フィリピン・マニラ高校留学の魅力と注意点、主要6校を紹介

フィリピン・マニラ高校留学の魅力と注意点、主要6校を紹介

高校留学でフィリピンのマニラに行きたい!
でも本当にマニラに留学して大丈夫かな…

とお悩みではありませんか?

大学を中心に学園都市が形成されつつあるフィリピンの中心都市・マニラ。でも本当に留学先として選んでいいのか、悩まれている方もいますよね。
マニラ留学は、欧米諸国と比べても格段に費用が安く、近年とても人気が高まっています。とくに高校生にはおすすめの留学先です。

そこで今回はマニラのおすすめポイントと注意すべきポイント、そして具体的にどんな留学先があるのかをご紹介します。
これからマニラ高校留学を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

マニラの概要

マニラってどんなところ?

ルソン島にあるフィリピンの首都です。正式名称は『メトロマニラ』といい、17の行政区域によって構成されている国内最大規模の都市といわれています。他のエリアでは見られない近代ビルが立ち並び、ビジネスの中心地として発展し続けている一方、城壁都市イントラムロスにはヨーロッパ調の重厚な建物や街並みが残されており、歴史のロマンも感じることができるのも魅力の一つです。郊外には大自然も広がっており、ダイビングなどのアクティビティも体験可能です。

人種

フィリピンの人口は約1億903万人。その中でもマニラの人口は約1,348万人で、東京都を上回る人口規模を誇ります。フィリピンは16世紀後期から19世紀末までスペインが植民地にしていました。その影響は今も色濃く残り、周辺諸国の中では唯一のキリスト教国家です。民族構成はマレー系が主体で、ほかに中国系、スペイン系と少数民族がいます。国語はフィリピノ語で、公用語はフィリピノ語と英語ですが、そのほか180以上の言語があるといわれています。

気候

マニラの気温は平均30度ほどで、日本の夏日が年中続いているようなイメージです。乾季(12月~5月)と雨季(6月~11月)で分かれていますが、雨季でも日本の梅雨のように1日中雨が止まないということはありません。ただし8月から12月にかけての台風シーズンは注意が必要です。

治安

マニラには一部あまり治安がよくない地域があります。後述しますが、危険なエリアにはくれぐれも近づかないようにしてください。

マニラのおすすめポイント

ここからはマニラに留学するメリットをみていきましょう。

留学費用が抑えられる。日本と近く、物価も安い

フィリピン高校留学の一番の魅力は、コストパフォーマンスのよさにあります。フィリピンは日本から最も近い英語圏の国です。例えばフィリピンの中でも人気の留学先であるセブなら、東京から約5時間で行くことができます。航空券代が抑えられるのです。またフィリピンは日本と比べると平均給与が低いため、比例して物価も安くなります。そうした背景から、フィリピン高校留学の1ヶ月の留学費用(授業料・滞在費・生活費)は15~20万円と非常に安くなり、欧米留学の半額程度に費用を抑えられるのです。

教育水準が保証されている

フィリピンの教育水準は世界トップクラスではありません。しかし進学する学校を選べば、高い教育を受けることが可能です。国が目指す教育水準を表す大学のレベルを日本と比較してみてみましょう。以下は2020年のアジア大学ランキングです。日本に大きく引けを取らない一定の教育水準が保たれていることがわかります。

順位 大学名
15 東京大学
 
22 大阪大学
29 北海道大学
 
40 早稲田大学
45 慶應義塾大学
 
66 神戸大学
69 フィリピン大学
 
130 東京都立大学
135 アテネオ大学マニラ校
136 東京農工大学
 
156 大阪府立大学
166 デ・ラサール大学マニラ校
184 熊本大学
186 サント・トーマス大学
401-450 中央大学

 東洋大学

451-500 福井大学

サンカルロス大学

501-550 日本女子大学

シリマン大学

マプア大学

アテネオ大学ダバオ校 

フィリピンはアジア圏の中でも高い英語力を有している国といわれています。日本の小学校での「外国語活動」は5・6年生の2年間で約26時間です。しかしフィリピンの小学校では6年間で約2,000時間の英語教育が行われます。書類作成など実践的な英語トレーニングを行っているのも特徴の一つです。現地の優良な学校やグローバル展開のインターナショナルスクールなどもあり、欧米圏のハイレベルな大学進学も視野に入れられる学習環境があるのです。また幼い頃から英語教育が徹底されているため、国内で普及している映画や音楽、書籍など、英語表記が一般的になっています。街の広告や看板も英語表記、店舗での会話も基本的に英語で行われています。日常に英語があふれている環境で勉強ができる…留学生にとってベストな国といえるのではないでしょうか。

経済成長が著しく、活気がある

マニラはフィリピンの経済や商業の中心地です。現在、マカティを筆頭にグローバルシティ、オルティガス、ロックウェル、アラバンなどの新興都市の台頭が顕著で、東京に勝るとも劣らないきれいな住宅や大型ショッピングモールなどが増えてきており、交通道路の整備も進んでいます。活気あふれる都会の雰囲気を味わえる都市といえるでしょう。

インフラが整備されている

マニラはフィリピンの中でもインフラが整っており、フィリピンで唯一電車が走っている都市です。2014年3月にJICA及びNEDA(国家経済開発庁)がマニラ大都市圏における交通インフラ整備計画「ドリームプラン」を発表しており、費用総額は6.5兆円といわれています。フィリピンの中でもインフラ整備が積極的に進められている都市なのです。

