IELTSとTOEFL。アメリカ留学ならどっちがおすすめ?

IELTSとTOEFL。アメリカ留学ならどっちがおすすめ?

海外の大学へ留学したい!という時に必要になってくるのが、IELTSやTOEFLのスコア。

最近では受験や、AO入試でもスコアを証明することで、有利になりますし、英語力を上げる目安や人生の選択肢に広がりができるという意味でも、スコアは高いことに越したことはありませんね。

さて、ここではTOEFLかIELTSのメリット・デメリットについて解説し、比較!
そしてアメリカ留学ではどっちが有利なのかを紹介します。

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1.IELTSとTOEFLの違いは?

1.IELTSとTOEFLの違いは?

基本構成はどちらも同じです。IELTSとTOEFLは海外留学の際利用されている英語能力テストで、世界中でこの二つの試験が実施されています。

問われている技能も表面的には同様です。受験者は、リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの四つのスキルを問われ、出題に答えることで自身のスコアが算出され、留学出願の際にそのスコアを参考に先行が行われます。

アナログのIELTSとデジタルのTOEFL

一方2つの大きな違いとしてまずあげられるのが、回答方式です。

IELTSの場合、回答は基本的に筆記で行われます。いわゆる中学や高校のテスト、あるいは私立大学の試験で用いられるタイプの試験方式で、慣れ親しんでいる方も多いのではないでしょうか。

またスピーキングも試験場所で生の面接官とのマンツーマンで行われるタイプの、一般的な面接試験です。これまた英検等を受験したことがある人には馴染みのある方法かもしれません。

一方で、TOEFLは筆記試験も実地でのマンツーマン面接もありません。テストは全てPC上の入力で行われ、キーボードとマウスの操作のみで回答していきます。

またスピーキングにおいても面接会場には面接官というものはおらず、音声案内にしたがいながら、自身の音声を録音することで回答します。

取り扱う英語にも違いがある

二つの試験において、取り扱う英語にも大きな違いが見られます。

IELTSが取り扱うのは、主にイギリス英語です。加えてオーストラリアや南アフリカ英語など、イギリス英語に由来する諸々の英語も試験に取り入れられているため、ある意味でグローバルな試験づくりに取り組んでいるのもIELTSの特徴でしょう。

一方でTOEFLは、ビジネスや世界標準の英語としては評判のあるアメリカ英語に限定して試験が行われます。加えて出題内容も実際に意味のある英語をきちんと使えるかどうかを試すことを意識して作られているのです。

2.IELTSとTOEFLのメリット・デメリットまとめ

2.IELTSとTOEFLのメリット・デメリットまとめ

二つの違いを大雑把に理解したところで、今度はそれぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。

①IELTSのメリット

スピーキングが面接である
コンピューターを相手に話すのは調子が狂う、という人は、IELTSのスピーキング試験が向いているでしょう。生の面接官との会話方式になるため、たとえ行っていることが聞き取れなくても、少しくらいなら聞きなおすことも可能です。
  
各スキルのセクションが分かれているため、回答はシンプルに行える
TOEFLは実践力重視のため、試験内容も基本的に聞く、書く、読むを同時に行わせるような方向性で作られています。しかしIELTSの場合、聞くなら聞く、書くなら書くでセクションが分かれているため、シンプルに問題をこなしていくだけで回答できます。

イギリス留学に利用可能
イギリス由来の英語力を重視しているだけあり、IELTSのスコア取得はイギリスの大学留学には欠かせません。

また数年前からTOEFLのスコアがイギリス留学には使えなくなったということもあり、そちらへの留学を考えている人は、迷わずIELTSを受験しましょう。

②IELTSのデメリット

ケアレスミスが起こりやすい
IELTSは筆記試験になるため、パソコンに入力するだけのTOEFLよりも必然的に誤字脱字などのケアレスミスが起こりやすくなります。

イギリス英語に慣れていない人は苦戦?
IELTSで扱われるのはイギリス英語ですが、リスニングにおいてもイギリス独特の発音が多く使われているのが特徴的です。
アメリカ英語の発音に慣れてしまっていると、少し戸惑ってしまうかもしれません。

受験回数がすくない
週に1回のペースで全国的に行われているTOEFLに比べて、IELTSは大都市圏でも月に2・3回、少ないところでは数ヶ月に1回というペースのため、早急にスコアが必要、あるいは定期的に受験したいという人にはペースが崩されてしまう側面もあります。

③TOEFLのメリット

テストを通じて実践力がつく
TOEFLは実際に使える英語能力を調べる試験です。そのため、TOEFLのスコアが高ければ高いほど、その人の実践的な英語力の高さの証明にもなります。

逆に言えば、TOEFLの試験対策を通じて英語力を磨くことができる可能性もあるということです。

パソコンに慣れている人は回答も楽
TOEFLには筆記試験がないため、ライティングもタイピングで行われます。
そのため字は汚いけどタイピングなら・・・という人でも、ケアレスミスや焦って字が汚くなり採点不可、ということもありません。

一日で試験が終わる
IELTSの場合スピーキングは後日、ということもあるのですが、TOEFLは拘束時間は4、5時間とやや長いものの、確実に一日で終わるスケジュールのため、必要以上に時間を取る必要もありません。

④TOEFLのデメリット

難易度はやや高い
TOEFLは日本の英語教育でもあまり行われていないタイプの理解力を問われる試験です。そのため、単純な英語力だけではスコアの獲得は難しく、TOEFLのための試験対策にかなり時間を取られる人も多いのでは、と思います。

スピーキングがやりにくい人も
得手不得手はあると思いますが、TOEFLのスピーキングは人に話すのではなく、あくまでも機械に録音するタイプのため、どうしてもやりづらく感じる人はいるかもしれません。

イギリス留学には使えない
上でも書いていますが、イギリスの大学ではTOEFLのスコアは留学要件として採用してくれていないため、イギリス留学を考えている人はIELTSを受験しておきましょう。

3.アメリカ留学ならやっぱりTOEFLがオススメ

3.アメリカ留学ならやっぱりTOEFLがオススメ<

少し前まではアメリカの大学ではIELTSは留学には使えないところも多かったのですが、最近では大半の大学でIELTSを利用することが可能になりました。

IELTSはイギリス留学にも使えるため、アメリカとイギリスで迷っている人はIELTSを受験すると良いでしょう。

とは言えTOEFLはイギリスでは使えないまでも、アメリカを含めその他ほとんどの国々で、IELTSと同様に留学要件として採用されているため、わざわざイギリス留学の可能性のためだけにIELTSを受ける必要もないでしょう。加えて、アメリカを中心に留学を考えている人はやっぱりTOEFLを受験するのが良いと思います。

というのも少ないながらも未だにIELTSを採用していないアメリカの大学や、二年生大学もあるため、アメリカ留学の幅が広がるのはTOEFLのスコア取得に他なりません。また、TOEFLを通じてアメリカ英語、そして実践主義的なアメリカの教育に触れることができるのも、大きなメリットと言えるでしょう。

IELTSとTOEFLにはついつい迷わされてしまいますが、自分の留学プランに合わせて受験してみてくださいね。

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