フランスでワーキングホリデーする方法【準備・費用・ビザ・手続き】

フランスでワーキングホリデーする方法【準備・費用・ビザ・手続き】

おしゃれなフランスに一度は住んでみたいと、夢見る方は多いのではないでしょうか?

旅行でもよいですが、せっかくなら1年フランスに自由に滞在できるワーキングホリデーで、おしゃれなフランス文化を吸収してみませんか?フランスのワーキングホリデーの魅力からビザの申請方法、日本での準備から現地での手続きまで紹介!

1.おしゃれなフランスでワーキングホリデー♡

フランスでのワーキングホリデーは1年間の期間内ならば学校に行くもよし、働くのもよし、旅行するのもよし、自分で自由にフランスの滞在方法を選択できます。まずはフランスの魅力から解説していきます。

歴史的な芸術から現代アートまで芸術の国

フランスといえば歴史的にも数多くの芸術家を生み出してきた芸術の国です。古典的な芸術を残しつつも、現代アートやデザインも発展し続けていますので、絵画、建築、ファッションなど本格的なアートを勉強したい方におすすめです。

美しくもおいしい食の街

フランスといえば、食の都とも呼ばれています。フランス料理は味だけではなく、目でも美しさを楽しめ、ケーキやフランス料理を本場で学びたいシェフ志望やパティシエ志望の人にも人気の街です。

パリジェンヌのおしゃれな文化を肌で感じる

服装から歩き方までおしゃれな人が多いフランス、街を歩いているだけでいろんな人に見とれてしまいます。パリに住みんで、街に溶け込むことでパリジェンヌになれそうです。
本場のメイクやファッションについてフランス語レッスンと並行して学べます。

景観が美しい

日本と異なり、高層ビルなど近代的な建築物があまりないフランスは、首都のパリからしてどこの街も景観が美しいです。中世の街並みを残した都市はいくつもあり、一方で、地方に行けば日本とは異なる、のんびりとした田舎の風景も楽しめます。特に、地方に行くと日本人はほとんどいないのでフランス文化にたっぷり浸かっていただけますよ。

旅行も楽しい

パリだけでもルーブル、オルセーといった世界的にも有名な美術館、凱旋門やエッフェル塔といった観光名所が集合しており、フランス全体をみると観光名所は見きれないほど、豊富にあります。渡仏目的に合わせて都市を変えてみてくださいね。パリ以外でもモンサンミッシェルをはじめとした世界遺産や、ワインが有名なブルゴーニュ地方、海が綺麗な南フランスなどもおすすめです。

フランス語を学べる

フランス映画を見て、ほかの言語とも少し異なる、流れるような美しいフランス語に興味を持った方も多いのでないでしょうか。フランス語は英語に比べると文法や発音が独学で学ぶには少し難しいかと思います。美しい発音のフランス語を学びたいのあれば、やはり現地で学ぶのが一番です。

フランス語は英語より使える人が少ない分、使いこなせれば帰国後の就職に有利な可能性もあるかもしれません。将来の仕事に活かしたい方は、フランス語の資格をとって帰国されるのをおすすめします。

2.フランスのワーキングホリデービザ申請方法

フランスのワーキングホリデービザは、フランスに入国予定3カ月前から申請ができます。ワーキングホリデービザは、発給できる人数が毎年限られているので、申請すれば必ず発給されるというものではありませんが、カナダやイギリスといった人気の国に比べると、フランスは応募者が少ないので、発給されやすいといえます。

フランスワーキングホリデービザの基本情報や条件、申請方法について詳しくみていきましょう。(※2017年11月時点の情報をもとに作成していますので、ビザの条件や申請料などは変わる場合があります。)

フランスワーキングホリデービザ基本情報

募集人数
1500人

申請料
無料

ビザの有効期限
フランス入国から最大1年

ビザ発給までの期間
2週間~1カ月(審査は1週間~10日)

就学期間の制限
制限なしではあるが、大学附属は通えない場合があります。

就労期間の制限
1週間で最大30時間まで

フランスワーキングホリデービザの条件
フランスのワーキングホリデーには、下記の条件を全て満たしている必要があります。

  • 満18歳~30歳以下(申請時の年齢)であること
  • いままでフランスでワーキングホリデーをしたことがない人
  • 子供同伴ではないこと
  • フランスを知るための渡航で働く意思があること

フランス大使館での申請

申請はフランス大使館へ来館して行うことになります。(郵送やオンラインでの受付は行っておりません。)

