高校私費留学のメリットと3つの種類、交換留学との違いも

高校私費留学のメリットと3つの種類、交換留学との違いも

高校留学というと、教育に熱心な、お金に余裕がある一部の家庭だけのもの。ましてや私費留学なんて…というイメージがありました。確かに欧米圏への高校留学は日本の高校に比べるとお金がかかります。

しかし、ニュージーランドやマレーシアなどアジア・オセアニア圏への私費留学が徐々に増えつつあるのをご存じでしょうか?物価は安いのに教育水準が高く、コストパフォーマンスに優れた現地校やボーディングスクールが注目されています。交換留学との違い、幅広い選択肢も魅力の一つです。

この記事では、そんな「私費留学」について、私費留学の種類、交換留学との違い、メリット・デメリットなどを解説します。

私費留学と交換留学の最大の違いは「自由度」

高校私費留学

私費留学と交換留学の最も大きな違いは、選択肢の自由度です。

交換留学は、いま通っている日本の高校や、各種団体がすでに準備している「交換留学プログラム」へ参加することです。学校や留学時期が決まっていて、希望のプログラムへ応募し、選考を受けて合格すれば留学することができます。期間は基本的に1年です。

私費留学は、その言葉の通り、自分で予算を準備し留学を計画するものですから、当然、国、都市、学校、滞在先、期間、留学のタイミングなど、留学先の学校の条件とさえ合致すれば、どのような留学も可能です。とはいえ、学期単位の「ターム留学」と呼ばれるものが多いです。

一点注意は単位です。私費留学も単位が認定されますが、日本の在学校の判断となりますので、必ず確認するようにして下さい。

私費留学 交換留学
期間 (主に)1学期(3か月)~ 1年
国・都市・学校 選択可能 決まったものから選択
費用 上記により異なる あらかじめ決まっている

私費留学より抑えられる場合が多い

留学中の単位 日本の在学校に確認 認められる(学業成績次第)

交換留学は費用が抑えられる場合が多いが、私費留学のメリットも

高校私費留学

交換留学は、留学先の希望が本人の希望とマッチすれば、非常に良い選択肢となります。単位も確実に認定されますし、費用も学校を通さない場合より抑えられる場合が多いです。しかし、私費留学の選択肢の広さも同様に魅力です。

近年、アジア・オセアニア圏への留学人気が高まっています。学費が安いにもかかわらず、高い教育水準の学校がありコスパが良いことで評判になっています。欧米圏の高校は人気がありますが、交換留学プログラムといえども、費用が高くなるデメリットもあり、私費留学の自由さを選択する人も多くなっています。

交換留学を選んだほうがいい場合は?

費用を抑えたい方、留学先や時期にそこまでこだわりがなく、ある選択肢から最適なものを選べればよいと考える方は、交換留学を選んだほうがいいでしょう。

予算に余裕がある方、留学先や時期等にこだわりたい方は、交換留学プログラムに望むものがなければ、早めに私費留学を検討した方がよいでしょう。予算にあまり余裕がなくても、コストパフォーマンスが高いアジア・オセアニア圏への留学も選択肢に入るのであれば、私費留学を検討してよいと思います。

私費留学の種類

高校私費留学

私費留学とは、自己資金で行く留学のことを意味しますから、その範囲は広いものです。ここでは便宜上、期間によって3つの種類に分け、それぞれ特徴や目的について説明します。

サマープログラムなど短期プログラム

サマープログラムやウィンタープログラムなど高校の長期休暇中に短期留学するプログラムです。期間は1週間から3週間程度で、目的は勉強というよりは現地生活体験や交流、現地での観光や自然体験、スポーツ体験といったアクティビティへの参加が目的となります。

長期留学を視野に入れた現地の体験という位置づけで参加する人もいます。

ターム留学(1学期=3ヵ月~留学)

