「空の花」とも呼ばれるキャビンアテンダント。機内のお客様に飲み物や食事の提供、書類の書き方のアドバイス、免税品の販売など、目的地まで安心して過ごせるようにサポートしてくれるのがキャビンアテンダントの役割です。
体調が悪くなった人には医薬品の提供をしたり、海外旅行が初めての人には現地の最新情報を提供してくれるなど、知性と教養を必要とする職業でもあります。外資系や国際線の場合場合は英語を使ってお客様とのコミュニケーションが必要になりますので、高い英語力も必須です。
ここではニュージーランドで受講できるキャビンアテンダント養成講座について、学校やコース紹介を中心にご紹介しています。将来、外資系の航空会社に就職をしたい人、日本の航空会社で国際線勤務を目指している人は必見です。どうぞ、参考にしてみて下さい。
1.ニュージーランド留学でキャビンアテンダントの講座を受講しよう
ニュージーランドで英語を学びながら、キャビンアテンダントになるための知識や訓練を学ぶことができる学校があります。さっそくご紹介しましょう。
私立の旅行学校「NZ School of Tourism」について
NZ School of Tourismはニュージーランドでキャビンアテンダント養成コースやホスピタリティやツーリズム関連のあらゆるコースを提供している私立の旅行学校です。創立は1985年。海外からの留学生を積極的に受け入れ、質の高い授業を展開しています。
CertificateやDiplomaレベルの資格を取得することを目的とし、実践的な授業を中心に熱のある講義とトレーニングを提供しています。コース期間は半年以下のものから、8ヵ月、1年、2年と資格レベルによってさまざま。本格的な入学をする前のお試しコース、数週間のショートコースもあります。
キャンパスはオークランド、オークランド空港、ハミルトン、ロトルア、ウェリントン、クライストチャーチ、ダニーデンで、本物の期待を利用したシュミレーション訓練やOJTが体験できます。
NZ School of Tourism 公式サイト
New Zealand School of Tourism
実績あり!95%以上がツーリズム、エアラインに就職
NZ School of Tourismでは卒業生の何と95%がツーリズム、ホスピタリティ、ホテル、エアラインに就職を果たしています。エアラインではJAL、ANA、エミレーツ、タイ航空、シンガポール航空、ガルーダ・インドネシア航空、海南航空、エア・ニュージーランド、キウイ・リージョナル・エアラインをはじめとする世界のエアラインで活躍をしています。少数ですが、男性のフライトアテンダントもこの学校から誕生しています。
その他、ニュージーランド国内の旅行会社、世界の国際空港での地上職、国際ホテルなどに就職している卒業生も数多くいます。95%以上という数字は驚異的だと言えます。
キャビンアテンダント講座のトレーニング内容
Certificate in International Flight Attending Level4というキャビンアテンダント養成講座があります。期間は14週。ハミルトンキャンパスで訓練を行います。加えて、短期留学を希望する人のために、キャビンアテンダント養成講座の体験コースとして2週間から4週間までのショートコースを設けています。
カリキュラムの例
- 英語集中研修
- キャビンアテンダント任務・日課・具体的な職務
- 航空機・機種のレイアウト見学
- 搭乗券の解読・搭乗座席位置・荷物の詰め方
- 冷たい飲み物・温かい飲み物サービス
- アナウンス訓練
- 機内緊急時の対応
- 火災時の訓練
- ライフジャケットの装着方法など
入学に必要な英語力と費用(14週~20週コース)
NZ School of Tourismのキャビンアテンダント養成コースに入学するには、IELT5.5以上、TOEFL550以上の英語力が必要です。授業では一般的なエアライン用語、ファースト・エイド、機体の使用方法などすべて英語になり、日常会話ではあまり使われない言葉やフレーズも多く使用します。費用は8,100ドルです。
英語力が入学基準に満たない場合は、現地の語学学校の英語クラスやIELTS試験コースに入学して実力を高めていくのがおすすめです。尚、2週間~4週間のショートコースへの入学には英語力の基準は設けていません。
分からない部分は当サイトのカウンセラーがお答えできますのでお気軽にお問合わせください。
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2.キャビンアテンダントと合わせて考えたい!ツーリズム系の資格
NZ School of Tourismではその他のエアライン、ツーリズムに関するコースが豊富に揃っています。将来の可能性を広げるためにも、キャビンアテンダントと合わせて一緒に考えてみましょう。
Trourism Travel &Airline Industry Level3
期間 | 22週間 |
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費用 | 12,600ドル |
ホテルやエアラインなどのツーリズムに関するDiploma資格です。魅力的な履歴書の書き方、航空旅客予約システムアマデウスの使い方など、実務に役立つコース編成になっています。
