イングリッシュペディアを運営する、留学情報館は2020年10月~11月、留学に関するアンケート調査を行いました。
対象は当社のお客様を含み、海外の大学・大学院に留学中、または1年以上留学した経験を持つ方々。質問は記名式とし、大学や期間を含み、312名様から回答を頂く事が出来ました。
調査結果は今後留学する人にとって、または教育関係者の皆様にも有用なものと思い、シェアさせて頂くこととしました。ぜひご活用いただければ幸いです。
なお、引用は特に許可なくご自由にして頂ければと思いますが、引用元の明記はお願い申し上げます。
- 1. 海外大学進学準備に関する質問の内容
- 2. Q: あなたが進学した国名を教えて下さい
- 3. Q:なぜその国に留学したのか?
- 4. Q: 留学エージェントは利用しましたか?
- 5. Q:留学を思い立ったのはいつ頃ですか?
- 6. Q:何がそのきっかけとなりましたか?
- 7. Q:その前にも留学・海外経験はありましたか?
- 8. どのような留学経験でしたか?
- 9. 留学準備でつまづいた点はどこか?
- 10. 奨学金、または学資ローンを使いましたか?
- 11. 留学準備をはじめる時にどこで情報収集をしましたか?
- 12. Q:TOEFLやIELTSなどの英語の準備はどうしたか?
- 13. 高校時代の成績はどうでしたか?
- 14. 日本の大学と併願しましましたか?
- 15. 留学情報館の海外大学進学サポートについて
海外大学進学準備に関する質問の内容
まず、はじめに調査で質問した内容を紹介しておきます。
以下の通りです。
Q: あなたが進学した国名を教えて下さい
Q: なぜその国に(留学)したのか?
Q: 留学エージェントを利用しましたか?
Q: 留学を思い立ったのはいつ頃ですか?
Q: 思い立ったそのきっかけは?
Q: 留学決定前に留学経験はあったか?
Q: どのようなプログラムでしたか?
Q: 実際に留学準備を始めたのはいつ頃ですか?
Q: 準備を進める上でつまづいた事は?
Q: 奨学金・学資ローンを使いましたか?
Q: どこで情報収集しましたか?
Q: TOEFL/IELTSなどの準備はどうした?
Q: 高校時代の成績はどうでしたか?
Q: 日本の大学と併願しましたか?
Q: あなたが進学した国名を教えて下さい
アンケート回答者が留学した国です。
アメリカが最も多く、次いで、イギリス、マレーシアという結果でした。
弊社の現地オフィスがアメリカに有るというのもあってか、少し偏りがあるようにも見えますが、実際、留学の目的地としてもアメリカは世界で最も多い国です。
Q:なぜその国に留学したのか?
この問題は記名式でした。よって312通りの回答すべてを記載することは難しいですが、傾向としては以下5つに関する回答が多かったように思います。
- 安い、などの費用面
- その国にしかない最先端の技術分野を求めて
- 多民族国家/異文化交流を求めて
- 治安といった環境面
- 1年で卒業できると言った各国の制度面
が多かったように思います。
一部、抜粋します。
・安くてマンツーマンの授業を受けられるからです
・UCに行きたかったから
・学びたい分野が進んでいる大学だったので
・世界最大の経済大国であり、やはりアメリカの文化は魅力があるので
・学費も手頃で立地的に他国にアクセスしやすいため
・多様な人種がいて、多文化共生が染みている国だから
・自然豊かな環境に惹かれたから
・学びたい学問の本場だったため
・医療先進国のため
・教育レベルの高さ
・IT先進国のため
・Amazing academic reputation. The UK has a reputation around the world as a country of learning and academia.
Q: 留学エージェントは利用しましたか?
留学エージェントを使った人といない人は約半々という結果。
利用されていない方の多くは大学の提携プログラムなどを利用していることも想定されます。
Q:留学を思い立ったのはいつ頃ですか?
約半数の人が高校自体に留学を思いたっている中、中学生の時から留学を考えていた人も21.1%いる結果に。
Q:何がそのきっかけとなりましたか?