①申請予約
インターネットで東京にあるフランス大使館への来館申請の予約が必要になります。フランス大使館の予約フォーム自体は英語ですが、直前の予約システムページは日本語で記載されており、予約入力に関する説明がPDFファイルとしてあるので、その手順に従えば難しくありません。

なお、フランス大使館の受付は、土日祝日を除く平日午前9時~午前11時半までとなっており、開庁時間が短いので気をつけましょう。

予約申請システムでは

  • 来館希望日
  • 名前
  • 性別
  • 生年月日
  • パスポート番号
  • メールアドレス
  • 電話番号
  • 国籍

といった必要事項を入力後に、予約を確定すると「参照番号」が表示されますので、番号を控えて予約表を印刷します。予約表はフランス大使館来館時に必要になりますので、印刷を忘れないように気をつけましょう。予約後に都合が悪くなった場合は予約を変更することも可能です。
フランス大使館のビザ予約はこちらへ

②予約した日時に必要書類を持参して手続き
予約した日時にフランス大使館に下記の必要書類を持って向かいましょう。くれぐれも時間に遅れないように気をつけます。

【必要書類】

  • 申請書類チェックリスト (HPから印刷)
  • 長期ビザ申請書1部 (HPから印刷)
  • 証明写真 (正面、無帽、背景は白、35×45mm、スキャンした写真は不可)
  • パスポート( 原本とコピー)
  • 申請動機作文 (HPから印刷)
  • 滞在中の計画書及び履歴書 (フランス語または英語で提出、フォーマットはとくになし)
  • 預金残高証明書 (原本とコピー)
  • ワーキングホリデービザ 宣誓書 (HPから印刷)
  • 健康診断書(原本とコピー)
  • 海外旅行保険加入証明書 (原本とコピー)
  • レターパック510または600円分の切手を貼った封筒(後日郵送での返却の場合)

【長期ビザ申請書について】
フランス滞在中の住所は、途中で移転することがあっても最初に滞在する滞在先の住所を必ず記載する必要があります。

【パスポートについて】
原本とコピーの提出が必要で、コピーは署名ページと個人情報が書かれているページとなります。なお、パスポートは10年以内に発行され、申請するビザの最終日から3ヵ月以上の有効期限があること、ビザの見開きページが2ページ以上残っていることが条件です。

【預金行残高証明書について】
本人名義の日本もしくはフランスの銀行で1か月以内に発行された預金残高証明書。残高としては 3,100ユーロ(※2017年11月現在、日本円で41万円ほど)以上必要になります。

【健康診断書について】
申請日から1か月以内に医師が日本語もしくは英文で作成したもので、申請者が健康であることが明記されていること。

【海外旅行保険加入証明書について】
ワーキングホリデー中の1年間に病気や傷害、入院に対応した海外旅行保険の英文もしくはフランス語で記載された加入証明書。ちなみにクレジットカード付帯の保険は不可となっていますので、ご注意ください。

【注意点】
提出書類の中で原本だけではなくコピーも必要なものについては、A4サイズでの受付になりますのでサイズを間違えないようにします。申請時にパスポートの返却とビザの受領については、後日郵送か直接交付かを選択します。郵送の場合は、レターパック510を準備しておきましょう。

③ビザとパスポートの受領
審査期間は問題がなければ1週間~10日ほどで終わり、無事申請が通れば後日ビザとパスポートを受け取ります。(不備があれば1~2カ月ほど、時間がかかることもあります。)

【郵送】
後日フランス大使館からワーキングホリデービザが貼られたパスポートが返送されてきます。郵送の場合は、申請時に宛先に自分の名前と住所を書いたレターパック510(郵便局で購入可能)または、600円分の切手を貼った封筒を提出する必要があります。

【直接交付】
申請時に渡される申請証明書の原本を持参して、フランス大使館でワーキングホリデービザを貼られたパスポートを受け取ります。本人以外の代理人が受領手続きを行う場合は、ビザ申請者が作成した委任状が必要になります。申請時の受付時間と異なり、ビザの受け取りは土日祝日を除く、平日のお昼12時半~14時となっているので、時間を間違えないように気をつけましょう。

【フランス大使館の所在地】

住所 〒106-8514 東京都港区南麻布4-11-44
詳しい連絡先はこちらへ https://jp.ambafrance.org/article4246

3.フランスのワーキングホリデー費用はいくらくらいかかる?

