📅 最終更新:2026年9月(2026年7月の学生ビザ申請料改定、3月の転校あっせん規制、QS2027の大学順位を反映しました)
オーストラリア留学のエージェント選びは、2026年に入ってやり直しがきかない作業になりました。理由は3つの制度変更です。学生ビザの申請料が1回あたり28万円台に上がり、どの学校に出願するかでビザ審査の優先度が変わるようになり、さらに「入学後に別の学校へ移す」タイプのあっせんが事実上できなくなりました。
つまり、最初の出願先を間違えたときの損失が、以前よりはるかに大きいということです。エージェントの役割は「手続きの代行」から「出願先の判断」に移っています。
この記事では、まず2026年に何が変わったのかを整理し、そのうえで公開情報だけで確認できる5つの基準を示し、基準を満たす8社を目的別に紹介します。
※本記事は留学エージェントである留学情報館が運営するメディアです。自社を含む比較であることを明示したうえで、判断基準と各社の公開情報を開示しています。気になる会社は必ず公式サイトでご確認ください。
オーストラリアは2026年に入って制度変更が続いており、学校選びとビザ申請の時期を同時に設計できるかどうかで結果が変わります。渡航時期がすでに決まっている方ほど、早めに動いたほうが選択肢は広がります。
留学情報館では、語学学校・ワーキングホリデー・Co-opの手続き手数料は0円。渡航前の無料英会話レッスンもご利用いただけます。良い面だけでなく現地生活のリアルやデメリットまでお伝えする「本音のカウンセリング」を徹底していますので、まずは無料カウンセリングで、ご予算と希望期間に合わせた現実的なプランをご相談ください。
結論:目的別のおすすめ早見表
先に結論です。オーストラリア留学は目的によって必要なスキルがまったく違うため、「1社が全部得意」ということはまずありません。
| あなたの目的 | 向いているエージェント | 理由 |
|---|---|---|
| 大学・大学院に正規留学したい | 留学情報館/ワールドアベニュー/留学ジャーナル | 出願書類と進学ルートの設計が必要。ビザ以前に「合格させる」工程がある |
| 語学留学・ワーキングホリデー | 日本ワーキング・ホリデー協会/オーストラリア留学センター/シドニー留学センター | 現地到着後の生活立ち上げ(住居・銀行・仕事探し)のほうが比重が大きい |
| TAFEなど専門・職業教育 | オーストラリア留学センター/YAC Agency | コース選択がビザ審査に直結するため、現地の最新事情を持つ会社が有利 |
| 中学・高校留学 | オーシャンズ国際サポートセンター/留学ジャーナル | 未成年の後見人手配(ガーディアン)が必須。第三者認証の有無が効く |
| とにかく費用を抑えたい | 留学情報館/YAC Agency/日本ワーキング・ホリデー協会 | 手続き手数料0円を公式サイトで明示している |
中学・高校留学については専用の記事があります。→ オーストラリア高校留学エージェントおすすめ9社と選ぶポイント
大学・大学院への正規留学も、進学に特化した比較記事を用意しています。→ おすすめオーストラリア大学留学エージェント8選、注意点も解説
2026年、オーストラリア留学は「エージェントの当たり外れ」が出やすくなった
ここ1年で、オーストラリアの留学生受け入れルールは3か所が大きく変わりました。いずれもエージェントの選び方に直接影響する変更です。
変更1|学生ビザの申請料がA$2,500に(2026年7月1日〜)
学生ビザ(サブクラス500)の申請料は、2026年7月1日からA$2,500に引き上げられました。改定前はA$2,000です。同時に、卒業生ビザ(サブクラス485)もA$4,600からA$5,750になっています。
注意したいのは減免の対象国に日本が入っていないことです。据え置きとなるのはASEAN加盟10か国、太平洋島嶼国・東ティモール、そして単独のELICOS(語学)コース・ノンアワードコースの受講者に限られます。日本のパスポートで大学や専門課程に出願する場合は、満額のA$2,500がかかります。
| ビザの種類 | 改定前 | 2026年7月1日〜 | 円換算(目安) |
|---|---|---|---|
| 学生ビザ(サブクラス500) | A$2,000 | A$2,500 | 約28.1万円 |
| 卒業生ビザ(サブクラス485) | A$4,600 | A$5,750 | 約64.5万円 |
| 単独ELICOS・ノンアワード | 据え置き(CPI調整のみ) | ― | |
※円換算は1豪ドル=112円(2026年9月21日時点)で計算。以下の円表記も同じレートです。
