社会人留学体験談、理想の生活と現実は違う?現地暮らしに関して

社会人留学体験談、理想の生活と現実は違う?現地暮らしに関して

アメリカ社会人留学中の、現地での生活の現実や実態を知りたいですか?当記事では、アメリカで社会人留学を経験した筆者の経験談を元に、主に住まいに関する実態を紹介しています。

アメリカでの留学生活について、社会人留学した人は現実としてどのような生活を送っているのか、知りたい人には必見の記事です。

手数料0円の留学エージェント | 最安保証でサポートの限界に挑戦

>>まずは無料カウンセリングへ
(オンラインもOK)

1.留学先では、快適な住まいを見つけるのが最も難しい

1.留学先では、快適な住まいを見つけるのが最も難しい
留学に関して調べていたとき、住まい探しがこれほどたいへんだという情報は見かけなかったように思います。ニューヨーク・マンハッタンでの一人暮らしも、日本でのそれと変わらないレベルで快適なものになるのだろうと、思っていました。

現実は、大きく異なりました。「外国人として外国に住むとは、どういうことなのか」全く知らなかったからです。留学をしなかったら、このような現実があることに一生気づけなかったと思います。

日本で長い年月をかけて、社会人としてさまざまな面で「信用」を築きあげ、自分の生活環境を整える経験を一度したあとに、外国に出てみたら「信用がない」ことを理由にされて生活が困難になる…。これもひとつの外国人差別なのでしょうか。社会人留学する方には、留学先での住まい探しに関連して、屈辱的な思いをすることになるかもしれないこと、ぜひお伝えしておきたいと思います。

2.一人暮らしが普通?でも、それって大変ですよ

2.一人暮らしが普通?でも、それって大変ですよ
日本で社会人をしている間、一人暮らししている人は多いと思います。家族の元を離れたら一人で住むのが普通で、カップルでの同棲以外は、他人と一緒に住む経験をする人はほとんどいないと思います。

このような習慣でこれまで生活してきた日本人は、社会人留学しよう考えたときも、「今さらルームシェアなんて。一人暮らしがいい」と考える人が多いと思います。まさに私がそうでした。そのせいで、住まい探しではたいへんな苦労をすることになってしまいました。

3.一人暮らしなら「サブレット」か「アパート暮らし」

3.一人暮らしなら「サブレット」か「アパート暮らし」
語学留学の住まいのことを調べると、ルームシェアがおすすめのような情報がまず多く出てくると思いますが、私は、同居人といろんな意味で合わなかったときにかかるだろうストレスのことばかりが気になり、一人暮らし以外の選択肢は考えられませんでした。

ニューヨークの場合、一人暮らしできる手段は「サブレット」か「アパート」を借りることです。サブレットは、部屋の又貸しのことで、家主さんが留守にする間、家主さんの家具や持ち物がある状態の部屋にそのまま滞在させてもらうというものです。
参考:【アメリカ留学の住居選び】アパート?ホームステイ?ルームシェア?

私は、自分でアパートを借りたいと思っていましたが、長く住むことになるのならしっかり吟味したいと思ったため、サブレットに滞在しながらアパートを見て回る計画を立てて出発しました。

4.サブレットは当たりハズレが大きい。ハズレが多い。

4.サブレットは当たりハズレが大きい。ハズレが多い。
渡米直後から滞在した1軒目のサブレットは、日本から探しました。ニューヨークの現地の人向けのネットの掲示板を通じてです。
参考:ニューヨーク掲示板

完全に個人対個人のメールのやり取りのみでした。それでちゃんとした家主さんかどうか判断するしかないです。向こうから「良識と責任感のある方限定」と書かれていることも多いです。こちらもしっかりした対応をして「安心して部屋を貸せる」人であることをアピールする必要がありました。

私の時は、第一候補にしたところはすぐに埋まってしまい、第二候補のところがOKになりました。が、出発の2週間前になって家主さんから「諸事情によりお貸しできなくなりました」との連絡がきました。「良識と責任感のある方限定」と書いてあったくせに、その張本人がドタキャン!良識と責任感はどこに行った?ショックでした。

いきなり住むところのあてがなくなって、こちらは大焦りです。出発日は刻々と迫るにもかかわらず、10日前になってもよい物件は出てこない。と、第一候補だったところが再び募集されている!問い合わせてみたところ、こちらは私とは逆パターンで、入居予定の人にドタキャンされたそうでした。お互い即決でした。

