フィリピン留学で学校は決まった、コースも決まった、すると最後に迷うものとして部屋の種類があります。
1人部屋、2人部屋、3人以上の部屋、値段が高いのは1人部屋だけど、人数が多い部屋だと上手くやっていけるか不安…フィリピン留学経験者が語る、人数別のメリットとデメリットとは?
- 1. 1.フィリピン留学は部屋の人数で費用がかわる
- 2. 2.フィリピン留学で1人部屋を選ぶメリットとデメリット
- 3. 3.フィリピン留学で相部屋を選ぶメリットとデメリット
- 3.1. 相部屋メリット①:友達の輪が広がりやすい
- 3.2. 相部屋メリット②:情報交換できる
- 3.3. 相部屋メリット③:費用が安い
- 3.4. 相部屋メリット④:シェアできる
- 3.5. 相部屋デメリット①:ルームメイトと仲良くなれなかったら悲惨
- 3.6. 相部屋デメリット②:睡眠不足になることも
- 3.7. 相部屋 デメリット③:誘惑が多い
- 3.8. 2人部屋メリット①:ルームメイトと仲良くなりやすい
- 3.9. 2人部屋メリット②:部屋の広さは快適
- 3.10. 2人部屋デメリット
- 3.11. 3人以上部屋メリット①:にぎやか、友達をたくさん作れる
- 3.12. 3人以上部屋メリット②:英語を話すチャンスが増える
- 3.13. デメリット①:勉強に集中できない
- 3.14. デメリット②:なにかと気をつかう
1.フィリピン留学は部屋の人数で費用がかわる
1人部屋と複数人部屋、価格は当然のことながら、人数が少ない部屋になればなるほど、高くなる傾向にあります。しかし、だからといって値段の安さで複数人部屋にすると、留学後に後悔することもあるかもしれません。
1人部屋と相部屋の、価格の違いは数万レベルのこともあれば、十万円以上の差がついてしまうことも珍しくないので、部屋選びを後悔しないためにも相部屋と1人部屋のメリットやデメリットについて、フィリピン留学の経験をもとに考えてみました。
それぞれでメリットとデメリットがあるので、最初は相部屋で費用を支払ってから現地でしばらくしてから、追加費用を支払って1人部屋に移動という方法もおすすめですよ。
2.フィリピン留学で1人部屋を選ぶメリットとデメリット
1人部屋はとくに日本人に人気といわれていますので、繁忙期の留学を考えている方は、早めの予約がおすすめです。
メリット①:勉強に集中できる
1人部屋ならば話しかけられたり、周りで話していたりする声もないので、わざわざ自習室に行く必要もなく、自室で勉強に集中しやすい環境となっています。
英語は声に出して練習したいということもあると思いますが、相部屋だとなかなか声を出した勉強法は難しいですし、リスニングもイヤホンやヘッドホンが必須となります。その点、1人部屋ならば隣室に迷惑にならない程度で、声に出して勉強することもできれば、歌うことだってできちゃいます。
メリット②:気を遣う必要がない
複数人部屋は物音やクーラーの設定温度、就寝時間、バスルームの使用などなにかと気を遣うことが多いです。その点、1人部屋なら、誰もいないので好きな時にバスルームを使えますし、消灯時間も気にする必要もないので、ストレスがたまりにくいです。
デメリット①:さみしい
学校内で友達がすぐに作れればよいかもしれませんが、なかなか作れないと1人部屋だとさみしさが増します。1人部屋でも孤立しないためには、部屋にこもりっきりにならずに、授業の合間や昼休み、週末などの機会に積極的に留学生たちと交流することです。
デメリット②:価格が高い
1人部屋の最大のデメリットといえば費用が高いという点にあるのですが、学校によって相部屋との差額は異なります。サイト内からおすすめの3校をピックアップして比べてみました。
QQEinglish
QQ English Seafront
セブ・マクタン島海辺のリゾートホテルに軒を連ね、真っ白の外観がまぶしいQQイングリッシュの新たなキャンパス、シーフロント校。
※1か月ライトプラン | |
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1人部屋 | 179800円 |
2人部屋 | 169800円 |
4人部屋 | 149800円 |
海が美しいQQEinglishのシーフロント校では、1か月だけでも1人部屋と4人部屋では3万円の差がありました。これが2か月になると6万円、3か月だと9万円と期間が長いほど差が広がっていきます。
とはいっても2人部屋は1人部屋と3万円ほどしかかわらないので、値段と快適さのバランスとしては1人部屋か2人部屋を比べれば、1人部屋の方がよいかと思います。
3D ACADEMY
3D ACADEMY
3D ACADEMYは、2002年より6,000名を超える学生を輩出してきた歴史と教育システムを誇る「MTM CEBU LANGUAGE INSTITUTE」が蓄積してきた英語教育ノウハウと人材を受継いだESLスクールです。
※1か月実践英語コース | |
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1人部屋 | 175000円 |
2人部屋 | 145000円 |
3人部屋 | 129000円 |
4人部屋 | 114000円 |
格安留学&豊富なコース選択が魅力的な3D ACADEMYでは、1か月でも1人部屋と4人部屋には6万円もの差があり、3か月ともなればその差は、20万近くも変わってきます。
そう考えると2~4人部屋ではじめの1か月をすごしていき、そろそろ勉強に集中したいというタイミングで空きがあれば、1人部屋に移るという手がよいでしょう。
Universe English School Cebu Inc
Universe English School Cebu Inc.