この金額は申請が却下されても返ってきません。「とりあえず出してみる」が通用しない水準になった、と考えてください。書類の作り込みで却下リスクを下げられるかどうかが、エージェントの実力差になります。
変更2|出願する学校によって、ビザ審査の優先度が変わる
オーストラリア政府は2026年の留学生受け入れ計画枠(National Planning Level)を295,000人としました。2025年の270,000人から25,000人の増枠です。
ただしこれは「上限」ではなくビザ申請の処理順を決める仕組みです。2025年11月14日から適用されているMinisterial Direction 115により、海外からの学生ビザ申請は学校ごとの割当状況に応じて優先度が分けられます。
実務上の意味はシンプルで、同じ時期に同じ書類を出しても、出願先の学校によってビザが下りるまでの日数が変わるということです。入学月から逆算して間に合うかどうかは、学校選びの時点で決まります。ここを読めるエージェントかどうかが、1つ目の分かれ目です。
変更3|「入学後に転校させる」あっせんが禁止された(2026年3月31日〜)
これが2026年で最も大きな変更です。
2026年3月31日から、オーストラリアの学校はすでに他校で就学を開始した学生を受け入れる際、エージェントにコミッション(紹介料)を支払うことが禁止されました。金銭に限らず、現物・便宜の供与も含まれます。ESOS法の改正にもとづく措置です。
従来、一部のエージェントには「安い語学学校でビザを取らせ、入学後に別の学校へ移して二重にコミッションを得る」という手法がありました。学生からすれば、当初の説明と違う学校に移らされ、余計な費用と時間を失う話です。この構造が制度として封じられました。
例外も明確です。初回入学のコミッションは従来どおり支払われますし、最初から組まれたパッケージコース(語学→本科など、ビザの入学許可書に両方が載っているもの)の進級も対象外です。2026年3月31日以前に入学が許可されていた学生も対象になりません。エージェントが学生から直接料金を受け取って助言すること自体も禁止されていません。
| 変更点 | いつから | 読者への影響 |
|---|---|---|
| 学生ビザ申請料 A$2,500 | 2026年7月1日 | 却下されると約28万円が消える。書類の精度が費用に直結 |
| Ministerial Direction 115 | 2025年11月14日 | 出願先の学校でビザ処理の速さが変わる。入学月から逆算した学校選びが必要 |
| 転校あっせんのコミッション禁止 | 2026年3月31日 | 「入学後に転校を勧める」ビジネスが成立しなくなった |
なお、オーストラリア全体の留学生在籍数は2026年5月までの累計で752,784人と、前年同期比で8%減少しています。受け入れを絞る局面に入っているぶん、手続きの正確さが以前より効いてくると考えたほうが安全です。
「手数料無料」はなぜ成立するのか
オーストラリア留学のエージェントは、多くが手続き手数料0円を掲げています。これは慈善事業ではなく、学校側から支払われるコミッションで運営費をまかなう仕組みだからです。オーストラリア留学センターも公式サイトで「提携教育機関からの運営費で成り立っている」と明記しています。
この仕組み自体に問題はありません。問題は、コミッション率が学校ごとに違うことです。率の高い学校を優先的に勧めるインセンティブが構造的に存在します。
| 無料エージェント | 有料エージェント | |
| 収入源 | 学校からのコミッション | 学生からの手数料(+コミッション) |
| 向いている人 | 行きたい学校・コースが決まっている | 進学先の選定から相談したい |
| 注意点 | 提携校以外は扱えないことがある | 手数料の対価が何かを確認する必要がある |
| 確認したいこと | 提携校リストが公開されているか/提案された学校以外の選択肢も説明されたか | |
無料か有料かで優劣は決まりません。見るべきは「その学校を勧める理由を、あなたの条件に紐づけて説明できるか」の一点です。「人気だから」「日本人が少ないから」しか出てこない場合は、判断材料が足りていません。
すでに他社から提案を受けている方も、セカンドオピニオンとしてご利用いただけます。提案された学校がご自身の条件に合っているか、見積の内訳が妥当かを一緒に確認します。
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オーストラリア留学エージェントの選び方|公開情報で確認できる5つの基準
口コミよりも先に確認できることがあります。以下はすべて、各社の公式サイトや第三者機関のリストであなた自身が確認できる項目です。
