フィリピン留学とマレーシア留学の違い【2か国語留学におすすめ!】

フィリピン留学とマレーシア留学の違い【2か国語留学におすすめ!】

以前は英語を勉強するなら欧米が主流といったイメージでしたが、今は日本から近いアジアで格安留学に行く人も増えています。また、欧米留学の前に格安のアジア圏内の留学で、英語の基礎力をつける人も!今回はマレーシアとフィリピンの留学について比べてみました。

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マレーシアとフィリピンってどんな国?

留学に関する情報の前に、マレーシアとフィリピンの場所や歴史、宗教、気候など、簡単な基本情報から見ていきましょう。

フィリピン

フィリピンは台湾とインドネシア、マレーシアの間にある島国で、日本からは飛行機で片道4~5時間ほどです。気候は一年を通して温暖ですが、陽射しが強いので毎日暑く感じます。6月~11月にかけては雨期、11月~5月にかけては乾季と、季節は基本的に2種類のみで、雨期になると激しい雨が降ったり、台風が酷くなったりします。

歴史的にはスペインやアメリカに長年支配されてきた国でもあり、母国語となっているタガログ語は(ほかにも80を超える母国語があるがその中でも一番使われている)スペイン語のようなニュアンスを含んだ単語が多いようです。

スペインのあとアメリカに長年支配されていたこともあるためか、子供の頃から英語教育をされてきているので、語学学校の先生以外でも、仕事で使えるほどの英語力を持っている人が多いです。

人柄としては優しくて、フレンドリーな人が多い印象で、スペイン系のノリの良さや明るさがあります。宗教ではキリスト教徒が90%以上、あとはイスラム教徒が多いとされています。治安については、外務省のホームページによると、どこでも全体的に気をつけた方がよく、渡航禁止令が出ているところもあります。特に南部では近年イスラム過激派によるテロが起こったこともあり、注意が必要です。

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マレーシア

インドネシア、シンガポール、タイに囲まれた国で、日本からは片道6~7時間ほどで、フィリピンと同じく気候は一年を通して温暖で似ています。都市によって、雨や台風が激しい季節が異なります。

歴史的には元はポルトガルやオランダ、イギリスやシンガポールの植民地でした。住んでいるのは、マレー系、中国系、インド系の3種類の人種が多いとされています。言語はマレー語が一般的ですが、中国語や英語を話す人たちもいます。

イスラム教徒が多い傾向がありますが、ヒンドゥー教や仏教の人もいます。治安は外務省のホームページによると、国全体を通してよい場所が多いです。人柄としてはフレンドリーで時間にルーズだけどおおらかな印象があります。

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1.【フィリピン vs マレーシア】留学費用は違う?

留学の費用に関しては、両国とも日本より物価が安いということもあり、あまり大差がないとされています。だいたい1か月の留学で、学校や生活費、航空券などを含めて17万~30万はかかるかと思われます。

フィリピン

フィリピンの方が生活費は授業料に食費や住居費が含まれる学校が多いので、生活費と授業料は安く抑えられます。しかし1か月以上になると期間に応じてビザやSSPのお金がかかります。(基本は学校で手続きしてくれる)

学校に支払う費用はエージェントで通しても、学校に直接申請しても費用が変わらないことが多いですが、自分で語学学校と手続きした方が安いということで、自力で手続きする人もいます。

自力で手続きは難しいイメージですが、日本語のホームページや日本人スタッフを起用している学校も多いため、意外と難しくはありません。しかし、エージェントと費用が変わらないならば、エージェントを通した方が楽ですし、万が一語学学校とトラブルが起こった時に仲介になってくれるので安心です。

SSPとは
学生許可証のことで、ビザとは別に1週間の留学でも、3ヵ月以上の留学でも必要になります。1回の有効期限は半年間で、半年を超える場合は、再申請が必要になります。

マレーシア

マレーシアは食事付きではない学校が多く、食費や住居費といった生活費がフィリピンよりかかることが想定されます。物価はフィリピンと比べると少しお高めですが、食事は屋台などを利用して安く抑えることも可能です。ただ、3ヵ月以内ならばビザの延長費用などがかからないので、その辺はフィリピンよりもお得感があります。

3か月以上になる場合は、学生ビザを取得しましょう。しかし、期間としては、フィリピンもマレーシアも3か月を超えるとマンネリ化してくるので、ビザが切れる3ヵ月がちょうどいいかと思います。

マレーシアはまだまだフィリピンと比べると学校数が少ないので、なかなか希望の学校に出会いにくいかもしれません。日本語に対応しているホームページを持つ学校も少ないので、自力での手続きはある程度、英語ができないと難しいかと思います。学校も情報もまだ少ないので、エージェントとよく話し合って、学校を決めるとよいでしょう。

手続きで分からない部分は当サイトのカウンセラーがお答えできますのでお気軽にお問合わせください。
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2.【フィリピン vs マレーシア】授業形態は?

