カナダ留学エージェントおすすめ8社【2026年版】|選び方5つの基準

カナダ留学エージェントおすすめ8社【2026年版】|選び方5つの基準

📅 最終更新:2026年9月(2026年の留学許可証の定員・PAL免除の拡大、資金証明の改定、PGWPの要件を反映しました)

2024年度、カナダに留学した日本人は6,736人。前年度から885人、11.6%減りました。留学先の上位10か国のなかで、最大の下げ幅です。同じ時期にオーストラリアは1.8%増、イギリスは6.8%増えています。

カナダだけが減った理由ははっきりしています。2024年から、カナダが留学生の受け入れを制度として絞り始めたからです。留学許可証に定員ができ、資金証明の金額が上がり、卒業後に働けるビザの条件が厳しくなりました。

この変化はエージェント選びに直結します。「どの学校に、どの順番で出願するか」で結果が変わるようになったからです。この記事では、まず2026年に何が変わったのかを整理し、次にカナダ特有の「誰がビザの相談に乗ってよいか」という法律のルールを説明し、そのうえで公開情報だけで確認できる5つの基準と、目的別のおすすめ8社を紹介します。

※本記事は留学エージェントである留学情報館が運営するメディアです。自社を含む比較であることを明示したうえで、判断基準と各社の公開情報を開示しています。気になる会社は必ず公式サイトでご確認ください。

カナダは2024年から受け入れ枠が絞られ、出願の順番とタイミングで結果が変わるようになりました。州ごとの割当は先着で消えていくため、渡航時期が決まっている方ほど早めの相談が有利です。

留学情報館では、語学学校・ワーキングホリデー・Co-opの手続き手数料は0円。渡航前の無料英会話レッスンもご利用いただけます。良い面だけでなく現地のリアルやデメリットまでお伝えする「本音のカウンセリング」を徹底していますので、まずは無料カウンセリングで、ご予算と希望に合わせた現実的なプランをご相談ください。

目次

結論:目的別のおすすめ早見表

カナダ留学は目的によって必要な専門知識がまったく違います。1社ですべてをカバーしている会社は、実際にはほとんどありません。

あなたの目的 向いているエージェント 理由
大学・大学院に正規留学したい 留学情報館/ワールドアベニュー/留学ジャーナル 出願書類と進学ルートの設計が必要。学位課程はPGWPの条件も有利
カレッジ・コープ留学 カナダ留学コンパス/マイルストーンカナダ 2024年11月以降、専攻分野がそのまま卒業後のビザ資格を左右する
語学留学・ワーキングホリデー 日本ワーキング・ホリデー協会/East-Westカナダ留学センター 渡航後の生活立ち上げ(住居・銀行・仕事探し)の比重が大きい
中学・高校留学 留学ジャーナル/ウィッシュインターナショナル 未成年の後見人手配と州教育委員会への申請が必須
とにかく費用を抑えたい 留学情報館/カナダ留学コンパス/日本ワーキング・ホリデー協会 手続き手数料0円を公式サイトで明示している

中学・高校留学については専用の記事があります。→ カナダ高校留学エージェントおすすめ9社と選ぶポイント

大学・大学院への正規留学も、進学に特化した比較記事を用意しています。→ おすすめカナダ大学留学エージェント9選、注意点も解説

2026年のカナダ|受け入れを絞る3つの制度変更

カナダ・バンフの街並みとカスケード山

ここ2年でカナダの留学生受け入れルールは3か所が大きく変わりました。いずれもエージェントの実力差が出るポイントです。

変更1|留学許可証に「定員」ができた

カナダ政府は2026年、留学許可証(Study Permit)の申請受付枠を309,670件と定めました。実際に発給される見込みは408,000件(新規155,000件+延長253,000件)で、2025年の437,000件から7%、2024年の485,000件からは16%の減少です。

