おとぎの国デンマークでワーキングホリデー!ビザ申請情報まとめ

おとぎの国デンマークでワーキングホリデー!ビザ申請情報まとめ

70の島々が集まりヨーロッパの中でも、小さな国の1つと言われているデンマークは、メルヘンチックな街並みが可愛いと女性に人気のある国の1つで、北欧雑貨やデザインが好きな方にもおすすめの国です。

デンマークのワーキングホリデーのビザの取得方法や、出発前の準備、現地での生活の注意点などを解説します。

1.幸福になれる?デンマークでワーキングホリデー

デンマークは、経済状態もよく、国の保障も手厚いためか世界一幸福度が高い国と言われています。そんなデンマークの魅力をまとめて紹介!これを読めば、あなたもデンマークのワーキングホリデーに、参加したくなっちゃうかもしれません♪

北欧デザインが美しい

デンマークは北欧雑貨や建物などのデザインがおしゃれなので、アートが好きな方やインテリアが好きな方、かわいいものが好きな女性に人気です。

街並みがかわいい

日本の大都市では、高層ビルが立ち並んでいますが、デンマークは高いビルなどは少なく、首都のコペンハーゲンでも、カラフルな建物が景観よく立ち並んでいるので、まるでおとぎの国にでも来たような感覚になれます。

食へのこだわりが深い

デンマークには世界最高と名高いレストランや、ミシュラン掲載のレストランがいくつかあります。また、オーガニック食品に関心が高い方が多く、スーパーマーケットでもたくさんみかけるので、健康志向の方にもおすすめです。

様々な観光スポットがある

デンマークはディズニーランドのようなテーマパークや、巨大な水族館などが観光として有名です。ノルウェーやアイスランドなど、ほかの北欧の国では自然をメインとした観光スポットが有名なので、デンマークは北欧の中でも一味違った観光スポットを楽しむことができます。また、アンデルセン童話発祥の地でもあるので、おとぎ話に、ちなんだオブジェなども有名です。

英語も通じる

北欧の国々では英語が通じる国が多く、デンマークの国民も幼いころから高度な英語教育を受けているので、ほとんどの人には英語が通じますので、滞在中は、デンマーク語だけでなく、英語力のアップも期待できます。そのため、デンマーク語の自信はないけれど、英語はある程度できるという人には安心です。

デンマーク語が勉強できる

世界の中でもマイナーなデンマーク語が学べるのは、デンマークのみでしょう。デンマークは長期の留学生も少なく、デンマーク語が使いこなせる日本人はまだまだ少ないと思われるので、ある程度のレベルになれば、ワーキングホリデー後の仕事にも役立つ可能性があります。

デンマーク語は日本人にとっては難しいとされていますが、英語に近いとも言われているので、英語ができる方なら上達も早いかもしれません。

エコ大国である

デンマークは、国が一丸になって、リサイクルや風力を利用したクリーンエネルギーにも積極的に取りくんでいます。また、移動手段として自動車よりも自転車を使う人が多いためか、街の空気もきれいな印象です。

経済が豊かである

デンマークは経済的に豊かな国で、日本よりも平均賃金は1800円前後(110クローネ)と高めです。国益としては農業やエネルギー、生命科学など様々な分野でバランスよく功績を上げており、ヨーロッパの中でも経済が良好とされています。

医療・福祉が充実している

デンマークは医療や福祉面の支援が手厚く、外国人でも、住民登録を済ませ、健康カードをもっていれば、指定の病院での診療が無料となります。また、労働問題に関しても積極的に取り組んでおり、失業者への給付金や職業訓練、職場の提供といった国からの援助が手厚いです。

教育水準が高い

デンマークでは公立校は学費が無料となっており、大学は国民だけではなく、ほかのEU国や北欧出身者ならば無料です。私立校にいたっては、有料ではありますが、国からの援助金が多いです。また、外国人でも条件次第で学校の学費が無料で、フォルケホイスコーレと呼ばれる社会人向けの学校では、寮や食事がセットになっていますので、ワーキングホリデーでの学校選びにおすすめです。