こちらも少し見にくいので、大きな数字なところだけでも説明を入れます。
複数回答有りで答えてもらいました。
-
- 厳しい環境に見を置きたかった:33.2%
-
- 将来、海外で働きたいから:32.9%
-
- 以前の留学経験で刺激を受けた:30.4%
-
- 学びたい学部が海外にあったから:31.3%
-
- 日本の大学に興味がなかった:30.4%
-
- 以前自分海外旅行で刺激を受けた:26.8%
-
- 留学経験のある人たちに刺激を受けて:25.2%
-
- 小さい頃から心に決めていた:17.3%
-
- 親、周囲の先生などに勧められて:14.1%
上位はそれほど差がなく以上のような回答に。グローバルに活躍したいという意思が垣間見られます。
Q:その前にも留学・海外経験はありましたか?
海外進学を決める前にも留学・海外体験があった人が55.6%。
留学をしたいという動機付けは、海外で見てきた体験から生まているのかもしれません。
どのような留学経験でしたか?
留学や海外経験なく、海外大学への進学を決めた人は41.9%。つまり、残りの58.1%は留学前に何かしらの海外体験があったようです。
そのうちの約3分の2は12週間以内の短期。つまり、短期間でも海外を体験をしておく事が、留学したいというきっかけやモチベーションに繋がることを示唆しています。
留学準備でつまづいた点はどこか?
ちょっと表だと見にくいので、説明します。
-
- 留学費用の工面:42.8%
-
- 大学選び:38.3%
-
- 学部選び:17.9%
-
- 家族・周囲からの反対:17.6%
-
- 留学の目的設定:16.9%
留学費用の工面が最も苦労した点。やはりお金の問題が顕著でした。
また、自由回答欄の中に「英語力」と答えた人が多かったのも印象的でした。
奨学金、または学資ローンを使いましたか?
上の問題で「留学費用の工面に苦労した」と言う結果が出ていましたが、実際は全体の約3分の2(66.1%)の方は留学資金をご自身で用意されたようです。
以外にも奨学金や学資ローンを利用された方は20%を切る結果でした。
留学準備をはじめる時にどこで情報収集をしましたか?
インターネット検索:63.3%
留学経験に聞いた:42.2%
留学エージェント:38%
学校の先生に聞いた:20.1%
留学フェア:18.5%
TwtterなどSNSで:9.9%
ネット社会の今、インターネット検索は当然のこととして、留学エージェントや経験者にも聞くことで情報収集をした事が伺えます。
Q:TOEFLやIELTSなどの英語の準備はどうしたか?
一般的に高校英語を教科書どおりにやった人のスコアはIELTSで4.0、TOEFLで35前後の方が多いです。(無論、人によります)
留学しようとなった場合、目標とする大学にもよりますが、最低でもIELTS5.0/TOEFL45点程度は要求されます。もちろん難易度の高い大学はさらなる英語力が必要となります。
よって、英語の準備はやはり学校の英語だけでは不十分。大学進学を決める前に現地に入って語学学校に行くか日本で専門的な勉強をする必要があります。
高校時代の成績はどうでしたか?
平均以下の成績だった人が20.1%
平均程度という人が26.5%
つまり約半数の人は決して成績が優秀でなくとも、留学を実現しています。
留学は成績が優秀じゃないと出来ないと思っていらっしゃる方もいるかもしれませんが、実態はそうではないようです。
「実際、重要なのは学生と大学とのマッチングです。
成績をカバーするだけのアピール材料があれば、あなたに来て欲しいという大学がきっと見つかります」
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日本の大学と併願しましましたか?
日本の大学と併願をした学生も16%いました。
弊社でサポートさせて頂いているお客様も、最近では日本の大学を滑り止めにするお客様が増えてきました。
大学出願は戦略的にやりたい所ですね。
留学情報館の海外大学進学サポートについて
いかがでしたでしょうか?
当社、留学情報館では海外大学進学者のサポートを2005年から行っております。
海外進学をご検討の方は一度ぜひWEBをご覧になってください。
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