【基礎情報】カナダワーホリの年齢制限【29歳でも可能という事実】

【基礎情報】カナダワーホリの年齢制限【29歳でも可能という事実】

ワーホリは人生で一度、しかも限られた年齢までしかできないことを多くの読者はご存じだと思います。しかし、多くの人がなんとなく知っているだけで、年齢や条件についてはあやふやなのではないでしょうか?

当記事では、「私の年齢でワーホリはできるの?」そんな疑問が解決できるように、年齢制限前後の歳を例にとり紹介します。カナダで、ワーホリする時に必要なビザの条件もあわせて紹介します。

「カナダでワーホリしたい」、と思ったのならば、早速、ビザの条件を確認してみて下さい。チャンスは読者の人生で一度きりです。このページにたどりついたのならば、チャンスを逃さないで下さいね。

1.カナダワーホリの概要・年齢制限

海外に渡航するには、条件によってビザと呼ばれる滞在許可証が必要になるのは、ご存知ですよね?そのビザは、カナダでは「観光ビザ」「学生ビザ」「ワーキングホリデービザ」の3種類があります。

ワーホリをするには、そのなかの「ワーキングホリデービザ」が必要です。そして、取得するには、年齢制限などの条件があります。

まずは、カナダのワーホリに必要になるワーキングホリデービザとはどんなものなのかを紹介しますね。

①:カナダのワーキングホリデービザはこんなビザ

そもそもワーキングホリデーとは、ということから紹介しますと、「日本と協定を結んだ国に、一定期間滞在でき、その間滞在費を補うために働いたりできる制度」のことを指します。

そして、皆さんが口にされている、「ワーホリに年齢制限がある」というのは、正確にいうと海外で働くために滞在する時に必要になる、ワーキングホリデービザの制度に申請年齢制限があることを指します。

年齢制限は、2017年8月現在全部で18ヶ国の「ワーキングホリデービザ協定国」のなかで決められています。そして、すべての国の年齢制限が18~30歳までになっています。(出典:一般社団法人 日本ワーキングホリデー協会公式ホームページ「ワーホリ協定国のことをもって知ろう!」

そのページのなかでもカナダは、ワーホリでも人気がある国として紹介されています。そして、カナダでワーホリをする場合には、「International Experience Canada」カナダワーギング・ホリデービザ、「IEC」と呼ばれている機関に申請する必要があり、申請できる条件もあります。

基本的な条件は、「対象年齢18~30歳」「滞在可能期間は再長1年間、滞在期間をカバーする日本のパスポートを所持している」「カナダ滞在期間をカバーしている保険に加入している」「日本国籍者であり、ワーホリ(International Experience Canada)に1回のみ参加可能(カナダのワーキングホリデービザを申請できるのは1回のみ)」「カナダドル2,500(約217,000円)以上の費用が必要(2017年8月現在の換算レート、1カナダ$=86.74円)」「就労出来る期間は、同じ雇用主のもとでの期間の制限なし」などの条件があります。(出典:一般社団法人 日本ワーキングホリデー協会公式ホームページ「2017年度カナダワーキングホリデービザに関する情報」

それらの条件のなかで読者にとっての一番の関心事は「年齢制限」ですね。年齢制限については、次の項目で紹介しますね。

②:カナダのワーキングホリデービザの申請年齢

①の項目でカナダのワーキングホリデービザが申請できる年齢は、18~30歳であることを紹介しました。そして、カナダのワーキングホリデービザは、一生に一回しか申請できませんので、その貴重なチャンスを逃さないために、申請年齢についてもう少し詳しく紹介します。

最初に、申請できる最低年齢についてですが、ワーキングホリデービザの申請は18歳からできます。しかし、その場合、ワーキングホリデービザはひとつの国に1回しか申請できないことから、学生ビザなど他のビザで滞在することをオススメします。理由は、将来、ワーホリしたくなった時のためにそのチャンスを残しておくためです。

