自然を丸かじり!ニュージーランド農業留学【ファームプログラムもご紹介】

自然を丸かじり!ニュージーランド農業留学【ファームプログラムもご紹介】

ニュージーランドは自然あふれるネイチャーランド!国内の郊外を中心に多くの地域では、その土地の特徴を生かして農業や酪農が盛んに行われています。

日本でもオーガニックや健康な食物について関心が高まっている中、にわかに自給自足のブームが到来していますよね。農業は古来から存在する大切な生活の営みの一つ。将来的には農業で生計を建てたいと考える人も多いのではないでしょうか?

ここでは農業や酪農が産業の中心であるニュージーランドへ農業留学をしたい人へ、ファームステイのプログラムやWWOOFFなどのボランティア留学について、また農業系の学科が有名な国内の大学についてご紹介していますので、ぜひ留学プランの参考にしてみてくだい。

1.なぜ、ニュージーランド?農業留学が人気のワケ

世界から多くの留学生が農業体験に訪れています。まず、ニュージーランドへの農業留学が人気の理由から探ってみましょう。

世界でもトップレベルの農業大国

日本の国土のおよお3分の2程度の面積であるニュージーランド。美しい地形と肥沃な土地を持つことから、農業に最適な国として世界的にも知られています。実際、国が誇る優れた土地を利用し、農業、酪農、畜産などが盛んに行われ、国内はもとより海外への輸出も近年とても活発になってきています。

羊大国でも有名なニュージーランドは国内産業の軸となる酪農に力を入れています。ニュージーランドの人口のおよそ10倍の家畜を保有しているというデータもありほどです。世界トップレベルの農業大国であるニュージーランドには、世界から「農業留学」をするために多くの学生や社会人が訪れています。

実践的な農業・酪農技術が学べる

ニュージーランドへ農業留学することで何が得られるのか?それは最新技術を駆使した農業システムの姿だけではなく、古くから農業の基本として取り入れられている農業技術の基本が学べることでしょう。

農業に長年従事してきたエキスパートが、自身の経験や失敗をもとに学んだ農業の技術を、実践を踏まえて伝授してくれるのが特徴です。机上だけの勉強ではなく、実際にファームに立ち、土を触り、体を動かしながら農業を経験していくことができるのは、ニュージーランド農業留学の一つの魅力と言えます。

歴史のある農業大学が多い

農業・酪農大国が代名詞であるニュージーランドは、農業系の学部が強い大学やポリテクニックがたくさんあります。これは農業・酪農を学ぼうとする学生が多く、国の産業を支える中心的な学術になっているからです。

歴史のある大学やポリテクニックでは、それぞれが研究所やファームを保有しているのが特徴でしょう。トラクターや農作業機器台数も軒並み以上と言えます。農業を一から学びたい人は「歴史ある学校」に通うことで、他では学べない知識や知恵、農業への秘訣や秘策を大いに学ぶことができます。

ファームステイが気軽にできる

英語を学ぶために留学をするなら、アメリカ、イギリス、カナダなどの選択もあることでしょう。しかしながらニュージーランドは他の国と違って、圧倒的に「ファームステイ」が気軽にできます。農業経験のなり初心者の人でも肩を張らず参加することができのはとても魅力的です。費用の点から考えても、リーズナブルな留学スタイルとも言えます。

ファームステイをしながら田舎の環境で生活をし、今までの生活にちょっとだけブレークを入れることもできますね。生きた英語を学ぶため、もちろんファームでの仕事やニュージーランドの伝統文化を学ぶためにも、ファームステイはおすすめなのです。

ホストファミリーとのつながりが築ける

農業留学でファームステイをする人のメリットは、帰国後もつながりが持てること、すなわち、コネクションができるということです。農業の技術は日々進化しています。ことに農業が盛んに行われているニュージーランドでは、大学やポリテックなどの高等機関において、質の高い研究が行われています。

ニュージーランドで農業を営むホストファミリーとのつながりを保つことで、新しい技術や農業に関するニュースや話題にも耳を傾けることができるでしょう。何より、ニュージーランドにいる家族といつでもコンタクトが取れることは、視野を広く持ち続けるためにもとても有効的!自分自身への良い刺激にもなりますよね。

2.のどかな環境が魅力!おすすめのファームステイ・プログラム

ニュージーランドへの農業留学ならファームステイもおすすめです。気軽に参加できる上、農家としての基本をしっかり学ぶことができます。

語学留学とファームステイの組み合わせ

語学学校で英語クラスに通いながら、ファームステイが体験できるプランがあります。2週間くらいからプラン設定があり、費用は2週間で35万円~40万円程度です。

ワーキングホリデー向けの有給就業プログラム

ニュージーランドにワーキングホリデーに行く人は、農園や農場で植え付け、剪定、果物の収穫をお手伝いする有給就業プログラムがあります。現地で収入を得ることができるので、留学費用をおさえたい人におすすめです。収支を計算しても、必要な費用は年間40万円~60万円くらいでしょう。

