カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)に合格し、いまではUCLAへ入学したい学生のサポートを行っている池上さんと小林さんにインタビューを行いました。この記事では2人へのインタビューで見えてきた、UCAL編入学の実態、メリットと実現のポイントについてまとめています。
こちらのぜひ、インタビュー動画もご覧下さい。
カリフォルニア大学システムの解説とその魅力
カリフォルニア大学システムの特徴として、一般的には高校を卒業後すぐに大学に直接入学することは非常に難し一方、編入学が比較的簡単、ということが挙げられます。
最初の2年間はコミュニティカレッジ(2年制の短期大学や専門学校に近い)に通います。その後、3年生から4年制の大学に転入する形式が取られます。これは、アメリカの教育システムの特徴である「2+2」モデルと呼ばれるもので、学生の負担を軽減しながらも、高等教育を受ける機会を広く提供することを目指しています。
このシステムには、いくつかの大きな利点があります。その一つが、コストメリットです。コミュニティカレッジは4年制大学に比べて学費が低く、初めの2年間の費用を抑えることが可能です。さらに、コミュニティカレッジで学んだ後で大学に転入することで、4年生だけが受けられる授業を受ける選択肢が広がります。これは、自分の専門分野を深く学びたいと考える学生にとって、大きな魅力となります。
編入学のメリットとその意義
さらに、編入学にはその他のメリットもあります。一つには、編入学が直接入学よりも容易であることが挙げられます。直接入学では、非常に競争が激しいため、合格率は非常に低くなります。また、優秀な学生が多く集まるため、競争はさらに激化します。
一方、編入学では、大学や学部によっては合格率が30%から40%に達します。これは、直接入学と比較して非常に高い数値であり、そのため、1年生からの直接入学では手が届かなかった、UCLAやUCバークレーといった名門大学が視野に入ってきます。これは、自分のキャリアを高めたいと思う学生にとって、大きなチャンスです。
編入学成功のポイント
編入学を成功させるためには、いくつかのポイントが存在します。まず、GPA(Grade Point Average:学業成績平均点)が重要となります。GPAは、学生の学業成績を数値化したもので、できるだけ4.0(最高点)に近いGPAを目指すことが求められます。高いGPAを維持することは、自分の学力を示すだけでなく、大学への真剣な取り組みを示す証でもあります。
次に、課外活動も大切な要素です。特に、自分が行った社会活動や課外活動をどのようにアピールするかが評価の一部となります。これは、学業だけでなく、社会性やコミュニケーション能力、リーダーシップなど、学生の全体的な能力を評価するための重要な指標となります。
さらに、どの授業を受けるかという選択も重要なポイントとなります。というのも、指定された授業を受けなければならないというルールがあり、これを満たさなければ編入資格を得ることができません。そのため、どの授業をどのタイミングで受けるか、どの授業がGPAを上げやすいかなど、細かい戦略が必要となります。これは、自分の学びを最大限に活かすための戦略であり、これをうまく立てることが編入成功の鍵となるでしょう。

適当に得意そうな科目を履修するのではなく、入学したら、まず目標を立てる。
これが上手く出来ないと間違った履修登録をしてしまい、結果大学のレベルを落とすか、無駄な授業まで取れないといけなくなるからね。