米国へのワクチン接種ツアーやワクチン留学がメディアでも大きく紹介される様になりました。
そこで、この頁ではアメリカに短期渡航し、ワクチンを接種する場合の流れについて、
航空券の手配から、
PCR検査を受け、
現地でワクチン接種、
そして日本、帰国時の隔離まで、
一連の流れを解説します。
基本はロサンゼルスやハワイでの話しをメインにしていますが、その他のアメリカ地域でも通じるものが有るかと思います。途中、YOUTUBERのマンペーさんの体験動画も載せていますので、ぜひご覧になってくださいね。
ワクチン接種の流れ
まずは全体的な流れから把握しましょう。
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① 航空券の手配
② 日本出発時のPCR検査
③ 米国到着時のPCR検査
④ 米国滞在注の隔 離
⑤ ワクチン接種
⑥ 帰国前のPCR検査
⑧ 帰国時、空港でのPCR検査
⑨ 日本での隔離
この様な流れで説明して行きます。
①航空券の手配
航空券の買い方は説明しないでも大丈夫ですね。最近、私はネットで調べて、航空会社から直接チケット買う事が多いです。
出発の72時間以上前にESTAを申請しておきましょう。
▶ ESTAの取得はこちらから
ESTA: Apply for U.S. Travel Authorizations (travelusaesta.com)
注:米国に90日以上の滞在する場合はビザの取得が必要です。
②日本出発時のPCR検査
搭乗日から数えて72時間以内の陰性証明の提出が必要です。検査日と証明書の受取日を入念に確認しておきましょう。
なお、この証明書ですが、ロサンゼルスのあるカリフォルニア州はトラベル用の陰性証明書でOKですが、ハワイなど、州によっては、指定の場所でPCR検査を受ける必要があります。
いずれにせよ、州によっても微妙にフォーマットが違うので、検査予約をする際に病院でも口頭確認を忘れずにしておきましょう。
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例)ロサンゼルスの場合核酸増幅テスト、もしくは抗原テストの結果が必要
Nucleic acid Amplification Tes/tAntigen test
留学情報館、推奨のPCR検査機関
以下で紹介する病院は弊社スタッフも利用した事があるため、安心してオススメいたします。
相場が3万円前後の中で、15,400円と格安で検査を受けることが出来ます。
予約が必要となりますため、出発日が決まったらすぐに予約を取りましょう。
注:ハワイ州の指定病院には入っていません。
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チームメディカルクリニック
https://www.team-medical.or.jp/
新宿と虎ノ門のみで実施。検査結果は5時間程度で分かり、証明書はアプリで取得が可能です。
<虎ノ門>
東京都港区西新橋1-5-14
内幸町1ビル1階
03ー6206ー1408
<新宿>
東京都新宿区歌舞伎町1-30-1
西武新宿駅 新宿プリンスホテル 地下2階
050-8881-6770
「キャプション:日本での渡航準備・ワクチンガイダンスなど」
③米国到着時のPCR検査(任意)
ハワイやニューヨークでは自主隔離を推奨している程度で、到着後にPCRの検査も必要ありませんが、ロサンゼルスでは10日間の隔離が必要となっています。地域によって隔離ルールが異なりますので、事前に調べておきましょう。
なお、ロサンゼルスの場合ですが、渡航後に空港などでPCR検査をすることで隔離期間を10日間から7日間に短縮することが出来ます。
検査方法に指定はありませんが、第3者による証明を要するため、空港にある検査所での検査を推奨しております。検査結果は3-5時間程度で入手できます。
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【推奨】ロサンゼルス国際空港のPCRの検査:LAX PCR Test
https://www.flylax.com
検査は有料ですので、する、しないは任意となります。ちなみに空港だと価格は80ドル~125ドルです。
「キャプション:到着時からPCR検査の流れ(LA編)」
④米国滞在中の隔離
繰り返しになりますが、ハワイやニューヨークでは現時点では隔離が不要です。
が、ロサンゼルスの場合、到着後は7~10日間の隔離生活となります。
自主隔離の取締はさほど厳しくないようですが、周りに迷惑を掛けないよう、ここは大人しくしてましょう(^^)
⑤ワクチン接種
隔離が終了後、ワクチンが打てるようになります。予約をしておくと安心です。
ワクチン接種会場は
- 特設会場
- 病院
- ラッグストア
- 老人ホーム
- 移動式接種会場
など。かなりの場所で打てます。
接種にかかる時間は、その日の接種者数にもよりますが、概ね2時間くらいを見ておくと良いでしょう。
