはOKです。

ただし、シェアハウスとはいっても、自分の食事は自分で作るのが基本ですので、留学生活に慣れない頃だと、学業との両立が厳しく外食費がかさんでしまうこともあります。(シェアハウスによっては、当番制で食事を作るようなところも。)

シェアハウスといっても、たいていは1人部屋があり、そのほかのバス、トイレ、リビングなどが共用となっているのが一般的です。シェアハウスは、とりあえず個室があればオッケー、費用を抑えたいという方におすすめです。とくに長期になればなるほど、シェアハウスの方が、ホームステイや1人暮らしよりも費用面ではお得になるでしょう。

学生寮

学生寮は学校が提供している住まいのことで、入居者は学生となります。1人部屋もあれば2人部屋~6人部屋もあります。同じ学校の生徒しかいないので、友達ができやすく、さまざまな国籍の人と出会えます。

学校側が用意してくれているので、なにかあれば学校にいえばいいという安心感と、日本で学校申し込みの際に手続きが完了できること、ホースステイよりは安いというメリットがあります。

また、ホームステイに比べると、シャワーの時間やインターネット使用などに制限がないので、気楽さがあります。光熱費などは費用に込みになっているか、別になっているか確認しましょう。

シェアハウスは現地で探すのに時間がかかったり、ホームステイは長すぎると費用がかさみますので学生寮は1~3か月などの短期または中期の留学におすすめです。

ホステル

学校近くのバックパッカーズやユースホステルといったところに宿泊する方法です。ドミトリー(複数人部屋)のタイプもあれば、1人部屋を希望することもできます。

ホームステイに比べれば、あまり気を遣わなくていいというメリットがあり、学生以外にも、ニュージーランド旅行中の方々に出会えるチャンスです。ただし、留守の間は、貴重品や荷物の管理に気をつけましょう。チェーン式のロック錠や南京錠などを持っていくのがおすすめです。

また、学生じゃない人も多いので騒がしいこともあり、勉強には集中しにくいかもしれません。部屋で勉強をするなら、1人部屋の方がよいでしょう。または、勉強は学校や図書館、カフェなどで行い、ホステル内では、いろんな人に話しかけてスピーキングのアウトプットをするのもよい経験になるかと思います。

食事は外食か自分で共同キッチンで作ることもできれば、追加料金でつけることもできます。安いところなら1カ月で5万~6万くらいに抑えることもできます。ちなみに短期留学で、清潔感や静寂感を求める方は、ホステルよりは割高でもホテルの方がよいかと思います。

2.学生寮には2つのタイプがある

ニュージーランドの学生寮には、学校の敷地内に寮があるタイプと、学校の敷地外に寮があるタイプがあります。それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。

敷地内の学校寮タイプ

学生寮といえば、学校の敷地内にある寮をイメージする方が多いのではないでしょうか。ニュージーランドにも、そのような学生寮はありますが、語学学校では数は少ないようです。

友達同士でわいわいするような、日本の学生寮の雰囲気と近いのは、ニュージーランドよりもフィリピンの語学学校です。ほとんどの寮が敷地内にあり、掃除、洗濯、3食食事つき、しかも格安の学校が多くて人気があります。

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学校敷地内タイプのメリット

食事つきも珍しくない
学校敷地内に寮があるタイプでは、カフェテリアやラウンジなどで食事が提供される学校もあるので、食事代を節約しながら、健康的な食事をとる事ができます。

友達ができやすい
学校の敷地内ということで、授業時間外にも生徒と接する機会が多くなり、友達が作りやすいということがあります。ルームメイトが外国人ならば、部屋の中でも英語で話すことになるので語学力アップが期待できます。

常に和気あいあいとした雰囲気があるので、寂しがり屋の方や皆で騒ぐことが好きな方におすすめです。寮の中でパーティーやバーベキューなどのイベントが週末に開催されることもありますので、学校での思い出も勉強以外で作ることができるでしょう。

寂しさを感じにくい
誰かが常に同じ部屋や隣近所にいるので、ホームシックや寂しいといった感情は抱きにくいです。

部屋タイプが選べる
シングルやツイン、3人以上など選べることが多いので、予算や希望に合わせて選べます。シングルはプライベートがありますが、ツインや3人以上の部屋にいる周りの子たちが楽しそうだと、寂しくなってくることも。

一方でツインや3人以上は部屋代が1人部屋よりは安い、友達ができやすいというメリットがある分、プライベートがない、シャワーやトイレなどの使用に気をつかう、相性が悪いと留学期間中、キツイといったデメリットがあります。

学校から近い
学校の敷地内にある寮ならば、学校から近いということもあり、交通費や通学時間を節約できるということがあります。通学時間がない分、学習時間に当てられますし、忘れ物をしたり、授業の空き時間でもすぐに部屋に帰ることができます。しかし、逆に近すぎるあまり、ついつい油断して寝坊してしまうということも。