マレーシアはグループレッスンが多い

フィリピンではマンツーマンレッスンが主流ですが、マレーシアは多くの学校でグループレッスンが中心です。グループレッスンでは10人以上となるクラスも珍しくありません。フィリピンではグループレッスンでも、3~7人前後と少人数制の学校が多いので、シャイな人はフィリピンの方が合っているでしょう。

大人数の授業では、発言できる回数が少ないので、一日4~6コマの授業を受けても口から英語を発する機会がないと、留学で伸ばしたいスピーキングがいつまでたっても伸びないと悩むことにもなりかねません。しかも、ボーっと授業をきいていると、何を言っているのかわからないといったおそれもあります。

フィリピン留学のような少人数のグループ授業ならば、1回の授業でも何回も発言する機会があり、ボーっとできる時間はあまりありません。また、グループのメンバーに慣れてくれば、シャイな方でも発言もしやすくなります。実際、私自身シャイでグループレッスンで当てられても、発言することは苦手だったのですが、自分と同じく発言な苦手なメンバーを見ているうちに、「英語を話すのに自信がないのは自分だけじゃない」と気にならなくなった経験があります。

厳しさ度合いは?

マレーシアは全体的にのんびりとした雰囲気で、授業時間も4~6時間と少なめです。学校が終わったあとに、友達同士で遊びに行きたい人や自習の時間を重視したい人、ほかにやりたいことがある人は、マレーシアの環境は合っているかもしれません。

一方のフィリピンはマレーシアと同じくらいの授業数のリゾートタイプもあれば、一日7~10時間以上の勉強が一般的なスパルタタイプもあり、学校数やコースが多いので、自分の好みや目的に合わせた学校を選択することになります。

一般英語コースやスタンダードなコースではだいたい一日6~8コマで、1~2コマのグループレッスン以外のコマは全てマンツーマンレッスンという形が多いです。

教育熱心な学校(スパルタタイプ)だと平日は外出禁止だったり、義務自習があったりする学校もあります。中には授業以外でも母国語禁止の学校もあるので、日本人比率が高くても、母国語をあまり話さない環境にもできます。だからといって厳しすぎる=英語が伸びるとは限りませんので、自分の性格に合った学校を選んだ方がよいかと思います。

フィリピン留学の方コースが多彩な学校も多い

フィリピン留学は学校数も多いので、一般英語やビジネス英語コース、TOEICやTOFELといった試験対策以外にも学校によってユニークなコースを開設しているところも多いです。

kredo

ITコースがメインとした学校で、ホームページや画像、プログラミングなどのITスキルとビジネス英語の勉強両方を1つの学校で行えます。

First English

ゴルフ好きの方におすすめで、英語の勉強半日、ゴルフレッスン半日といったゴルフコースがあります。

3D ACADEMY

世界一周ワーホリコースやエクササイズコース、一芸留学などほかの学校ではなかなかないユニークなコースがあります。

3.【フィリピン vs マレーシア】国際比率は?

フィリピン留学自体もともとは韓国がはじめにフィリピン留学を開拓したこともあり、韓国人留学生も多いです。しかし、フィリピン留学は日本でも主流になってきたこともあり、日本人が100%の学校も出てきているほど、日本人比率が高い学校もあります。一方で、全体的に見ると日本人、韓国人、台湾の留学生たちが多い中にベトナムやタイ、中東の留学生が少数いるといったところです。

フィリピン留学でも中東の留学生に出会うことはありますが、その数は少数、マレーシアは宗教も関係してかイスラム教の生徒も多く、イエメンやカザフスタン、オマーンなど日本にいればなかなか出会うことが少なそうな人種の方々と出会える可能性が高いです。

そのほかも韓国やロシア、中国など国際色が高い学校が多いです。ただ学校によって2~3か国の生徒が多いという印象なので、授業時間外には英語ではなく、彼らの国の母国語が飛び交っているという可能性があります。マレーシア留学はまだ日本では情報も少ないためか、日本人がフィリピン留学よりも少ない傾向がありますが、学校によっては日本人比率が高いところもあります。

日本人以外の国籍の友達を作りたいからという理由で、国際比率が高い学校を選ぶのは効果があるかもしれませんが、英語の勉強になるからと国際比率の高い学校を選んでも意外と成果はないということも珍しくありません。(結局少人数でも留学生は母国語同士で固まりがちになるので…)

4.【フィリピン vs マレーシア】生活は?

