一定の期間、旅行に行ったり、学校に通ったり、就業したりと自由に滞在することができるワーキングホリデーの協定国に、2016年スロバキアが加わりました。しかし、ヨーロッパの中でも地名度が低い、東中央部にあるスロバキアについて知っている人はまだまだ少ないかと思われます。
1.スロバキアってどんな国なの?
まずはスロバキアの基本情報や魅力を紹介していきます。
スロバキアの基本情報
首都 | ブラチスラバ |
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面積 | 日本の1/7 |
通貨 | ユーロ |
人口 | 544.5万人 |
独立 | 1993年 |
日本との時差 | -8時間 |
電圧 | 230V(プラグはCタイプかSEタイプ) |
スロバキアの国民は?
スロバキアの人口は540万人ほどで、その多くはスロバキア系ですが、長い歴史の中でハンガリーの領土だったこともあり、ハンガリー系の人達も10%ほどいます。性格としては、観光客が少ないこともあり、外国人にあまり慣れないせいかおとなしく人見知りな傾向があります。
イギリスや北欧などの国では、困っていることがあると、向こうから「どうしたの?」「迷ったの?」など話しかけてくることもあるかもしれませんが、スロバキア人が向こうから外国人に話しかけてくることは少ないでしょう。しかし、だからといって冷たい性格というわけではなく、話しかければ優しく応対してくれる人が多いです。そのような点は、シャイな日本人にも似ているところもあるので、仲良くなりやすいかもしれません。
気候
スロバキアの気候は寒暖差があったり天気の移り変わりが激しかったりということがあります。山があることから、高地は雨が降りやすい傾向がありますが、平地では降雪量は少ない方です。夏では気温が30度を超え、冬では日本の都心に比べても気温は低くなることもあります。
歴史
1000年ほどハンガリーに支配されたあと、第1次世界大戦後にオーストリアハンガリー帝国から独立しチェコと共和国となっていましたが、今から100年ほど前(1918年)に今の「スロバキア」として独立しました。
経済
もともとは農業国でしたが、現代では自動車工業が盛んになり、じつは日系企業も進出しています。また、鉱業資源にも恵まれていることから経済的にはヨーロッパの中でも安定している方でしょう。
言葉
公用語はスロバキア語ですが、地域によってはハンガリー語が使われているところもありますし、オーストリアも隣接していることからドイツ語が通じることもあります。首都ならば、英語が通じることもありますが、ほかのヨーロッパの国々に比べると通じにくいです。地方ならば、英語はほぼ通じないと思った方がよいでしょう。
食
スロバキア独特の食文化というより、チェコやハンガリー、オーストリアなど隣国の影響を受けた食べ物が多いです。スロバキアを代表とする国民食としては、ジャガイモ、ベーコン、小麦粉、生クリーム、チーズを混ぜて煮込んだ「ハルシュキ」が有名です。
スロバキアの良いところ
水が飲める
スロバキアは、水道水の飲料ができる国なので安心です。ただし、人によっては、お腹の調子が悪くなることもあるようなので、合わない場合は無理して飲まずにミネラルウォーターを購入しましょう。
観光客が少ない
スロバキアはフランスやイギリス、ドイツなどほかのヨーロッパの国々の中でも知名度が低いためか、観光客や留学生が少ないです。そのため、観光地でも人混みが少なく、ゆっくりと見たいものを観光できるでしょう。ワーキングホリデーもはじまったばかりで、まだ日本人も少なく、穴場の国としておすすめです。
物価が安い
ヨーロッパは物価が高くワーキングホリデーの際にも、費用が高額となるも多いです。しかし、スロバキアは首都でさえ物価が安いこともあり、個人差はあるものの、ほかの国よりも資金を抑えて滞在ができる可能性が高いです。例えば、物価が高い国では、外食で1500~4000円くらいかかっても、スロバキアなら、1000円以内で、お腹いっぱいになれちゃったりします。
のんびりできる
スロバキアは観光客も少なく、自然も豊かも保たれ街の景観もきれいです。首都といえば派手であったり、ごちゃごちゃしたりするイメージもありますが、スロバキアの首都であるブラチスラバは、中央にドナウ川が流れており、少し郊外には森もあるといった落ち着いた街なので、高層ビルが多い日本の都心よりも、のんびりと過ごすことができるでしょう。