ビザ申請時の預金口座残高証明は最低41万円以上あれば大丈夫ですが、フランス(パリ)は物価が高いので、120~180万円以上の余裕資金は準備したいところです。

学校

格安の学校ならば1か月で10万円未満のところもありますが、高い学校だと30万円以上かかることがあります。また、どこの学校も12週間(3か月ぐらい)通学いただく方がリーズブルでフランス語の基礎をしっかり学んでいただけるかと思います。
仕事場で学べるフランス語もあるかと思いますので、最初は2~3ヵ月で申し込みをしておいて必要ならば現地で延長するという方法がおすすめです。フランス語日常会話レベルが必要な職場も多くありますのでフランス語の基礎は学んでいただくことをおすすめします。

住まい

都市によりますが、住居費は1人暮らしならば1ヵ月に600ユーロ~1500ユーロ、だいたい8万~17万円くらい、シェアハウスなら1ヵ月で350~500ユーロ、4万~6万5千円くらいが相場といったところです。パリは地方の2~3倍の家賃が必要となります。住み込みができる仕事を見つけていただくと大変費用をおさえていただけると思います♪ちなみに、フランスでは水道代は家賃に含まれていることも多いので、入居時に確認してみるとよいでしょう。

食費

パリの食費は外食だと結構費用がかかり、手軽なカフェのランチでも1500円以上は当たり前といったところです。一方で、食材自体は意外と安いので、できるだけ自炊を心がけることで節約することができます。

航空券

ワーキングホリデービザは、片道航空券で入国可能です。(片道の場合は、帰りの航空券を購入できる資金を口座に用意しておきましょう)航空券は安いものならば乗継便で4万円くらいのもありますが、直行便だと30万円以上も珍しくありません。

日本からフランスまでは直行便で13時間と長旅にもなりますので、身体とお金の負担を考えたら乗継便がおすすめ、とくに夏のバカンスの時期は値上がりしやすいので早めの予約を意識しましょう。

海外旅行保険

フランスのワーキングホリデービザ申請の際に、海外旅行保険の加入証明書が必要となってきます。フランスの医療費は日本よりも入院費や初診料などが2倍~8倍くらいかかることが想定されるので、治療費がしっかりと支払いされる海外旅行保険を選びましょう。

海外旅行保険の相場としてはだいたい1年間で20万前後といったところですが、海外の保険会社ならば10万円未満で契約できるところもあるようです。補償がしっかりしながらも、信頼できる会社を選ぶとよいでしょう。

4.ワーホリ中の現地ではどんなことが待っている?

いざフランスに到着してから、待ち受けていることや、やるべきことなどを事前にイメージしてみましょう。

学校

授業は全てフランス語なので、全く勉強しない状態で行くと授業についていけずに苦痛の日々を味わうことも可能性もあります。フランス語は日本である程度は勉強していきましょう。

学校に日本人がいればわからないことがあっても教えてもらうことも可能ですが、学校によっては日本人が1人ということもあります。また、休み時間はほかの国のクラスメイト達と英語に話すということが多いので、フランス語が使えなくても、ある程度英語が使えると友達も作りやすいでしょう。友達ができることで、あとでシェアハウスに一緒に住んだり、仕事を紹介してもらえたりする可能性もあります。

仕事

フランスの最低賃金は9.67ユーロ、日本円でだいたい1200円くらいと日本の賃金よりも高い方です。とはいっても物価が高いですし、就労時間の制限もあるので、生活費をすべて賄うのは難しいでしょう。

仕事はインターネットや求人のフリーペーパー、人づてで見つけるという方が多く、職種としては、フランス語の習得が難しいこともあり、日本食レストランで働く方が多いようです。

フランス語がある程度できればカフェのウェイトレスやツアーガイド、ショップ店員などに就く人もおり、接客業ならばフランス語がさらに成長できることも期待できます。また、技術があれば、シェフやパティシエ、デザイナーといった専門職につくこともできます。

住まい

家族を体験できるホームステイ
ワーキングホリデーで最初の滞在先としてよく選ばれるのがホームステイです。ホームステイは、ほかの滞在方法よりも高い金額になることが多いですが、食事つきであることや洗濯を家でできること、そして、なによりフランスの文化を身近で学び、語学の習得にも役立つのでおすすめします。また、フランスは他の国と比較してビジネス感覚ではなく留学生と交流がしたいと理由でホームステイを受け入れている家庭が多いです。田舎の留学を考えているのであれば最初の1ヶ月はホームステイを体験していただくことをおすすめします。

わいわい楽しいシェアハウス(フラットシェア)
ワーキングホリデーの1年の間に多くの人が選択する滞在方法が、2人~複数人で住むシェアハウスでの居住です。多くの部屋では個室が確保され、そのほかのキッチンやバスルーム、リビングなどの部屋が共同となります。

