カナダ高校留学とは?特徴とメリット・デメリットを中心に徹底解説!

カナダ高校留学とは?特徴とメリット・デメリットを中心に徹底解説!

高校留学先にカナダを考えている
カナダへ留学する場合のメリットとデメリットが知りたい!

この記事では、カナダ高校留学について、そのメリット・デメリットを中心に解説します。カナダは英仏文化の影響下で、多国籍な環境が魅力で治安の良さ、豊かな自然、移民の多様性、及び独特の教育制度が特徴です。カナダ高校留学を検討中の方はぜひお読みください。

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カナダの概要

カナダ高校留学特徴

主要英語圏の国の中で治安がよいことから留学先として人気のカナダ。まずはカナダの概要をみていきましょう。

カナダってどんな国?

カナダは北米大陸に位置する国。イギリスとフランスに支配された過去があり、両国の文化が融合した暮らしが広がっています。そのため、公用語は英語とフランス語の二か国語を掲げており、全ての商品に両言語でのラベルや説明が記載されています。ロシアに次ぐ世界2位の雄大な国土には豊かな自然が広がっており、世界各国からレジャーやアクティビティーなどを求めて人が集まってくるのです。

また多くの移民や難民を受け入れているため、多様な国籍の人々が暮らしているのも特徴のひとつ。US News & World Reportが発表している「世界最高の国ランキング2022」の「人種の平等性」というカテゴリーでは、98.6点とほぼ満点に近いスコアでトップ3に入りました。Statistics Canadaによると、2021年のカナダ人口の白人が約70%、黒人は約4%、アジア人は約17%、ラテン系が約2%とのこと。2016~2021年に130万人強の新規移民がカナダに永住し、カナダの国勢調査で記録された新規移民数としては最多となりました。さらに2023年には約46万人、2024年には約48万人、2025年には約50万人の新移民を受け入れる方針を発表しています。

2大都市であるバンクーバーとトロントは、様々な場所から別々の目的を持った人が集まる国際都市として知られています。

カナダの教育制度について

カナダの教育制度や学校制度は各州が統括しています。小・中・高校はGrade 1~12まで通して数え、17歳になるGrade12までが義務教育とされています。

Grade 対象年齢
Kindergarten(1年間) 5歳になる年に入学します。Elementary Schoolと同じ校舎内に併設されているのが一般的です。
Elementary School(7年間)Grade 1-Grade 7 6歳から12歳まで。
Secondary School(5年間)Grade8 – Grade 12 13歳から17歳まで。高校卒業資格を得るため、Grade10、11、12の3年間では既定の単位を取得することになります。

教育制度は居住している州によって異なる点がありますが、上記が最も一般的なものとして、バンクーバーがあるブリティッシュ・コロンビア州、トロントがあるオンタリオ州で施行されています。

12年生を修了すれば、日本でも高卒資格と同等と認められます。ただし卒業資格を取得するためには規定の単位数を満たすのはもちろんのこと、州の統一テス トに合格しなければならない州もあります。たとえば、プリティッシュ・コロンビア州では卒業単位の他に州の統一テストを、オンタリオ州では卒業単位と州の英語テストに加えて地域活動をすることも条件です。公立高校は留学生に入学時の高い英語力を要求しませんが、私立校では高い英語力と学習能力を要求されます。

またカナダ国内の英語圏ではフランス語を、逆にフランス語圏では英語を第2言語として学習するのもカナダ独自の教育制度といえるでしょう。

カナダでの留学生活ってどんな感じ?

日本の授業は4月~3月の1年間で一区切りですが、カナダの授業は9月~6月の1年間で一区切りとなります。2学期制または3学期制で、月曜日から金曜日までの週5日間、学校に通います。

留学生は9月入学が一般的です。ただしもし語学に不安があるようであれば、少し早めの4月または夏休みから語学コースに通って準備しておくのも手かもしれません。

カナダでは基本的に各生徒がカリキュラムを組み、選択した科目を受講します。一般教科のほかに、ロボットや橋を制作する理系科目、演劇やダンスを学ぶ芸術科目、調理やレストラン運営を学ぶ家庭科、プログラミングなどを学ぶ技術科目、映画やアニメを制作するメディア科目など、バラエティ豊かな科目を選択できる学校もあります。留学生の場合、1年生の時は語学力に応じて科目を選択しますが、2年生になると将来希望する仕事や大学進学等の進路に合わせて履修科目を選択します。

カナダではクラブ活動のほかに、スポーツアカデミーという授業の単位としてスポーツ活動ができる制度を導入している学校もあります。ボルダリングやアイスホッケーなどめずらしいスポーツもあるので、興味がある人は学校選びの際にぜひチェックしてみてください。