治安がよい
スロバキアはほかの国に比べると治安もよいので、安心して住みやすいです。とはいっても、首都では観光客を狙った置き引きやスリもあるようなので貴重品の管理に気をつけましょう。とくにレストランや乗り物、その他人混みのあるところではバッグから目を離さないように気をつけます。バッグはファスナーがついているもので、リュックではなく前に持ってくる斜めかけタイプのものがおすすめです。
そのほか、偽者の警察官に財布を出すよう言われ、クレジットカードや現金を抜き取られるということもあるので注意します。ちなみに、近年ではフランスやドイツ、イギリスなどヨーロッパ各地でテロが騒がれることもありましたが、スロバキアではそういった情報は今のところありません。
国内旅行も楽しめる
スロバキアは観光地のイメージが少ないかもしれませんが、山や城、鍾乳洞などテレビにも紹介されるような、観光スポットや世界遺産があります。また、日本人なら親近感をもつ温泉が湧き出ているところもあります。
ほとんどの国では首都から観光を楽しむイメージがあるかもしれませんが、スロバキアの場合は、首都よりも観光なら地方の方がおすすめです。小さい国なので、短期間でも十分に観光できるでしょう。
【おすすめの観光地】
- 青の教会
- アグテレク・カルストとスロバキア・カルストの洞窟群
- 二トラ城
- ヴルコリニェツ
- スピシュスキー城
- デヴィーン城
- チェルヴェニーカメン城
- バルデヨフ
- ハイタトラス山脈
- ドブシンスカ氷穴
- ロムニツキーシュティート
- 聖マルティン大聖堂
- ブラチスラヴァ城
- スロバキア国立ギャラリー
街並みが美しい
スロバキアには中世のころの建物をそのまま残した街や村があり、中には世界遺産に登録されている街もあります。もともとハンガリーに支配されていたこともあり、場所によってはハンガリーに似た雰囲気の街もあります。
ヨーロッパ旅行の拠点としても最適
スロバキアはヨーロッパの中央に位置することもあり、ヨーロッパを旅行する際の拠点地として最適です。チェコやハンガリーなど、独自の通貨のある国が隣接していますが、スロバキアはユーロ圏なので、ほかのユーロ圏の国にも旅行に行くなら、両替をする手間を省けるので便利です。
【スロバキアと隣接する国】
- ハンガリー
- ポーランド
- チェコ
- ウクライナ
- オーストリア
スロバキアは、シュンゲン協定加盟国でもあるので、ほかの加盟国へ旅行に行くなら、入国審査や出国審査が省略され、それらに時間や労力をとられることもありません。また、物価が安いことからほかの国への渡航費も安く済ませられそうです。
2.スロバキアのワーキングホリデービザの条件
ここでは、スロバキアはのワーキングホリデーの基本情報や条件についてみていきましょう。
スロバキアワーキングホリデー基本情報
協定開始時期 | 2016年 |
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定員 | 400人(先着順) |
年齢 | 18歳~30歳 |
ワーキングホリデー期間 | 1年間 |
就労期間 | 制限なし |
就学期間 | 制限なし |
入国期間 | ビザ発給から3ヵ月以内 |
申請料 | 33ユーロ |
申請から発行までの期間 | 1週間~2週間 |
ビザ発給条件
- 主な目的がホリデーを過ごすことである者
- 18歳~30歳の者
- 有効期限がビザ発行日から1年3ヵ月以上ある日本国籍のパスポートを所有している者
- 感染症などに感染していない健康体である者
- スロバキアのワーキングホリデービザを今まで発給されていないこと
- 犯罪歴がなく犯罪経歴証明書を提出できるもの
- 滞在中の十分や生活費(4000ユーロ以上)がある者
- 片道航空券で入国する者は、帰国用の航空券を購入できる十分な資金を持っている者
- ビザの申請費用を支払う者
- 滞在中にスロバキアの法令、ルールに従える者
- 扶養家族を同行させない者
- ワーキングホリデーの期間中に万が一、病気や事故などに遭遇した場合に保障される海外旅行保険に加入している者
3.ビザの申請方法と注意点について