この枠は州ごとに配分されます。出願者は原則、留学先の州が発行するPAL/TAL(州・準州の証明書)を添えて申請しなければならず、これがないと申請は受理されずに返送されます。そして州の割当が尽きると、その年は発行が止まります。

ただし2026年1月1日から、免除の範囲が広がりました。

PAL/TALが不要になった人(2026年1月1日〜) 公立DLIの修士課程・博士課程/小中高(K-12)/同一校・同一課程で更新する既存の許可証保有者/政府が定める優先枠
引き続き必要な人 上記以外。学部進学、カレッジ、語学学校など大半が該当

実務上の意味は明快です。大学院に行く人は制約が外れ、カレッジや語学学校に行く人は枠の取り合いになったということ。そして枠は先着で消えるので、年の早い時期に出願したほうが有利です。この時間設計ができるかどうかが、1つ目の分かれ目になります。

変更2|資金証明がCAD$23,448になった

2026年9月1日以降に申請する場合、ケベック州以外で学ぶ単身の申請者は、年間CAD$23,448(約263万円)の生活費をまかなえることを示す必要があります。改定前は$22,895でした。

これは学費と渡航費を含まない金額です。学費・往復渡航費・生活費の3つをそれぞれ用意できることを示さなければなりません。金額はカナダ統計局の低所得基準(LICO)の75%に連動していて、毎年9月1日に見直されます。

変更3|卒業後に働けるビザ(PGWP)の条件が変わった

これが3つのなかで最も影響の大きい変更です。

カナダ留学の魅力は長らく「カレッジで学んで、卒業後にPGWP(卒業後就労許可)で働く」というルートにありました。学費が大学より安く、就労と永住申請まで見通せたからです。

2024年11月1日以降に留学許可証を申請した人から、この条件が変わりました。

大学の学位課程(学士・修士・博士) カレッジ等の非学位課程
分野の制限 なし(何を学んでもよい) あり。長期的な人材不足職種に紐づく分野の修了者のみ
語学要件 CLB7(4技能すべて) CLB5(4技能すべて)
許可期間 課程8か月以上2年未満は課程と同じ期間/2年以上は最長3年。修士は8か月以上で最長3年

つまり「安く行って働く」ルートには分野の縛りがかかり、「大学で学位を取る」ルートのほうが卒業後の自由度が高くなったということです。2026年のあいだ、対象分野リストの追加・削除は行われないことが公表されています。

カレッジ留学を検討しているなら、そのプログラムが今もPGWPの対象分野に入っているかを、出願前に確認する必要があります。ここを外すと、卒業しても就労許可が取れません。エージェントに聞くべき最重要事項です。

なお2026年4月1日からは、必修のコープ・インターン・実習について、別途のコープワークパーミットが不要になりました。手続きは1つ減っています。

変更点 いつから 読者への影響
留学許可証の定員とPAL/TAL 2024年〜(2026年枠は309,670件) 州の枠は先着で尽きる。出願時期の設計が必要
PAL免除の拡大 2026年1月1日 公立大学院・小中高は制約が外れた
資金証明 CAD$23,448 2026年9月1日 学費・渡航費とは別に約263万円を示す
PGWPの分野制限・語学要件 2024年11月1日 カレッジは分野縛り。学位課程は分野自由だがCLB7

【カナダ特有】ビザの相談を有償で受けられる人は、法律で決まっている

これはオーストラリアやアメリカにはない、カナダだけの重要なルールです。

カナダの移民難民保護法(IRPA)第91条により、報酬を得て移民・ビザの手続きについて助言や代理を行えるのは、次の資格者に限られます。

  • RCIC(規制移民コンサルタント/CICC=移民・市民権コンサルタント協会の登録者)
  • カナダの弁護士
  • ケベック州の公証人
  • オンタリオ州の認可パラリーガル

