高校留学に必要な持ち物、いらないもの、日本で買っておいた方がいいもの

ほとんどの人にとって、高校留学は初めての海外長期滞在となります。旅行とは違いますから、何を持っていくべきか迷われる方もいますが、そこまで難しく考える必要はありません。基本的には「長期の海外旅行＋学校で必要なものを持っていく」と考えればだいじょうぶです。万が一、不足があっても、大抵のものは現地でも購入できます。とはいえ、絶対に持っていかなければならないものや、日本から持って行った方がベターなものもあります。

この記事では、そんな高校留学に必要なものを紹介します。

必要ないもの、持って行ってはいけないもの、現地でも帰るけど日本から持って行った方が良いものの解説もありますので、ぜひお読みください。

高校留学 必要な持ち物リスト

必ず持って行くもの

スーツケース、手荷物用のカバン・バックパックなど

衣服なども入れると大きめのスーツケースは必要になります。しかし現地での移動なども考えると、あまり巨大なスーツケースを持っていくのは望ましくありません。少なくとも、大きめのスーツケース1つ、手荷物用のカバン・バックパックを1～2つに収まるように、冬服などすぐに必要でないものは現地で買う、と区切りをつけて、荷物の取捨選択をすることをおすすめします。

パスポート・ビザ

そもそも入出国に必要なものです。ビザは、通常の海外旅行ではほとんどの国で不要ですが、おおむね、3か月以上の留学になると学生ビザの取得が必要です。

入国に必要な書類一式

国によって異なりますので、正確には入国する国の大使館HPをよくご確認ください。一般的にはビザや、学校からの入学許可証、滞在先情報（学校寮やステイ先情報）、海外旅行（留学）保険証等が必要です。

現金

現地でおろせますが、万が一の対応のために、数万円の現金を持っておく必要があります。3万円程度を持っていく方が多いですね。

文房具、辞書

使い慣れた一式を持っていきましょう。特に辞書は必須です。文房具は現地でも買えますが、日本の文房具は品質が優れているので日本から持ち込むのがおすすめです。

変換プラグ、延長コード、変圧器

スマホやPCの充電器、人によってはドライヤー等を持っていくと思います。海外はコンセントの形が違いますので、変換プラグは必須です。また、プラグの変換だけでなく、電圧も調整してくれる変圧器があると、より安心です。プラグは1,000円程度、変圧器は3,000円程度で購入できます。

衣類、下着、靴下

現地では洗濯が毎日できるとは限りませんので、1週間分くらいを持っていくとよいでしょう。

パジャマ、タオル、バスタオル

こちらも数枚持っていっておきましょう。かさばる場合は、100円均一などで小さめの圧縮袋やジップロックのような空気を抜いてとじることができる袋に入れておくと荷物の体積を減らせます。

常備薬、処方薬、衛生用品

こちらも忘れずに持参してください。お医者さんから薬を処方されている場合は、留学の件を事前に相談し、留学中の服薬について指示を仰いでください。

ホストファミリーへのお土産

ホームステイをされる場合は、高価でなくてよいので、日本的なお土産を持っていくことをお勧めします。ホストファミリーとの人間関係は留学生活を送るうえでとても大切です。最初の会話のきっかけになりますよ。

余裕があれば持っていく持ち物

シャンプー、リンス、石鹸類

使い慣れたものがあると持っていきたくなりますよね。一方、重くかさばりますし、液体は渡航中に破裂の恐れもあります。いずれ亡くなってしまうものですし、現地で購入した方が無難かと思います。

日焼け止め、スキンケア用品など

こちらも、シャンプー、リンス、石鹸類同様です。かさばらないものであれば、持って行っても良いのではないでしょうか。

ゴミや汚れた服などが詰められるビニール袋

スポーツウェア用に、汗のにおいを外に漏らさない袋なども発売されています。寮の都合などで洗濯があまりできない環境であれば、日本から持っていっておけば安心です。

ドライヤー、ヘアアイロン

こちらも、かさばる上に、意外と使わなかった、という声をよく聞きます。現地にあればそれを使えばよいですし、なくても凄く困るということはありません。

雨具

こちらもしょっちゅう使うものではないですし、現地で購入可能です。心配なら、ごく小さな折りたたみ傘を一本入れていきましょう。

現地で買えるけど日本から持っていくのがおすすめな持ち物

文房具

海外留学した人が口をそろえていうのが、「日本の文房具はレベルが高い」です。100円のボールペンひとつでも、非常に使いやすく、メモやノートの紙も、非常に質が高いです。かさばるものでもないですし、鉛筆やペンは、何本か余分に持って行っておいて損はありません。

歯ブラシ

日本の歯ブラシも、質が高いと評判です。また国によっては歯ブラシのサイズが大きく、日本人の口に合わないこともあります。安価で小さいものなので、1年分まとめて持って行ってください。

PC・スマホ

現地でも購入可能ですが、日本語対応でないので、使い慣れるまでは不便かもしれません（英語に慣れるためにあえてそうする人もいますが）。PCに関しては、授業で使わなければ、なくても生活できるので、無理して持っていく必要はないでしょう。

必要ないもの

冬物衣類

留学開始時のその国の季節にもよりますが、冬物は非常にかさばりますので、現地で購入した方が良いと思います。

日本食

高校留学の場合、自炊する場面はあまりありませんし、首都圏へ行けば（やや割高にはなりますが）購入は可能です。料理が好きで自炊する人は、現地で割高なものを買うのを嫌って、しょうゆやタレなどの調味料を持っていく、という話は聞いたことがあります。いずれも、初年度は持っていかずに様子をみても良いと思います。

ゲーム機

ゲーム機は持っていかない方が良いです。それよりは、勉強や、ホストファミリーとの交流、課外活動などへ参加した方が、留学へ行った意味があります。

…とはいっても、時には一人で部屋でゲームをしたい時もありますよね。その気持ちは分かるのですが、やはり、ゲームに依存してしまうことの弊害の方が、多いと思うのです。ゲーム以外でも楽しみは見つけられるはず。思い切ってゲーム機は日本に置いていきましょう。

まとめ

高校留学は多くの人にとって初めての海外経験です。基本的には長期の海外旅行の荷造りに、学校で必要なものを追加するという考え方でOKです。持ち物に関しては、絶対に持って行かないといけないものと、余裕があれば持って行った方が良いものがあります。大きめのスーツケース1つと手荷物用のバッグ1〜2つに収まるように、、必要なものはパスポート、ビザ、入国書類、現金、文房具、変換プラグや衣服など。冬物や日本食、ゲーム機などは現地での調達や不要と考えられます。