ふたつめの理由ですが、ワーキングホリデービザは申請すれば行けるのか、というとそうではなく、抽選がありますので、抽選で選ばれなければいけません。この抽選はなかなか厳しいもので、仕事をした経験が少ない、もしくは仕事経験がない年齢だと、取得するのが容易ではないという背景もあります。そのほかの、たとえば、学生ビザなどのほうが18歳であれば取得しやすいということです。

一方で、年齢制限の最高齢の30歳ですが、30歳のうちに申請すればいいことを意味していますので、ぎりぎりの申請期限は31歳の誕生日前日です。その日に申請したとしても、申請した時点では30歳なので問題はないということになります。

そして、通常ビザが発給されるのに、1~3ヶ月かかるといわれていますので、31歳の誕生日の前日に申請したとしたら、ワーキングホリデービザが発給される時の年齢は31歳ということです。

しかし、30歳でワーキングホリデービザの申請できることが分かっても、その場合の入国が許される期間についても気になりませんか?次の項目では、ワーキングホリデービザを申請してから入国できる期間について紹介しますね。

③:ワーキングホリデービザを申請してから入国までの期限

ワーキングホリデービザを申請から入国するまでの期間ですが、結論からお伝えすると、ワーキングホリデービザを申請して、発給日から1年以内に入国すれば問題ありません。たとえ、年齢が31歳を超えていたとしても。

②の項目で紹介した例でいうと、ビザの発給に1~3ヶ月かかります。入国期限は発給日から数えますのでたとえば発給に1ヶ月かかったとすると、申請して現地でワーキングホリデーを開始するまでには、1年1ヶ月あるということです。

そして、申請して発給までに3ヶ月かかったとしたら、ワーキングホリデーを開始するまでには、1年と3ヶ月あることになりますので、結果、申請後、カナダでワーホリを開始、渡航するまでに、最大1年3ヶ月あるということです。

このワーキングホリデービザ発給から、カナダでワーホリを開始するまでの期間を正確に知っておくと、カナダに行くまでに、日本での仕事やアパートの解約など、さまざまな手続きと準備が余裕を持ってできます。

以上のように、この項目では、カナダのワーキングホリデービザに関する基本的なことを紹介しました。次に浮かんでくる疑問は、自分の年齢でワーホリができるのかどうかです。次からの項目では、年齢制限ぎりぎりでワーキングホリデービザを申請することについて紹介しますね。

2.年齢制限ぎりぎりで申請する、カナダワーキングホリデービザ申請

インターネットを検索すると、「年齢制限ぎりぎりの29歳でワーホリをしたくなった場合、ワーキングホリデービザはどうなるのか、ワーホリはできるのか」という疑問が多く寄せられています。

そんな疑問をもとに、29歳の読者がカナダでワーホリをしたくなった場合ワーホリはできるのかどうかなどを、留学エージェントの「留学くらべ~る」の「ワーキングホリデー(ワーホリ)の年齢制限について徹底調査!超えてしまったらもう渡航できないの?」(出典:留学くらべ~る「ワーキングホリデー(ワーホリ)の年齢制限について徹底調査!超えてしまったらもう渡航できないの?」)を参考にし、理由とともに紹介します。

①:29歳でもワーホリはできる理由

まず、答えからお伝えすると29歳であれば、カナダのワーキングホリデービザは取得できます。それは、これまでに紹介したように、ワーキングホリデービザが申請できる年齢は30歳までという条件を満たしているからです。

この年齢制限は、30歳の年を含むという意味で、31歳になるまでということです。31歳の誕生日の前日に申請をしても条件年齢は超えていないことになりますので、29歳であればまったく問題はないということです。

そのように29歳でカナダのワーキングホリデービザを取得できることが分かっていただけたと思いますが、「渡航中に30歳になったらどうなるのか」という疑問も多くの人が持たれているようですので、そのことについて次の項目で触れていきます。