学校の成績は基本的にABCの段階評価です。それに加えて達成度をパーセンテージで表す学校もあります。とくにカナダでは自主性を大切にしているため、授業では積極的に質問や発言をするように心がけるとよいでしょう。

カナダ高校留学のメリット

カナダ高校留学特徴

次にカナダ高校留学の人気の理由をみていきましょう。

治安がいい

カナダは欧米諸国の中でとくに治安がよい国として知られています。アメリカとは違い、銃の保持が法的に認められていません。カナダの主要都市であるトロント、モントリオール、カルガリー、バンクーバー、オタワは世界の住みやすい都市ランキングの常連都市になっています。ザ・エコノミスト・イン テリジェンス・ユニット(EIU)が発表している都市の安全性ランキングを示す「Safe Cities Index 2021」では、トロントが見事2位にランクインしています。

多国籍国家で多文化への理解が進んでいる

カナダは元々の先住民とイギリス、フランスからの移民によって形成されていった国です。 1971年、民族や人種の多様性を尊重し、すべての人が平等に社会参加できるような国づくりを目指す「多文化主義政策」を世界で初めて導入した多民族国家でもあります。実はカナダは約5人に1人が外国出身なのです。先祖が他国からの移民であるという背景から、異文化に対してとても寛容的でお互いの文化を尊重し合いながら生活しています。経済平和研究所(IEP)が発表している世界各国の平和度合いを数値化した「GLOBAL PEACE INDEX2020」では、見事6位に輝いています。

高品質の教育水準を維持している

カナダの高校は、90%以上というほとんどの学校が公立学校で、その高等教育機関はいずれも高水準だと言われています。その理由の1つとして、カナダの公立学校は学校間のランクの差が出ないように、州のカリキュラムに準じてしっかり管理されていることが挙げられます。日本のように偏差値など学校によってレベルの差がほとんどないのが特徴です。移民が多いカナダでは、留学生に対しても手厚いサポートが行われています。たとえば英語力が高くない留学生のために、多くの学校では英語コース(ESL)を提供しています。ESLではまず英語力を判定するテストが行われ、そのうえで自分の英語力にあったクラスで勉強することが可能です。他にも英語力に不安がある留学生の宿題や課題を見てくれるクラスが開講されているケースもあります。留学生を受け入れている学校や学校を管轄している教育委員会(スクールボード)にはコーディネーターや留学生アドバイザーが在籍しているため、授業や学校についてはもちろん、生活についての相談も可能です。CAPS-I(公的資金を受けた学校区/教育委員会で構成される非営利団体)などの教育機関では、現地のカナダ人の生徒との交流の機会を設けたり、厳正にホストファミリーを選定するなど、留学生が安心して留学できるようなプログラムを提供しています。

英語初心者に心強いブリッジプログラム

カナダの高校には留学生向けの英語クラス「ESL」がありますが、まったく英語力がゼロの場合、クラスについていくのがなかなか難しいかもしれません。そんな人には、入学に向けて英語力を上げる「高校進学準備コース」から「現地高校への入学」まで網羅している「ブリッジプログラム」の受講をおすすめします。語学学校が開講しているブリッジプログラムでは、すぐに高校に入学するには英語力が低い生徒に英語を教えたり、カルチャーショックを和らげるためにカナダの学習文化や習慣についての指導を受けることができます。ブリッジプログラムを受講することで、高校で本科を開始する時には精神的なゆとりが生まれ、より集中して卒業に向けて励むことができるでしょう。とくに日本以外の学校に通った経験のない方はブリッジの受講も合わせて考えてみてもいいかもしれません。

標準的でクリアな英語

英国の伝統を引き継ぎつつも、アメリカの影響も強く受けているカナダでは、標準的でクリアな英語が話されています。そのため、国際標準語としての英語を学ぶのに最適な場所といわれています。イギリスやオーストラリアも留学先として人気がありますが、英語のイントネーションが独特で、リスニングにつまづく学生もいます。その点、カナダ英語はなまりがなく、非常にきれいな英語を学ぶことができます。海外の大学進学を見据えたコースもあり、英語を本気で学びたい高校生に人気なのです。

卒業後の進路の幅の広さ

カナダの高校を卒業した場合、大きく3つの進路を選ぶことができます。

1つ目が高校卒業後、そのままカナダに残ってカナダの教育機関(大学、短大、専門学校)に進学する方法です。カナダの大学は大半が国公立で、教育格差がないのが大きな特徴です。またカナダ国首相を輩出したトロント大学など、世界的に高い評価を受ける大学が多いのも魅力でしょう。カナダに残って生活したい方や将来学びたいことが決まっている方におすすめです。

