
*この記事は、YouTube動画「【徹底比較】UCロサンゼルスとUCバークレーの違いを現役学生に比較してもらいました!」をわかりやすく記事にしたものです。
UCLAの学生に聞く!UCLAのメリットとデメリット!
UCLAのメリットとは
左から上田さん、池上さん、小林さん。
大塚社長:まずはUCLAの現役学生から。簡単に自己紹介をお願いします。
ウエダさん:UCLA 3年生、統計学専攻のウエダタクミです。
池上さん:UCLA 4年生、Business Economics専攻の池上聡太です。
小林さん:UCLA 4年生、Financial Actuarial Mathematics専攻の小林風喜です。
大塚社長:ありがとうございます。9つの編入候補先があるカリフォルニア大学の中でも、日本人留学生が入学したいトップ2に挙げられるUCLAとUCバークレー。でも「どちらの大学が自分にとっていいんだろう?」と迷う人もいると思います。まずはUCLA現役学生の3人に、2校の違いを聞いてみましょう。ここからは台本なしなので、ざっくばらんにお話ししてもらえればと思います。ちなみに3人はどっち派ですか?やはりUCLAに入っているからUCLA派かな?
池上さん:UCLAですね。
ウエダさん:ポジショントークになってしまうのではっきりとは言えませんが…。周りをみていると、理系の人はバークレー、スポーツやパーティーが好きな人はUCLAに行く人が多いです。全米のスポーツを合わせたチャンピオンシップの数があるのですが、UCLAが全米で一番なんです。だからスポーツを極めたい人はUCLAを選ぶ傾向にあります。
大塚社長:自分自身がスポーツをやらなくても、みんなで応援する文化がUCLAにはあるよね。アメフトとかアイスホッケーとか。みんなは見に行ってますか?
ウエダさん・池上さん・小林さん:行きます。
大塚社長:盛り上がりそうだね。
小林さん:盛り上がります。テニスの世界ランカーが遊びに来たり、プロバスケットボール選手が練習しに来たりしますしね。
ウエダさん:例えば最近だと、テニスコートに大坂なおみ選手が練習に来ていました。おそらくテニスを練習する環境が整っているので、ロサンゼルスで大会がある時に来るのかなと。
大塚社長:UCLAはスポーツに強い大学なんですね。他に違いは?
池上さん:そもそも場所が違いますよね。私は大学1、2年生の時に、北カリフォルニア、つまりバークレーの近くに住んでいたんですよ。
大塚社長:サンフランシスコの方ですね。
池上さん:そうです。今は南カリフォルニアのロサンゼルスの方に住んでいます。両方に住んでみて感じた違いは、ロサンゼルスの気候の方が温暖です。あとビーチがたくさんあって観光地も多い。どちらが楽しいかと聞かれたら、絶対にロサンゼルスですね。サンフランシスコはオフィスビルが多くて、東京でいうと丸の内あたりがイメージとして近い気がします。
小林さん:バークレー方面でいうと、正直ごはんがあまりおいしくないです。ロサンゼルスはごはんがおいしい。UCLAの学食も、全米学食ランキングで1位を獲得したことがあるくらい本当においしいんですよ。
池上さん:めちゃくちゃおいしいです!
大塚社長:学食がおいしいのは重要だよね。
池上さん:UCLAには学食でビュッフェレストランが 4つあるのも特徴です。
大塚社長:毎日食べるものだからありがたいね。あとUCLAには華やかな雰囲気もある気がします。3人ともUCLAに通っているから、やはりUCLA派になってしまうね(笑)。
ウエダさん:UCLAに来るとやはりUCLAが好きになると思います。
大塚社長:なるほど。バークレーの現役学生にも同じ質問をしてみるね。
UCLAのデメリットとは
大塚社長:逆にデメリットはありますか?
池上さん:学部にもよりますが、シリコンバレーのアメリカの主要IT企業(GAFA)に就職したいなら、立地的にバークレーがシリコンバレーに近いので、UCバークレーにいた方が有利になるかもしれません。
小林さん:理系ならバークレーの方が就職に有利だと思います。
大塚社長:最近聞いた話だと、バークレーのコンピューターサイエンスの初任給は、院生だけど5000万らしいね。確かに理系に強いのかもしれない。ちなみにUCLAは出願者数全米ナンバーワンだよね。2位はバークレー?
池上さん:2位はわからないですが、UCLAが1位なのは間違いないです。
小林さん:日本に就職するのであれば、UCLAの方がネームバリューがあるような。どうだろう?