治安がよい

デンマークはヨーロッパの中でも治安がよい国の1つとされ、実際にデンマーク在住の外国人に行ったアンケートによれば90%以上が、安心して暮らせると回答しているとのことです。

2.デンマークのワーキングホリデーに参加するには

デンマークのワーキングホリデーは2007年から開始しました。発給人数に制限がないので、申請すれば、よほどのことがない限りは、ほぼ通ります。

申請はデンマーク移民局のウェブサイト、もしくはデンマーク大使館で行います。資格や条件などワーキングホリデービザの詳しい基本情報については下記の通りです。(※発給条件については全てを満たす必要があります。)

【ビザの基本情報】

申請開始期 入国日の2~3カ月前から申請可
申請料 無料
申請から発給までの期間 1か月~最大3カ月
年齢 18~30歳(申請時)
ビザ取得後から入国までの期間 とくになし
ワーキングホリデー期間 1年間
就労制限 6ヵ月
就学制限 とくになし

【ビザ発給条件】

  • 目的がデンマークで1年以内のホリデーを過ごすことである者
  • 18歳~30歳以下で日本国籍のパスポートを所有かつ、申請時に日本に住んでいる者
  • 日本のパスポートを所有している者
  • 健康である者
  • 犯罪歴がない者
  • 今までデンマークのワーキングホリデービザを取得していない者
  • デンマーク滞在中の十分や生活費と出国用の航空券を購入できる十分な資金を持っている者
  • 扶養義務のある家族を同行させない者
  • 滞在中の期間をカバーできる海外旅行保険に加入している者

必要書類について

ビザの申請には下記の必要書類が必要になります。

  • パスポート
  • 表紙を含むすべてのパスポートのページのコピー
  • 3カ月以内に撮影した証明写真3枚
  • 預金残高証明書(15000クローネ以上)
  • 往復航空券(ない場合は、あとで航空券を購入できるだけの資金を上乗せした分を残高証明書に追加)
  • 海外旅行保険加入証明書
  • 申請書(原本とコピー)

預金残高証明書について
預金残高証明書は、金融機関の窓口で申請する際に英文を希望すれば、英文で発行してもらえます。日本語で作成された場合は自分で、英文訳もしくはデンマーク語の訳をつけましょう。

残高としては最低15000クローネ必要とされ、2017年12月現在では1クローネ18円なので27万円となります。レートは日々変動しますので、発行する前にビザの条件をクリアできる残高があるかしっかりと確認してから、預金残高証明書を発行してもらいましょう。

申請書について
申請書は英語もしくはデンマーク語での記載となり、コメント欄にワーキングホリデーに参加する動機、出発予定日、期間の記載が必要です。

申請書のダウンロードはこちらから。
Ny i Danmark

申請は大使館で行う

申請は東京にあるデンマーク大使館で行うことができますが、突然行くのではなく、まずはメールで予約する必要があります。審査は長いと3カ月ほどかかりますので、ワーキングホリデーに行くことを決めたら、早めに申請するようにしましょう。

①メールで予約
件名は「W/H申請予約 [申請者の氏名] 」とし、下記を本文欄に記載します。

  • 氏名
  • 国籍
  • 電話番号
  • 予約希望日

土日祝日は大使館が休みなので、平日に予約日を設定しましょう。
メールアドレス:tyoambcon@um.dk

②予約日に来館
予約日の受付時間内に大使館へ提出書類を持参します。ウェブサイトに必要書類のチェックリストがあるので、その順番通りに用意しておきましょう。大使館では書類の提出以外に、のちほど発行されるレジデンスカード用の生体認証登録が行われ、時間としては30分~1時間程度かかります。

③ビザの受け取り
ビザが無事に発行されれば、申請時の住所宛に郵送で届きます。その際、指示書と呼ばれるものが一緒に同封されています。指示書には、デンマーク入国においての手続き(レジデンスカードの受領など)について記載されていますので、よく読みなくさないように気をつけましょう。

デンマーク王国大使館

住所 〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町29-6
メールアドレス tyoamb@um.dk
受付時間 平日9:30~12:00、13:30~16:30

詳しい申請方法はこちらへ。
ワーキングホリデー滞在許可の申請手順(PDF)
 
オンライン申請もできる
大使館で申請する以外でも、申請書をダウンロードできるデンマーク移民局のウェブサイトからオンライン申請も可能です。ウェブサイトは英語またはデンマーク語となりますので、不安な方や自信のない方は大使館で手続きをした方が確実です。

オンライン申請はこちらから。
Ny i Danmark

3.費用はどれくらいかかる?準備すべきことは?