無資格で有償の助言・代理を行った場合、最高でCAD$200,000(約2,240万円)の罰金、または2年の禁錮が科されます。

RCICの登録はCICCの公開登録簿(college-ic.ca)で誰でも照会できます。氏名か登録番号を入れるだけです。

ここで誤解のないように補足すると、学校への出願手続きの代行そのものは、この規制の対象ではありません。規制がかかるのは「留学許可証の申請について有償で助言・代理する」部分です。多くのエージェントは、学校手続きは自社で行い、ビザに関わる部分はRCICが監修する、という形をとっています。

したがって確認すべきなのは「RCICが関与しているか」であって、「エージェント自身がRCICか」ではありません。たとえばカナダ留学コンパスは、ビザ・永住権関連について有資格コンサルタントの監修を受けている旨と登録番号(R511456)を公式サイトに掲載しています。この水準の開示があるかどうかは、そのまま信頼性の指標になります。

逆に、資格の裏づけなしにビザの可否を断言する会社は避けてください。「絶対に下ります」と言い切れる立場の人は、この制度上、存在しません。

ビザの可否そのものは誰にも保証できませんが、どの学校・どのコースを選ぶかは事前に整理できます。ここを間違えると、卒業しても就労許可が取れないという事態になりかねません。

留学情報館は語学学校・Co-opの手続き手数料が0円。カレッジ選びと渡航スケジュールの設計から、無料カウンセリングでご相談いただけます。

「手数料無料」はなぜ成立するのか

カナダ留学のエージェントは、日本側も現地側も手続き手数料0円を掲げる会社が主流です。これは学校から支払われるコミッションで運営費をまかなう仕組みだからです。

仕組み自体に問題はありません。ただしコミッション率は学校ごとに違います。率の高い学校を優先して勧めるインセンティブが、構造として存在します。

無料エージェント 有料エージェント
収入源 学校からのコミッション 学生からの手数料(+コミッション)
向いている人 行きたい学校・コースが決まっている 進学先の選定から相談したい
注意点 提携校以外は扱えないことがある 手数料の対価が何かを確認する必要がある
共通で確認したいこと 提携校リストが公開されているか/提案された学校以外の選択肢も説明されたか

無料か有料かで優劣は決まりません。見るべきは「その学校を勧める理由を、あなたの条件に紐づけて説明できるか」です。カナダの場合は特に、「そのプログラムはPGWPの対象分野ですか」と聞いたときの答えの精度で力量がわかります。

カナダ留学エージェントの選び方|公開情報で確認できる5つの基準

口コミを読む前に確認できることがあります。以下はすべて、公式サイトや第三者機関のリストであなた自身が確認できる項目です。

基準1|RCICの関与を確認できるか

前章のとおり、ビザに関わる有償の助言は資格者に限られます。RCICの氏名か登録番号を開示しているか、開示がなければ「ビザの相談は誰が担当しますか」と聞いて明確に答えられるか。ここが1つ目です。

基準2|JAOS正会員・J-CROSS認証という国内の第三者チェック

日本側の会社を見るときは、この2つが確認しやすい指標です。

JAOS(海外留学協議会) J-CROSS(留学サービス審査機構)
性格 業界団体の正会員 第三者認証機関の審査
社数 正会員41社 認証18社
見ているもの 事業実態・業界ルールの遵守 契約書面・解約ルール・前払金の保全・財務状況

※いずれも2026年9月時点。最新の一覧は両機関の公式サイトで公開されています。

J-CROSSは前払金の保全と解約ルールまで審査対象に含みます。留学費用は数百万円の前払いになるので、倒産リスクを気にするなら見る価値があります。なお、留学情報館はJAOS正会員ですがJ-CROSS認証は取得していません。自社に不利な事実ですが、比較の前提として明示しておきます。

ただしカナダ現地系の会社は、JAOSにもJ-CROSSにも入っていないのが普通です。日本の団体だからです。現地系を評価するときは、この基準ではなく基準1(RCIC)と基準3(拠点)で見てください。

基準3|カナダ国内に自社オフィスがあるか

カナダは渡航後の対応が効く留学先です。ホームステイ先の不一致、シェアハウスの契約トラブル、カレッジのコース変更、PGWP申請時の書類。これらは日本からメールだけで解決できるものではありません。

