【保存版】カナダの入国審査【ワーホリ向けに詳しく解説しています】

【保存版】カナダの入国審査【ワーホリ向けに詳しく解説しています】

読者にとって、カナダは初めての海外でしょうか?入国時に行なわれる入国審査ですが、実は経験者も緊張すると思っています。初めてだと特に不安になりますよね。英語でしなければいけないコミュニケーションも。

しかし、カナダは思ったよりもスムーズに入国できるのが通常のようです。それには納得する理由があります。この記事では、そのことも含め、カナダ入国時の入国審査を中心に紹介しますね。

読者もすんなりと入国するために、早速、書類や、予想される質問の答えを用意してはいかがでしょうか?

1.カナダに入国するのは大変!?

「入国」という言葉を聞くと、カナダではどんな流れで進むのか、もし入国できなかったら、などさまざまな不安が浮かんできませんか?

しかし、移民審査官が問題ないと判断すると意外にすんなりと入国できるといわれています。

この項目では、その理由と、すんなり審査が通らない場合、そして入国審査が厳しくなる要因を紹介しますね。

①:意外にすんなり入国できる場合がほとんど

カナダへの入国がすんなりできるのには、これから紹介する納得する理由があります。それは、すでにワーホリビザが取得できているからです。その「ビザが取得できた」ということは、入国しても問題ない人物なのでカナダに滞在を許可してもいいと判断されたことを意味しています。

そのため、次の②の項目で紹介するような入国時に審査官が新たに質問してくることがない限りは、すんなりと入国できるといわれています。

読者がさらにすんなり入国するには、2-②の項目で紹介する審査官が聞いてくる質問に英語で答えられる準備をしておくことをおすすめします。

入国審査の時に多くの人が不安になるのが英語ではありませんか?入国するのはカナダですので、質問は英語で行なわれますので、当然質問への答えも英語でしなければいけません。ただ、質問への答えになっていれば問題はありませんので、例えば「目的」を聞かれた時に、目的がはっきりと分かる単語は用意して言えるようにしておきましょう。

そんな思ったよりすんなりと入国できるカナダの入国ですが、通常聞かれるとされている質問以外に、新たに聞かれる場合もあるようですので次の項目で紹介します。

②:新たに質問を受けてしまうのはこんな場合

カナダは、意外にすんなり入国できるはずなのに、新たに質問を受けることもあるようです。それは、以前カナダに長期滞在したことがある、ランダムチェックの対象になった場合です。

そして、入国審査が行なわれる理由をここで改めて理解しておくと、審査官がなぜランダムチェック以外の理由で新たに聞いてくるのか、どんなことを疑っているのかが分かりますので、少しふれておきますね。

そもそも入国審査がなぜ行なわれるのかですが、ウィキペディアの「出入国管理の目的」(出典:ウィキペディア出入国管理「出入国管理の目的」)によると、目的は3つあると紹介されています。

その3つの目的は、「防犯」「防疫」「経済保護」です。まず、防犯目的ですが、犯罪者が国境を越えて移動してしまうことを防ぐためです。もしも犯罪者が他国に移動してしまうと、罰することができる基準が国により異なることがあり、有罪だったのに、無罪になるということもあります。

次に「防疫」ですが、これは人や物資の国境を超える移動が可能になったことで、感染症や病原菌を持ち込むことを防ぐためです。そのため、そういった物を持ち込んでしまう恐れがある食べ物などは、事前に申請する、持ち込めないという決まりなどがあります。

最後の入国審査を行なう目的が「経済保護」です。これは経済格差が多い国と国の間での多数の経済移民が増えるのを防ぐためです。もしも経済移民が増えた場合に考えられる問題が、移民した国に起こる「失業」や「住宅不足」です。そういった問題が起きないように、移民の数を規制する国もあります。

結果、新しく質問される場合というのは、紹介した3つの目的に該当する人物かも、と入国審査官が判断した場合です。目的を理解して、誤解をまねくような回答をしないようにしましょう。

この項目で紹介した新たに質問される場合のほかにも、入国審査が厳しくなる場合があります。それは、国や世界情勢が大きく関係しています。そのことについて、次の項目で紹介しますね。

③:入国が厳しくなる場合

もしも、テロがあったなど、入国する時期の国や世界情勢によっては入国審査が厳しくなる場合があります。

隣国のアメリカは、2001年9月11日の多発テロ後、入国審査が厳しくなったと伝えられていますね。カナダではそのような規模のテロはありませんが、国や世界情勢によっては入国審査が厳しくなると思っておきましょう。国や世界情勢ですので、予測はできませんね。読者がカナダに渡航する時期のテロ情報などを調べておくといいですね。

カナダの情勢ですが、MOFA外務省海外安全ホームページにある「テロ・誘拐情報」出典:MOFA外務省海外安全ホームページにある「テロ・誘拐情報」で知ることができます。

そのページによると、2014年10月には、兵士を車でひいて殺害したテロ事件、オタワ市中心部で兵士をライフル銃で射殺してテロ事件が発生したと書かれています。

その後、カナダの治安当局はテロ警戒レベルを「低程度」から「中程度」へ引き上げたそうです。さまざまな情報で、治安がいいといわれているカナダではありますが、テロもある国だと思っておきましょう。

