現地就職を目指すオーストラリア留学!ためになる資格と帰国後の状況

現地就職を目指すオーストラリア留学!ためになる資格と帰国後の状況

日本にいる時から「将来的にオーストラリアで就職をしたい」、またはオーストラリア留学中に「この国で仕事をしてみたい」と思う人は多くいるでしょう。人それぞれ、そう感じるタイミングは異なっても、最終的にオーストラリアで就職を目指す人は、ある共通した心得が必要になります。

オーストラリアで就職をするにはビジネスビザが必要で、取得にはいくつかの条件やクリアしなければならない項目がありますが、並行して就職に有利な資格や技術を磨いていかなければなりません。

今回はオーストラリア留学にまつわる、現地での就職への道のり、おすすめの資格、帰国後の就職状況などをまとめました。どうぞ、参考にしてみてください。

1.目標は高く!オーストラリア留学で就職を狙う人へ


日本を脱出してオーストラリアで生計を立てるにはビジネスビザを取得して、安定した仕事を確保することが大切です。ポイントは2つ。「雇用主との信頼関係」と「資格」です。

就職に必要なビジネスビザへを取得する

オーストラリア留学から広がる夢。将来はオーストラリアで就職をして生計を立てて行きたいと考える人もいるでしょう。留学は語学修得や資格取得だけがメリットではなく、将来への可能性や夢を大きく広げてくれる大きなイベントでもあります。

オーストラリアでの就職を真剣に考えているなら、「ビジネスビザ」や「ワークビザ」と呼ばれている長期就労ビザ(サブクラス457)を取得しなければならないことを覚えておきましょう。

ビジネスビザに必要なことがら・知っておきたいこと

オーストラリアで就職する際に必要なビジネスビザにはいくつかの条件があります。まず、あなたをバックアップしてくれる企業、いわゆるスポンサーの存在です。この点に注目してみると、学生ビザやワーキングホリデービザを取得する条件と大きく違うのがわかりますね。

ビジネスビザを取得したいなら、ワーキングホリデーでオーストラリアに滞在している時に、仕事を通じて雇用主との信頼関係をしっかり結んでおくべきです。あなたを必要と感じてもらうことが大切なんですね。

次に英語力です。オーストラリアでの生活に支障がないことを証明する英語力テスト・IELTSの提出が必要になります。

最後にスキルや技術力です。オーストラリアは技術系の仕事が多いので、スキルを磨いて、それを証明する資格をとっておくとよいでしょう。自分の実力を最大限アピールして、企業や雇用主にとってプラスになる人材であることを証明していきましょう。

2.オーストラリアでの就職を有利にする資格はこれだ!


オーストラリア留学を決意した時点で、すでに現地での就職が見えている人は、少しでも就職に有利な資格を取得したいものです。早速、ローカルにも人気のある就職口が多い使える資格を挙げてみましょう。

その①:看護師(Nurse)

オーストラリアでは看護師の仕事が溢れています。日本は国家資格に合格しなければなりませんが、オーストラリアでは適切な学歴と臨床試験、そして英語力が必要になります。

無資格の状態から看護師を目指す場合、専門学校に1年以上通い、その後大学に3年通い資格を取得します。費用は400万円前後です。

正看護師ではありませんが、看護インターシップという制度を利用するのもよいでしょう。資格がなくても准看護師として医療現場で働くことができます。このインターシップを経験してから、正式に看護師を目指す人も少なくありません。

その②:調理師(Cook)

オーストラリアは世界屈指の観光大国です。世界中から多くの人が訪れることもあり、飲食産業はとても盛んで日常的に人材不足が叫ばれています。そんな中、食べ物で人々の心を満足させることができる調理師は貴重な存在となっています。

調理師の仕事はレストランやカフェ、パブやバー、ホテルやリゾート施設、カジノやその他のアミューズメント施設で常に募集をしているので、ビジネスビザを取得するにはチャンスの多い職業です。

専門学校で商業調理師の資格を取得することができますが、ベーシックな調理のスキルやビュッフェ、ケータリングや販売スキルが学べるCertificate3(1年間で130万円前後)、その上になると在庫管理や品質管理、マネージメントや費用収益などが学べるCertificate4(1.5年間で220万円前後)があります。

その③:美容師(Hair dresser)