「現地サポートあり」と書いてあっても、内実は提携先への取り次ぎというケースがあります。自社オフィスの住所が公式サイトに掲載されているかで切り分けてください。

基準4|目的に対する専門性があるか

カナダ留学は5つの型に分かれ、必要な知識がそれぞれ違います。

型 期間の目安 エージェントに求められるもの
語学留学 1週間〜1年 学校ごとの国籍比率とレベル分けの実情
ワーキングホリデー 最長1年 抽選(招待制)の仕組み、仕事探し、税金
カレッジ・コープ留学 半年〜2年 PGWP対象分野かどうかの判定、実習先の実態
大学・大学院 2〜4年 出願書類、英語要件、PAL免除の活用
中学・高校 3か月〜3年 州教育委員会への申請、後見人(ガーディアン)手配

基準5|見積の内訳が分かれているか

もっとも実用的なチェックです。見積書をもらったら、「学校に払うお金」「政府に払うお金」「エージェントに払うお金」が別々の行になっているかを見てください。

一式いくらでまとめられた見積は比較できません。学費は学校の公式サイトに、申請料と資金証明額は政府が公開しているので、内訳さえ分かれば自分で検算できます。検算させない見積を出す会社は、その時点で候補から外して構いません。

目的別おすすめエージェント8社【2026年版】

ここまでの基準を満たす8社です。各社の公開情報にもとづく一覧です。

会社 JAOS J-CROSS カナダ拠点 手数料 得意分野
留学情報館 正会員 ― あり 0円 大学・大学院進学
ワールドアベニュー 正会員 認証 ― 手続き無料 大学進学
留学ジャーナル 正会員 認証 ― 有料 総合(中高〜大学院)
ウィッシュインターナショナル 正会員 認証 ― 要確認 総合(中高〜大学)
日本ワーキング・ホリデー協会 正会員 ― ― 0円 ワーホリ
カナダ留学コンパス ― ― バンクーバー・トロント 原則無料 カレッジ・コープ・語学
マイルストーンカナダ ― ― バンクーバー・トロント 無料 語学・コープ・カレッジ・大学
East-Westカナダ留学センター ― ― バンクーバー・トロント 基本無料 語学・ワーホリ・カレッジ

※JAOS・J-CROSSは2026年9月時点の公開リストによる。手数料と拠点は各社公式サイトの記載にもとづきます。条件は変わるため、最終確認は各社にお願いします。

大学・大学院に進学したい人向け

留学情報館(JAOS正会員)は、海外大学への正規進学を専門の進学指導プログラムとしてサポートしています(語学留学とは別枠の有料サポートです)。海外大学の合格実績は378名。カナダについては、学位課程ならPGWPの分野制限を受けないという前提を踏まえた進路設計まで相談できます。→ 海外大学進学サポート

ワールドアベニュー(JAOS正会員・J-CROSS認証)は大学進学のサポートに強く、カウンセリングと手続きは無料。国内の第三者認証を両方持っています。

留学ジャーナル(JAOS正会員・J-CROSS認証)は業界の老舗で、中高生から大学院まで扱います。有料型ですが、そのぶん提携校に縛られにくい立ち位置です。

ウィッシュインターナショナル(JAOS正会員・J-CROSS認証)も第三者認証を両方満たす1社で、中高留学から大学まで幅広く対応しています。

大学進学そのものの進め方は、こちらで詳しく解説しています。→ おすすめカナダ大学留学エージェント9選、注意点も解説

カレッジ・コープ留学向け

カナダ留学コンパスは東京・バンクーバー・トロントに拠点を持ち、手続きは原則無料。年間1,000名規模をサポートしています。前述のとおりビザ・永住権関連について有資格コンサルタントの監修と登録番号(R511456)を公開しており、2024年以降のカナダで最も重要な「PGWP対象分野かどうか」を判断するうえで、この体制は実務的な意味があります。

