オークランド大学の概要と入学方法。実は入りやすい？ファウンデーションコースについても解説

ニュージーランド北島オークランド市に位置するオークランド大学は、ニュージーランド最大規模かつ、ナンバー1大学であり、世界トップクラスの名門校です。研究に注力する大学として認知されており、国際的ネットワーク Universitas 21に NZ 国内の大学で唯一加盟しています。オークランドを中心に 5 キャンパスあり、すべての学部においてニュージーランドトップを誇ります。ヘレン・クラークなど多くのニュージーランド首相を輩出しています。

この記事では、オークランド大学の概要について解説するとともに、実は日本人が入学しやすいファウンデーションコース経由での学部進学についても説明します。

数字や情報は一部記事執筆時点（2023年5月）のものです。最新の情報は大学公式サイトをご確認ください。または、留学カウンセリングへお越しの方には最新情報とともにお見積りも作成しております。

オークランド大学（University of Auckland）の概要

オークランド大学の魅力

オークランド大学は、歴史ある大学でありながら、世界的な評価と高いランキングを誇る教育機関です。キャンパスは近代的で美しい環境にあり、学生は充実した学びと快適な生活を送ることができます。また、産業との連携や実践的な経験を通じて、卒業生は幅広い分野で活躍し、リーダーシップを発揮しています。

そんなオークランド大学の魅力を、いくつかの観点からまとめました。

オークランド大学の評価・ランキング

オークランド大学は世界的に高い評価を受けており、数々のランキングで優れた成績を収めています。THEランキング150位、QSランキング68位に位置し、QSサブジェクトランキングでも多くの科目で世界トップ10大学にランクインしています。さらに、オークランド大学はアジア太平洋の最も革新的な大学ランキングでも35位にランクされています。また、教育者や研究者の質の高さや、卒業生を採用したい大学としても国際的に高く評価されています。

オークランド大学のキャンパス・生活環境

オークランド大学は複数のキャンパスを構えており、多様な学習環境を提供しています。シティキャンパスはオークランドの中心地に位置し、主要な文化・エンターテイメント・商業地区へのアクセスに優れています。

ニューマーケットキャンパスはビジネス地区に隣接し、将来の拡張も計画されている新しいキャンパスです。

エプソムキャンパスは教育と社会福祉の学部の主キャンパスで、キャンパス内には近代的な教室、図書館、研究施設、学生寮などが完備されており、学生の学びと生活をサポートしています。また、美しい庭園や公共スペースもあり、学生たちはリラックスした環境で過ごすことができます。

さらに、オークランド大学は港湾都市に位置しており、美しいハーバービュービーチやアルバート公園など自然の恵みにもアクセスしやすい環境にあります。学生たちは学業の合間にニュージーランドの豊かな自然を満喫することができます。

また、オークランドは居住者の約53％がヨーロッパ系で、28％がアジア人、15％が太平洋、11％がニュージーランドのマオリ人となっており、人種多様性に富んだ環境です。

オークランド大学卒業生の活躍

オークランド大学の卒業生は幅広い分野で活躍しています。彼らは国内外の企業や研究機関、政府機関などでリーダーシップを発揮し、社会に貢献しています。ヘレン・クラークなど多くのニュージーランド首相を輩出し、日本人卒業生も実業界などで活躍しています。また、オークランド大学の教育は雇用可能性においても高い評価を受けており、卒業生の多くが即戦力として企業から求められています。

オークランド大学の歴史

オークランド大学は1883年に連邦ニュージーランド大学の構成校として創立され、教員と法務官養成を目的とした大学としてスタートしました。しかし、商学を専攻する学生が増え、1900年代初頭には化学の分野で名声を築きました。1961年には連邦ニュージーランド大学が解体され、独立した大学となりました。2004年にはオークランド教育大学を吸収し、現在では世界各地から多くの留学生を受け入れています。現在、学生数約 33,000 名のうち、約3割に当たる約 9,920 名が留学生です。

実は入学しやすい？その理由はファウンデーションコース

オークランド大学は世界トップレベル大学であり、それだけ入学条件も厳しいもので、学部の合格率は約45%と言われています。しかし、「大学準備コース」とも呼ばれ、入学条件も学部ほど厳しくない「ファウンデーションコース」を経由して学部に進学するルートが存在します。

ファウンデーションコースとは

ファウンデーションコースとは、高度なアカデミックイングリッシュや、学部レベルのスタディスキルを身に着けたのち、学部へ進学させることを目的に、大学が設置している準備コースです。

イギリス系の大学にはファウンデーションコースが設けられている大学が多く、オークランド大学でもファウンデーションコースを経由することで学部へ進学できます。

オークランド大学への進学条件

オークランド大学のファウンデーションコースへ入学するには、TOEFL60または、 IELTS5.0以上の英語力が必要です。入学後は、8 か月から12か月かけて、以下のようなことを学びます。

・批判的で独立した思考
・コンピュータの使用と研究
・会計、微積分、化学、コンピューターサイエンス、デザイン、経済学、英語、地理学、物理学、統計などの必須科目の知識

ファウンデーションコース修了後は、語学力、履修コースの平均スコア、面接・オーディション・ポートフォリオなどの追加のプログラム参加要件を満たすことなど条件をクリアすることで学部へ進学することができます（条件は学部によって異なります）。

なお、オークランド大学のファウンデーションコースは、提携のTaylors College、University of Auckland International Collegeが提供しています。

参考：Foundation programmes for international students

まとめ

オークランド大学は、ニュージーランド最大かつナンバー1の大学であり、世界的に評価されている名門校です。産業との連携や実践的な経験を通じて、卒業生は幅広い分野で活躍し、リーダーシップを発揮しています。オークランド大学は世界的に高い評価を受けており、THEランキング137位、QSランキング85位にランクインしています。さらに、キャンパスはオークランドの中心地に位置し、学生は豊かな自然環境にもアクセスできます。卒業生は幅広い分野で活躍し、卒業後の雇用可能性も高く評価されています。また、ファウンデーションコースを経由して学部進学するルートも存在し、日本人学生にとっても入学しやすい選択肢となっています。

オークランド大学へ行きたい！でも不安…という方はご相談ください

オークランド大学について解説しました。世界的にもハイレベルな大学として著名、入学も超難関なオークランド大学ですが、ファウンデーションコースという大学準備コースを経由して進学することで、実は入学ハードルは考えられているほど高くありません。もちろん、ファウンデーションコースで優秀な成績を修めることが条件です。

入学申請までの期間で、英語力、GPA、資金の準備計画をしっかり立て、進学を実現しましょう。

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