学校敷地内タイプのデメリット

勉強に集中できないかも
学校寮タイプでは、周りが騒がしい、遊びの誘惑が多いなどで勉強に集中できない可能性もあります。また、ルームメイトが日本人だと、つい日本語ばかり話してしまうという可能性もあります。もちろん1人部屋も選択できますが、必ず空いているとは限りませんし、複数人部屋よりも料金は高くなってしまいます。

清潔感があまりないかも
学校の敷地内にあると、誰かが随時いるということもあり、汚れていたり、壊れている場所があったりということがあります。例えば、ルームメイトが片づけが苦手だったり、食べものを放置するようなタイプだと、虫が発生したりすることもあります。

ノリについていけないかも
自分が社会人で、周りが学生ばかりだと、世代間などのギャップから、ノリについていけないことも想定されます。学校内だけでなく、時間外もそのような環境だと居心地の悪さを感じる方もいるかもしれません。

門限があることも
学校の敷地内にある分、生徒を守るためにも門限が設定されていることもあります。また、敷地内の施設なども使える時間が決まっていることもあります。

おすすめはAIS

学校敷地内タイプの寮がある学校に代表的な学校としては、オークランドにあるAISがあります。AISは日本人をはじめ韓国や中国の留学生に人気があります。一般英語以外にもビジネスや情報技術、経営管理学など多彩なコースが受講できます。

ニュージーランドの教育審査局に認定されているので、国立大学相当の学位を得ることも可能です。敷地内には学生寮以外に、テニスコートやスポーツジム、図書館もありますので、敷地内だけでも楽しい留学生活を送ることができるでしょう。
▶AIS(Auckland Institute of Studies)【口コミ・レビューあり】

マンション(アパートメント)タイプの寮

ニュージーランドでアパートメントは、日本でいえば、マンションタイプをさします。ニュージーランドの学校寮は敷地内にあるよりも、どちらかといえば、このマンションタイプが主流となっています。

学校がアパートメントの1室を借り、そこに学生が住むという形なので、普通のシェアハウスとあまり変わりません。ルームメイトは同じ留学生でも、隣や近所は現地の家族や夫婦が住んでいることもあるでしょう。

マンションタイプのメリット

綺麗である
学校寮の中には、年季が入っていて古い、汚いということもあります。その点、マンションタイプの学校寮ならば、部屋の中が綺麗に保たれている可能性が高いので、綺麗好きの方や衛生面を気にする方におすすめです。

静かである
学校の関係者以外にも住んでいるので、騒音は少ないことが予想されます。そのため、勉強には集中しやすい環境だと思います。ニュージーランド人は早寝・早起きの方が多いので、自分が部屋で友達と騒いだり、大きな音で音楽を聴いていたりすると、逆に苦情となるおそれがあるので注意しましょう。

門限がとくにない
門限がないことが多いので、夜遅くまで遊びに出かけることもできます。ただし1人行動や深夜になると犯罪に巻き込まれるリスクも高くなるので気をつけましょう。

友達ができやすい
敷地内の寮やシェアハウスと共通のメリットですね。敷地内にないことで、学校帰りに友達と寄り道をしたり、毎週のようにパーティーをしたりすることもできます。

個室である
敷地内の寮の場合は、シングル、ツイン、その他複数となるかもしれませんが、マンションタイプは個室で固定されている可能性が高く、敷地内の寮に比べると、プライベートを保ちやすいというのがあります。

マンションタイプのデメリット

家賃が高め
学校を仲介している分、家賃が高いというデメリットがあり、同じシェアハウスなら自分で探す方が、安いところを見つけやすいかもしれません。

選択肢がない
場所も階も決まっているので、学校やスーパーマーケットから遠い場合でも、文句を言いにくいです。学校を決める前に寮が学校からどれくらい離れているかをチェックした方がよいでしょう。

人間関係が上手くいかないと悲惨
敷地内の学生寮と共通のデメリットで、人間関係がうまくいかないと家にいるのも、学校に行くのも嫌になるかもしれません。部屋にこもりっぱなしにならず、あいさつなど自分から話しかけるようにしましょう。

3.学生寮と決める前に情報収集がおすすめ!

学校寮は日本で手続きをするので、現地での手続きがあまり必要ない、なにかあれば学校を頼れる、友達ができやすいというメリットがあります。しかし、その反面、学生寮はフラットシェアやホームステイよりも安いというイメージがありますが、ニュージーランドでは、意外と学生寮にした方が高いという可能性があります。

とくに、学校敷地内にない学校寮なら、1カ月ほど滞在し、家賃が高いと感じるならほかのフラットシェアを探した方がよいかもしれません。また、ニュージーランドでは、空き巣もよくあるので、家賃の安さだけではなく、セキュリティー面も考慮しましょう。

短期留学なら学生寮で思い出を作るのもよいかもしれませんが、中長期の留学ならば、はじめの1カ月はホームステイやホステルで宿泊しながら、シェアハウスの物件を探すのもよいかと思います。同じく学校内でシェアハウスをしたい学生に出会うこともあります。

有意義な留学生活のためにも、学生寮をすぐに決めてしまわずに、いろいろな居住方法を比較して決めるのがおすすめです。

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