マイルストーンカナダはバンクーバーとトロントにオフィスを持つ現地エージェントで、手数料は無料。語学学校・コーププログラム・カレッジ・大学進学の4分野を扱い、語学からカレッジへ進む段階的なプランに対応できます。

語学留学・ワーキングホリデー向け

日本ワーキング・ホリデー協会(JAOS正会員)は一般社団法人で、非営利であることを掲げています。すべてのサポートが0円。東京・大阪・名古屋・福岡・沖縄・京都・富山の7拠点で対面相談ができ、対応国は30か国以上です。カナダのワーホリは招待制(抽選)なので、他国と並行して検討したい人に向いています。

East-Westカナダ留学センターはバンクーバーで創立された現地エージェントで、カナダ(バンクーバー・トロント)と日本(東京・大阪・福岡)の5拠点を持ちます。サポート料金は基本無料。渡航前から渡航後まで同じ会社で完結させたい人に向いた構成です。

「語学留学・ワーホリ・Co-opのどれが自分に合うか分からない」という段階でも大丈夫です。目的とご予算をうかがったうえで、留学の型そのものからご提案します。

語学・ワーホリ・Co-op・休学留学の手続き手数料は0円、渡航前の無料英会話レッスン付きです。無料カウンセリングをご利用ください。

カナダ留学にかかるお金【2026年版】

エージェントを比べる前に、エージェント抜きで必ずかかる費用を押さえておきます。ここを知らないと、見積の妥当性が判断できません。

項目 金額 円換算(目安) 備考
留学許可証の申請料 CAD$150 約1.7万円 却下されても返金なし
バイオメトリクス CAD$85 約1.0万円 原則必要
生活費(資金証明の基準額) 年CAD$23,448 約263万円 2026年9月1日〜。ケベック以外の単身
学費(大学・学部) 年CAD$41,746 約468万円 留学生の全国平均(2025/2026年度)
学費(大学院) 年CAD$24,028 約269万円 同上
往復渡航費 実費 ― 資金証明に含める

※円換算は1カナダドル=112円(2026年9月23日時点)で計算。学費はカナダ統計局の公表値で、大学・分野により大きく上下します。

学費と生活費を足すと、大学の学部は年間730万円前後。ここで注目したいのが大学院の学費が学部の約6割という点です。カナダは大学院のほうが安く、しかも2026年からPAL/TALも免除されました。大学院留学については、カナダはむしろ条件が良くなっています。

費用を抑えたい場合、ほかの国と比べる価値は十分にあります。4年総額での国別比較はこちらにまとめました。→ 海外大学の学費は日本の私大より安い?4年総額でマレーシア・アメリカ・日本を比較

なお留学許可証では学期中は週24時間まで就労できます(休暇中は無制限)。ただしこの収入を前提に資金計画を立てることはできません。資金証明の段階で「働いて払う」は認められません。

都市によって、留学の中身は変わる

カナダは国土が広く、都市ごとに気候・物価・日本人比率がまったく違います。学校名より先に都市を決めたほうが、話が早く進むことも多いです。

バンクーバー

バンクーバーのフォールスクリークとダウンタウンの高層ビル群

温暖で雪が少なく、語学学校の数も最多。日本からの直行便があり、初めての留学で選ばれやすい都市です。反面、日本人を含むアジア系の留学生が多く、家賃はカナダで最も高い水準にあります。

トロント

トロント市庁舎前のネイサン・フィリップス・スクエア

カナダ最大の都市で、金融・IT・メディアの中心。コープ留学やインターンの選択肢が最も多いのがここです。冬の寒さは厳しく、氷点下20度に達する日もあります。

モントリオール

モントリオール旧市街の石畳とボンスクール市場

ケベック州にあり、英語とフランス語の両方が使われます。学費と家賃が主要都市のなかでは安いのが魅力ですが、ケベック州は資金証明の基準が連邦とは別で、州独自の受入証明(CAQ)も必要です。手続きが1段階増える点は理解しておいてください。