また、摂取時にIDを求められたり、予約時に現地の住所が必要となる場所も有ります。
ワクチンの種類について
ワクチンの情報はYAHOOの資料が参考になります。
メインで使われている3種類のワクチンの特徴を抜粋します。
ファイザー
2回接種をする必要があり、間に3週間の間隔が必要。有効性は95%。
モデルナ
2回接種をする必要があり、間に4週間の間隔が必要。有効性は94.5%。
ジョンソン&ジョンソン
1回の接種で完了。ただし、有効性が72%

大塚社長
J&Jは1回の接種でOKと便利なのですが、有効性が72%。つまり利便性を取るか、有効性を取るのか…考え方次第ですね
ワクチンの副作用
1回目より2回目の接種で体調を崩す方が多く、統計上、倦怠感・だるさ、頭痛は50%以上の人に出ています。また筋肉痛・関節痛・発熱などの症状も一部の人にみられます。
ただし、これらの症状は体に病原菌が入った時に戦えるように体が防御を固める上での正常な反応の様です。
ワクチン接種後は上の写真の様な接種証明書をもらえます。なんだか、領収書みたい(^^)
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【参考】ワクチン予約から接種の体験談
ロサンゼルス留学中、コロナワクチン接種の予約方法>>(外部サイト) >>
⑥帰国時の米国内でのPCR検査
帰国便の72時間以内に米国内でPCR検査を受ける必要があります。
検査は空港内または所定の検査所で検査をします。検査結果の印刷が必要となりますので準備も忘れずに。
現時点で米国内には10以上のPCRテスト方法が有りますが、日本で受け入れられている方法は2つのみ。つまり検査の方法や証明書のフォーマットも重要となりますので、注意が必要です。
ロサンゼルスなどの大きな空港では空港内に検査場を設置していますので、そこを利用するのが無難です。
【参考】有効な検査証明書として認められる検体、検査方法等
厚生労働省・検疫所の頁へ >>
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ロサンゼルス国際空港の検査所でもPCR検査が出来ます。6月9日現在、日本国指定のフォーマットではありませんが、渡航実績も有り、価格的に安価(125ドル)なため推奨しております。
ロサンゼルス国際空港内のPCR検査場
LAX PCR Test >>
その他、検査陰性証明書の発行が可能な医療機関の一覧
ロサンゼルス領事館の頁へ>>
⑧帰国時、日本の空港でのPCR検査
日本帰国時に質問票の記入,検温,発熱などの症状の確認が行われ,全員にPCR検査が実施されます。
また、空港内で位置情報の保存等についての誓約、および検疫所の誓約書に必要事項を記入し、検査結果が判明するまで政府の、空港内のスペース又は検疫所長が指定した場所で待機する事になります。
さらに、SKYPEやココア、位置情報の確認などのアプリをダウンロードし、隔離中の位置情報が記録される事となります。
成田、羽田、関空の3空港であれば数時間程度で検査結果が出ますが、結果が出るまでの間は空港外には出れません。
また、到着空港からご自宅、または滞在場所までは公共交通機関を使用せず、ご家族の車、レンタカー、ハイヤー等の移動する手段を確保する必要があります。

大塚社長
乗り換えの国内線も含め、公共の交通機関は利用出来ません。ご自身の足で帰宅出来ない場合はホテルでの隔離となります!
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6月4日から、アメリカを含む一部の地域からの入国に対する検疫措置が追加されました(泣)
米国内でも滞在していた地域にもよるので、しっかりと確認しておきましょう。
空港でPCR検査を受けると言う点では一緒ですが、結果が陰性でも検疫所が確保する宿泊施設で、3泊4日の待機が必要となっています。幸い、宿泊費、食費は公費となります。
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【参考】水際対策の抜本的強化に関するQ&A厚生労働書の頁へ>>
⑨日本での自主隔離
空港から出た後も、3泊するしないに関わらず、またPCR検査の結果が陰性の場合でも、入国からトータルで14日間は自宅やご自身で確保された宿泊施設等で待機となります。
保健所による健康確認の対象になりますし、厚生省からSKYPEなどでちゃんと待機しているかの確認も有ります。背景を画面に映してくださいと言われたりもするので、結構ちゃんとチェックされている様です。
この期間を終えられると、やっと自由の身です!
※本日は6月14日。上記情報は現時点のものです!
ワクチン接種期間中に英語が勉強できる
また、どのワクチンを接種するかにもよりますが、もしファイザーやモデルナですと1回目と2回目の接種の間に3から4週間の期間が必要となります。
どうせアメリカまで長いこと行くのであれば、その間、英語の勉強をしたい!という方はぜひ留学も検討してみてはいかがでしょうか?
ワクチン留学プログラムについてはこちら>>