ワーキングホリデービザを取得する前にある程度、費用や保険、航空券について準備する必要があります。また、ビザ取得後に準備すべきものや、それにかかる費用について、説明していきます。

デンマークで1年にかかる費用について

北欧の国々は全体的に物価が高い国が多く、デンマークも例外ではありません。仕事が見つかるまで時間がかかることも想定して、余裕資金で向かいましょう。目安としては、150万円~200万円以上の費用を準備することがおすすめです。

航空券
日本からデンマークまでは首都のコペンハーゲンまでの直行便があり、直行便の航空券は13万円~20万円ほどかかりますが、格安航空会社の経由便ならば6万~8万円位で買える場合もあります。

少しでも費用を抑えたい方は、経由便や、シーズンオフである冬の時期が安い傾向があるのでおすすめです。一方、バカンス客が多い夏休み期間やGW、クリスマス時期は航空券が高くなりやすいので、少しでも節約したい方は避けた方がよいでしょう。

海外旅行保険
デンマークでは住民登録をすれば指定の医療機関で医療費が無料になります。それなら、海外旅行保険に加入する必要がないのでは?と思うかもしれませんが、指定の医療機関以外や歯医者などにかかると医療費は有料となることがありますし、ワーキングホリデービザ発給の条件として滞在中の期間をカバーできる保険の証明が必要になりますので加入しましょう。

海外旅行保険の費用の相場としては、1年間で20万円前後といったところです。海外旅行保険の中には、歯科治療が含まれないものや、オプション扱いになっているものもあるので、内容をしっかりと確認してから申し込みをしましょう。

滞在費
滞在費は1人暮らしかシェアハウス、またはホームステイなど居住形態によって、また外食が多いか自炊が多いかなどによって個人差があります。例えば、シェアハウスに住み、できるだけ自炊をメインにするとなれば、1ヵ月の平均としては、大体12万円~15万円ほどでしょう。デンマークは物価が高いので、1人暮らしはあまりおすすめしません。

また、語学学校に通う場合は、1ヵ月の学費としては、15万円前後くらいが相場ですが、市町村が運営している学校や、90日以上の就学期間で条件を満たせば無料で通えるという制度もあります。

学校の中でも、17歳以上で入学できるフォルケホイスコーレならば寮に住みながら勉強できますし、食事も支給されますので、ワーキングホリデーの最初の滞在先として、費用を抑えながら勉強できるということでおすすめです。

【1か月の住居費相場】

シェアハウス 3万5千~11万円
一人暮らし 6万5千~14万5千円
ホームステイ 5万5千~22万円
フォルケホイスコーレ 11万~16万円(条件次第で無料)

仕事でどれくらい稼げる?
デンマークの平均賃金は1800円なので、1日7時間×20日=月140時間働いたと想定すると下記のお金が稼げます。

【就労期間:給料】

6ヵ月 1512000円
5ヵ月 1260000円
4ヵ月 1008000円
3ヵ月 756000円
2ヵ月 504000円
1ヵ月 252000円

就労中に長時間働くことができれば、1ヵ月のアルバイトでも20万円以上稼ぐことも可能です。ただし、デンマークのワーキングホリデーでは就労期間が6ヵ月と制限があるので、気をつけましょう。

出発までに準備すべきこと

情報収集
渡航前にすでにデンマークでワーキングホリデーをしている人や留学をしている人のブログなどを見て、できるだけデンマークでの生活を予習しておきましょう。SNSで発信している方もいるので、Twitterやインスタグラムなどでも検索してみるとよいです。

また、ワーキングホリデーの無料説明会や相談会、交流会など行っていることもあるので、見つけたら参加してみるのもよいでしょう。それならば体験者の生の声をきけますし、疑問があればその場で質問をして解決することも望めます。