Tourism Hotel & Airline Operations Level4
期間 | 16週間 |
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費用 | 8,400ドル |
世界のホテル・エアライン業界についての仕組みを学びます。ホスピタリティを中心としたコミュニケーション学、国際空港のセキュリティシステム、トラベルエージェンシーの役割などにも触れながら、ニュージーランドの観光業界を含めた総合的な学習をしていきます。
Tourism, Airline & Flight Attending Level4
期間 | 16週間 |
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費用 | 8,400ドル |
フライトアテンダント(キャビンアテンダント)になるために必要な知識を総合的に学びます。キャビンアテンダントの役割、機内での仕事、安全に対する知識などが中心になります。
Travel Tourism Management Option Level5
期間 | 1年~2年 |
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費用 | 29,900ドル |
エアラインやツーリズム業界でのマネジメントについて学習します。ホテル、クルーズ、ワイナリーなどあらゆる旅行関係のシステムを研究し、カスタマーサービス、カスタマーセールスのノウハウを習得します。2年目はOJTや実践的な研修・トレーニングを中心に行います。
3.ニュージーランドにキャビンアテンダント留学をする魅力とは
最後に、ニュージーランド留学でキャビンアテンダントコースを受講する魅力をご紹介しましょう。
国際感覚が身につく
ニュージーランドは世界から移民が集まる多国籍国家の国です。オークランドにはおよそ200以上の民族が生活をしていると言われ、多種多様なライフスタイルや言語、生活習慣や伝統行事が混在しています。
また、ニュージーランドは観光産業が盛んでもあることから、毎日世界から多くの観光客が訪れます。主要都市ではビジネスミーティングや会議なども行われるため、インターナショナルな環境もあるとも言えます。
ニュージーランドへのキャビンアテンダント留学でも、夢を実現するために世界から多くの留学生が門をたたきます。日本はまだまだ単一国家なので、国際感覚を磨くためにもニュージーランドは最高の実務体験ができる場所だと言えるでしょう。
外資系エアラインの就職に近づける
キャビンアテンダントを目指す人で、外資系エアラインを狙っていると多いと思いますが、試験をパスするには流暢な英語力と柔軟性、国際感覚が求められます。前述でご紹介したNZ School of Tourismの卒業生の中からは、見事、難関の外資系エアラインへの就職を手にした人がたくさんいますが、それは就職してからすぐに会社の力になれる「即戦力」を養うカリキュラムが組まれているからです。
外資系エアラインに確実に就職できるとは言い切れませんが、少なくとも「近づく」ことはできると思います。日本の航空会社とあわせて外資系エアラインを考慮している人は、合格へのチャンスを一歩も二歩も近づけて下さい!
異国の地で学ぶため、甘えがない
日本語が通じる日本では、言ってみれば「英語の必要性がない環境」であると言えますよね。電車の乗り方や銀行の使い方など、生活に関わるほとんどの体裁も身についているため、生活もラクです。もちろん、言葉の心配もありません。
ニュージーランド留学では言葉をはじめ、ライフスタイルや文化の異なる海外からの留学生と多く接します。日本では経験できないような異文化体験をたっぷり味わうことになるということです。
そんな中、「私は日本人だから…」などという甘えは通用しません。ニュージーランドで日本人は海外から来た留学生であり、外国人として扱われます。ニュージーランドへキャビンアテンダント留学を通して自立心が養われる他、甘えという言葉も消えていきます。キャビンアテンドへの入試試験パスに向けて、まっしぐらな気持ちで取り組むことができるのは魅力と言えるでしょう。
ビジネス英語がしっかり身につく
ニュージーランド留学では国際感覚を養うことが期待されますが、加えて英語力、とくにビジネス英語をしっかり学ぶことができます。キャビンアテンダント養成講座では、お客様への対応を中心に、ビジネス的な英語も学びんでいきます。
カリキュラムを通してビジネス英語を学ぶことは、広い意味で国際舞台で役に立つことでしょう。たとえキャビンアテンダント以外の国際的な職業についたとしても、世界を飛び回るビジネスパーソンとして不可欠なスキルとして生きてくるはずです。
ニュージーランドで受講できるキャビンアテンダント養成講座をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?ニュージーランドではキャビンアテンダントの他、ツーリズム関連のコースが多彩に設定されているのも魅力ですよね。
ニュージーランドには一つの目標に集中できる素晴らしい環境があります。大空に羽ばたく日を夢見て、ぜひ頑張ってくださいいね!