マニラの注意すべきポイント

ここからはマニラに留学する際に気をつけておく点をみていきましょう。

一部のエリアの治安面がやや不安

外国人が多く暮らすマカティや新興都市の治安は安定していますが、犯罪が多いエリアもあります。犯罪の要因は男女関係のもつれが多く、留学生が事件に巻き込まれることは極めて少ないといわれていますが、用心するに越したことはありません。アジア最大のスラム街と称されるトンド地区、カジノがあるマラテ地区、歓楽街のエルミタ地区など、一部の治安の悪いエリアには近づけないように気をつけてください。

渋滞が激しく、移動に時間がかかる

2019年にアジア開発銀行(ADB)が発表した資料によると、アジア諸国278都市の中でマニラが最も交通渋滞が深刻な都市として選ばれました。もしマニラへ留学する場合、滞在先として学校の近くに住んでいるホストファミリーを選ぶと、交通渋滞に悩まされずに快適な留学生活を送ることができるのでおすすめです。

マニラの学校一覧6校

高校留学で人気のマニラの学校では、たくさんの留学生を受け入れています。ここではマニラにある学校とその特色をまとめました。ぜひあなたにぴったりの学校を探してください。

La Salle Green Hills

La Salle Green Hillsは、1959年、フィリピン名門大学であるDe La Salle大学付属の学校として誕生しました。元々は男子校でしたが、2021年から共学になりました。カトリック系の学校ですが、他の宗教の学生も受け入れています。授業は英語で行われますが、フィリピン人以外の学生は「Special Filipino プログラム」でタガログ語を学ぶ必要があります。生徒数は4,500名と多く、マンモス校といえるでしょう。体育館やテニスコート、プール、パソコン室、チャペル、カフェテリア、 家庭科室など、充実した設備も魅力の一つです。

Caritas Don Bosco School

Caritas Don Bosco Schoolは、1994年、カリタス修道女会が設立した学校です。小学校3年生から日本語の授業が行われるなど、日本の文化や言語に関する教育にも力を入れており、日本にある姉妹校とも積極的交流しているので、日本人留学生が馴染みやすい環境といえるでしょう。授業ではロボット工業の授業に力を入れており、ロボット工学室を備えています。「SYM(サレジオ青少年運動)クラブ」というボランティアや奉仕活動を通じてリーダーシップを養うプログラムを実施しているのも特徴の一つです。また5S(整理、整頓、清潔、清掃、躾)や環境問題への意識も高い学校です。

UP Integrated School

UP Integrated Schoolは、フィリピンでトップクラスの名門大学・フィリピン大学の付属学校です。学校の所在地は多くの教育施設があるマニラの最大都市・ケソン。ただし入学は原則5歳または13歳から、途中編入の場合は交換学生など特別なケースを除いて基本的に受けつけていません。また生徒の60%はUP大学部職員の子どもでなければならないというルールもあり、入学のハードルは非常に高いといえるでしょう。敷地内にオーディトリアムがあるのも特徴の一つです。

Colegio San Agustin Makati

Colegio San Agustin Makatiは、1969年、キリスト教アウグスチノ会派が設立したカトリック系の学校です。マカティの高級住宅街の中にあります。保育園から高校まで合わせて約5,600人の生徒が通うマンモス校でもあります。外国人比率が5%以上とフィリピンの私立学校の中でも高く、さまざまなバックヤードを持つ生徒とふれあう機会が多くあるかもしれません。敷地内の2階建てのスポーツ施設には、バスケット ボールコートや複数の体育館、テニスコート、運動場、競技用プール、カフェテリアなどが併設されています。

Assumption College

Assumption Collegeは、1892年、フィリピンを統治していたスペインの王妃の要請によって設立された由緒ある女子高等学校です。学校の所在地であるマカティは、ベトナムのハノイと同じレベルの安全性指数を誇ります。社会の変革に貢献できるような女性のサーバントリーダー(リーダーが部下に積極的に関わり意見に耳を傾けて、 組織の進むべき方向を指し示し人を導く支援型リーダーのこと)の育成を目標に掲げています。またフィリピン大学学校基準協会(PAASCU)から非常に質の高い教育プログラムを実施する学校として認められていることも魅力の一つといえるでしょう。

De La Salle Santiago Zobel School

De La Salle Santiago Zobel Schoolは、1978年に設立されました。「ラサリアン・リーダー・イン・ミー(LLIM)」という現代に必要なリーダーシップ及びライフスキル(グリット、忍耐力、適応力、自己管理など)を生徒に身につけさせることを目標に掲げています。授業ではSTEM (科学、技術、工学、数学)、ABM (会計、ビジネス、マネジメント)、HUMSS (人文社会科学)、芸術の分野に力を入れています。また2023年10月に開催された公立および私立学校科学数学教育者協会 (ASMEPPS) の地域数学クイズにおいて、優秀者を多数輩出しています。

まとめ

フィリピンのマニラについて、まず地理、人種、気候、治安の観点から説明しました。次にマニラ高校留学のおすすめポイントとして留学費用と物価が安い点や一定の教育水準が保証されている点、経済成長が目覚ましく活気がある点、インフラが整備されている点を挙げました。逆に注意すべきポイントとして、治安と交通渋滞を挙げました。そして最後にマニラの具体的な学校をご紹介しました。自分の留学で実現したい目的に合わせて、ぜひ都市と学校選びの参考にしてください。

高校留学相談は留学情報館へ!15年で20,000人超の留学をサポートしてきた私たちが、全力で応援します。留学カウンセリング、手数料は無料。相談したい方は、お気軽にご連絡ください!

留学情報館の高校留学は、世界6カ国、700校からこだわりの1校をご提案
▼手数料0円の留学情報館をチェック!
無料カウンセリングを受けておく
▼LINEでも気軽に相談できます!
LINEで相談する

小学・中学・高校留学カテゴリの最新記事