基準1|QEAC保有カウンセラーがいるか
QEAC(Qualified Education Agent Counsellor)は、オーストラリア留学のカウンセラー向け資格です。PIER(現ICEF Academy)の認定研修を修了した担当者に発行され、保有者は公開ネットワーク上で照会できます。
日本にはオーストラリア留学に特化した公的資格がないため、担当者個人の専門性を外形的に確認できる数少ない手がかりです。ビザ制度の変更が続いている今、研修を受け続けている担当者かどうかは実務差になります。
基準2|JAOS正会員・J-CROSS認証という国内の第三者チェック
日本国内の指標としては、この2つが確認しやすいものです。
| JAOS(海外留学協議会) | J-CROSS(留学サービス審査機構) | |
| 性格 | 業界団体の正会員 | 第三者認証機関の審査 |
| 社数 | 正会員41社 | 認証18社 |
| 見ているもの | 事業実態・業界ルールの遵守 | 契約書面・解約ルール・前払金の保全・財務状況 |
※いずれも2026年9月時点。最新の一覧は両機関の公式サイトで公開されています。
とくにJ-CROSSは前払金の保全と解約ルールまで審査対象に含みます。留学費用は数百万円単位の前払いになるため、倒産リスクを気にするならここを見る価値があります。なお、留学情報館はJAOS正会員ですがJ-CROSS認証は取得していません。自社に不利な事実ですが、比較の前提として明示しておきます。
基準3|オーストラリア国内に自社オフィスがあるか
オーストラリアは渡航後に起きる問題の割合が高い留学先です。ホームステイ先の不一致、シェアハウスのボンド(敷金)トラブル、給与の未払い、学校のコース変更。これらは日本からメールで解決できるものではありません。
「現地サポートあり」と書いてあっても、内実は提携先への取り次ぎというケースがあります。自社オフィスの住所が公式サイトに掲載されているかで切り分けてください。
基準4|目的に対する専門性があるか
オーストラリア留学は5つの型に分かれ、必要な知識がそれぞれ違います。
| 型 | 期間の目安 | エージェントに求められるもの |
|---|---|---|
| 語学留学(ELICOS) | 1週間〜1年 | 学校ごとの国籍比率とレベル分けの実情 |
| ワーキングホリデー | 最長1年(延長あり) | 仕事探し・税金・セカンドビザ要件 |
| 専門留学(TAFE・私立カレッジ) | 半年〜2年 | コース選択とビザ審査の関係、卒業後の進路 |
| 大学・大学院 | 2〜4年 | 出願書類、英語要件の代替、ファウンデーション経由の設計 |
| 中学・高校 | 3か月〜3年 | ガーディアン手配、州教育省への申請 |
基準5|見積の内訳が分かれているか
もっとも実用的なチェックです。見積書をもらったら、「学校に払うお金」「政府に払うお金」「エージェントに払うお金」が別々の行になっているかを見てください。
一式いくらでまとめられている見積は、比較ができません。学費は学校の公式サイトに、ビザ申請料とOSHCは公的な基準額として公開されているので、内訳さえ分かれば自分で検算できます。検算させない見積を出す会社は、その時点で候補から外して構いません。
目的別おすすめエージェント8社【2026年版】
ここまでの基準を満たす8社を挙げます。各社の公開情報にもとづく一覧です。
| 会社 | JAOS | J-CROSS | 豪州拠点 | 手数料 | 得意分野 |
|---|---|---|---|---|---|
| 留学情報館 | 正会員 | ― | あり | 0円 | 大学・大学院進学 |
| ワールドアベニュー | 正会員 | 認証 | あり | 手続き無料 | 大学進学・高校留学 |
| 留学ジャーナル | 正会員 | 認証 | ― | 有料 | 総合(中高〜大学院) |
| オーストラリア留学センター | 正会員 | 認証 | 6都市 | 手配料無料 | 語学・ワーホリ・専門 |
| YAC Agency | 正会員 | ― | 提携校180超 | 0円・非会員制 | 豪州専門(全般) |
| 日本ワーキング・ホリデー協会 | 正会員 | ― | ― | 0円 | ワーホリ |
| シドニー留学センター | ― | ― | シドニー・NZ | 無料 | 語学・ワーホリ(現地型) |
| オーシャンズ国際サポートセンター | 正会員 | 認証 | ― | 手続き無料 | 中高留学・豪NZ特化 |
※JAOS・J-CROSSは2026年9月時点の公開リストによる。手数料と拠点は各社公式サイトの記載にもとづきます。条件は変わるため、最終確認は各社にお願いします。
