オーストラリアワーホリの歴史的背景とは?制度の目的・応募者推移

オーストラリアワーホリの歴史的背景とは?制度の目的・応募者推移

皆さんはワーホリがどのように開始されたのか、どのような目的を持って開始されたかはご存知ですか?知らない人がほとんどではないかと思います。

当記事ではワーホリの歴史や現状を通して、皆さんにその目的などを知ってもらい、今一度自分自身の目標、目的をもう一度考える機会になればと思い、ご紹介していきます。

そもそも、ワーキング・ホリデー制度ってなに?

そもそも、ワーキング・ホリデー制度ってなに?

2つの国、地域間の取り決めに基づき、各々の国、地域が相手国・地域の青少年に対して自国・地域の文化や一般的な生活様式を理解する機会を提供するため、自国・地域において一定期間も休暇を過ごす活動とその間の滞在費を補うための就労を相互に認める制度です。

これはワーキングホリデーという名前のように、休暇を楽しむのを第一の目的とし、就労はその間の生活費をまかなうために許されているという意味になります。また、現地で異文化を理解し、相手国と自国の相互理解を深めることを目的として作られてもいるので、現地で学校へ通ったり、旅行、インターンシップ、アルバイト、ボランティアをするなど様々な機会や選択肢を与えるための自由度の高いビザとも言えます。

現地で生活していると特に日本人と韓国人、国民性というのか分からないのですが、相当な時間みんな働いています。(笑)休暇を楽しむどころかみんな働くことに必死で逆に疲れちゃっているんですよね。

なので他の国の友達から「日本人は本当に働きすぎだよね〜!何しにワーホリしに来たの?」なんて言われたりも…確かに真面目に働くのが日本人のいいところではあるのですが、日本ではホリデーを取るという文化がないので、みんな働くことに焦点を当ててしまって、本来の目的を忘れがちなんです。皆さん、ワーホリではオンオフの切り替えが重要ですよ!

日本のワーホリ制度はいつから始まった?

日本のワーホリ制度は1980年にオーストラリアとの間で開始したのが日本のワーホリ制度の始まりです。30年以上の歴史があるのでオーストラリアとのワーキング・ホリデー制度は長い協定を結んでいます。オーストラリアとのワーホリを開始を機に、アジア圏、ヨーロッパ圏、アメリカ圏など現在多くの国とワーキング・ホリデー制度の協定を結んでおり、今後も多くの国と制度を結んでいくことでしょう。

オーストラリアワーホリの現状とは?応募者数の推移まとめ

オーストラリアワーホリの現状とは?応募者数の推移まとめ

オーストラリアへ日本からのワーホリビザを使用しての渡航者数はというと、なんと2013-2014年の間で1万人を突破しました!

年間で1万人もの日本人がオーストラリアへ長期渡航しているって考えるとすごい数の仲間がたくさんいるようで心強いですよね。私もよくこちらの知り合いに本当に日本人多いよね!なんて言われることがあります。実際に下の票が渡航者数の推移です。

オーストラリアワーホリの現状とは?応募者数の推移まとめ
引用元:ワーホリ実戦講座(その1) ワーホリとは何か?ビザの取得方法

年々、渡航者数が増えているということはそれだけ海外に憧れを持ったり、日本社会や企業が語学力がある若者を求めているということを表しているのでしょうか。それにしても日本から世界へ羽ばたく若者たちがたくさんいるということは素晴らしいことですよね☆

また、ビザ申請料金もこの10年で推移しているのです…2005年4月の申請料金は$165だったのが年々上昇し続け、2015年7月から$440になっています!ワーホリ渡航者数の上昇と共にこれ以上ビザ申請料金も上がってもらってはキツいですよね…

実際にこっちで生活していての現状を言いますと、オーストラリアの方々はとてもフレンドリーで困っていても優しく手助けしてくれます。働く場所もあるのはあります。また、図書館や教会などで無料英会話レッスンなども開かれており、留学生やワーホリの方達をサポートしてくれていることを感じます。

ですが日本からのワーホリ渡航者はというと…一体何しに来たの?というような人たちも結構いたりします。

具体例①
生活に慣れていないうちは学校へ真面目に通い、授業を受け、放課後には図書館へ行き、勉強したり学校の他国の友達と遊びに行く。ですが慣れてくるとバイトをスタートさせ、そちらが忙しくなって学校をサボりがち。働く職場もジャパニーズレストランなどで会話は基本日本語。結果、英語力も伸びない。

具体例②
学校へ行き授業を受け、英語の勉強をするが作る友達は日本人ばかり。なので学校があっても休日でも日本人とばかり連んでしまい、英語を使う機会はショッピングする際のみ。働こうと思っても英語が使えないと仕事にならないので、クリーナーの仕事やジャパニーズレストランのキッチンハンドなど。結果、他国の友達もできず、英語も伸びないまま。

皆さん渡航される前は意気込んで来るのですが、実際来るとこのような人たちも多いんです。きっとそのような方達も海外生活自体は楽しんでいるのだとは思うのですが、一度しか使えないビザなのにすごくもったいないですよね。

どのような生活を送るのかは人それぞれですが、これから渡航される方やお考えの方は自分自身が決めた目標や目的から離れず、進んでいっていただきたいと思います。

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