オーストラリア・パース高校留学の特徴、注意点と高校6校

オーストラリアは、気候が温暖、自然豊かで大都市もある、治安も良好で日本と時差も少ないという数々のメリットがあり、高校留学先として人気です。オーストラリアにはシドニー、ブリスベン、ゴールドコーストと言った有名都市もあります。パースはどちらかというと、あまり有名ではないかもしれませんが、気候が穏やかで自然豊かで過ごしやすく、日本人が少ないなどの特徴があります。

この記事ではそんなパースの特徴や実際の高校を紹介します。もっと詳しく知りたい、おすすめの学校を紹介してほしい、という方は、無料の留学カウンセリングもご利用ください！

参考記事：オーストラリア高校留学のメリット6つと注意点、海外留学奨学金（給付型・貸与型）の仕組みを知り賢く利用する方法

パ－スの概要

パース（Perth）は、オーストラリアの西オーストラリア州の州都です。地中海性気候で夏は暑く、冬も温暖です。パースの特徴を紹介します。

パ－スの人種

パースは、かつてオーストラリアがイギリスの植民地だった歴史的経緯から、イギリス系の移民、移住者が多く、約2割を占めます。また、オーストラリアの西側、アジアに近いことから、アジア系住民も多くいます。

パ－スの生活

パースの人口は約3万人、パース都市圏の人口は約200万人です。200万人というと、日本でいうと名古屋市、札幌市くらいの規模感です。エコノミストのThe Global Liveability Index 2021によると、パースは世界の住みよい都市6位にランクインしています。都市圏でありつつ、生活しやすい環境です。

パ－スの注意すべきポイント

夏冬の寒暖差

「オーストラリアは温暖で過ごしやすい」と言われます。しかし、オーストラリアの国土は広く、南北で大きく気候が異なります。南に位置するパースは温帯性気候で、夏は30度以上となり暑く、冬は最低気温が10度前後と、肌寒くなります。夏冬に対応できる服装を準備しましょう。

治安に注意

オーストラリアは治安が良く、、パースも比較的安全な都市だと言えます。しかし、日本と比較すると置き引きやスリ等、犯罪に巻き込まれる可能性はあります。荷物を体から離さない、夜は出歩かない、単独行動は避ける、など、行動には注意してください。

パース（オーストラリア）の学校制度

パースを含む、オーストラリアの学校制度について解説します。

オーストラリアの学期区分

オーストラリアの学期は1月末から始まり、12月中旬に終了します。出願準備は、約1年前から、遅くとも半年前には始めておく必要があります（あくまで目安です。学校ごとにスケジュールを確認して下さい）。入学、編入記事に注意しましょう。

月曜〜金曜日に授業があり、土日はお休みです。
1時間目が9時頃に開始、1限50分間で6時間目は15時半頃に終わります。

オーストラリアの各教育レベルと学位

オーストラリアでは6歳（幼稚園年長）〜16歳（高校1年）までが義務教育となっています。高等教育は日本とは異なり、中学校からの6年制で構成されています。これを「Secondary School」とよび、初めの4年を「Junior Secondary」、最後の2年を「Senior Secondary」とよんでいます。つまり小学校が6年、中学校が4年、高校が2年という区分なのです。

日本で中学校を卒業してからオーストラリアへ高校留学する場合は、中学4年からのスタートになります。

「Junior Secondary」では基本的な学科を広範囲に学び、「Senior Secondary」で大学への進学に向けてより専門的な学科を選択して学んでいきます。

パ－スの学校一覧（一部）

パ－スの、代表的な高校を6校紹介します。

John Septimus Roe Anglican Community School 

ジョン セプティマス ロー アングリカン コミュニティ スクール（John Septimus Roe Anglican Community School）はパースの私立校です。高校においては、学生は学習能力に応じて各種コースに振り分けられ、様々な選択科目を学びます。11年生と12年生では、ATAR（大学進学）コースや一般コース、CareerLinkやVETコースなど、多岐にわたるコースが提供されています。学校は会計、応用情報技術、生物学などの多様なATARコースを提供し、TAFEのオプションや実習も選択可能です。