セブ島に語学学校は幾つもありますが、日本でも英会話スクールを 運営しているのは当校だけです。
1人部屋 | 227000円 |
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2人部屋 | 192000円 |
Universe English School Cebu Incは、エコノミーホテルからスーパーデラックスホテルまで、ホテルのグレードが選択できる学校です。そのため、値段はほかの学校よりも少しお高めな雰囲気もありますが、1人部屋か2人部屋になるので、落ち着いた環境で勉強したい社会人やシニア、親子で留学をしたい方におすすめです。
1人部屋と2人部屋では、1か月で35000円の違いですが(エコノミーホテルの場合)、グレードが高いホテルになれば、1か月でも15万円以上の差が開きます。
デメリット③:ドライヤーなど物の貸し借りができない
相部屋だとルームメイト同士で、ドライヤーやトイレットペーパーなど物をシェアしたり、あげたりもしやすいですが、1人部屋だとそういったことはできません。
デメリット④:情報が入ってこない
複数人部屋では、自分が入学前からすでに学校に数週間いる先輩留学生と一緒の部屋になることもあり、学校内や学校外の情報をいろいろと教えてもらえます。しかし、1人部屋だとそういった情報は部屋の外でキャッチしてくるしかないので、人見知りの方は難しいかもしれません。
3.フィリピン留学で相部屋を選ぶメリットとデメリット
相部屋のメリットと2人部屋、3人以上部屋のメリット、デメリットをまとめて紹介していきます。
相部屋メリット①:友達の輪が広がりやすい
ほとんどの人が1人で参加しているフィリピン留学、目的は勉強といってもやはり留学中に話せる友達はほしいものです。友達作りのチャンスとしては、空き時間の交流が大切になってきますが、1人部屋だと部屋にこもりがちになってしまいなかなか難しいものです。2人以上の部屋ならルームメイトだけでなく、ルームメイトの友達から友達へと交流の輪が広がっていくチャンスがあります。
私は人見知りということもあり英語の上達のため、2人部屋で外国人留学生がよいとエージェントに希望を出しました。もちろん、そのときの留学生たちの国際比率などによって希望を絶対叶えられるとは限りませんが、結果として韓国人の子と同じ部屋になれたので(しかも上級者レベルの子でした)ルームメイトの希望は留学前から伝えておいた方がよいかと思います。
相部屋メリット②:情報交換できる
相部屋の大きなメリットは、情報が入ってくることです。とくに授業や先生に関しての情報、学校外の外食や治安、買い物などの情報などは役立つことが多いです。学校周辺の治安情報や、自分の弱点に合った授業を提供してくれそうな先生の情報などお互いに交換することで、コミュニケーション能力や英語力のアップも期待できます。
相部屋メリット③:費用が安い
1人部屋のデメリットで紹介した通り、費用は1人部屋に比べて安いので、あまり予算がない方でも留学ができるチャンスです。費用面と快適さのバランスを考えるとおすすめは2人部屋です。
相部屋メリット④:シェアできる
相部屋のメリットはトイレットペーパーやドライヤー、洗濯用品などの生活必需品をシェアできることでコスパになります。学校に支払う光熱費や電気代も1人部屋よりは安くなります。また、お互いの国のお菓子や日本人同士なら、日本から持参した日本食をあげたり、もらったりということも楽しいです。
相部屋デメリット①:ルームメイトと仲良くなれなかったら悲惨
2人部屋はルームメイトと仲良くなれれば、親友にまで発展することもありますが、逆に相性が悪ければ、1対1の空間なので、なかなかキツイです。しかし、かといって3人以上の部屋だと自分の前にすでにルームメイト同士で仲良くなっていたり、先に至留学生の子達が卒業すると自分1人の部屋にバッチメイト同士の子達が入ってきたりすることもあります。
すぐに仲良くなれればよいですが、自分以外のメンバーがすでに絆が深い雰囲気だったり、国籍が一緒の子達だったりすると、なかなかすぐに馴染めないというケースもあるようです。するとこの先の勉強以上にストレスがたまる環境になることもあります。
相部屋デメリット②:睡眠不足になることも
ルームメイトの子が遅くまで勉強していたり、スマートフォンをいじっていたりすると、明かりがまぶしくて寝にくいということがあります。また、歯ぎしりやいびきがうるさいルームメイトがいると、眠れないこともあります。これらのことはお互い様ですし、部屋の雰囲気を悪くしたくもないので、ルームメイトにはなかなか言い出しづらいです。
