近年の急速なグローバル化により、「英語」と「プログラミングスキル」の需要が高まっています。
日本ではどの業界もIT人材が極端に不足しており、国を上げて人材育成に力を入れているのです。
そこで今注目されているのが「IT留学」です。
「IT留学」は海外留学して「英語」と「プログラミングスキル」の両方を習得することが目的です。
今、日本だけでなく世界中で「IT留学」を目指す人が急増しています。
しかし、「海外でわざわざプログラミングスキルを勉強するメリットがあるの?」と思う方は多いかもしれません。
そこで今回は、「IT留学」するメリットと人気4カ国の特徴、帰国後の仕事について解説していきます。
「IT留学したいけど英語が付いていけるか不安…」という方は、ぜひ今後の参考にしてみてください。
IT留学って何?
ここがポイント
- 海外で英語力を高めながら同時にIT専門スキルも身に付ける
- エンジニア、IT企業就職、海外就職を目指す人が多い
- 日本より優れた開発環境の構築技術、PHPなどの専門スキルをマスターできる
- 就職先、転職先の選択肢が広がる
- 最近では新卒から有名IT企業を目指す大学生も増えてきている
「IT留学」とは、語学力(主に英語)を向上しながら同時にIT専門スキルを学ぶことが目的です。
近年は、IT業界だけでなく、多くの業界でエンジニアやデザイナーの人手不足が深刻化しています。
海外留学して、「英語」と「プログラミング」の両方を効率よく習得してしまおう!というのが「IT留学」です。
しかし、「わざわざ母国語ではない外国でプログラミングを習得する必要があるのか?」と思う方も多いはず。
確かに「英語」と「プログラミング」は日本の学校やオンラインでも学ぶことができます。
「IT留学」では、1日中英語とプログラミングを徹底的に学ぶ学習環境が整っています。
周りのも世界中から留学生がエンジニアを目指して勉強しているので集中するしかない環境です。
本場の英語力が身に付いて、日本よりもレベルの高い最先端のITスキルを習得できるのも特徴です。
プログラミング言語は英語圏が先を行っているので、自分の市場価値を高めることができます。
「IT留学」では実践に役立つビジネス英語を学ぶためlT先進国の企業に就職・転職したい方にも最適です。
どんなプランがあるの?
「IT留学」のほとんどの学習プランでは、英語でプログラミングの授業を提供しています。
多くの場合は、1日の半日はプログラミング授業、半日は英語授業です。
学べるプログラミング言語の違いにより、学校によって様々なコースが用意されています。
例えば、バックエンドやフロントエンドなどのWeb言語を学べるコースや、モバイルアプリを作れるコースなど。
学習内容はHTML、CSS、Bootstrap、JavaScript、PHP、MySQLを利用したWeb開発の基礎、フロントエンドのJavaScriptフレームワークの経験まで、自由なカリキュラムとなっています。
現役エンジニアによる授業、実際の開発現場を体験したり、マンツーマンレッスンなど、種類は豊富です。
IT留学の期間は?
「IT留学」の期間は目的や予算に合わせて、自由に決めることができます。
数週間〜3ヶ月のプログラミングスクール、学位取得を目的とした4年制大学に正規留学する選択肢まであります。
プログラミングスクールは約3ヶ月〜約1年、4年制大学の場合は約4ヶ月〜約4年が一般的です。
留学する国と期間によっては「学生ビザ」が必要になるので、早めの準備が必要となります。
留学期間によって留学費用が大きく変わるため、まずは予算を決めて期間を決めると良いでしょう。
IT留学するならこんな国がおすすめ
人気急上昇中の「IT留学」ですが、どんな国へ留学するのが良いでしょうか?