大学・大学院に進学したい人向け
留学情報館(JAOS正会員)は、海外大学への正規進学を専門の進学指導プログラムとしてサポートしています(語学留学とは別枠の有料サポートです)。海外大学の合格実績は378名。オーストラリアについては、直接出願が難しい場合にファウンデーションやディプロマを経由する設計まで含めて相談できます。特定の1国に偏らず中立に比較できるのが特徴です。→ 海外大学進学サポート
ワールドアベニュー(JAOS正会員・J-CROSS認証)は、オーストラリアに自社サポートオフィスを持ち、州政府認定エージェントとしても活動しています。カウンセリングと手続きは無料。国内の第三者認証と現地拠点の両方を満たす数少ない1社です。
留学ジャーナル(JAOS正会員・J-CROSS認証)は業界の老舗で、中高生から大学院まで幅広く扱います。有料型ですが、そのぶん提携校に縛られにくい立ち位置です。
大学進学そのものの進め方は、こちらで詳しく解説しています。→ おすすめオーストラリア大学留学エージェント8選、注意点も解説
語学留学・ワーキングホリデー向け
日本ワーキング・ホリデー協会(JAOS正会員)は一般社団法人で、非営利であることを掲げています。すべてのサポートが0円。東京・大阪・名古屋・福岡・沖縄・京都・富山の7拠点で対面相談ができ、対応国は30か国以上です。オーストラリア一本に絞る前に他国と比べたい人に向いています。
オーストラリア留学センター(JAOS正会員・J-CROSS認証/DEOW運営)は1996年創業で、シドニー・メルボルン・ブリスベン・ゴールドコースト・パース・アデレードの6都市に現地オフィスを構えています。日本側は東京・渋谷。手配料は無料です。都市を迷っている段階から相談できるのが、この拠点数の価値です。
シドニー留学センターはシドニーに本拠を置く現地型エージェントで、オーストラリアとニュージーランドの両方に現地オフィスを持ちます。日本側は東京・大阪・名古屋。手数料無料で、ビザとワーキングホリデーまわりの情報に強みがあります。
オーストラリアに絞って相談したい人向け
YAC Agency(株式会社YAC・JAOS正会員)は2005年からオーストラリア専門で営業しているエージェントです。手数料無料・非会員制という日本では珍しい形態で、オーストラリア政府認定の180校以上と提携しています。カウンセリングはZoomやLINEで完結し、来店は不要です。
オーシャンズ国際サポートセンター(JAOS正会員・J-CROSS認証)は創業20年以上、オーストラリア・ニュージーランド・カナダに絞って小中高から大学までを扱います。相談と入学手続きは無料。未成年の留学を検討している場合、第三者認証を持っている点は判断材料になります。
「語学留学とワーキングホリデー、どちらが自分に合うか分からない」という段階でも問題ありません。目的とご予算をうかがったうえで、留学の型そのものからご提案します。
語学・ワーホリ・Co-op・休学留学の手続き手数料は0円、渡航前の無料英会話レッスン付きです。無料カウンセリングをご利用ください。
オーストラリア留学にかかるお金【2026年版】
エージェントを比べる前に、エージェント抜きで必ずかかる費用を押さえておきます。ここを知らないと、見積の妥当性が判断できません。
| 項目 | 金額 | 円換算(目安) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 学生ビザ申請料 | A$2,500 | 約28.1万円 | 2026年7月1日〜。却下されても返金なし |
| OSHC(留学生健康保険) | 年A$600〜800程度 | 約6.7万〜9.0万円 | 留学期間すべてで加入必須。未加入はビザ却下 |
| 生活費(財政証明の基準額) | 年A$29,710 | 約333万円 | ビザ申請時に示す必要がある基準額 |
| 学費 | コースによる | ― | 下表参照 |
| 往復渡航費 | 実費 | ― | 財政証明に含める |
学生ビザの申請では、初年度の学費+12か月分の生活費+往復渡航費をまかなえる資金を示す必要があります。生活費の基準額はA$29,710(年)で、これは「実際にこれだけ使う」という額ではなく審査上の基準です。
大学に進学する場合の学費は、たとえばシドニー大学の場合、2026年度の学部留学生で次のとおり公表されています。
| 学部(シドニー大学・学部課程) | 年間学費 | 円換算(目安) |
|---|---|---|
| 人文・社会科学 | A$49,200〜56,300 | 約551万〜631万円 |
| ビジネス | A$56,300〜60,600 | 約631万〜679万円 |