②:渡航後30歳になった場合のワーホリ

①の項目の続きですが、29歳でワーキングホリデービザが取得できて、カナダに渡航できたけれど途中で30歳になった場合はどうするのか、どうなるのかですが、この場合も問題はありません。

ワーキングホリデービザの条件には、申請年齢が30歳まで、発行されてからワーキングホリデーを開始するまでの期間は1年間、という定めがあります。ワーキングホリデービザが取得できて、カナダでワーホリができているのであれば、渡航している時の年齢は条件をクリアしている年齢ですので、問題はないということになります。

②の項目でも紹介したように、最高齢32歳でワーホリはできます。そのことからも分かるように、29歳の読者がカナダに渡航して、ワーホリを始めてから30歳になった場合でも、まったく問題はないのです。

なかには、ワーホリしたかったのにワーキングホリデービザが取得できる条件にあてはまらず、実現できなかった、という後悔をしている人もいらっしゃいます。次の項目では、そんな後悔をしないためのポイントを紹介します。

③:ワーホリできるチャンスを活かすために

①と②の項目で、29歳の年齢はまったく問題なく、カナダでワーホリができる年齢だということを紹介しました。その内容をふまえ、この項目では、読者がワーホリできるチャンスを逃さないポイントを紹介します。

これまでに紹介したように、カナダに限らずワーホリをするには、年齢制限内にワーキングホリデービザを取得しなければいけません。そのことから、ワーホリするチャンスを活かすには、申請できる年齢を超えないことが一番のポイントです。

よく耳にする話がワーホリに興味があったけれど、迷っているうちに年齢制限を超えてしまいチャンスを失ってしまったというものです。2017年8月現在では、カナダでワーホリができるのは、一生のうち1回だけです。

そのチャンスを逃さないためにオススメなのは、迷っていてもワーキングホリデービザの申請をしておくことです。

理由は、ワーホリするためのワーキングホリデービザの取得ですが、申請すれば認められるというものではなく、抽選によって選ばれるからです。

たとえ、年齢制限に問題がなかったとしても、抽選で選ばれなければワーキングホリデービザが取得できませんので、ワーホリできないこともあります。

もし、カナダの抽選にもれてしまったとしても、年齢制限内であれば、他国にワーキングホリデービザを申し込むこともできます。そういった意味でも迷っているなら、申請をしておくことをおすすめします。

しかし、なかには「ワーホリの制度を知ったのは30歳を超えてから」など、ワーホリの年齢制限を超えてしまった、という人もいらっしゃると思います。その場合でも、カナダで働いてみたいという夢は諦めなくてもいいのです。

そんな年齢制限を超えてしまった人が、カナダで働く方法を、次の項目で紹介しますね。

3.年齢制限を超えてしまった人がカナダで働く方法【ワーホリ以外の選択肢とは】

カナダで働いてみたいと思っていたけれども、ワーキングホリデービザが取得できる年齢制限を超えてしまって後悔している、といいう人も多くいらっしゃることが、インターネットなどを見ると分かります。

しかし、諦めないで下さいね。そういった人でもカナダで働く方法があります。この項目では、ワーキングホリデービザが申請できる年齢制限をもう一度紹介しながら、その他の方法で働く方法を紹介しますね。

①:ワーキングホリデービザでは働けない

これまでの項目で、カナダで働くには、カナダに滞在して働くことを認めたビザが必要であることを紹介しました。それが「ワーキングホリデービザ」です。

そして、ワーキングホリデービザを取得するには条件があり、18~31歳になる前日までしか申請できないという年齢制限があることも。結果、残念ながら、31歳になってしまったら、ワーキングホリデービザを取得してカナダでワーホリすることはできません。

しかし、日本国籍の人がワーホリできる国のひとつ、オーストラリアは、ワーキングホリデーの年齢制限を35歳にする、という改定を行なっている国もありますのでワーホリする国を変えるという方法もあります。

そのオーストラリアの年齢制限引き上げ改定ですが、2017年1月1日に発表されているのですが、2017年7月5日時点で移民局から引き上げにはもう少し時間が掛かるとのアナウンスが行なわれていますので、今後の改定状況次第でいうことになります。(出典:COCOA留学「オーストラリアのワーホリが年齢上限35歳へ変更!他国比較!」

ですが、このページにたどりついた読者は、「カナダで働いてみたい」という希望があるのではないでしょうか?