ここからは、おすすめの4カ国を見ていきましょう。
フィリピン(セブ島)
ここがポイント
- 英会話のレッスンはマンツーマン、少人数あり
- 1週間のトータル留学費用は10万円くらい
- 日本との時差が少ない
- リゾートを楽しめる
フィリピン(セブ島)は英語留学の需要が高まっている人気の留学先です。
フィリピンセブ島でのIT留学は1週間~6カ月程度の短期間コースが多く開講されています。
マンツーマンまたは少人数制レッスンがあり、英会話レッスンの質の高さにも定評があり。
他の国よりも留学費用を安く抑えられるので、長期留学も予算内で叶えることができます。
▶【2019年版】セブ島のIT留学を徹底解析!厳選おすすめ4校
インド
ここがポイント
- 英会話はマンツーマンが主流
- 1週間のトータル留学費用は15万円くらい
- 日本から直行便あり、時差はマイナス3.5時間
- インド人の英語は発音にクセがある
インドは世界的にも期待されているIT先進国として注目度は抜群です。
プログラミングスクールは1カ月~1年以上と幅広い期間から選ぶことができます。
インドは国全体がITに力を入れているので、プログラミングスキルを学べる最適な環境が整っています。
インド人講師の英語アクセントはクセがありますがマンツーマンで丁寧なレッスンが評判です。
▶【学校取材 in バンガロール】IT先進国で話題のインド留学、Spiceup Academyに訪れてみました【口コミあり】
アメリカ
ここがポイント
- 世界で活躍するステイタスになる
- 1年間の留学費用は300万円かかる
- マンツーマンはほとんどなく20人くらい
アメリカの大学で学位等を修得すると、世界で通用するステイタスを手に入れることができます。
日本の著名人もほとんどアメリカ留学を果たしており、世界を舞台に活躍されたい方に最適です。
アメリカのIT留学はマンツーマンの英語レッスンはほとんどなく1クラス20人程度です。
IT留学する前からある程度の英語力は身につけておくことが求められます。
▶アメリカ留学で最先端ITを学ぼう【アメリカIT留学のすすめ】
カナダ
ここがポイント
- 英語レッスンのレベルが高い
- 最先端の技術、即戦力のあるスキルが見につく
- 1年間の留学費用は200万円かかる
カナダ・バンクーバーから近いシアトルには、IT企業のマイクロソフト、アマゾンやスターバックス、コストコなど世界企業の本社が立ち並びます。
そういった恵まれた環境の中で、ITと英語を徹底的にマスターできるのが最大のメリット。
国際色溢れるグローバルな企業で仕事をしたい方や世界を舞台にして開発現場に携わりたい方に最適です。
▶【将来の賃金が10倍?!】カナダのIT留学の詳しく解説しました
初心者でも大丈夫?
「IT留学」は英語に自信がない方やプログラミングの実務経験のない初心者だからこそおすすめです。
IT留学では、英語とプログラミングを同時に学べる環境にあるので、効率よく学習を進めることができます。
ただし、IT留学の目的をハッキリさせないと、留学中にモチベーションを維持することは難しくなります。
最終的に英語もプログラミングも中途半端になってしまわないように、目的を明確にしましょう。
不安と解消法
「IT留学」は英語の授業についていけるのか不安な方も多いかと思います。
アメリカやカナダといった英語圏の「IT留学」はマンツーマンレッスンや少人数制はほとんどありません。
英語力が全くない場合は授業内容が分からずにプログラミングスキルの習得も遅れてしまいます。
そのため、留学する前からやマンツーマンレッスンを活用して準備をしておくと安心です。
IT留学はこんな人におすすめ
IT留学は以下に一つでも当てはまる人におすすめ!
- IT企業へ就職、転職したい
- 英語とプログラミングを両方同時に身につけたい
- 就職、転職する何か強みを持ちたい
- キャリアの幅を広げたい
- IT企業に就職、転職する前に短期留学したい
- 将来は世界で活躍するエンジニアやデザイナーになりたい
- 日本では体験できない開発現場を体験したい
海外でIT留学をするメリット
海外でIT留学をするメリットは、ズバリ需要が高いことです。
海外で学習することでネイティブな発音の英語と最先端のプログラミングスキルを身につけることができます。
IT留学後の就職先は?
IT留学後の就職先は、現地のIT企業または日本企業に就職・転職する、フリーランスになる選択肢があります。
IT留学で学んだ英語とプログラミングスキルを積極的にアピールして、選択肢を広げましょう。
近年は企業には所属せずに、フリーランスとして在宅で案件を獲得するエンジニアも増えています。
海外の企業と英語で連携が取れるエンジニアは安定したキャリアに繋がるでしょう。
海外でのインターン
留学中に習得した語学力と専門スキルを活かして、インターンで働いていた企業に就職するケースは多いです。
アメリカ、カナダ、ヨーロッパなどの欧米諸国、フィリピン、インドなどIT主要国が実施しています。
インターン先は、海外にある日系企業や外資系企業、NGO、政府機関まで幅広い選択肢があります。
インターンの期間は人によって変わり、2ヶ月〜半年程度です。
まとめ
IT留学は、英語力とIT知識を両方効率よく身につけることができるのが最大のメリット。
市場価値の高いエンジニア・デザイナーを目指すためにもぜひ、IT留学を検討してみてはいかがでしょうか?