当サイトでも、経験豊富なカウンセラーがワーキングホリデーの疑問や相談に対応しますので、お気軽にお問い合わせください。

目標を作る
1年間と期間が決まったデンマークのワーキングホリデーは、申請は1度きりです。成功させるためには、大ざっぱでもよいので1年間の間に具体的になにをしたいか、終わったときにどうなっていたいかなど目標を立てるとよいでしょう。

目標がなにもないと、ただ1年間、遊んだだけで終わってしまうこともあります。もちろん、それでもよいですがその後の転職活動や人生で、ワーキングホリデーの経験を役立てたいのならば、なぜデンマークでワーキングホリデーをするのか、1年間でどういったことができるようになったのか、どのように成長したのかなどを説明できるようになるとよいでしょう。

語学の勉強
独学ではなかなか難しいかもしれませんが、日本を出るまでに、できるかぎりデンマーク語を勉強しておくとよいでしょう。また、デンマークでは英語も使えるので、英語に自信がない方は英語の勉強も合わせて行うことをおすすめします。

英語とデンマーク語という2つの語学を勉強するのは大変かもしれませんが、デンマーク語は英語のアルファベットとほとんど同じ文字を使っているとされています。デンマーク語の場合は、アルファベットに3つほどの独自の文字が加えられているので、意外と英語と一緒に勉強した方が上達は速いかもしれません。

ただし、発音は英語よりも種類が多いので、話すことや聞くことは難しいとされています。デンマーク語は話すことよりも、日本では、まずは読み書きが少しできることを目標に勉強を開始してみましょう。英語が初心者レベルの方は、マンツーマン&格安で勉強ができるフィリピンへ1~3カ月ほど留学するのもおすすめです。

ワーキングホリデー前にフィリピン留学がおすすめな理由はこちらへ。
ワーホリ前にはフィリピン留学で『準備』をしよう。その理由とは?

持ち物の準備

常備薬や化粧品
薬や化粧品は日本製のものがよいです。とくに、デリケート体質な方はできるだけ多めに持参するようにしましょう。

裁縫セット
服のボタンが取れたときなどに便利、100円ショップのもので十分です。

パソコンとSIMフリーのスマートフォン
何をするにもパソコンは必需品、軽めのものを選びましょう。スペックが同じくらいならタブレットでもよいです。スマートフォンは日本で使っている、SIMフリーのものを持っていき、現地でSIMカードを購入するか、Wifi環境で使うとお金があまりかかりません。

変換プラグと3又または2又のコンセント
変換プラグを2個ほどあった方が、便利です。また、3つや2つの電化製品をつなげるプラグもあると、さら便利です。変圧器が必要な電化製品がある場合は、変圧器も持参しましょう。変圧器は荷物になるので、できれば海外対応のもので、変圧器不要のものがおすすめです。

電子辞書
デンマーク語対応のものがなければ、英語の電子辞書を持参しましょう。スマートフォンアプリでは、充電が切れた場合に困るので、電子辞書は電子辞書として持っている方がよいです。

ガイドブック
ガイドブックは日本製のものが見やすくておすすめ、必要なページだけPDFにしたり、切り取ったりすれば軽くできます。

爪切りと耳かき
意外と海外で手に入りにくいもので、日本のものを持って行くとよいです。

文房具
学校で使うノートや筆記用具、日本製は質がいいですし、安いです。

チェーンロック
旅行時の荷物管理に活躍します。

防寒具
北に位置するデンマークは寒く、防寒対策としてダウンジャケット、コート、使い捨てカイロやヒートテック、手袋、帽子などを持参するのがおすすめです。とはいっても防寒具は結構、荷物になるので事前に日本から最初の居住地に送るか、後日、日本から家族に頼んで送ってもらうという方法がよいでしょう。ダウンジャケットやウインドブレーカーなどは、ユニクロで売っているコンパクトタイプならば、荷物にあまりなりません。


スニーカーやブーツは街歩きや森、山道などでも対応できるもので防水ならばどのような天気の時にも使えます。持っている方は登山用のトレッキングシューズでもよいでしょう。また、ビーチサンダルは、一見デンマークでは使わなそうですが、飛行機の中やドミトリーや寮のシャワー室利用時に活躍します。

