今や日常生活にあって当たり前の携帯電話。アメリカ留学に備えて「日本で使っている携帯電話の電話番号とメールアドレスをそのまま無料で使えて便利」と、ソフトバンクの「アメリカ放題」を検討している方もいらっしゃると思います。
そんなみなさんのために、アメリカ放題の内容と注意点をご紹介します。
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アメリカ放題ってなに?
「アメリカ放題」は、ソフトバンク社が提供する国際サービスです。
次の4つの条件をすべてクリアすると、アメリカ本土やハワイなどに滞在している間の、音声通話やSMS、データ通信が無料で利用できます。
①アメリカ放題対応機種を使用していること
対応機種:iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone SE、9.7インチiPad、12.9インチiPad Pro、9.7インチiPad Pro、iPad Air 2、iPad mini 3、iPad mini 4
②世界対応ケータイに加入していること
海外でも日本国内と同じ電話番号・メールアドレスを利用できるサービス
③アメリカ放題に申し込むこと
④アメリカ本土、ハワイ、プエルトリコ、アメリカ領バージン諸島で、Sprint社(以降、スプリント)のネットワークを利用すること
ただし、アラスカ州・モンタナ州の一部地域、グアム・サイパンなどを除く
アメリカ放題は繋がらない…って本当?
その1で触れたとおり、アメリカ放題が適用されるのは、スプリントのネットワークに接続した場合に限られます。
スプリントは、アメリカの大手通信キャリア4社の1つで、2013年にソフトバンクが買収したことで話題になりました。
加入者数順に挙げると、Verizon、AT&T、T-Mobileに次ぎ第4位、人口カバー率ではVerizon、AT&Tに次ぐ第3位に位置しています。
スプリントのネットワークは、アメリカの主要都市をカバーしていますが、ネットワーク品質(繋がりやすさ)に少々難があるようです。
実際にアメリカ放題を利用した方のコメントを見ると、特に問題なく利用できたというものもある反面、
「スプリントではなく、すぐに他のキャリアに繋がってしまう」
「スプリントの電波が弱く、繋がってもすぐに圏外になってしまう」
「アメリカ滞在中、一度もスプリントの電波をキャッチできなかった」
このような声も少なくありません。
ロサンゼルスの中心地ですら繋がらないというお話も何度も耳にしました。
たとえサービスエリア内でも、電波状況を逐一確認しなければならなかったり、ほとんど繋がらないためにアメリカ放題を利用できず、結局通話料・通信料が発生したりする可能性が十分あるのです。
注意点:海外パケットし放題につながってしまうと…9万円かかる?
スプリント社のネットワークに接続しないまま携帯端末を利用してしまった場合、データ通信に関しては、「海外パケットし放題」というサービスがあります。
※音声通話、TVコール、SMS、データカードによる通信および、パソコンなどに携帯電話をUSBで接続するモバイルデータ通信(アクセスインターネット)を除く。
あらかじめ携帯端末に手動で定額対象事業者を設定することでサービスを受けることができますが、通信料は1日最大2,980円がかかります。
最大2,980円となっておりますが25MB以上使用するだけで最大金額がかかってしまいます。
これがもし毎日だった場合、ひと月にデータ通信だけで9万円近い料金になり、長期滞在する方には負担が大きく現実的ではありません。
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アメリカ放題の今後:T-Mobileとの合併による影響とは?
日本経済新聞 電子版は5月11日、ソフトバンクグループがT-Mobile USに対し、スプリントとの経営統合を提案すると報じました。
また、ブルームバーグも5月12日、複数の関係者の話として、スプリントがT-Mobile USとの合併について予備的な 協議を開始したと報じました。
合併が実現した場合、両社の提供サービスの見直しも行われるはずで、アメリカ放題が現在のサービス内容のまま継続されるかどうか、その時になってみなければわかりません。
もしアメリカ放題を利用中にサービス終了が決まったら、どうしたらよいでしょう。
そのまま通話料・通信料を支払いながら使い続けるか、現地で新たに携帯電話やSIMカードを入手するか、悩みの種が一つ増えてしまいますね。
まとめ:物事にはメリットとデメリットがあり
私も、実際アメリカで携帯電話ショップを運営する中で、留学生がソフトバンクのアメリカ放題を使用していて乗り換えのご相談を受けることが多いので概要と実情、注意点をご紹介してきました。
携帯電話は日常生活の必需品です。日本にいた時と同様に何のストレスもなく使えると思って渡米しても、あなたの滞在先ではそうではないかもしれません。
忙しい留学生活の中で、携帯電話のことをしょっちゅう気にかけなければならない状況は避けたいところです。
サービスエリアを確認することはもちろん、エリア内でも繋がりづらいという事例があることも念頭に置いて、アメリカ放題を検討する必要がありそうです。
Yellow mobileでは安心して海外で携帯電話を利用して頂くために、月に定額30ドル~60ドルで利用できるKDDIモバイルが提供する在米日本人向け携帯サービス『h2o by KDDI』をオススメします。
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