2つ目が他の国の大学に進学する方法です。カナダの高校の中には国際バカロレア(IB)という国際的に通用する大学入学資格のプログラムを提供している学校があります。つまりこのIBプログラムを使って、海外の大学に進学することができるのです。ただしIBプログラムはカナダの各州の教育カリキュラムよりも難易度が高くなります。IBプログラムの利用を考えている場合は、学校の授業の外でもしっかりサポートしてもらえる全寮制の学校や私立の学校を選ぶことをおすすめします。

3つ目が帰国して日本の大学に進学する方法です。日本の大学には帰国生入試(帰国子女入試)を設けている学校があります。帰国生入試を利用する場合、あらかじめ条件に当てはまるかよく確認しておきましょう。

また日本の入学は4月ですがカナダは9月が入学時期です。もし日本の大学に受からなかったとしても、IELTSやTOEFLなど必要な英語スコアさえあれば、カナダの大学願書申請に間に合う可能性が高いです。万が一の場合の手段として持っておけば、精神的な余裕が生まれるのではないでしょうか。

6か月未満の短期の留学ならビザの取得が不要

主要な他の国では3か月からビザが必要な国もありますが、カナダは6カ月未満であればビザの取得が不要です。書類を揃える手間が省け、少しですが費用も抑えられます。

自然と都市をどちらも楽しめる

カナダは広大な国土に多くの世界遺産を有しているため、その壮大な自然を目の当たりにする機会も多くあります。たとえばバンクーバーは、2010年にオリンピックが開催された利便性の高い自然と都市の融合した都市。ダウンタウンから少し離れれば大自然があります。またトロントはカナダ企業のヘッドクォーター(本社)が集中している高層ビルが立ち並んだ近代都市ですが、世界三大瀑布のひとつである「ナイアガラの滝」も有しているのです。勉強のリフレッシュにはもってこいの環境といえるでしょう。

カナダ留学のデメリット

カナダ高校留学特徴

次にカナダ高校留学を考える上で注意すべき点をみていきましょう。

留学費用が安くはない

カナダ留学は、アメリカなど主要な留学先と比較すると費用が安めに抑えられています。しかしそれでも公立校で年間250万円以上、私立校で年間380万以上の留学資金が必要となることが予想されます。費用をなるべく抑えたい場合は、私立校ではなく公立校を選ぶ、寮滞在ではなくホームステイを選ぶとよいでしょう。

物価が高くチップも必要になる

カナダは日本と比べ物価が高いです。州ごとに異なりますが、ブリテッシュコロンビア州の消費税は12%、トロントが位置するオンタリオ州の消費税は13%です。レストランで食事をするとアメリカ同様チップ(10~15%)も払います。カナダでのチップは日本のチップとは異なり「マナー」です。忘れないように注意が必要です。

地域によっては寒冷な気候である

カナダは世界で2番目に大きな国です。その広大な面積ゆえに東西で気候が違います。カナダ最大の都市であるトロントやモントリオールがある東側は、冬になると川が凍ってしまうほどの極寒で知られており、積雪量も多いです。そんな寒さの厳しいカナダで比較的温暖な気候なのがバンクーバーです。寒がりな人にはバンクーバーがおすすめです。

地域によっては日本人が多い

トロントやバンクーバーなど主要都市になると語学学校が多く存在します。語学留学を目的とした日本人留学生やワーホリで訪れている学生も多いです。観光地でもあるため、夏の間は多くの日本人を見かけることもあるでしょう。同じ国の人が近くにいると心強くホッとすると思います。しかしせっかくの留学です。日本語ではなく英語を話すこと、そして日本人ばかりで交流しないように意識することが大切です。もし日本人が少ない地域を希望している場合は、トロントやバンクーバーなど主要な都市は避けるとよいでしょう。

ペットを飼っている家庭が多い

ペット(主に犬、猫)の世帯別保有数は、日本では約猫9%、犬14%、カナダでは猫37%、犬32%となっているそうです。つまり、カナダでは日本に比べてペットを飼っている家庭が多いのです。もしホームステイを検討している場合、動物が苦手またはアレルギーを持っている学生は、あらかじめ申告する必要があ ります。

まとめ

カナダの概要にふれた後、カナダ高校留学におけるメリットとデメリットを詳しく説明しました。まずメリットとしては、カナダへの高校留学は、治安がいい、多分化への理解がある、高品質な教育水準、英語初心者に心強いブリッジプログラム、標準的でクリアな英語、卒業後の幅広い選択肢、短期間ならビザが取得不要になる、自然と都市をどちらも楽しめる点が挙げられます。そしてデメリットとしては、費用が安くはない、物価が高くチップも必要になる、地域によっては寒冷な気候である、地域によっては日本人が多い、ペットを飼っている家庭が多い点が挙げられます。

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カナダ高校留学特徴

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