すべての学年で、宗教教育と価値観教育があり、多様な課外活動が行われます。スポーツ、音楽、演劇などがあり、様々なクラブ活動や文化交流活動が推奨されています。特に、ダンスクラブや美術クラブは人気で、学生が自ら企画・運営するイベントも盛んに行われます。

学生たちは、国内外の様々な場所への旅行や修学旅行の機会も与えられ、シドニー、キャンベラ、バリ島、日本など多くの地域を訪れることができます。これらのプログラムや活動を通じて、学生たちは多様な経験を積み、広い視野と深い知識を身につけることができます。

John Wollaston Anglican Community School

ジョン ウォラストン アングリカン コミュニティ スクール（John Wollaston Anglican Community School）は、パースのカミーロにある、独立した英国国教会の男女共学初等中等学校です。

この学校は 1989 年に設立され、幼稚園から高校までの教育を提供しています。この学校には 1,000 人を超える生徒がおり、ヘイル (青)、チャーター (緑)、スコット (黄)、ラムズデン (赤) の4 つの異なるグループに分かれています。2014 年には新しいテクノロジーセンターが開設されました。

St Marks Anglican Community School

セント マークス アングリカン コミュニティ スクール（St Marks Anglican Community School）は、ヒラリーズ郊外、パース北部のセント マークス ドライブ沿いにある、男女共学の初等および中等教育学校です。1986 年に開校しました。 課外プログラムや特別プログラムも充実しており、芸術 – 音楽、ビジュアルアート、舞台芸術、ダンス、メディア、トライアスロン、バレーボール、クリケット、サッカーなど、多種多様な活動があります。

Swan Valley Anglican Community School

スワン バレー アングリカン コミュニティ スクール（Swan Valley Anglican Community School）は、西パースにある共学の幼稚園から 12 年生までの全日制学校です。この学校はパースの北東郊外、スワン バレーのアヴェリーにあり、2006年に開校されました。

スワン バレーは、果樹園やブドウ園がある生産的な地域ですが、郊外が拡大するにつれて、住宅、店舗、学校が占める面積も増えてきました。スワン バレー アングリカン コミュニティ スクールは、その敷地で再び生産活動を行う計画を立てています。

Peter Moyes Anglican Community School

ピーター モイーズ アングリカン コミュニティ スクール（Peter Moyes Anglican Community School）は、パースにある男女共学の学校で、2000年に設立されました。学校は、初等から高等教育まで対応し、名前は英国国教会学校委員会の初代委員長、ピーター・モイーズ氏にちなんでいます。学校の建設は小学校から始まり、中学校や理学部、クリエイティブ アーツの建物、アラン ショー センター講堂などが次々と追加され、2012年には高等校舎、2016年には体育館と新しい管理棟が完成しました。

学校には5つの寮があり、それぞれ名前は著名な人物にちなんで名付けられています。寮間での競い合いが行われ、特にスポーツカーニバルが盛んです。これには水泳、クロスカントリー、陸上競技などが含まれ、学生たちは自由に参加し、様々なスポーツで他校と競い合います。

Peter Carnley Anglican Community School

ピーター・カーンリーアングリカン コミュニティ・スクール（Peter Carnley Anglican Community School）は、西オーストラリア州パースのウェラード郊外にある私立の共学校です。この学校は、約 6 ヘクタールの公共空地に隣接する 9 ヘクタールの土地に位置しており、学校がクウィナナ市のスポーツ施設にアクセスすることを許可する協定が存在します。学校は 4 つの異なる寮に分かれています: ローレンス (金)、ムーディ (青)、リンドベック (緑)、マレー (赤)。4 つのハウスは、水泳、陸上競技、クロスカントリー、ネットボールなどのハウス間競技会で競い合います。