ニュージーランド・ウェリントン高校留学の魅力と注意点、主要8校を紹介

ニュージーランドは、気候が温暖、自然豊かで都市もある、治安も良好で日本と時差も少ない、留学生支援が充実していて、英語力が低くても留学しやすいという数々のメリットがあり、高校留学先として人気です。ニュージーランドではオークランド、クライストチャーチが有名ですが、この記事ではウェリントンの魅力と現地高校を紹介します。自然が豊かでもっと詳しく知りたい、おすすめの学校を紹介してほしい、という方は、無料の留学カウンセリングもご利用ください！

ウェリントンの概要

ウェリントンは、ニュージーランドの首都です。北島の南西端、クック海峡とレンタカ山脈の間に位置します。2021 年世界住みやすさランキングでは、ウェリントンが東京と同率で世界 4 位となっています。

引用：The Economist Intelligence、ASIA RISING

高校留学生にとっても過ごしやすい町になるでしょう。ウェリントンの特徴を見ていきます。

ウェリントンの自然・気候

一般に一年中穏やかで、夏は暖かく、冬は穏やかで、夏は気温が30 °Cを超えたり、冬は4℃ を下回ったりすることはめったにありません。

ウェリントンの生活環境

コンサルティング会社マーサーによる 調査「2023年世界生計費調査（Cost of Living Survey）」によると、ウェリントンは生活費の面で非常に手頃な都市としてランク付けされ、調査対象の世界全227都市中、物価の高さで139 番目でした。

ウェリントンの風光明媚な自然港と、郊外にある植民地時代の別荘の階段状に囲まれた緑豊かな丘陵地帯は、観光客に人気です。都市部には、世界最大級の木造建築である旧政府庁舎をはじめ、国立公文書館、国立図書館、ニュージーランド国立博物館、テパパ、数多くの劇場など、国内最大かつ最古の文化施設があります。ニュージーランド交響楽団やロイヤル・ニュージーランド・バレエなど、多くの芸術文化団体もあります。

ウェリントンの人種構成

2018年国勢調査では、都市部の外国人の人口の6.2%がイギリス出身、次に多い出身国は、インド (3.1%)、中国 (2.6%)、オーストラリア (2.0%)、フィリピン (1.7%)、米国 (1.5%)、南アフリカ (1.2%) でした。日本人は少ない都市です。

ウェリントン の注意点

世界住みやすさランキングで東京と同率4位となるほど、優れた都市であるウェリントンですが、しいて注意点を挙げるとすれば、「そこまで都会ではない」ということです。ウェリントンの人口規模は約21万人。同規模の日本の都市では、以下のような都市が挙げられます。

日本の都市とニュージーランドの都市を単純に人口だけで比較はできませんが、大阪や東京のような、都会の刺激を期待するとがっかりするかもしれません。

そして、治安です。世界住みやすさランキング上位ということで、治安も良好なウェリントンですが、もちろん犯罪がないわけではありません。置き引きやスリ等、犯罪に巻き込まれる可能性は日常的にあります。荷物を体から離さない、夜は出歩かない、単独行動は避ける、など、行動には注意してください。

ウェリントンの高校一覧（一部）

ここからは、ウェリントンの高校を紹介します。ほんの一部の紹介となりますが、ウェリントンの高校の雰囲気を感じていただけるかと思います。もっと詳しく知りたい、自分に合った高校を紹介ほしい、ほかの都市と比較しながら高校を探したい、といった方は、無料の留学カウンセリングもご利用ください。

Wellington East Girls’ College

ウェリントン・イースト・ガールズ・カレッジ（Wellington East Girls’ College）は、1925年設立の女子校で、約1,000人の生徒が在籍しています。シティ中心部から徒歩10分の便利な立地で、治安の良い地域にあります。近くには語学学校もあるため、英語力をアップしてからの入学が可能です。ESOLクラスも充実しています。

ソフトボールチームはニュージーランドチャンピオンに輝いており、。学校では芸術や音楽に力を入れ、創造性や積極性、社会貢献を重視し、様々なアクティビティやキャンプを通じて楽しい学生生活が送れます。

Kapiti College

カピティ・カレッジ（Kapiti College）は、ニュージーランドのカピティ海岸のラウマティビーチに位置し、ウェリントン市から車で45 分です。2023 年 4 月時点での生徒数は約1,500人で、その中にはドイツ、ブラジル、中国、日本、タイなどの留学生も含まれます。マオリの学生も約2割在籍しています。

2020年には地域コミュニティと学校が使用するための数百万ドル規模の新しい舞台芸術センターである「Te Rauura ki Kāpiti」がオープンしました。

Upper Hutt College

アッパーハットカレッジ（Upper Hutt College）は、アッパーハット市トレンサムに位置し、ウェリントンの北、自然に恵まれた地域に1962年に設立されました。生徒数は約1,000名で、12歳から18歳が在籍。特にフェンシング、ゴルフ、ドラゴンボートでは優れた成績を上げており、多彩な文化活動も展開しています。