1軒目以降はハズレ続き

理想どおりではありませんでしたが、その部屋は日本から来たばかりの日本人でも許せる範囲の快適さでした。ただし、築100年だとかで、床がまっすぐではありませんでした。ニューヨークでは、こんなことで驚いてはいけないのですけれどね。

翌日からは、次のサブレット探しに明け暮れる日々になりました。実際に部屋を見せてもらうのですが、共通して言えるのは「とても古い。そして汚い」こと。全部、こちらで仕事を持って働いている、日本人女性の部屋だったのですが。

なぜこんなに汚いままで平気?それを平然と他人に貸そうとしてる?「ニューヨークに住んでいる日本人」の現実は、カッコイイイメージとはかけ離れたものでした。

判断基準は、「悪い点を許せるかどうか」ですが、なかなか許せるレベルのものがなく、苦労しました。妥協して妥協してやっと決まったと思えばまた直前にドタキャンされたりもして…。ニューヨークに住む日本人に対して人間不信になりかけました。

5.アパート探しを始めるとぶち当たる酷な現実

5.アパート探しを始めるとぶち当たる酷な現実
さっさとアパートが決まればサブレット探しで苦労する必要もなかったのですが、アパート探しがこれまた、たいへんだったのです。

「どんなに日本で実績があったとしても、ここでは無職の外国人」扱いされる

200万円の銀行残高証明書があったとしても、日本でどれだけ仕事で素晴らしい実績をあげていたとしても、結局は、「ソーシャルセキュリティ―ナンバーも持っていない(要は納税していない)、無職の外国人」で、アメリカでの人としての信用度はゼロです。

これは、私がアパート探しを頼った日系の不動産会社の担当者に言われました。

6.信用のない「無職の外国人」にあてがわれる物件とは

6.信用のない「無職の外国人」にあてがわれる物件とは

想像を絶する古さ、汚さ

日本で社会人して一人暮らししている間、新築アパートの中からしか選んだことがないような人には、想像を絶する、古い、汚い物件。そのようなところしか紹介してもらえませんでした。信じられないほど古くて汚いのに、家賃はたいへん高額でした。広さだけは、それなりにありました。でも狭い部屋で慣れている日本人には必要ない広さなのですが…。

当時私は「マンハッタン全域で治安のよいところ、予算1500ドルまで」という条件で探していました。アッパーウエストサイドの端の方など、ややきれいと言えるアパートがありましたが、地下鉄の駅まで数ブロックと遠いことで治安の点で不安、すぐ電車が来たとしても学校まで片道40分ぐらいかかることになるため、長く住めそうとは思えず断念しました。

足元を見られているのか?わざと意地悪しているんじゃないか?と疑いたくなるほど、本当に見れば見るほど気が滅入るような物件ばかりでした。「6か月分の家賃前払い」が条件になるところも多かったです。まさに、信用されていないからですよね。それほど、外国人はいい加減だというイメージを持たれているものなのですね。よく考えてみるとこれはどこの国でも、日本でも起こっていることだと、今なら気づけます。

運とタイミングにも、かなり左右される

3か月もかけて、妥協に妥協を重ねてやっと入居にこぎつけた私とは正反対に、ある日本人クラスメイトは、私と同じ金額の家賃で「えーっ、なんでそんなに条件いいの?」というアパートを、何の苦労もせずにあっさり契約できていました。

そのような人も、中にはいます。メディアはこちらの方ばかりを強調して報道したがるでしょう。でも現実は異なります。私の周りの友人たちもアパートのことで必ずなにか苦労していて、そのおかげで交渉術などを身につけて人として強くなっていっていました。

あっさりアパートが決まった彼女のケースは稀で、彼女は特別運がよかったのだと思います。

7.住まいの形態の選択は1つに絞らず、いろいろ経験してみるといいかも

7.住まいの形態の選択は1つに絞らず、いろいろ経験してみるといいかも
30代社会人、私は頭でっかちだったところもあったと思います。

アパートを探している間、私はサブレットでの一人暮らしにこだわってしまいましたが、これがもし短期間でもルームシェアをしていたら、また別の視野が広がってよい経験ができていたかもしれない、と今は思います。帰国した今、私にはこの先もルームシェアする機会は二度とありません。ちょっと、短期間でもしてみればよかったかなー、なんて考えたりもしてしまいます。

私のように食わず嫌いをせず、留学先ではぜひいろんなことを体験してみてください。

手数料0円の留学エージェント | 最安保証でサポートの限界に挑戦

>>まずは無料カウンセリングへ
(オンラインもOK)

留学関連の情報カテゴリの最新記事