オーストラリアには、有名な観光地やリゾート地がたくさんあり、ホテルの仕事の求人も多くあります。
エージェントを利用すれば、英語力に応じて、自分にあった仕事を紹介してもらうこともできます。ホテルの仕事は、収入を得ながら、ホスピタリティスキルを身につけることができるおすすめの仕事です。
1.オーストラリアワーホリでホテルの仕事を見つけるには?
今の時代は、どんな仕事でも、インターネットの求人サイトで職探しをするのが一般的になりました。ホテルの仕事も、求人サイトで検索をしてみると、たくさんの種類の仕事が出てきます。しかし、一つ一つをよく見ると、ホテルの仕事を紹介するエージェントが求人広告を出していることに気づくでしょう。
エージェントを使うことのメリットとデメリット
エージェントを利用すると、複数のホテルの求人情報を一度に得ることができます。それも、比較的大きなホテルがリストに入っていることも多いです。
エージェントを使うことのメリットは、それぞれの英語力に合わせた仕事を紹介してくれることです。また、個々のホテルの特徴を説明してくれたり、面接や赴任の手配まで行ってくれたりするので、とても便利で、安心感があります。
しかし、エージェントが間に入るということは、エージェントが手数料を取る仕組みになっているということです。その手数料は、1000ドルから2000ドルくらいが相場のようです。
語学研修と有給インターンシップのセットもおすすめ
留学エージェントや語学学校が、語学研修とホテルでの有給インターンシップをセットにしたプランを提供しているところもあります。プランの中にも手配料が含まれていて、自分で仕事を探す手間が省けます。有給のインターンシップなので、収入を得ながらホテルでの就業経験を積むことができるのでおすすめです。
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チャンスはほかにも…
ローカルの小さいホテルや都市部にあるホテルの場合は、ホテルが直接求人サイトに求人を出しているところもあります。また、従業員の口コミで欠員の情報が出回り、直接応募できるチャンスもあります。
ワーホリでの求人探しは下記記事も合わせてご覧ください。
» オーストラリアワーホリの求人職種+仕事の探し方【必要な英語力は?】
2.オーストラリアワーホリでホテルの仕事はどんな感じ?
ホテルの仕事と言っても、多様な職種があります。また、ホテルは24時間稼働しているので、勤務時間も様々です。ワーキングホリデーの人が多く携わっている仕事の例は以下のようなものがあります。
①ウエィトレス・ウエィター・バーテンダー・バンケット
ホテル内のレストラン、カフェ、バーなどでお客様のオーダーをとったり、飲み物や料理を運んだりします。食事の時間に合わせて、早朝や夜のシフトも必須です。お酒を扱うことができるRSAの資格があれば、バーテンダーとして働くチャンスもあります。バンケットは、ホテル内でのパーテイや宴会などで働きます。これらの仕事は、お客様と直接接するので、接客スキルと共に、中級以上の英語力が要求されます。
②キッチンハンド
レストランの料理場で、シェフやクックのアシスタントをします。材料の下ごしらえや皿洗いなどをします。レストランの営業時間に合わせて、早番や遅番などのシフト制で働きます。裏方の仕事なので、それほど高い英語力は必要ではありません。
③ハウスキーパー
客室の清掃をする仕事です。部屋の掃除、ベットメイキング、備品の点検などをします。お客様が部屋を開ける午前9時頃から3時頃までに集中的に仕事をします。一人で仕事をするので、英語力が高くなくてもできる仕事ですが、スピーディに仕事をこなせる能力が要求されます。
④ランドリー
客室で使われたシーツやタオル、レストランで使われたナプキンやテーブルクロス、従業員の制服などを洗濯する部署です。これも裏方の仕事なので、接客のための高度な英語スキルは必要ありません。
⑤ナイトクリーナー
レストランや調理場などを、営業時間が終わった後、夜間から深夜にかけて掃除をする仕事です。深夜手当てなどが加算され、収入はアップします。
⑥ポーター
ホテルのエントランスでお客様をお迎えし、お客様の荷物を部屋まで運びます。駐車場への誘導やタクシーの手配をすることもあります。お客様とスムーズにコミュニケーションができる英語力は必要です。
3.オーストラリアワーホリでホテル勤務すると稼げるの?
オーストラリアのホテルで働く場合、給料は職種によって違います。一般的にオーストラリアでは、ハウスキーパーやウェイトレスの仕事は、高給の仕事とは言えません、しかし、オーストラリアは日本に比べて最低賃金が高いので、どんな仕事でも、最低時給$17.70(2016年現在)が保障されます。また、この時給は、土曜日は1.25倍、日曜は1.5倍、祝日は2倍になります。シフトの組み方次第で給料も大幅にアップします。
ホテルでの業務は、内容が多岐にわたるので、キッチンハンドとハウスキーパーなど2つの仕事を掛け持ちでこなす人もいます。ハードですが、かなりの高収入が期待できそうですね。
お金が貯まる環境
リゾートホテルの場合は、住み込みで勤務することになります。宿舎や食事が格安で提供されるので、生活費も節約することができます。また、リゾート地にあるホテルは、都会にあるホテルと違って、お金を使う場所も限られるので、お金も貯まる環境といえるでしょう。
ホテルの仕事は、直接お客様に接する人だけでなく、裏方の仕事であっても、ホスピタリティ(おもてなし)能力が要求され、さらに経験の中で磨かれていく仕事です。日本に帰っても経験が生かされるので、ワーキングホリデーの若い人たちにはぴったりの仕事といえるでしょう。