シェアハウスのメリットは1人暮らしよりも家賃や光熱費を抑えられること、また常に人がいる安心感や、食事や休日などを共にすごすことで寂しさをかんじにくいことなどがあります。

デメリットは共同生活ゆえに、バスルームの使用時間や部屋が騒がしいなど、おのおのの生活習慣の違いに不満が出やすいことです。トラブルをできるだけ回避するためには、住むときにお互いにルールを確認したり、なければ作ったりするとよいでしょう。

1人でリラックスできるアパート
アパートなどでの1人暮らしは、滞在費はシェアハウスよりも高くはなりますが、他人に気兼ねなく自分のペースでフランスの生活を楽しむことができます。

ドミトリー
ユースホステルやバックパッカーズといった宿の複数人部屋のドミトリーは、フランス国内旅行時に滞在費を抑えたい方や、事情があって一時的に住まいを確保できないときにおすすめです。滞在費はホテルよりは安いですが、プライベートな空間がないですし、長期滞在では部屋を借りるよりも、費用がかかる可能性が高いというデメリットがあります。また、部屋の中で盗難に遭うこともあるので、荷物の管理には気をつけましょう。

口座開設

仕事をするにあたってほとんどの職場では給与は振り込みとなるため、銀行口座の開設が必要になります。給与以外でも口座を開設すると貰えるRIBナンバーと呼ばれる口座証明は、電気やガスといった公共料金の契約時に必要となってくるので、仕事先の給与が手渡しという場合でも、銀行口座は開設しておくとよいです。フランス語に自信のない方は、フランス語が堪能な日本人の友達などに付き添ってもらいましょう。

旅行

1年間という時間は長いようであっという間!仕事も学校もよいですが、せっかくならば、フランス国内やヨーロッパを思う存分旅行しましょう。フランスからはスペインやイギリス、スイス、ドイツなどが隣接していることもあり、アクセスに便利です。また、LCC(格安航空)がたくさん飛んでいるので手軽に旅行していただけます♪近場の国ならば、10日や1週間などのまとまった休みがなくても、1泊2日や2泊3日の弾丸でも楽しめます。

5.フランスのワーキングホリデーの注意点

最後にフランスでのワーキングホリデーの注意点について解説します。

ビザはその年にしか使えない

フランスのワーキングホリデービザは、原則その年に発給されたものしか使えません。申請は早くて1週間、遅くて3カ月ほどかかり、フランスに入国する3カ月前から受け付けていますので、早めに申し込むとよいでしょう。

もしも、ビザ申請後にキャンセルが必要な場合はフランス大使館に連絡してキャンセルを受理されれば再度行ける年に申請が可能ですが、すでにビザが発給された状態でのキャンセルは厳しく、その場合は再申請ができなくなりますのでご注意ください。

フランス語は日本でしっかり勉強しておく

北欧やドイツなどでは英語も結構通じますが、フランスはフランス語がある程度できないと職探しや部屋探しが厳しいです。また、現地で語学学校に行くから行ってからなんとかなると思っても甘いです。学校では、すべての授業はフランス語なので、わからなければそのままおいてけぼりとなってしまいます。

数ある言語の中でも難しいとされているフランス語は、1年のワーキングホリデーで日常生活に支障がないレベルという人は、英語圏と比べると少ないようです。

中には、あまりの難しさに滞在途中で挫折してしまう人もいるとか…現地に行ってから困らないためにも、フランス語は日本にいる間に、できるかぎり勉強しておきましょう。独学で勉強するだけではなく、フランス語のオンラインレッスンやフランス語教室に通うなどして、耳も口もある程度は慣れておくことがおすすめです。

フランスに持っていきたい持ち物について

1年の滞在ともなると、とくに女性の方では、大きな荷物となる可能性が高いです。服や化粧品、日本食などはかさばるものも多いので、船便やSAL便などを使い滞在先へあらかじめ日本から送っておくまたは、後日家族に送ってもらうという方法がおすすめです。パスポートや航空券などの重要書類以外で、1年のフランスに滞在で持っていきたいものをいくつか記載します。

パスポートサイズの証明写真
申請の際余ったのがあれば持っていけば意外と役立ちます。

国際運転免許証
フランス国内を車で運転したい方は持っていきましょう。身分証明書代わりにもなります。

常備薬
薬は自分に合った日本製のものが一番、風邪薬や胃腸薬、鎮痛剤、目薬など自分に合った薬はできるだけ持参しましょう。

化粧品
フランスは空気が乾燥しているので、肌が弱い方はとくに、化粧水関係を多めに持参するとよいでしょう。フランスでも化粧品は手に入りますが、日本人の肌に合わないこともあるので、日焼け止めクリームやファンデーションなども日本製のものがおすすめです。