幸い日本人が事件に巻き込まれたという事件は、そのページには記載されていませんが、日本に住んでいる時以上に危険から身を守るように常に意識はしておきましょう。

これまでに紹介したように、新たに質問される場合以外は、すんなりと入国できるカナダですが、入国審査はどのような流れで進んでいくのでしょうか?次の項目では、読者が、入国審査を想像できるように紹介していきますね。

2.カナダ入国審査の流れ

海外に行くのが初めての人はもちろんのこと、他国に行ったことがある経験者でも「入国審査」と聞くとちょっと緊張しませんか?なかには不安になる読者もいらっしゃるかもしれませんね。

不安になるのは、入国審査がどんなものなのか予測できないからではないでしょうか?そんな読者の不安が和らぐように、流れや聞かれる質問を紹介しますので、参考にして下さい。

①:一般的な入国審査の流れ

この項目では、まず一般的な入国審査の流れをから紹介しますね。一般的な流れは、下記の通りです。

  1. 飛行機内で税申告書に記入
  2. 入国目的によって入国審査、ワーホリビザの場合は「移民局」に直接行く
  3. 移民局でワーホリビザの発給(パスポート、ワーキングホリデービザの許可証が必要)
  4. 荷物の受け取り、出口手前で記入した税申告書提出

以上が通常の流れで難しいものではないのですが、窓口や案内などが全て英語で表示されていますので、その点で戸惑ったり、不安になったりするかもしれませんね。

2と3の項目については、移民局に行き必要な書類を提出するだけです。注意事項やどんな様子なのかも別項目でふれています。ここでは、最初の入国手続きである「税申告書」についてふれておきます。

「税申告書」ですが、カナダに渡航する飛行機の中で配られます。寝ていてもらえなかった場合には、空港の入国審査カウンターに置いてありますので、そこで記入しても問題はありません。

しかし、飛行機の中など、ゆっくりと書ける時間と場所があるほうが記入ミスを防ぐことができるのでおすすめです。そのことが留学エージェントのカナダ留学館comの「サンプル付き!税関申請書の書き方」(出典:カナダ留学館comの「サンプル付き!税関申請書の書き方」)に書かれています。

その留学エージェントのカナダ留学館comの「サンプル付き!税関申請書の書き方」では、サンプル付きで記入の仕方も紹介されています。渡航前に見ておくことをおすすめします。

ほかにも、空港の窓口にどんな英語表示がされているのかですが、留学サポートセンターの「カナダ留学館.com」の「緊張!入国手続きと入国審査」(出典:カナダ留学館.com「緊張!入国手続きと入国審査」)で、画像とともに紹介されています。そのページにも目を通しておくと、空港で「どこに行けばいいのか分からない」など戸惑うこともないと思います。

では、次に入国の流れが分かったら、聞かれる質問も知っておきたいですよね?次の項目では、入国審査時に一般的に聞かれる質問を紹介しますね。

②:入国審査時に質問されること

次に「入国審査」を不安にさせていると思われる、移民審査官の質問を紹介しておきますね。聞かれる質問が分かれば答えを準備する、完璧に聞き取れなくてもこんなことを言っていると予測できますので一読して下さいね。

質問ですが、通常「当初の滞在先」「滞在期間」「滞在目的」「所持金など(100万円以上の場合申告が必要)」、などが聞かれます。

滞在先、滞在期間、滞在目的はありのままの事実を伝えれば問題ありません。そして、所持金ですが、申告が必要な金額が定められています。その金額を超える場合には申告が必要です。

そのほかにも申告が必要なのが、飛行機の中で書いた「税申告書」です。全てのことにいえるのですが、規定されていることから外れる場合には申告が必要である、と思っておきましょう。

どの質問もですが、大事なのがありのままの答えを短く答えることです。そして、答えるのに不安な質問の答えは紙にメモして持参するといいですね。

そして、yesとnoを間違えないことも大事です。提出している書類と、答える内容に矛盾があれば当然怪しまれることは想像できますね。

これまでに紹介した入国審査ですが、注意点があります。次の項目では、その注意点を紹介しますね。

③:入国審査時の注意点

上記の項目で、入国審査の流れや聞かれる質問が分かったら、入国審査時の注意点があります。

その内容は多くあるのですが、この項目では一番大事な2つの項目を留学エージェントのココア留学の「カナダ入国時の注意」(「カナダ入国時の注意」(出典:ココア留学「カナダ入国時の注意」)のページを参考に紹介します。

それは、下記の2つです。

  • 滞在期間は、往復チケットの復路の日程、片道チケットを購入している場合はワーホリビザの期間内の日程を答える
  • ビザのスペルミスの確認をし、間違いがあればその場で直してもらう

まず滞在期間ですが、往復チケットを購入している場合は、そのチケットの復路の日程を、片道チケットを購入している場合はワーホリビザの期間で答えておくのが無難であると紹介されています。

