ニュージーランド・ネルソン高校留学の魅力と注意点、主要5校を紹介

ニュージーランドは、気候が温暖、自然豊かで都市もある、治安も良好で日本と時差も少ない、留学生支援が充実していて、英語力が低くても留学しやすいという数々のメリットがあり、高校留学先として人気です。ニュージーランドではオークランド、クライストチャーチが有名ですが、この記事ではネルソンの魅力と現地高校を紹介します。都市圏とは違う、のどかな町、ネルソン、高校留学先としても魅力的です。

もっと詳しく知りたい、おすすめの学校を紹介してほしい、という方は、無料の留学カウンセリングもご利用ください！

ネルソンの概要

ネルソンはニュージーランド南島の北部に位置する町です。のんびりとした雰囲気で、芸術家が多いことから「芸術家の町」と呼ばれていたり、年間を通じて晴れの日が多いことから「サニーネルソン」と呼ばれていたりと、そのネーミングからも、町の雰囲気が伝わってきます。

市内にはアートな雰囲気があり、街歩きが楽しめますし、海もきれい、マリンアクティビティも充実しています。近郊にはエイベルタズマン国立公園やゴールデンベイ、ワイナリー巡りが楽しめるブレナムなどがあります。

ちなみに、京都府宮津市がネルソンの姉妹都市となっています。

ネルソンの人種・生活

ネルソンの人種構成はニュージーランド全体の構成とあまり変わりません。マオリ系、ヨーロッパ系、ポリネシア系、アジア系など、多種多様な民族が暮らしています。

ネルソンの気候は温暖で晴れの日が多く、非常に過ごしやすい環境です。夏は最高気温が25度を超えることはほとんどなく、また冬の最低気温も5度程度です。

また小さな町なのでメインストリートに店が集まっており、ほとんど徒歩でできるのも特徴です。大都会で人にもまれるのが苦手な人には大いに向いている町かもしれません。

ネルソンの治安について

ネルソンはニュージーランドにおける「田舎」と捉えてよいでしょう。町の中心地であるメインストリートで、とりたてて危険な地域があるわけではありません。ナイトクラブも少なく、警察の巡回も比較的多く行われています。この点は大都市で人口も多いオークランドなどと比較すると、良い点と言えるでしょう。

しかし国外であることには変わりないので、油断はせず、夜の一人歩きは避ける、荷物は自分の身から離さないようにするなど、気を付けましょう。

ネルソン高校留学の注意点

ネルソンは高校留学にとってとても良い環境です。しかし、注意点を挙げるとしたら、ネルソンはニュージーランドにおいて「田舎」であるということです。休日や休暇中に、都会の刺激を期待しているなら、ネルソンにはそれがありません。ニュージーランドであればオークランドやクライストチャーチ、もしくは、オーストラリアなどほかの国・都市を検討した方が良いでしょう。

ネルソンの高校一覧（一部）

ネルソンの高校の一部をご紹介します。ネルソンは、歴史あるネルソン・カレッジが有名ですが、そのほかにも良い高校があります。ここでは代表的な5校を紹介します。

このほかにも高校が知りたい、自分に合った学校を紹介してほしい、詳しい入学条件や準備を知りたい、という方は、無料の留学カウンセリングもご利用ください！

Nelson College

ネルソン・カレッジ（Nelson College）は、1856年に8人の生徒で開校した、ニュージーランド最古の州立男子校です。名門校として知られており、数々の著名人を輩出しています。その中には、ノーベル化学賞受賞者アーネスト・ラザフォード博士やニュージーランド首相、さらには俳優のチャン・グンソクもいます。

モットーは「忠誠・誠実・叡智」で、正しい人間性を重視した教育が行われています。

キャンパスは22ヘクタールの緑豊かな土地で、充実した施設と共にスポーツやアート活動も盛んです。学校には15カ国からの留学生がおり、留学生向けの英語授業やIELTS試験の準備勉強も提供されています。課外活動も充実しており、スポーツ、特にクロスカントリー、陸上や水泳、ラグビーやホッケーなどが盛んです。