ビクトリア

ビクトリアのインナーハーバーとブリティッシュコロンビア州議事堂

ブリティッシュコロンビア州の州都。カナダで最も温暖な地域のひとつで、日本人が少なく、落ち着いた環境で学びたい人に向きます。都市規模が小さいぶん、仕事の選択肢は限られます。

カナダを選ぶ理由はあるか

エージェント選びの前提として、カナダという選択自体も確認しておきます。

まず大学の水準です。QS世界大学ランキング2027でカナダから世界100位以内に入ったのは4校でした。

大学 QS2027 世界順位
マギル大学 30位
トロント大学 32位
ブリティッシュコロンビア大学(UBC) 45位
アルバータ大学 96位

正直に書くと、この点ではオーストラリア(9校が100位以内)に差をつけられています。「世界ランキングの高い大学に行きたい」が第一目的なら、カナダが最適解とは限りません。→ オーストラリア留学エージェントおすすめ8社【2026年版】|選び方5つの基準

それでもカナダを選ぶ理由は、卒業後の道筋にあります。学位課程を修了すればPGWPで最長3年働け、その就労経験が永住申請につながる設計になっています。「学んで、働いて、住む」を一本の線で考えられる国は多くありません。

日本人留学生は2024年度に6,736人・第4位(アメリカ12,627人、オーストラリア9,329人、韓国8,360人に次ぐ)。前年度から11.6%減っていますが、これは制度が絞られた結果であって、カナダの教育の質が落ちたわけではありません。むしろ枠が減ったぶん、準備の差がそのまま結果に出る状況になったと考えるのが実態に近いです。

エージェントに任せてよい範囲と、自分でやるべきこと

「全部お任せ」にすると、判断の根拠が自分の手元に残りません。任せる範囲を先に決めておくと、エージェントとの相性も見えやすくなります。

工程 任せてよい 自分でやるべき
学校・コース選び 候補の提示と比較材料の用意 最終決定。学費と入学要件を公式サイトで検算する
PGWP対象分野の確認 該当・非該当の調査 根拠の提示を求める。「対象です」の一言で済ませない
PAL/TALの取得 申請手続き、時期の設計 州の枠の状況を一緒に確認する
留学許可証の申請 書類の整理、スケジュール管理 資金の準備。名義と入金履歴は本人の管理
住居の手配 初期滞在先(ホームステイ・学生寮) 2件目以降の自力探し。契約は本人名義になる

とくにPGWP対象分野の確認は、口頭の回答で終わらせないでください。政府の公表リストに基づく根拠を示してもらい、自分でも確認する。ここが2026年のカナダ留学で最大のリスクポイントです。

口コミ・評判の読み方

エージェントの口コミは、判断材料としての精度が高くありません。理由は3つあります。

1つ目は母数が極端に少ないこと。年間の契約数に対して、レビューを書く人はごく一部です。2つ目は満足も不満も渡航直後に書かれること。カナダ留学の成否はPGWPが取れるかどうかまで含めて2〜3年後に決まりますが、その時点で書き足す人はまずいません。

3つ目が重要です。2023年10月からステルスマーケティングは景品表示法の規制対象になりました。事業者が広告であることを隠して第三者を装う表示は違法です。裏を返せば、それ以前に書かれた「◯◯社が1位」という記事には、規制後の基準を満たしていないものが残っています。

見るべきなのは星の数ではなく具体性です。「対応が良かった」だけのレビューは情報量がゼロですが、「PAL取得から許可証が下りるまで何週間かかった」「卒業後のPGWP申請まで対応してもらえた」は検証可能な事実です。

エージェント選びの一般論(カナダに限らない部分)は、こちらにまとめています。→ 留学エージェントおすすめランキングTOP10|JAOS41社・J-CROSS18社で比較