| 理学 | A$56,300〜60,600 | 約631万〜679万円 |
| 工学・コンピュータサイエンス | A$60,600 | 約679万円 |
※シドニー大学が公表する2026年度の目安額(年48単位・フルタイム履修の場合)。学費は毎年見直されます。
学費と生活費を足すと、大学進学では年間900万円前後が見えてきます。費用を抑えたい場合、ほかの国と比べる価値は十分にあります。4年総額での国別比較はこちらにまとめました。→ 海外大学の学費は日本の私大より安い?4年総額でマレーシア・アメリカ・日本を比較
なお、学生ビザでは学期中は2週間あたり48時間まで就労できます(修士・博士の研究課程は上限なし)。ただし、この収入を前提に資金計画を立てるのは危険です。財政証明の段階で「働いて払う」は認められません。
そもそもオーストラリアを選ぶ理由はあるか
エージェント選びの前提として、オーストラリアという選択自体を確認しておきます。
まず大学の水準です。QS世界大学ランキング2027では、オーストラリアから9校が世界100位以内に入りました。人口2,700万人規模の国としては突出した数字です。
| 大学 | QS2027 世界順位 |
|---|---|
| ニューサウスウェールズ大学(UNSW) | 19位 |
| メルボルン大学 | 22位 |
| シドニー大学 | 28位 |
| オーストラリア国立大学(ANU) | 29位 |
| モナシュ大学 | 31位 |
| クイーンズランド大学 | 40位 |
| 西オーストラリア大学 | 77位 |
| アデレード大学 | 79位 |
| シドニー工科大学(UTS) | 87位 |
次に日本人にとっての実績です。文部科学省とJASSOが2026年5月に公表した調査によると、2024年度に海外留学した日本人学生は91,054人。行き先別ではアメリカ12,627人に次いで、オーストラリアが9,329人で2位(3位は韓国8,360人)でした。前年度から1.8%増えており、アメリカが6.6%減っているのとは対照的です。
時差が少なく(日本との差は最大2時間)、治安も比較的安定していて、ワーキングホリデー協定があり、学生ビザで就労もできる。「行きやすさ」と「大学の質」が両立している数少ない国だというのが、2位という数字の背景です。
ニュージーランドと迷っている場合はこちらもどうぞ。→ 【比較】オーストラリア留学とニュージーランド留学はどっちを選ぶべき
エージェントに任せてよい範囲と、自分でやるべきこと
「全部お任せ」にすると、判断の根拠が自分の手元に残りません。任せる範囲を先に決めておくと、エージェントとの相性も見えやすくなります。
| 工程 | 任せてよい | 自分でやるべき |
|---|---|---|
| 学校・コース選び | 候補の提示と比較材料の用意 | 最終決定。公式サイトで学費と入学要件を検算する |
| 出願書類 | 様式の準備、提出代行 | 記載内容の事実確認。虚偽記載の責任は本人に残る |
| 学生ビザ申請 | 必要書類の整理、スケジュール管理 | 財政証明の資金準備。名義と入金履歴は本人の管理 |
| OSHC加入 | 代行手続き | 保険会社と保障内容の確認。相見積もりが取れる領域 |
| 住居の手配 | 初期滞在先(ホームステイ・学生寮) | 2件目以降の自力探し。契約は本人名義になる |
とくにOSHCは会社によって年間で2万円前後の差が出ます。エージェントが提携する1社を勧めてくることが多いので、ここは自分で比べる価値があります。
口コミ・評判の読み方
エージェントの口コミは、判断材料としての精度が高くありません。理由は3つあります。
1つ目は、母数が極端に少ないこと。年間の契約数に対して、レビューを書く人はごく一部です。2つ目は、満足も不満も渡航直後に書かれること。留学の成否が分かるのは1年以上あとですが、その時点で書き足す人はまずいません。
3つ目が重要です。2023年10月からステルスマーケティングは景品表示法の規制対象になりました。事業者が広告であることを隠して第三者を装う表示は違法です。裏を返せば、それ以前に書かれた「◯◯社が1位」という記事には、規制後の基準を満たしていないものが残っています。
見るべきなのは星の数ではなく具体性です。「対応が良かった」だけのレビューは情報量がゼロですが、「ビザ申請が入学の何週間前に下りた」「トラブル時に現地オフィスが何時間で動いた」は検証可能な事実です。
エージェント選びの一般論(オーストラリアに限らない部分)は、こちらにまとめています。→ 留学エージェントおすすめランキングTOP10|JAOS41社・J-CROSS18社で比較