Nelson College for Girls

ネルソン・カレッジ・ガールズ（Nelson College for Girls）は、1883 年に設立された州立女子校です。男子校のネルソンカレッジとは昔から交流があります。

ニュージーランドで大学の学位を取得した最初の女性であるケイト・エッジャーが初代校長で、設立以来、ネルソン・カレッジとともに名門校として知られ、2005 年には、13年生の平均 71% がNCEA レベル3を達成し、ネルソン地域でNCEAの評価が最も高い学校になりました。

音楽と芸術も盛んな学校で、合唱団、ジャズバンド、オーケストラがあり、音楽に興味のある人には個別指導も受けられます。芸術委員会が主催する毎年恒例の芸術週間は、一年のもっとも学校がにぎわう期間であり、学校中の生徒たち（普段は芸術部門に参加していない場合でも）が芸術活動を行います。

Waimea College

ワイメア カレッジ（Waimea College）は、ニュージーランド南島のリッチモンドに位置し、「サニーネルソン」とも称される日照時間が長い地域にあります。この学校は、NCEA Level 1～3で国の平均スコアを上回る優秀な成績を持ち、生徒一人一人の将来の夢や目標に向けて、学習サポートは、通常の授業時間に加えて放課後も行われ、複数の教員による個別のフォローが受けられます。学科は70以上のサブジェクトがあり、基礎科目の他、メカニカルエンジニアリングや心理学、ビジネス、フォトグラフィーなど多岐にわたり、ニュージーランドの大自然を利用したアウトドアエデュケーションも提供されています。学校には1,500人以上の生徒が在籍し、広大なキャンパスと多くの施設を備えています。

Garin College

ガーリン・カレッジ（Garin College）は、ネルソンのリッチモンドに位置するカトリック系の共学校で、2002年に開校した新しい学校です。留学生も積極的に受け入れており、ドイツ、韓国、日本、中国、香港、モンゴルなどから多くの生徒が学んでいます。生徒たちはアカデミック、スポーツ、芸術活動、リーダーシップ、キリスト教奉仕など多岐にわたる分野で優れた成績を収めており、「全人」の教育に重きを置いています。

学校の設備は先進的で、多彩な科学実験室やコンピュータールーム、各種スポーツ施設、図書館などがあります。学校の位置は、ビーチや自然環境、ショッピングモール、レストランなど近隣施設も充実しています。また、地域社会に開かれたコミュニティスクールを自負しています。

Nayland College

ネイランド カレッジ（Nayland College）は、ニュージーランドのネルソン州ストークに位置する男女共学校で、アカデミックとアート系の両方において優れています。学校は地域でトップクラスの進学校として知られ、ニュージーランドの8大学と強い連携があります。また、多様な課外活動があり、「The Circuit」というニュージーランドでもっとも長い歴史のある高校新聞や、音楽制作などを生徒が手がけています。

学校は留学生に対して充実したサポート体制を提供しており、到着時のオリエンテーションやカウンセリング、IELTS対策などがあります。オリエンテーションでは、留学生が学校生活やニュージーランドでの生活に早く適応できるように、科目選択や学校ツアー、レベルチェック等が行われます。また、ランチタイムには、昼食を取りながら個別の相談が可能です。

まとめ

ニュージーランド、ネルソンは温暖な気候、治安の良さで高校留学先として最適です。特に、「サニーネルソン」とも呼ばれ、晴れの日が多く、のんびりとした雰囲気と美しい自然環境が魅力です。市内にはアートの雰囲気が漂い、マリンアクティビティやワイナリー巡りも楽しめます。人種構成は多様で、マオリ系、ヨーロッパ系、ポリネシア系、アジア系など多文化な環境です。小さな町で、徒歩での移動が主で、大都会が苦手な人に向いているかもしれません。