オーストラリアでヘアドレッサーを目指す人は、TAFEや専門学校で実践的な技術とヘアサロンをビジネスとして経営するための知識やマネージメントスキルを学ぶことになります。ヘアドレッサーは実践的な講習がキーになるため、学校にヘアサロンが併設されていることが多いです。英語力はTOEICで550程度が必要になり、TAFEに入学するための条件にもなります。

コースの内容はヘアカラーやあらゆるカット技術、パーマや薬品の使い方、職場のコミュニケーション、サロンの仕事管理やチーム管理、髪の毛や頭皮の手入れの仕方など、ヘアスタイルだけではなく、ヘアーを健康に守るための授業がギッシリとつまっています。ヘアドレッサーは顧客がつくと安定した職業として一生食べていけるので、国内でも大変人気の職業です。

その④:チャイルドケア(Chid care)

子供と遊ぶのが大好き!無邪気な笑顔と毎日向き合えるチャイルドケアでの保育士の仕事も、オーストラリアでは需要の高いやりがいのある職業です。

保育士の資格を取るには専門学校でチャイルドケアのコースを修了する必要があります。乳幼児の保育の仕方、子供向けのファーストエイド、それぞれのエイジグループに合った遊び方、教育の仕方、幼児の心の読み方、多国籍の子供たちとの接し方、ぜんそくや発作の対応の仕方など、専門的な分野を勉強していきます。

保育士としてチャイルドケアで働くにはCertificate3(半年で40万円前後)、Diploma(2年間で130万円前後)、Bacheor Degree(4年間で700万円前後)があります。

その⑤:日本語教師(Japanese teacher)

オーストラリアの小学校でも日本語を第2外国語として取り入れる学校は多く、日本語教師の需要も増えています。日本語教師は純粋に日本語を教えるだけではなく、アニメやロボットなどのモダンカルチャー、折り紙やコマまわしなどのトラディショナルカルチャー、着物やお茶の文化など、日本をまるごと子供たちに伝えるミッションのような役割があります。

子供たちが抱く日本のイメージはさまざま。教師として働くかたわら、海外から見た日本も知ることができる刺激ある職業です。

最もポピュラーなのが有給の日本語教師インターシップですが、その他にも日本語教師養成学校でCertificateを取得することができます。文化庁が定めたオリジナルカリキュラムに従って、資格取得のキーとなる420時間の実習もしっかりと行っていきます。コース期間はおよそ3ヶ月で費用は40万円前後です。

その⑥:エンジニア(Engineer) 

エンジニアにはIT系、科学系、土木系、電子系、航空宇宙系、工業系、電子系などの分野からさまざまな資格が存在します。本当に種類が多いので全てご紹介することができないのですが、TAFEや職業専門機関ではCertificate3、Certificate4、Diploma、大学ではBacheor Degree、Undergraduate、Postgraduateなど高度な学位を取得することができます。

エンジニアの場合、どの分野も高度な教育期間への入学が必要になるので、TOEICなら最低でも750点はマークしたいところです。

TAFEでも大学でもエンジニアを多く雇用する企業や専門期間との連携ができているため、インターシップに参加しながら実習や研修を行うケースが多いのが特徴です。

費用はコースや教育期間によって大きく変わるので、留学エージェントを通して確認するようにして下さい。

3.オーストラリア留学後の日本国内での就職状況は


オーストラリア留学を経て語学力はもちろん、一回りも二回りも人間的に成長したことでしょう。帰国後は留学で得たスキルを就職に生かしたいもの。日本国内での就職で留学のメリットはどれくらい考慮されるのでしょうか。

効果的な企業へのアピール方法

オーストラリアでの留学を経て帰国したからには、それなりに英語力も上達しているはずですよね。帰国後の就職活動で履歴書に「留学経験1年あり」と記載することはもちろん、TOEICやケンブリッジ検定など世界共通の英語資格を載せると説得力が増します。

日常英会話程度では企業は振り向いてくれないので、ビジネスの場面でしっかり使える英語力を具体的にアピールするように努力していきましょう。英語力以外にも「国際感覚を養った」「多国籍企業で6カ月間働いた」「精神的に強くなり打たれ強くなった」など、自分自身の強さを見せていくのも必要です。日本では味わえない経験をしたということや、在籍社員にない個性とタフさも強調していきましょう。

今回はオーストラリア留学にまつわる就職についてご紹介しました。日本を飛び出してオーストラリアでインターナショナルに活躍する日本人はもっといていいはず。留学をしながら資格を取得できるコースも多く、有給のインターシップもあるので、どんどん利用して世界へ羽ばたいていこう!

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