ワーキングホリデービザの申請は、スロバキア大使館で行うことになります。まずは、申請書をもらうためにメールでコンタクトをとりましょう。
メールでワーキングホリデープログラムに参加したい旨を伝えれば、申請の手引きや申請書が送信されてきます。スロバキアのワーキングホリデービザの申請方法はインターネットで調べても、まだ情報が少ないので不明点があれば来館日までに、メールや電話で大使館に直接きいた方がよいです。
スロバキア大使館
住所 | 日本東京都港区本多麻布2-11-33 |
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Tel | +81 334512200 |
ファックス | +81 334512244 |
Eメール | emb.tokyo@mzv.sk |
開館日 | 土日祝以外の平日 |
受付時間 | 9時~16時 |
申請書と必要書類がそろったら、電話で大使館に予約をとりましょう。大使館は土日祝日は休みで、申請の受付は9時~16時までとなります。日本の祝日だけではなく、スロバキアの祝日も休みとなりますのでご注意ください。
予約がとれれば予約した日時に大使館で必要書類をもって行きます。大使館では、書類のやり取りだけではなく、面接を受けることもありますので、時間に余裕をもっていきましょう。
必要書類について
必要書類は基本的には下記の通りになります。(変更となることや、追加で書類が求められることがあります)書類関係は、英文もしくは、スロバキア語で記載が必要となり、機関で発行する書類によっては、英文で記載してほしい旨を伝えれば英文で発行してもらえるものもあります。
日本語でしか発行されなかった場合は、英文もしくはスロバキア語の訳をつけましょう。申請書、滞在計画書、履歴書といったダウンロードして自分で記載するものは提出時に誤りが判明する可能性があるので、記入をしていないものも予備として2~3枚持参すると安心です。
申請は先着順ということや、まだ協定がはじまったばかりということもあり、ビザが確実に降りるまでは語学学校や滞在先の予約などは、すすめない方がよいです。
【必要書類】
- 申請書
- 滞在計画書
- 履歴書
- 動機の書面
- パスポート(15ヵ月以上の有効期限があること)
- 6ヵ月以内に撮影した証明写真
- 海外旅行保険の加入を証明できるもの
- 犯罪経歴証明書
- 健康診断書(HIVの検査と一般的な健康検査が必要)
- 宣誓書
- 33ユーロの申請料
- 滞在中の生活資金を証明できる預金残高証明書
- 往復航空券
預金残高証明書
金融機関で3ヵ月以内に発行されたもので、3000ユーロ以上(40万円以上)の残高があるもの、片道航空券で入国する場合は、4000ユーロ以上(53万円以上)を証明できるものとなります。
海外旅行保険
死亡や疾病、傷害などで3万ユーロ以上の保障がある(3万ユーロは2017年12月で400万円となります。)海外旅行保険に加入。
犯罪経歴証明書
住民登録を行っている場所の県警本部で申請します。申請は無料で1~2週間ほどで発行されます。犯罪経歴証明書は封筒に封をされた状態で返されますが、これは自分で開封してはいけません。
封をした状態で今度は外務省へ偽造がない旨の証明(アポスティーユ)を行ってもらいます。外務省からの証明は問題なければ、申請した翌日にはもらえます。大使館に提出するときもこちらで、封筒の封を開けないように気をつけましょう。
滞在計画書&履歴書
履歴書は学歴やどこに住んでいたか、特技や技術など日本の履歴書と同じような事項を記載し、滞在計画書はどこの街やどういった状態で滞在するのか、期間などを書きます。
履歴書のダウンロードはこちらから
RESUME(履歴書)
滞在計画書のダウンロードはこちらから
Outline of intended activities(滞在予定概要)
動機の書面
A4の紙1枚ほどで、どうしてスロバキアのワーキングホリデーを希望するか、どういったことをしたいのか、どう成長したいかなどを記載します。テンプレートや書式はとくにないので自由に記載します。
スロバキアのビザについての詳しい情報はこちらへ
Program pracovných dovoleniek medzi Japonskom a Slovenskou republikou
4.費用はどれくらい準備すればよい?