インターナショナル文化の交流が盛んで、学生が自国の文化を紹介するカルチャーナイトが人気です。学科は多岐にわたり、体育、音楽、美術のほか、メディアスタディーズやテクノロジードラマなども学べます。マオリ文化を深く学べる設備やコースも充実しており、ESOLクラスで基礎から英語を学べます。学校周辺にはビーチや緑が豊富で、落ち着いた環境で学ぶことができます。

Wainuiomata High School

ワイヌイオマタハイスクール（Wainuiomata High School）は、ニュージーランドのローワーハットに位置する公立学校で、バイリンガル・クラスを提供し、多様な科目や活動が選択できます。学校は、Achievement（達成）、Honesty（誠実）、Respect（尊敬）、Perseverance（忍耐）、Manaakitanga（マナアキタンガ。もてなし）の5つの価値を重視し、生徒一人ひとりが生涯学習者になることを目指しています。11年生からはNCEAを完了し、多くの生徒が高いレベルを達成しています。

スポーツやアートのクラブ活動は豊富で、マオリ文化も学べます。留学生向けには、ESOLクラスや個別レッスン、日本人スタッフのサポートがあり、留学生たちは安心して学校生活を送ることができます。親も定期的にレポートを受け取り、安心して子供を留学させることができます。

Rongotai College

ロンゴタイ カレッジ（Rongotai College）は、ウェリントン、ロンゴタイの南東郊外にある州立の男子校です。この学校は 9 年生から 13 年生 (12 歳から 18 歳) を対象としています。

学生の約 40 パーセントはヨーロッパ系で、20 パーセントはパシフィカ（ニュージーランド以外の太平洋諸島の先住民）、 15パーセントはマオリであり、さまざまな中東、アジア、アフリカの学生も在籍します。スポーツ強豪校であり、ラグビー、サッカーやバスケットボール、クリケットなどが盛んです。

Queen Margaret College

クイーンマーガレットカレッジ（Queen Margaret College）は、女子学校で、1919 年に長老派女子大学として設立されました。IB（国際バカロレア）ディプロマとニュージーランドの資格である国家教育証明書 (NCEA) の両方の資格取得を提供しています。

スポーツや文化活動、姉妹校との広範な交流プログラムを通じて、参加、ハイレベルなパフォーマンス、リーダーシップを発揮する機会が数多くあります。大学には 100 以上のスポーツ チームがあり、幅広いスポーツに参加しています。また、音楽も盛んで、シェイラ・ウィン・シェイクスピア・フェスティバル、ディベート、演劇スポーツ、スコッツ・カレッジとの毎年恒例の共同音楽制作に参加することができます。また、チリ、タヒチ、フランス、オーストラリア、中国、ヨーロッパ、米国、日本の姉妹校との広範な交換プログラムもあり、グローバルな交流を推進しています。

Heretaunga College

ヘレトンガカレッジ（Heretaunga College）は、ニュージーランドのアッパー ハットにある州立の共学中等学校です。この学校には、9 年生から 13 年生 (12 歳から 18 歳) までの約 1,000 人の生徒がおり、学年を問わず幅広いクラスと科目が提供されています。ホームステイは学校管理で行っており、スクールバスで安全に通学が可能です。英語センターもあり、第二言語としての包括的な英語プログラムも利用できます。

Onslow College

オンスローカレッジ（Onslow College）は、ウェリントン郊外のジョンソンビルにある州立の共学中等学校です。2020年の学生数は1250人でした。制服のない学校で、個々の学生を大切にし、留学生を積極的に受け入れ、多国籍の学生が在籍しています。留学生用のサポートクラスでは、ESOL（English for Speakers of Other Languages （他国語を話す人のための英語））トレーニングを受けた教師が、学習を支援します。また、ニュージーランドスタディプログラムを通じて、ニュージーランドの歴史や文化を学べます。文化、スポーツ、学業のバランスが取れた教育が行われ、特に物理が強みです。

まとめ

ニュージーランドのウェリントンは、気候が温暖で、自然と都市のバランス、治安の良さから留学先として人気です。世界住みやすさランキングでは東京と並び4位にランクインし、治安も良好です。生活費は手頃で、多様な文化施設や芸術団体があり、マオリを含む、異国の文化を学べます。人種構成は多様で、多くの外国人が居住しています。ただし、ウェリントンは人口約21万人と小規模な都市で、大都市の刺激を求める方には物足りないかもしれません。落ち着いた環境で学びたい人には絶好の環境になるでしょう。

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ニュージーランド・ウェリントン高校留学について解説しました。高校留学で得られるものはとても大きなものです。それだけに準備や心配事も多いものですよね。

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