よくある質問
Q. エージェントを使わずに自分で手続きできますか?
できます。学校への出願も学生ビザ申請も、本人が直接おこなえる仕組みです。ただし2026年は、ビザ申請料がA$2,500で却下時も返金されないこと、学校によってビザ処理の優先度が変わることの2点があるため、初回の出願先選びだけは相談したほうが期待値が高いと考えています。語学留学やワーキングホリデーで行き先が決まっているなら、自力でも十分に可能です。
Q. 日本のエージェントと現地エージェント、どちらがいいですか?
渡航前の比重が大きい留学(大学進学、高校留学)は日本側に拠点がある会社、渡航後の比重が大きい留学(語学、ワーキングホリデー)は現地オフィスを持つ会社が向きます。両方を持つ会社を選べば、この分岐自体を避けられます。この記事で挙げた8社のうち、ワールドアベニュー・オーストラリア留学センター・シドニー留学センターがこれに該当します。
Q. 「入学後に学校を変えたほうがいい」と言われたら?
2026年3月31日以降、すでに他校で就学を開始した学生の転校について、受け入れ校がエージェントにコミッションを払うことは禁止されています。それでも転校を強く勧められる場合は、理由を書面で求めてください。学業上の正当な理由があれば転校自体は可能ですが、提案の動機は確認する価値があります。
Q. 英語力がないと出願できませんか?
学生ビザにも学校にも英語要件はありますが、語学コース(ELICOS)と本科をパッケージで申請する方法があります。この場合、入学時点のスコアが基準に届かなくても、語学コース修了を条件に本科の入学許可を得られます。なお単独のELICOSコースはビザ申請料の減免対象で、A$2,500ではなく据え置き額が適用されます。
Q. 大学進学とワーキングホリデー、どちらから始めるべきですか?
目的次第ですが、順序を間違えると不利になる場合があります。ワーキングホリデービザで渡航したあとに学生ビザへ切り替える場合、財政証明を改めて示す必要があり、国内での切り替えが認められないケースもあります。大学進学が本命なら、最初から学生ビザで組んだほうが工程はシンプルです。
Q. 費用を抑えるなら、どの国が現実的ですか?
英語圏で学位を取ることが目的なら、マレーシアのツイニング制度(マレーシアで学び、英国・豪州の学位を取得する)が最も費用を抑えられます。→ マレーシアで学んで英・豪の学位を取る「ツイニング/ダブルディグリー」完全解説
まとめ
2026年のオーストラリア留学は、最初の出願先を決める工程に価値が集中しているのが特徴です。ビザ申請料は却下されても戻らず、学校によってビザ処理の速さが変わり、入学後の軌道修正も制度上やりにくくなりました。
エージェントを選ぶときは、次の5つを公式サイトで確認してください。
- QEAC保有カウンセラーがいるか
- JAOS正会員/J-CROSS認証に名前があるか
- オーストラリア国内に自社オフィスの住所が載っているか
- 自分の留学の型(語学・ワーホリ・専門・大学・中高)を主戦場にしているか
- 見積が「学校費用/政府費用/エージェント費用」に分かれているか
この5つはすべて、相談前に自分で調べられます。そのうえで2〜3社と話し、同じ質問に対する答えの具体性を比べるのが、いちばん確実な選び方です。
オーストラリア留学は、語学・ワーキングホリデー・専門課程・大学進学で必要な準備がまったく違います。どの型が合うかの整理から始めたい方も、お気軽にご相談ください。
留学情報館では語学学校・ワーホリ・Co-opの手続き手数料は0円、渡航前と帰国後の無料英会話レッスンもご利用いただけます。ご相談は無料カウンセリングの予約ページから。
大学・大学院への正規進学をお考えの方は、専門の進学指導プログラムをご用意しています。合格実績378名、特定の国に偏らない中立な進学提案が特徴です。→ 海外大学進学サポート