そんなワーホリが取得できない年齢の人でも、大学や専門学校に通い、学校のプログラムの一環として働く制度を利用すれば、カナダで働くことができます。それが、「無給インターンシップ」「専門学校の有給Co-op」です。では、そのふたつの制度について、2と3の項目で紹介しますね。

②:無給のインターンシップで働く

先の項目で少しふれたように、カナダの専門学校に通い、プログラムの一環として就労経験が必須になっていれば、そのプログラムを利用して働くことができます。そのプログラムのひとつが、「無給のインターンシップ」です。

インターンシップですが、専門学校で勉強した内容をさらに実践的にさせるために実務を経験するのが目的でつくられた制度ですので、「就労」と「就学」のビザが必要です。必ず「学生ビザ」もセットで必要になります。

あくまでも学んだことを実践することが目的ということから、無給の「実習」という位置づけがほとんど。期間も一ヶ月など、短期でプログラムが組まれています。

紹介したような制度の背景から、この制度で働けたとしても「無給」ですので、カナダで働いた経験をしたい、英語を用いて働いたという経験をしたいという人向きです。

一方で、有給で働ける「Co-op(コープ)」制度もあります。次の項目ではその制度について紹介しますね。

※当サイトを運営する留学情報館では、無料のカナダワーホリプログラムを用意しております。詳しくは下記よりお問い合わせください。

③:専門学校の有給Co-opビザで働く

カナダのワーキングホリデービザを取得して働く以外の方法で、カナダで収入を得ながら働けるのが、「Co-op(コープ)制度で働く」という方法です。

「Co-op(コープ)制度」は、「Co-operative Education Program」のことです。学校のプログラムの一環として就労経験を積むことができる制度です。

Co-opで働くには、CollegeやUniversityと呼ばれる大学や、専門学校のフルタイムの授業を受けている生徒であることが大前提です。専門学校であれば、カリキュラムにインターンシップとして組み込まれています。そして、無給のインターンシップと違い、給料がもらえるというもので、働き方は、アルバイトとして働くことができます。

そういった背景から、このビザも発行してもらえるのは、「専門学校に通っている」「学生ビザとセットである」ことが条件です。あくまでも学校のプログラムの一環というのが目的で発行されるものですので、学校のプログラムの一環であることを証明した学校の証明書の提出が必要です。

そして、Co-opビザは、カナダの政府の指定校のみに対応していますので、この制度を利用するには指定されている学校を選ばなければいけません。

働ける総合労働時間ですが、大学であれば就学している学校の授業時間合計と同じ時間数働くことができます。たとえば、授業時間が720時間であれば、Co-opで働ける時間も720時間可能ということです。(出典:JAPAN Association for Working Holiday Makers「Co-opプログラムで就労体験を積もう」

そして専門学校であれば、学校の就学プログラムの授業時間の50%で組まれているのが一般的です。

ビザの申請方法は、学生ビザと同じで全てオンラインで申請できますので、条件さえクリアできれば比較的簡単に取得できます。専門学校であれば、学校のプログラムに組み込まれていますので、学校に確認することができ、大学であれば自分で働き先を探す、申請手続きを自分ですることで働くことができます。その場合、カナダに行ってからでも申請は可能です。

以上が、カナダのワーキングホリデービザ申請年齢を超えてしまった場合の、カナダで働く方法です。年齢を超えてしまっても働くことができますので、諦めないで働ける方法を探してみて下さいね。そして、年齢制限内の人であれば、一生に一度のチャンスを逃がさないようにして下さいね。

ワーホリ・仕事カテゴリの最新記事