ワーキングホリデーでかかる費用の内訳をシミュレーションしてみました。
語学学校
1日にどれくらいレッスンを受けるかなど個人差がありますが、1ヵ月3万~10万円くらいを目安に考えるとよいでしょう。仮に1ヵ月7万円で3ヵ月通うとすれば、費用は21万円ほど必要になります。
航空券
日本からスロバキアまでの航空券は片道で10万円ほど、往復だと15万~20万円ほどとなります。繁忙期になればもっと値上がりする可能性もありますし、閑散期ならばもっと値下がりすることもあります。
住まい
スロバキア家賃も安く、アパートで3~7万円といったところなので、1人暮らしも可能かと思います。さらに節約したい方はルームシェアがおすすめ!仮に6万円のアパートに、1年滞在した場合は72万円となります。
生活費
スロバキアは物価が安いので、外食でも1食、500円~1000円くらいでしょう。自炊をすればさらに抑えられ、食費や日用品などの雑費を合わせても1ヵ月1~3万円位の生活費でも可能かと思われます。
海外旅行保険
日本の一般的な民間保険会社の目安として1年間で20~25万円といったところです。外資系の保険会社ならば、10万円くらいにも抑えられます。
仕事
物価が低いということもあり、時給もだいたい300円~500円くらいと低い傾向があります。仮に1日6時間×20日、時給500円で働いたとすれば、月給6万円となります。
出発までに準備したい費用は?
下記は1年のワーキングホリデー費用をシミュレーションしたものです。
航空券 | 15万円 |
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海外旅行保険 | 20万円 |
学校(3ヵ月) | 21万円 |
住居費(1年) | 72万円 |
生活費(1年) | 36万円 |
これらを合計すると、164万円になるので、スロバキアのワーキングホリデーを考える方は、170万円~200万円以上余裕をもって費用を貯めるとよいでしょう。とはいってもこれはあくまでシミュレーションですので、現地で就労する方は、その分費用抑えられますし、旅行を計画されている方でしたら、さらに費用がかかる可能性もあります。
5.日本で準備すべきこと
持ち物
1年の滞在となると日本からの荷物も多くなると思います。持参がおすすめのものは下記の通りです。
【持参したいもの】
- 常備薬
- 化粧品
- 裁縫セット
- カメラ
- パソコンまたはタブレット
- SIMフリーのスマートフォン
- 電子辞書
- チェーンロック
- S字フック
- 爪切り
- 耳かき
- ノート
- 筆記用具
- 変換プラグ
- タコ足コンセント
- 防寒具
- クレジットカード
- 日本食
変換プラグとタコ足コンセント
Cタイプ2個とSEタイプの変換プラグを1個あった方が便利です。また、3つや2つの電化製品をつなげるタコ足コンセントもあると、さらに役立ちます。変圧器が必要な電化製品がある場合は、変圧器も持参しましょう。
チェーンロックとS字フック
旅行時の荷物管理や荷物かけに活躍します。
服について
スロバキアは夏は暑く、冬は雪が降るほど寒い国です。物価が安いため、服は日本から持参するよりも現地で買った方がよいかもしれません。持参したい服としては、冬以外でも寒暖差があるので、カーディガンやパーカーなど羽織れるものを中心に持ってくるとよいでしょう。
冬は、日本製のダウンジャケット、使い捨てカイロやヒートテックなどがあれば役立ちます。ダウンジャケットやウインドブレーカーなどはユニクロで売っているコンパクトタイプならば、荷物にもあまりなりませんよ。かさばる服は季節に合わせて後日、日本から家族に頼んで送ってもらうという方法でもよいでしょう。
靴について
靴はサイズがあうものが、現地ではなかなか見つからない可能性もあるので、日本から街歩きや森、山道などでも対応できるスニーカーやブーツを持参するとよいでしょう。スロバキアは自然も多いためトレッキングシューズでもよいです。100均でも購入できるビーチサンダルは、飛行機の中やドミトリー、シェアハウスや寮のシャワー室利用時に活躍します。
日本食について
日本の調味料やお菓子、インスタント食品など日本食は手に入りにくいため、日本食が恋しい時や体調不良時のことを考えて、持参がおすすめです。
クレジットカードや国際キャッシュカード
クレジットカードや国際キャッシュカード、キャッシュパスポートは、VISAとMastercaed、アメックスなどブランドの違うものを2~4枚持参がおすすめです。海外でキャッシングが使えるか、暗証番号を覚えているかといったことを、日本にいる間に確認しておきましょう。
