いつでもどこでも注文できて、注文の次の日、時には当日中に届いてしまうこともあるオンラインショッピングの王様、amazon。
日本ではこれ以上ないほど便利なamazonの宅配サービスですが、気になるのはアメリカでも同じように使えるかということ。アメリカの企業とはいえ、使い勝手が日本とアメリカで同じとは限りませんし、何より重要なのはアメリカの郵便や運送事情です。
今回は実体験も踏まえて、実際にアメリカでamazonを使う時に役に立つ情報をご紹介します。
１．アメリカのamazon事情
USアカウントが必要だが、基本は同じです。国は違えどamazonはamazon。商品検索や注文方法は、当たり前ですが全て英語表記である以外には基本的に日本と変わりはありません。
ただ日本版のアカウントでアマゾンプライムに加入している場合はUSアカウントだと適用されず、加入するには利用料金を払わなければならない点には注意しましょう。
amazonプライムも勝手が違う
映画やドラマ見放題もUSアカウントで加入すればアメリカのアマゾンで配信されているものは見放題になりますが、日本版でも見れなくはないものの、視聴可能なものに制限がついてきます。プライムサービスに慣れてしまっているという方は注意しておきましょう。
２．アメリカの郵便、運送事情
アメリカの郵便は日本ほど発達していません。日本からアメリカへ渡った人の多くが驚くのは、アメリカの宅配や郵便の勝手の悪さとサービスが行き届いていなさすぎるところです。日本だと一日二日で届くようなものでも、アメリカでは平気で一週間以上かかったり、下手をすればロストしてしまうこともあります。
UPSなどの運送会社はまだマシな方ですが、アメリカの郵便公社であるUSPSの信用のなさはアメリカ人からもお墨付きです。
郵便のロストや配達の遅れはよくあることで、重要な書類は追跡サービスを利用しなければとてもじゃないですが預けられません。amazonでものを買う際も、USPSではなく運送会社のUPSを利用するのが良いでしょう。
エアメールや海外発送について
余談になりますが、アメリカ国内だけでなく、例えばアメリカから日本への荷物や手紙も思っている以上に時間がかかりますし、荷物に関してはヤマトのような日本の企業を使うのが確実です。
私も留学中にエアメールを何度か使いましたが、ニューヨークから手紙を送って、大阪に着くまでに10日ほどかかっていました。
３．amazonを現地で使う時に気をつけておきたいこと
注意点を３つ解説します。
①：配達日を確認しておく
アメリカの配達はかなり雑で、インターホンを押したりノックして家の人が出てこなければ、ドアの前に置いて帰ったり、隣の人に預けてしまうということもしばしば。
幸いamazonの追跡サービスはアメリカでも有効ですので、追跡サービスを確認しながら、大体何時頃に来るだろうというのを見計らって家にいることをオススメします。
少しいいアパートに住んでいれば受付の人が受け取ってくれたりというのもあるのですが、なかなかそんな家に住むことも難しいのでできるだけ自分で対処する方法を覚えておきましょう。
私がamazonを現地で利用した際は、家にはいたのですが部屋にインターホンがなかったために配達にきてくれたのにも気づかず、結局アパートのオーナーの人が預かってくれていました。届かないな、と思ったら隣の人やオーナーが預かってくれていることもあるので、聞きにいってみるのも良いでしょう。
②：あまり高価なものは頼まない
上でも書いたように、アメリカの配達事情はかなり劣悪です。そのため電子機器のような高価のものは、オンラインショッピングではなくなるべく直接買いに行くのがオススメです。
実際に毎年そういったずさんな配達のせいで盗難被害に遭うことも結構な数が報告されているので、たとえ買いに行くのがおっくうでもアメリカ生活に慣れてないうちはオンラインでの購入はおすすめできません。
③：何があってもポジティブに考える
どの分野でも言えることですが、アメリカのサービスは日本のそれに比べて質は低く、日本と同等のものを期待していると痛い目に遭ってしまいます。
日本よりもはるかに広い国なのでそれも仕方がないのですが、箱がボロボロでやたら汚れていたり、荷物を失くされたり盗難にあったりということも日本よりはるかに起こりやすい環境です。
できるだけ自分の足で店まで行き、ものを買うようにして、オンラインショッッピングは最後の手段と考えるようにしましょう。そして利用の際も届けばラッキーだったぐらいに考え、気長に気楽に待てるものだけを買うようにしておくと、必要以上に手間をかけることもありません。
amazonは確かに便利ですが、日本との勝手の違いにも十分気をつけてから利用するように心がけておきましょう。