朝は朝で、早起きして勉強するルームメイトには洗面所の音などに起こされることもあります。また、新しいルームメイトが夜中や早朝に到着する場合は、その音に起こされることもあります。音や光に敏感な方は、耳栓やアイマスクを持参するとよいでしょう。
相部屋 デメリット③:誘惑が多い
相部屋だと授業が終わった後や、週末にルームメイトから遊びのお誘いがかかることも珍しくありません。勉強ばかりでは頭も凝り固まってしまうので、遊びも時には大切!ではありますが、勉強に集中したい人もいるでしょう。毎回なんでもイエスマンになるのではなく、その時々でNOと断る勇気も必要です。
2人部屋メリット①:ルームメイトと仲良くなりやすい
1人部屋だとルームメイトがいなくて寂しい、3人以上の部屋だとすでに仲良くなっているグループに入っていくのが難しい、人見知りだからこそ友達がほしいという方には2人部屋がおすすめです。2人部屋ならば、1対1なので、お互い英語で交流する海外留学生とも、仲良くなりやすいです。
2人部屋メリット②:部屋の広さは快適
私が2人部屋で滞在した部屋ではベッドと机と、スーツケース、クローゼット冷蔵庫がある室内で、スーツケースが広げられるスペースもありました。2人部屋は広すぎず狭すぎず、部屋の広さがちょうどいいという声も多いようです。
2人部屋デメリット
2人部屋特有のデメリットは相部屋共通のデメリットと同じなので、あまりない感じです。しいて言えばもし日本人がルームメイトだった場合は、仲良くはなりやすい代わりに、日本語ばかり話してしまい英語学習に支障をきたすおそれがあることでしょうか。
また、複数人部屋ならばケンカが起こったとしても、ほかのルームメイトたちが仲裁に入ることも可能ですが、2人部屋だとその後も険悪なムードがどちらかの卒業まで続くという可能性もあります。
3人以上部屋メリット①:にぎやか、友達をたくさん作れる
3人以上部屋のメリットは、人が多い分、にぎやかということもあります。寂しがり屋の方や、みんなでワイワイするのが好きな方にはおすすめです。
3人以上部屋メリット②:英語を話すチャンスが増える
ほかの国の生徒は、コスパな複数人部屋を希望することが多いので、2人部屋ならば日本人と同室になってしまう可能性は高くても、3人以上の部屋ならば3人とも日本人というケースは、日本人比率がよぼど高い学校ではないかぎりは稀です。
そのため3人以上部屋の方が、外国のルームメイトを作れるチャンス=英語を話す機会があります。EOPを重視した学校でも部屋の中では、監視の目もないのでついつい、同じ国籍の生徒がいると、母国語で話しがちになるので、母国語を自然と封印するにはよい環境です。もしも、ルームメイトの方がレベルが高ければ、自分のスピーキングも授業以外で伸ばせるチャンスです。
もちろん、外国人だからといって、日本人よりも英語が上手いとは限りませんが、(お互い勉強にきているわけだし学校の雰囲気や、その時々の生徒たちにもよりますが)韓国や台湾の留学生では女性は上手い方が多い印象がありました。男性はできる人とできない人の差が極端なイメージです。
デメリット①:勉強に集中できない
同じ相部屋でも2人部屋ならば、一方も勉強しているときや外出しているときなどもあるので、勉強がしやすい環境は作りやすいです。しかし、3人部屋ともなると、自分が勉強している間にほかのルームメイトたちが楽しくおしゃべりしていると、自分も気になって参加したくなり勉強どころじゃなくなることもあります。
相部屋で勉強面が不安な方は、24時間利用可能な自習室がある学校がおすすめです。個室ならば、1人部屋と同じく音読練習やリスニング練習もしやすいですよ。
デメリット②:なにかと気をつかう
たいていの寮では、シャワーとトイレ、洗面台は一緒の部屋になっていることが多いです。つまり1人シャワーを使い始めるとその間、洗面所やトイレは使用できないので、譲り合いが大切になってきます。とくに朝は授業の時間や朝ごはんの提供時間も決まっているので、ルームメイトたちとうまく時間を調整する必要があります。
また、パソコンやスマートフォンの充電がしたいのに、複数人部屋になるとコンセントの数が足りないなんてこともあれば、自分とルームメイトの体感温度が合わずに部屋が暑すぎる、または寒すぎるということもあります。夜には、本当はもっと勉強したいのに、ルームメイトたちが寝るとなれば、電気をつけているわけにはいかないとあきらめることもあるでしょう。