住まいについて

フィリピン留学では学校に寮がくっついているケースが一般的で、食事も3食学校で食べられるところが多いです。そのため食事が終わってからや、授業と授業の空き時間には、寮に帰って昼寝や勉強をすることも可能ですし、忘れ物があってもすぐに取りに行けます。学校敷地内に寮があることで、治安面でも安心です。

一方のマレーシアでは寮は学校よりも少し離れていたり、コンドミニアムやアパート、シェアハウスなど自分で住まいを探さなければいけなかったりすることもあります。食事も、もちろん自分で賄う必要があるので欧米留学に近いところがあります。

食事について

日本では、全国的に水道水を飲んでも安全ですが、マレーシアもフィリピンも、水道水は飲まない方がよいです。スーパーなどでミネラルウォーターを購入するか、学校のウォーターサーバーの水を飲むとよいでしょう。値段も日本よりは安く100円未満で購入できます。

フィリピンでは一部の学校を除いては、ほとんどが留学中に朝昼晩3食提供されます。食事内容はフィリピン料理や日本食、韓国料理、中華などで、学校の資本や生徒の国籍比率によって異なります。

できるだけ日本人に合った食事環境を求める方は、日本人経営の学校がおすすめです。ただそれでも、毎日学校の食事ばかりだと飽きてくるので、たまには外での外食することになるでしょう。街なかには、フィリピン料理だけではなく、日本食料理、タイ料理などさまざまな種類の食事を楽しめます。

マレーシアでは食事は自分でということになりますが、インド料理や中華、マレーシア料理などさまざまな種類があるので飽きにくいです。屋台の食事は意外と衛生的で、おいしく、しかも安いのでおすすめです。

マレーシアで食事をする時ですが、左手はイスラム教では、不浄とされていますので、右手を使うようにしましょう。また、豚肉の食することを禁止していますので、イスラム教の留学生と食事をする時には注意が必要です。一方でヒンドゥー教では、牛肉がタブーなので、宗教について自分から確認しにくい場合は、鶏肉がメインのレストランやファストフード店を選ぶとよいでしょう。

治安について

冒頭でも書きましたが、外務省の安全に関するホームページによれば、マレーシアとフィリピンを比べると、マレーシアの方が安全とされています。しかし、だからといってマレーシアは、日本よりは治安レベルは下がると考えた方がよいでしょう。

とくに夜の一人歩きは気をつけた方がよいです。また、強盗や空き巣などの被害もあるようなので、セキュリティ面がしっかりした寮やコンドミニアムを選ぶと安心です。

フィリピンは日中でも、できるだけ一人歩きは避けた方がよいでしょう。とくに人混みはスリなどに合いやすいので、スマートフォンや財布の管理に目を配るようにします。クラブやカジノなどでも詐欺や薬の売買といった犯罪に巻き込まれることがあるので気をつけましょう。

しかし、フィリピンだって治安が悪い都市ばかりではなく、セブやクラークの経済特区は街の出入り口に警備員がついていて安全性も高いですし、標高1500メートル級の山岳地のバギオも治安がよいとされていますので、学校選びや現地での生活に気をつければ、問題はないかと思います。

服装について

フィリピンでは暑いということもあって、Tシャツにスカートやタンクトップに半パンという人も結構います。しかし、室内に入ると寒いくらいに冷房がきいているので、冷え性の方はジーパンなどの長ズボンをはき、カーディガンや薄手のパーカーといった羽織物をカバンの中に入れておくとよいです。

靴はサンダルの方が多いですが、外歩き用にスニーカーも一足あるとよいです。クラブやレストランによってはドレスコードもあるところもあるので、気をつけましょう。一方でマレーシアも基本フィリピンと変わらない恰好でも大丈夫ですが、宗教の関係もあり、観光地によっては肌の露出を控えないと入れないところもありますので、露出が少なめの服も持参することをおすすめします。

5.【フィリピン & マレーシア】2か国、3か国留学で使える!

マレーシア留学もフィリピン留学も費用があまり変わらないので、フィリピン留学で3か月、マレーシア留学で3か月ということもできれば、+3か国目にオーストラリアやアメリカ留学を楽しむということもできます。

フィリピンもマレーシアもネイティブ講師が在中している学校があるので、欧米留学前の練習にもぴったりです。まずはフィリピン留学のマンツーマンレッスンで、英語で話すことに慣れるようにして、英語の基礎を徹底的に学習することがおすすめです。

英語を話すことに恐怖心や恥ずかしさがなくなれば、マレーシアのグループレッスンでも積極的に発言して、より成長できることが期待できます。フィリピン留学をせずに、マレーシア留学のみしたいという方は、コミュニケーションに自信のある人や、英語がある程度話せる方が向いているかと思います。

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