たとえ、なんらかの理由で、滞在期間がビザ申請期間を超えるかもしれない場合も同様です。ワーホリの期間の1年間内で答えておきましょう。

次に、ビザを受け取ったら、その場で直ぐに名前のスペルなど記載事項に間違いがないか、ひとつずつスペルを確認し、間違いがあればその場で直してもらいましょう。

後で直してもらうとなると、手間がかかるそうです。この場では時間をとって必ずスペルを確認しましょう。

この項目では、入国審査時の注意点を紹介したのですが、入国時にトラブルに遭ったという実例もありますので、どんなことがトラブルになるのかを次の項目で紹介しますね。そのことも含めトラブル回避のためのドバイスも紹介します。

3.カナダ入国時のトラブル紹介とトラブル回避のアドバイス

記事の最初に、カナダの入国は意外にすんなりできると紹介しましたが、なかにはトラブルに遭ったという話もインターネットやブログなどで紹介されています。

この項目では、入国時にトラブルになった実例を紹介し、読者がトラブル回避するためのポイントやアドバイスを紹介しますね。

①:質問には事実のみを答える

英語に自信がない、海外が初めてなど、さまざまな理由で入国審査は緊張するものです。旅慣れた人でも、入国審査時は緊張するそうですので、読者だけではありません。

しかし、緊張したから、英語がうまく話せないからといって思い浮かんだ取り繕った回答をすることはやめましょう。

そのことが、留学エージェントのココア留学の「カナダ入国時の注意」(出典:ココア留学「カナダ入国時の注意」)で紹介されています。

実際に起こったことらしいのですが、サイト筆者の友人がアメリカのニューヨーク経由でカナダのバンクーバーに入国したそうです。

しかし、アメリカ経由という不自然なカナダ入国であること、そしてその理由を聞かれた時に、「お金が無い」と答えたために大きなトラブルになってしまったそうです。

別室に連れて行かれる、質問攻めに遭うなどさんざんな目に遭い、3時間その部屋で監禁状態になり、強制送還手前までに発展したそうです。

そのように、英語で質問されてうまく英語で答えられないとしても、その場しのぎの答えを言うのは絶対にしないで下さいね。ほかにもカナダに来た目的を答える時も、ビザの種類と答える目的は合わせておくことが大事です。

次に質問にきちんと答えるために、事前に質問の答えを「英語」で用意しておくことも大事です。次の項目では、そのことについて紹介しますね。

②:事前に質問の答えを英語で準備しておく

 
別の項目でも紹介した入国審査時に聞かれる一般的な質問の回答は、英語で言えるように準備しておきましょう。答え方はインターネットやブログなどで紹介されています。それらを参考に英語で答える準備をしてから渡航することをおすすめします。

英語で全てのことが行なわれますので、緊張する、とまどうことも多いと思います。しかし、予め準備をしておくと安心感もあります。落ち着いて、質問に答えることもできるかもしれませんね。

入国審査でどんなことを英語で聞かれ、どう英語で答えればいいのかですが、CHI CANADA LIFEというページに「入国審査(Immigration)と税関(Customs)もこれで安心!旅行英語フレーズ②」(出典:CHI CANADA LIFEというページに「Immigration(入国審査)とCustoms(税関)もこれで安心!旅行英語フレーズ②」)で紹介されています。参考までに見ておいて下さいね。

そのページには、入国審査時の画像も掲載されていますので、事前に雰囲気もつかむこともできます。さらに不安を軽減するには、他国へ入国し、入国審査を経験した人に経験談にふれておくのもおすすめですので、次の項目で紹介しますね。

③:入国経験者やブログなどから情報収集しておく

カナダ渡航前に他国に行き、入国審査を受けたことがある人のインターネットの情報などを見ておくのもおすすめです。特にブログは、個人の経験や知識が書き込まれていますので、現実味のある実態を知ることができます。

ここで、筆者がさまざまなブログを見て、入国審査の方法が時代とともに変わってきているという興味のある記事を見つけましたので紹介しますね。それは、留学情報館の大塚庸平氏が書かれた「大塚庸平の留学・英語ビザ最新情報ブログ」(出典:留学情報館「大塚庸平の留学・英語ビザ最新情報ブログ」)です。

書かれている内容とは、以前の入国審査は検査官の質問とそれに対する回答で、入国をさせてもいい人物なのかどうかの判断していたのですが、近年では、検査官が怪しいと思った場合には、その人のFacebookやtwitterを見ているというものです。

最後に筆者は、気軽に書き込める、読むことができるツールなだけに、むやみに書き込まないことをおすすめされています。もちろん、不正なことをしないというのが前提です。疑わしい、怪しまれる可能性があることも書き込まないようにしましょう。

以上が、カナダワーホリ時の入国審査や、注意点、アドバイスでした。それらの紹介した内容は、一般的な流れや様子です。検査官から聞かれる質問や、入国審査の流れは読者の状況や条件、国の情勢などにより異なる場合があります。

そして読者を入国させるかどうかの判断するのは、担当する検査官です。その人の判断基準を知ることはできませんので、一般的な情報であることを前提に参考にして下さいね。

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