裁縫セット
服のボタンが取れたときなど、なにかと役立ちます。日本の100円ショップのものでも十分です。

折り畳み傘
日本製が一番です。

バッグ
小旅行用のカバンや街歩き用、学校用などシチュエーションを考えていくつか使いわけましょう。

パソコン
学校や仕事、部屋探しにおいて現代では必需品です。軽めのものを選びましょう。パソコンと同じようなスペックのタブレットでもよいかと思います。

SIMフリーのスマートフォン
日本でSIMフリーのスマートフォンを持っていけば、現地でSIMカードを購入、または、Wifi環境があれば使えます。

変換プラグと3又または2又コンセント
変換プラグは2個ほど持参するとよいです。3つや2つの電化製品をつなげるプラグもあると便利です。変圧器が必要な電化製品がある場合は、変圧器も持参しましょう。

電子辞書
スマートフォンの電子辞書アプリだと、充電がすぐなくなってしまうこともあるので、フランス語の電子辞書単体が便利です。できれば英語も入っているものがおすすめです。電池型の電子辞書の場合は、電池切れに備えて、何本か電池を持っているとよいでしょう。

フランス語の文法書
日本語で書かれたフランス語の文法書は現地では手に入りにくいので、持参しましょう。

ガイドブック
ガイドブックは日本製のものが写真が豊富で見やすいです。必要なページだけPDFにしたり、切り取ったりすれば軽くできます。

爪切り
意外と海外で手に入りにくいものです。

文房具
学校で使うノートや筆記用具、日本製は質がいいですし、安いです。

チェーンロック
旅行時の荷物管理に活躍します。

防寒具
パーカーやカーディガン、ダウンジャケット、カイロ、ヒートテック、手袋など。

水着
フランスの夏は海でのバカンスがおすすめ!水着は現地でぴったりのサイズを見つけるのは難しいので日本からの持参がよいです。

日本食
インスタント食品や粉末のポカリスエットなどあれば日本食が恋しい時や体調不良時に役立ちます。シェアハウスやホームステイ先でプレゼントしたり、調理したりしても喜ばれます。

クレジットカードや国際キャッシュカード
フランスのお店では現金よりも、クレジットカードやデビットカードの使用が一般的です。カードはVISAとマスターカード、アメックスなどブランドの違うものを2~4枚持参がおすすめです。

現金
現金は入国時は、500ユーロほどあれば当面は大丈夫でしょう。100ユーロなどの大きい貨幣ではなく、5~50ユーロ単位で、バランスよく持っているとよいです。

各種書類のコピー
パスポートやビザ、クレジットカード、航空券、海外旅行保険などの重要書類は万が一の紛失、盗難、提出に備えていつくかコピーを持っているとよいでしょう。

治安

フランスは比較的安全な国ではあるものの、2015年にはパリで悲惨な同時多発テロ事件が起きました。それから2年にわたった緊急事態宣言は2017年11月に終了となりましたが、いまだテロの脅威は世界中で続いていますので、人が多いところには長居を避けるなどして用心しておいた方がよいでしょう。

また、テロ以外でも観光客が多いフランスでは観光客はスリ、置き引き、ひったくりなどの被害に遭いやすいので、カバンのファスナーがしっかり閉まっているか、スマートフォンや財布はズボンのポケットなど盗られやすいところに納めていないか常に確認しましょう。

くれぐれもカバンからは身を離さないようにし、観光客が多い美術館や地下鉄、空港などの人混みにはとくに気をつけます。犯人は子供の場合もあるので、子供だからといって油断しないようにします。万が一に備えて、クレジットカードなど盗難に遭った際の電話番号を控えておき、盗難や紛失に合った場合はただちに警察に連絡するとよいです。

そのほか、路上でミサンガやアンケートを使った詐欺も多く、ミサンガは頼んでもいないのに腕に巻きつけてきてお金を要求してくるので、巻かれる前に振り払いましょう。
外務省によるフランスの治安についてはこちら

在留届を提出しよう
3か月以上海外に居住する方は旅行法により、在留届の提出が義務となっています。フランスへのワーキングホリデーが決まったら外務省のHPから、在留届を提出しましょう。フランスで万が一災害や事件、事故が起こったときにご自身や家族の安全確認に役立ちます。申請方法は窓口、郵送、FAX、インターネットからできますが、おすすめは簡単にできるインターネットです。
在留届はこちらから

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