ウエダさん:確かに知名度の違いはありますよね。UCバークレーとUCLAならUCLAを知っている人の方が圧倒的に多い。ブランド力ならUCLAです。
大塚社長:確かにそんなイメージがありますね。日本での就職を考えるなら、知名度は重要かもしれない。
池上さん:あとバークレーの方が真面目に勉強する人が多い気がします。
ウエダさん:確かに。
池上さん:熱心に研究したり、箱詰め状態で勉強したりするイメージ?
ウエダさん:バークレーに友達がいますが、1日中図書館にこもっている人が多い印象ですね。
池上さん:逆にこっちは遊んでいる人が多いといいますか、メリハリがある人が多いです。例えば授業は大体月曜日に始まって木曜日で終わるんですね。寮に住んでいると、木曜日の授業終了後からみんな騒がしくなって、土曜日までパーティーざんまい。でも日曜日になるとピタッと静かになって、月曜日の授業に向けて勉強する感じです。オンオフがはっきりしています。
大塚社長:この話を聞いたら、みんなUCLAがいいってなっちゃいそうだな(笑)。
池上さん:もちろん例外もありますよ。バークレーでも騒ぐ人はいると思います。バークレーのいいところも挙げてみた方がよさそうですね。
小林さん:バークレーは授業のレベルが高い。ノーベル賞受賞者が圧倒的に多い。
池上さん:確かに研究の分野ではバークレーが強い気がします。バークレーとUCLAって、集計する方法で世界ランキングが変わるんですよね。研究やノーベル賞受賞を重視した指標で計算すると、アメリカのクオリティ1位はバークレー。学生生活の充実度やキャリアを重視した指標で計算すると、UCLAが1位になる。総合大学としての力はバークレーの方が上なのかもしれません。
小林さん:生活の質か学問の質か、みたいな?
大塚社長:学問の質で負けを認めちゃっていいの?どっちの大学も十分高いよ!
池上さん:あと大学院まで行きたい人や研究者になりたい人なら、絶対にバークレーがいいと思います。
ウエダさん:バークレーはコンピューターサイエンスとかケミストリーとか、やはり理系に強いのかなと。UCLAは立地の関係でフィルムや映像関係に強いですよ。
大塚社長:なるほど。ありがとうございました!
UCバークレーへの進学を決めた理由
大塚社長:次にバークレーの現役学生に話を聞きます。簡単に自己紹介をお願いします。
サワダさん:UCバークレー3年生、経済学専攻のサワダサヤです。
スガヤさん:UCバークレー4年生、社会学専攻のスガヤヒロムです。
大塚社長:よろしくお願いします。2人ともUCLAにも受かっていたんだよね。UCLAとUCバークレーを比べて、UCバークレーを選んだ理由は?
スガヤさん:社会学の分野だとバークレーの方が上だったからです。あとアカデミックに強いところも決め手に。ノーベル賞受賞者が多くてすごいなと。アカデミックに関してはUCLAより強いと思います。
大塚社長:サワダさんは?
サワダさん:私、UCのランク順で大学の受かりやすさも決まっていると思っていたんですよ。だから順位の高いUCバークレーなんて受からないと思っていて。でも受かることができたので、嬉しくて入学を決めました(笑)。経済学の分野ではバークレーの方が上なのも魅力的でした。あとUCバークレーの方が授業がきつそうでついていけるか不安もあったのですが、カウンセラーや先輩から「あなたの専攻ならどこに行ってもきつさは変わらないよ」と言われて。それならUCバークレーに挑戦してみようと思いました
どちらも受かっていてUCLAを選ぶのはどんな人?
大塚社長:ちなみにUCLAとUCバークレーに受かっていて、UCLAを選ぶ人はどんな人が多いと思いますか?
サワダさん:UCLAを選ぶ人は、南カルフォルニアのコミュニティカレッジにいる人ですね。UCLAと同じ南エリアで気候や生活スタイルもあまり変わらないので、そこも魅力なんだと思います。日本でも有名で人気なイメージがあるのも大きいでしょうね。
スガヤさん:UCLAはブランド力があります。
大塚社長:そこはうらやましい?
スガヤさん:うらやましいですね(笑)。UCバークレーの名前を伝えても「どこ?」って言われることが多いです。
サワダさん:バークレーという土地名を知らない人が多いですよね。サンフランシスコやロサンゼルスは知っている人が多いんですけど。
スガヤさん:ソフトバンクの孫正義さんもUCバークレーの卒業生なんですけどね。
大塚社長:ノーベル賞受賞者はバークレーの方が多いよね。あと最近の有名な人だと、セガサミーホールディングス株式会社の里見社長は、Haas(カリフォルニア大学バークレー校のMBA)だったはず。宇宙飛行士もいるよね。やはり映像関係の専攻だとUCLAが強くて、理系だとUCバークレーの方が強いのかな?