ワンピース
女性の方はパーティーやドレスコードが必要な場用に、1枚あると便利です。また、ワンピースにあったパンプスも1足あればなおよいです。

日本食
日本の調味料や日本食は高いので、持ってこられるものや送れるものは持参がおすすめです。

クレジットカードや国際キャッシュカード
現金よりもカード社会なので、クレジットカードや国際キャッシュカードは、VISAとMastercaed、アメックスなど国債ブランドの違うものを2枚から4枚ほど枚ほど持ってくるとよいでしょう。

各種書類のコピーや証明写真、履歴書など
履歴書のテンプレートなど作成しておく、現地で作成する際にスムーズに書けます。また、証明写真やパスポートやビザ、クレジットカード、航空券、海外旅行保険などの重要書類は万が一の紛失、盗難、提出に備えていつくかコピーを持っているとよいでしょう。

S字フック
トイレやシャワー室で荷物をかける場所がない時に、ドアにS字フックをかければ荷物を置くことができます。浅いものだと荷物を支えきれないこともあるので、できるだけ深いS字になっているものがよいです。

文法書
日本語で書かれた文法書はデンマークでは手に入りません。英語とデンマーク語のもの両方1冊ずつあれば、現地での勉強にも役立ちます。重い場合は、事前に送るもしくは、日本出国直前に航空便やSAL便などで送るとよいでしょう。

4.デンマークでの生活は難しい?ワーホリの注意点

部屋探しは難しい!?

首都のコペンハーゲンは物価が高いだけではなく、人気高く、部屋数も少ないことから、部屋を探すのが大変とされています。なかなか見つからない場合は、思い切って別の街に移る、もしくは日本にいるうちから住まいを確保しておくとよいでしょう。

仕事探しは簡単ではない

デンマークでは、英語は通じますがデンマーク語が話せた方が職探しは有利です。デンマーク語ができれば、カフェや雑貨屋など現地のお客を対象としたお店の接客業なども可能です。

ただ、デンマーク語があまりできなくても日本食レストランや皿洗い、ベビーシッターといった仕事につくこともできます。デンマークでのワーキングホリデーでは、就労期間は6ヵ月までなので、最初は日本食レストランなど就きやすい仕事につき、3~4カ月後にさらに賃金がよい別の仕事につくということもできます。

レジデンスカードを入手する

入国すると顔写真付のレジデンスカードを郵送もしくは外国人雇用庁に自分で取りにいくかを選んで得ることができます。レジデンスカ―ドは、デンマークでの身分証明書代わりになり、ビザ申請の時に登録した生体情報がICチップに入っています。

住民登録(CPRナンバーの取得)

デンマークではワーキングホリデービザを取得してから3カ月以内または、入国後5日以内に住民登録の申請が必要になります。住民登録が終わるとCPRナンバーと健康カードがもらえます。

健康カードとは、日本でいう健康保険証のことで、提示することで、病院の診療が全額または一部無料で受けられます。医療行為だけではなく、図書館の利用や交通機関の定期券の発行、銀行口座開設にも必要となってきますので、必ず取得し、なくさないように気をつけましょう。

医療費は無料だが
健康カードにより、指定の病院で医療費は無料ですが、歯の治療においては有料となることもあります。海外旅行保険にも加入しますが、できるだけ歯の治療は日本で終わらせておくようにしましょう。

旅行の際にはシュンゲン協定に注意!

デンマークはシュンゲン協定加盟国となっています。シュンゲン協定とは、加盟国間の入国審査や出国審査をスムーズにするための協定で、180日以内、90日間という期間中でならば、入国審査は最初の加盟国のみ、出国審査も最後の加盟国のみとなります。

混み合う入国審査をスルーできる、便利な協定ではあるのですが、ワーキングホリデービザでの滞在期間は、シェンゲン協定の定めるビザ免除規定の期間を含んでいるので、注意が必要です。

つまりはデンマークでのワーキングホリデー終了後は、ほかのシュンゲン協定加盟国へすぐに行けないのです。もし、行くとするなら協定外の国で180日以上過ごしてからの入国となるか、各国によってビザの申請が必要になります。

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