タームとは学期のこと。1学期を単位として留学するものです。現地校へ通い、授業を受けます。メリットとしては、短期では経験できない現地学生との交流や、授業を体験できること。そして、3か月とはいえ、期間が長くないので、日本の高校の学習や、日本での受験に影響が出にくいこと、渡航してみて、万が一海外が肌に合わなくても、1学期で日本に戻ってこれることです。

デメリットは、腰を据えた留学にはならないので、高いレベルでの英語習得には至らないことが挙げられます。

1学年間留学・ディプロマ留学(卒業留学)

1年以上の留学をし、目的によっては現地高校の卒業を目指す留学です。

メリットは、高い英語力が身に付き、学びたいことを英語で学べること。ターム留学より時間的余裕がありますので、現地になじみ、様々な経験を積むことができます。現地校を卒業すれば、現地の奨学金獲得資格が得られるなど、海外進学に有利な条件が得られることもあります。

注意点は、単位取得や卒業には単位をしっかりとる必要がありますので、英語学習、勉強についていく必要があります。期間が長いので、ターム留学より入念な学習計画やモチベーション管理が必要です。

補足:ボーディングスクール、インターナショナルスクールとは?

期間によって3つの留学の種類を紹介しました。高校留学でよく聞く、ボーディングスクール、インターナショナルスクールについて補足しておきます。

ボーディングスクールとは、「全寮制の学校」と訳されます。アメリカ、イギリスの進学校でよく見られますが、それ以外の国にもあります。

インターナショナルスクールは、日本にもありますね。いろいろな国籍の子供を受け入れることを前提にした学校です。世界的に展開している学校もあり、教育の質に信頼感があります。インターナショナルスクールの反対側にあるのは「現地校」で、基本的に現地の生徒だけが通っています。日本人や留学生が少なく、より現地生活になじめるメリットもあり、留学生に対するフォロー体制があまりない可能性がある、英語ではない現地語で授業がある場合があるなどのデメリットもあります。

高校生私費留学(ターム留学~)の準備

高校私費留学

それでは、私費留学を検討する場合の流れを紹介します。

留学1年半~1年前

少なくとも1年前には準備を開始してください。

高校の調査、留学エージェント選び、その際に希望留学先のピックアップと、その選考スケジュールをまず抑えましょう。最初の書類提出は半年~8か月前くらいが多いので、それを逃さないようにしてください。

現地での授業に備えて英語の学習もコツコツ始めてください。

半年~8か月前

書類提出、選考開始です。渡航に向けて、パスポートの申請や、入学申請書類の調査も始めましょう。

3か月前~渡航

持ち物の準備や渡航前のオリエンテーションを受けます。長期の留学には海外旅行保険が必須です。加入も忘れずに。

留学エージェントは利用するか?

高校私費留学

私費留学では留学エージェントを利用することをおすすめします。交換留学は、プログラムが決まっているので、高校の先生も手続きに精通しています。しかし私費留学は選択肢が無数にあります。海外高校の知識、留学手続きの知識、奨学金の知識、どの高校へ留学すべきかを決める留学カウンセリングのノウハウがあるとは限りません。

留学エージェントは手数料がかかる場合がありますが、それを払っても、専門家の手を借りる価値はあると思います。

まとめ

私費留学とは、学生自身の費用で留学をするもので、欧米圏に加え、最近はコストパフォーマンスに優れるアジア・オセアニア圏への留学が人気となっています。私費留学と交換留学の大きな違いは選択の自由度です。私費留学は国、都市、学校などの選択が自由で、自分の予算と計画に基づいて行います。一方、交換留学は学校や団体のプログラムに基づいて行われ、期間や学校などが決まっています。

私費留学は大きく分けて3つ、サマープログラムなど短期プログラム、ターム留学(1学期=3ヵ月~留学)、1学年間留学・ディプロマ留学(卒業留学)があります。できれば1年半前から計画を立て、留学成功へ準備してください。

高校留学に興味がある!でも不安…という方はご相談ください

高校私費留学

高校私費留学について解説しました。高校留学で得られるものはとても大きなものです。それだけに準備や心配事も多いものですよね。

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