現金
日本円少しと、数週間滞在費分のユーロをもって行き、現金が少なくなってきたらカードで引き出すとよいでしょう。
各種書類のコピーや証明写真など
証明写真やパスポートやビザ、クレジットカード、航空券、海外旅行保険などの重要書類は万が一の紛失、盗難、提出に備えていつくかコピーを持っているとよいでしょう。
文法書
日本語の文法書は手に入りにくいので、スロバキアの文法書を1冊持参するとよいです。
勉強について
ヨーロッパはドイツや北欧、ポーランドなど国によっては、英語が公用語になっていないにもかかわらず、幼いころから英語教育をうけていることもあり、英語が通じる国も多いです。
しかし、スロバキアに関しては、ヨーロッパの中でも観光客が少ないこともあり、もしかすると一番英語が通じにくい国かもしれません。そのため、スロバキアにワーキングホリデーに行くなら、やはり、公用語であるスロバキアを徹底的に勉強するとよいです。現地でも語学学校に行く方がほとんどだと思いますが、勉強は日本にいるうちから文法やよく使うフレーズ、単語など、初歩的な部分は頭に入れておきましょう。
スロバキアは難しい言語ではありますが、ABC~のアルファベットが使用されていることもあり、アラビア語やロシア語に比べれば難易度は低めかと思われます。チェコ語とも近いとされていますので、スロバキア語がある程度話せれば、チェコでも通用するかもしれません。
また、英語が話せないよりは話せた方が滞在には役立つと思うので、スロバキア語の勉強すすみにくい方は、まずは英語を学んでみるのもよいかもしれません。
首都や観光地ならば通じる可能性は高いですし、スロバキア滞在中の外国人や、ヨーロッパも旅行するなら英語が話せるにこしたことはありません。独学での勉強が厳しい方は、格安のフィリピン留学でマンツーマンでの集中レッスンがおすすめです。
フィリピン留学についてはこちらへ
フィリピン留学に必要な全ての情報
航空券
日本からスロバキアまでの航空券はありませんので、必ず経由便を使うことになり、2~3回乗り継ぎすることもあります。裏技として、オーストリアのウィーンまでの航空券を買い、ウィーンからプラチスラバまで、バスを使って行くと早い&費用を節約することが期待できます。
情報収集
スロバキアに関しての情報をインターネットのブログやSNS、留学エージェントを使うなどしてできるだけ集めておきましょう。とくに現在スロバキアにワーキングホリデー中の方や、過去に仕事や留学などで滞在したことがある方の記事はリアルな体験が書かれているので勉強になります。
学校の予約
学校に行くことは語学を学ぶことだけではなく、人脈づくりにも役立ちますので、学校には短期間でも通うことをおすすめします。予約はビザがおりてから、日本にいる間に行うとよいでしょう。
6.現地でやるべきこと、できること
住まい
住まいはインターネットで不動産サイトやSNSから探すことができます。スロバキアは家賃が安いのがうれしいですが、アパートは1年間の契約が一般的なようなので、慎重に決めましょう。
家賃にネット代や光熱費、水道代、家具家電など含まれていることもあるので、家賃にどういったものが含まれているかもあらかじめ確認しておきます。住まいが、決まるまではホテル滞在にしても物価が安いので1泊1000円~3000円ほどでも滞在できるでしょう。
仕事
仕事探しには、スロバキア語ができた方が探しやすいでしょうが、ワーキングホリデー自体がはじまったばかりなので、仕事についてあまり情報はありませんが、国自体がワーキングホリデーの外国人を雇う経験が浅いので、仕事探しは困難を要するかもしれません。
インターネットや現地の求人ペーパーなどで地道探してみましょう。いつでも応募できるように、カバンの中に常に履歴書を携帯していてもよいかもしれませんね。スロバキアには、日本食レストラン増えているようなので、日本語を生かした仕事も見つかることもあります。
英語やドイツ語など、ほかの語学も堪能だったり、技術や特技があったりすると時給のよい仕事につける可能性もあるでしょう。ちなみにナイトクラブやカジノといった仕事は禁止されていますのでご注意ください。
住居登録
スロバキアに居住してから14日以内に行い、登録することで公的医療制度に加入も可能となります。
旅行
スロバキアはシュンゲン協定加盟国なので同じ加盟国へ旅行する際は、入国審査や出国審査が省略となります。ただし、180日の期間のうちの90日以上スロベキア滞在後にはできませんので、その場合は、入国管理局や大使館に相談してみましょう。