のんびりファームステイのみのプログラム

とにかく郊外にあるファームでゆっくりと滞在したいという人には、「働かなくてもいい」ファームステイプランもあります。好きな時間に動物に触れながら、生きた英語を学び、ゆったりと過ごすことができるのがと特徴です。

WWOOFFでファームに滞在するプログラム

WWOOFFは世界のファームで農作業を手伝うかわりに、食事と宿泊費は一切かからないというファーム・ボランティアのことです。ニュージーランドやオーストラリアをはじめ、日本でもWWOOFFを利用している農家を多いんですよ。実質的にかかる費用は渡航費、ワーキングホリデービザ、海外旅行保険、雑費、おこづかいくらいです。

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3.ニュージーランドで農業・酪農コースが有名な学校

ニュージーランドで評価の高い農業(Agriculture)や酪農(Dairy)が学べる大学やポリテクニックをご紹介しましょう。

Lincoln University

農業大学と言えばリンカーン大学と言っていいほど、農業系の学部に強い歴史の深い大学です。多くの卒業生が国内・海外で農業のエキスパートとして仕事に従事しています。動物に対する栄養、麦や胚芽の栽培、栄養サイクルなどに関するリサーチ研究部門が有名です。

Massey University

農業、酪農、畜産、園芸、獣医などの学部で高い評価を得ている大学です。いくつかのファームを保有し、実践的な学習が学べることで人気があります。

Eastern Institute of Technology

EITの愛称で親しまれている学校です。オークランド、ホークスベイ、ギズボーンにキャンパスがあります。酪農、畜産を含む、農業系に強いです。

Univeristy of Otago

南島の楽園、オタゴ半島・ダニーデンにある創立148年の名門大学です。農業系の学部はほとんどあり、Diploma、Bachelor、Masterまでの学位が取得できます。バイオテクオリジーの研究では国内でもトップレベルです。

Tratahi Agricultural Training Centre

ルーラル・エリア(超郊外)でのファーミングを学ぶならこの学校がおすすめ。実際にファームで仕事体験ができるインターン・プログラムもあります。

4.日本に農業復活の兆し?オーガニック・ブームを先導せよ

今までに類を見ないオーガニック・ブームが日本に到来していますよね。それにともない、にわかに日本にも農業復活の兆しが見え始めています。

都会から離れる若者たち

ここ数年、若者が都会から離れる傾向があるという話を聞きました。今までは、田舎や郊外で生まれ育ったものの、新しい生活に憧れて都会に出てくる人が多かったようですが、Uターン就職や、都会育ちの人があえて田舎暮らしを選択するケースも増えてきているそうです。

テクノロジーに振り回される生活でふと立ち止まった時、静かに揺れる木々の音や広い田園風景に心癒されることもあるのでしょう。そして、田舎での生活を決断したとき、収入を得るために目を向けるのが農業や酪農なのかもしれません。

健康への高い意識に拍車?

日本人の健康意識は年々高まっていますよね。今や、人生100年と呼ばれる時代です。健康を保つには運動はもちろん、食事にも気を使いたいものですよね。

オーガニック、無添加、無着色、など健康を意識している人は、自分が食するものにどのような栄養があり、体にどのように作用するのか、興味がある人も多いでしょう。体にいいもの、栄養価の高いものを積極的に取り入れることで、自分自身の健康に自信を持ちたいと思うのは当然ですよね。日本のオーガニックブームの背景には「長生きしたい」健康であり続けたい」という思いが行動とした表れた結果なのです。

日本が求めるのは農業技術を持った人材

今、日本が農業復活に向けて求めているのは、農業の知識や技術を持つ人材です。大学や専門学校で農業や酪農について勉強した人をはじめ、実際のボランティアなどで農作業に携わった人、海外でファームステイを経験した人です。農業を推進する企業や地域グループは、まだまだ湯気の冷めないうちに、技術やコツを日本のために役立ててほしいと願っています。

日本での新たな農業復活をかけて、多くの団体が農業技術を持つ人を必要としています。肥料の混ぜ方、最適な農地の見分け方、機器の使い方など、農業を発展・進化させるために必要な知識をどんどん伝えていってほしいものです。

ニュージーランドの農業に話は戻りますが、国内では農業生産の需要を満たすために、毎年およそ1100人の新しいファーマーが必要なのだそうです。だからこそ、質の高い授業を提供する学校が多く存在するようにも思えます。農業留学なら、ぜひニュージーランドへ!農業に関する技術と自信、そして素晴らしいチャンスを持ち帰って下さいね。

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