アジア就職を目指すなら、どこに留学するのが良い?【分析】

アジア就職を目指すなら、どこに留学するのが良い?【分析】

最近アジアでの就職を目指す人が増えています。

それもそのはず、今、一番発展を遂げであろうエリアがアジアだから。

なんでも、アジア開発銀行(ADB)が2017年に発表した『Asian Development Outlook (ADO) 2017』によるとアジア地域が世界の経済成長の60%を占めているとのこと。恐ろしい成長ですよね。


引用:ソニー銀行株式会社

アジアに住む人がお金持ちになれば、当然日本の企業もそこを狙いにいく。これからも益々海外に出ていく動きは進めでしょう。

そこで、この記事ではアジアで就職したい、でもどこの国が良いのか?迷われている方に向けての記事です。留学する場所としてお勧めの国もズバリ載せてみました!

アジア就職を狙うならば、アジアに留学しておくこと

まあ、そんな激熱のアジアですが、ここで働きたいと思っているのであれば当然の事ながら、一度はアジアで生活をしておくと有利でしょう。

当たり前のことですが、企業側からの視点で言えば、出来れば人選で失敗するリスクは避けたい。

海外行ったことありません!という人よりも『アジアに適応力があるであろう人材』を選ぶ。

これを証明するのに過去の経歴に勝るものはないですよね。

「その国には3年いたので、大体勝手は分かっています。任せてください!」
経営者からするとこの言葉ほど心強いものはないと思います。

アジアのどの国に行く?

アジアといっても複数の国があります。

  • シンガポール
  • マレーシア
  • インドネシア
  • 中国
  • 台湾
  • タイ
  • フィリピン

では、これらの中でどこに留学するか?

結論、僕ならばタイか台湾に留学します。

選択する観点は4つ。

⁻①住みやすさ
⁻②言語
⁻③日系企業の進出度合い
⁻④教育内容

以上について解説していきます。

①住みやすさ

まずは食事。

どこの国でも、相当田舎でもない限り日本料理は食べれないことはないです。が、毎日食べるものだから、普段から食文化が近い国がいいですよね。

その点、タイも台湾も親日で食事が美味しいんです!

また、住みやすさという点では、その国が親日かどうかは何気に重要だと思います。接していて、その人は自分と仲良くなりたがっているか、そうでないかはそれとなく分かってしまいます。

もちろん、どの国にもいろんな人がいます。その国民の全員が親日なんてことはあり得ないし、その逆もしかり。でも、確実に国によっての傾向はあります。

自分は留学エージェントを営んでいる分、海外体験は多いと思いますが、経験上、居心地の良し悪しは日本との関係値にもある程度比例する気がします。

②言語

おそらく20年度には英語を話せることがさほど武器にならない時代になると思います。つまり、話せることがどんどん当たり前になっていくからです。

皆、話せたら強みにはなりませんよね?
なので、理想ならばもう一ヵ国、話せると(少なくともその国では)相当な強みになる。

と言うのも確かに英語は世界の共通言語であり、トップ層はみんな英語が話せる。が、下は必ずしもそうではない。

だから現地の人と一緒に仕事をするにあたり、現地の言葉を話せるというのはとても有利なんです。なので、僕はトリリンガルを目指すように勧めています。

その点でタイ、台湾が良いと思うのです。

台湾を選んだのは無論、中国語が学べるから。言うまでもなく、21世紀は中国を考えずに仕事は出来ない。学んでおいて損はないですよね。

また、タイは、需要の割にタイ語を話せる日本人が圧倒的に少ない。つまり、希少価値があるのです。

③日系企業の数


https://toyokeizai.net/articles/-/172367?page=2

上の表を見てください。東洋経済によると2016時点でもっとも拠点数が増加しているのはミャンマーやカンボジア。

しかし、現在ある企業数で言えばタイが最も多く2412社もあるのです。無論1位です。

どのような理由かは産業によっても大きく変わってきますが、人件費の安さ、日本との距離、法や規制、税制、住みやすさ、などなどでしょうか。

就職を考える時に、企業選びの基準に働く条件を求めるのであれば大企業が良いと思います。

仕事範囲の広さ、上手くいった時のリターンが大きいのはベンチャーかもしれません。
が、大企業は給料の高さしかり、現地駐在手当や福利厚生がある分、多くの人にとって条件は良くなります。

帰国した後に日本や他の国への転属・転籍なども出来ることから、大企業が多い国に就職しておいた方が、後々の選択肢は広くなりやすそうです。

その点、大企業の数も割合が多いのも実はタイなんです。

④教育内容

アジア留学と言えば、英語を学ぶ場所という面ではフィリピン。大学まで含めると台湾、マレーシアに留学する日本人が増えています。

人口や大学の数によっても違うので、どの国が良いか、一概には比較は出来ません。
が、世界大学ランキングを見ても、総じてアジアの大学の順位は相対的にみて上がってきています

ただ、正直な話し、アジアの大学は日本での知名度が高くないです。なので、その大学のブランドは気にしないでいいかもしれませんが、お勧めはアジアの大学に入り、途中でアメリカやイギリスの大学に編入することです。

大学によっては単位互換制度をもっており、編入前と後の両方の学位をくれるところも出てきています。つまり同じ期間の留学で、アメリカとインドネシアの学位の両方を持っているんだ!なんてことも可能な訳です。

その点で言えば、マレーシアは欧米の大学と提携している大学が多いので一考。
ただし、個人的には「住みやすさ」「日系企業の数、構成」という点で少し劣る印象。

また、タイには年間150万円でアメリカの学位とイギリスの修了書が取れるようなプログラムもあります。このプログラムはトリリンガルにもなれるので、これから来ると思う。
自分も大学にも訪問したが、なかなか面白いプログラムだと思う。

>年間150万円でアメリカの卒業資格が取れるタイの大学

まとめ

と言う訳で僕は今後アジアで働きたいと言う人は個人的にはタイや台湾に留学するのがお勧め。

しかしその国に留学することは、それがその人の強みになると言うこと。
よって、今後その国には行き来する可能性が高いので、「住みやすさ」はとても重要だと思います。

英語+αが学べて、住みやすい場所。そんなとこに留学出来たらいいですね。

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