よくある質問

Q. エージェントを使わずに自分で手続きできますか?

できます。学校への出願も留学許可証の申請も、本人が直接おこなえます。ただしカナダの場合、PAL/TALの枠の状況と、PGWP対象分野の判定という2つの判断が必要で、どちらも間違えると取り返しがつきません。語学留学やワーキングホリデーで行き先が決まっているなら自力でも十分ですが、カレッジ留学だけは相談したほうが期待値が高いと考えています。

Q. 日本のエージェントと現地エージェント、どちらがいいですか?

渡航前の比重が大きい留学(大学進学、高校留学)は日本側に拠点がある会社、渡航後の比重が大きい留学(語学、ワーホリ、コープ)は現地オフィスを持つ会社が向きます。両方を持つ会社を選べば、この分岐自体を避けられます。この記事の8社では、カナダ留学コンパスとEast-Westカナダ留学センターが日加両方に拠点を持っています。

Q. コープ留学は今からでも意味がありますか?

あります。ただし2024年11月1日以降に留学許可証を申請した非学位課程の修了者は、PGWPの対象分野に入っている必要があります。分野を確認せずに申し込むと、卒業しても就労許可が取れません。出願前に、そのプログラムが対象分野かどうかを政府の公表リストで確認してください。なお2026年4月1日からは、必修実習に別途のコープワークパーミットが不要になり、手続きは1つ減っています。

Q. 「ビザは必ず取れます」と言われたら?

その会社は候補から外してください。カナダでは報酬を得てビザの助言・代理ができるのはRCICや弁護士などの資格者に限られ、その資格者であっても審査結果を保証することはできません。断言できる立場の人は制度上存在しません。

Q. 英語力がないと出願できませんか?

語学学校からカレッジ・大学へ進むパスウェイ(条件付き入学)があります。入学時点のスコアが基準に届かなくても、語学課程の修了を条件に本科の入学許可を得られる仕組みです。ただしPGWPの語学要件(学位課程CLB7/非学位CLB5)は卒業後に別途課されるので、入学できることと就労許可が取れることは別問題です。

Q. 大学院なら条件は良いのですか?

はい。公立DLIの修士・博士は2026年1月1日からPAL/TALが不要になり、学費も学部の約6割(年CAD$24,028)。PGWPも分野制限がなく、修士は8か月以上の課程で最長3年取得できます。2026年時点で、カナダの条件が最も良いのは大学院ルートです。

まとめ

2026年のカナダ留学は、ルートによって難易度がはっきり分かれたのが特徴です。大学院は制約が外れて有利になり、カレッジは分野の縛りと枠の取り合いという2つの関門ができました。

エージェントを選ぶときは、次の5つを確認してください。

  • RCICの関与を確認できるか(氏名・登録番号の開示、またはビザ担当者の明示)
  • 日本側の会社ならJAOS正会員/J-CROSS認証に名前があるか
  • カナダ国内に自社オフィスの住所が載っているか
  • 自分の留学の型(語学・ワーホリ・コープ・大学・中高)を主戦場にしているか
  • 見積が「学校費用/政府費用/エージェント費用」に分かれているか

そのうえで2〜3社に「このプログラムはPGWPの対象分野ですか。根拠を見せてください」と同じ質問をしてみてください。答えの精度の差が、そのまま実力の差です。

カナダ留学は、語学・ワーキングホリデー・カレッジ・大学進学で必要な準備がまったく違います。とくにカレッジは、専攻分野の選択がそのまま卒業後の就労資格を左右します。

留学情報館では語学学校・ワーホリ・Co-opの手続き手数料は0円、渡航前と帰国後の無料英会話レッスンもご利用いただけます。ご相談は無料カウンセリングの予約ページから。

大学・大学院への正規進学をお考えの方は、専門の進学指導プログラムをご用意しています。合格実績378名、特定の国に偏らない中立な進学提案が特徴です。→ 海外大学進学サポート

関連記事

留学関連の情報カテゴリの最新記事