サワダさん:理系やリサーチ系はUCバークレーが強いと思います。
スガヤさん:あとUCバークレーは起業家が多いですね。自分で何かしようとする人が多い。
大塚社長:確かに。私にも起業家仲間がいますが、バークレーはベンチャー企業やスタートアップ企業に出資を行う投資会社(VC)や 企業家が多くて魅力的だと話していましたね。
サワダさん:入学当初は起業に興味がなくてもここで過ごして友達と話していると、徐々に興味を持ってくることもあると思います。日本人でも企業に興味を持つ人が多いんじゃないかな。
大塚社長:バークレーは起業家の影響を受けやすいのかもね。
UCバークレーの生活面は?
大塚社長:実際にバークレーで生活してみてどうですか?
スガヤさん:バークレーは人との距離が近いです。バークレーは小さい町なのでバークレー内で生活が完結しやすいといいますか。人との距離も近くて仲良くなりやすい気がします。人のあたたかさを感じられる距離感が、とても魅力的だと思います。
サワダさん:UCLAと大きく違うのは、やはり交通面がいい点ですね。UCLAのある南カリフォルニアは、基本的に車での移動が必須。車を所有しているかどうかで生活の質が変わると思うんです。いっぽうUCバークレーのある北カリフォルニアにはバートという電車があって、各地につながっています。少し遠いサンフランシスコでも車がなくても一人でも行けるので、自由度が高いように感じます。
大塚社長:車社会かそうでないか、重要ですね。逆にUCLAのいいところはありますか?2人とも南カリフォルニアにあるコミカレ・OCCの卒業生だから、南の方の生活もなんとなくわかっているよね。
スガヤさん:あえていうなら気候に恵まれている点ですかね。南カリフォルニアはあたたかいんですよ。逆にこっちは寒暖差が激しくて服の調節が面倒かなと。気候の面ではUCLAの方がいい。
サワダさん:最近もとてもあたたかい日が2、3日続いたと思ったら、また涼しい日に戻ってしまって。なかなか服が決まらないんですよね。南カリフォルニアにいた時は半袖とショートパンツで生活していたのに、こっちに引っ越してからは長めのズボンを履いたり上着を羽織ったりする生活に変わったので、基本的に涼しい気がします。だからといって冬の寒さが特別厳しいわけではないので、普通に生活できているんですけどね。
大塚社長:実はUCLAの現役学生にUCバークレーの学生のイメージについて聞いてきたんです。「真面目な人が多くて勉強ばかりしているイメージ」「でも結構楽しく騒いでいる人もいそうな雰囲気もある」って言っていたんだけど、実際はどうですか?楽しい?
スガヤさん:楽しいですね。「work hard play hard」の人が多いです。勉強も遊びも全力でやる。例えば遊びの場ですごいおちゃらけた人がいて「この人、学業は大丈夫なのかな?」と思っても、そんな人が意外とHaasだったり成績優秀者だったりするんですよ。勉強だけしているイメージはまったくない。勉強も遊びも本気です。
サワダさん:編入前は、UCバークレーは天才やガリ勉っぽい人、オタクっぽい人が多い学校なんだと思っていました。でも実際に入学したら、パーティーやイベントも結構やっていて、しかもみんな結構弾けているんですよ。勉強もするけど楽しむ時はとことん楽しむ大学でした。
大塚社長:なるほど。あと言えていないことはありますか?
サワダさん:見学に来てもらうとわかるんですけど、学内ではグループで集まっている学生もいれば、1人で芝生の上で勉強している学生もいるんですよね。日本人だと一人でいることにひけ目を感じる人が多いと思いますが、こっちではだれも周りを気にせず自由に過ごしている。私は群れないタイプなので、気持ち的にとても楽です。
スガヤさん:確かに自分らしく生きやすいですよね。逆にUCLAの場合、周りがキラキラしているから周りの目を気にしてしまう部分があるように思います。
サワダさん:UCバークレーの学生は、一人一人が意思を持って来ている感じがします。
大塚社長:なるほど。UCLAの学生は人の目を気にしてるイメージがあるんだね。以上、UCバークレーの現役学生の2人に、UCLAとUCバークレーの違いについて話してもらいました。ありがとうございました!