カナダワーホリ年齢は35歳まで?カナダワーホリを確実に実現する方法

カナダワーホリ年齢は35歳まで?カナダワーホリを確実に実現する方法

オーストラリアやニュージーランドと並んで、人気ワーホリ先として知られている、カナダ。雄大な自然に囲まれ、温和な国民性と世界標準とされる美しい英語が特徴のカナダは、ワーホリを体験する人には最適の国といえるでしょう。

そんなカナダで体験できるワーホリプログラムへの希望者は年々増加傾向にあり、ワーホリビザ申請できる競争率が高くなっています。また、カナダではワーホリビザ申請対象条件には年齢制限がありますが、最近では「カナダのワーホリでも、申請年齢の上限が35歳までとなるのではないか?」と一部のワーホリ希望者から注目を集めています。

ここでは、現在のカナダワーホリに参加できる諸条件と合わせて、ワーホリビザ申請ができる対象年齢の解説のほか、ワーホリ後のカナダ滞在方法について紹介しています。

1.現在のカナダワーホリの事情とは?

カナダのワーホリプログラムは、「とても良い体験になった」という体験者からの声も多く、英語圏の国々が行っているワーホリの中でも人気が高いことでも知られています。

2016年からそれまでの先着順だったワーホリビザの発行が抽選方式に変更されました。そのため、カナダワーホリを実現するハードルが一気に上がり、さらにカナダワーホリの人気が世界的に上昇しています。

年々上昇する高い人気を受けて、カナダ政府は、2009年1,000人だったワーホリビザ発給定員は、2017年、2018年には6,500人に増加して対応していますが、抽選の応募数も多くなっているため、変わらず高い競争率の状態が続いています。

抽選方式になったカナダワーホリビザの申請は、まず毎年11月にワーホリビザ申請のための抽選に申込み、翌年1月から順番に抽選結果が「招待状」として届くシステムになっています。招待状の有効期限は招待状が届いた日から10日間となっており、その間に招待状を受領し、ワーホリビザの申請手続きに進むかを決めなくてはなりません。

また、実際にワーホリビザのオンライン申請する場合は、招待状を受領した日から20日以内となっているため、当選後は早めに申請手続きを進めるようにしましょう。

招待状からビザ申請までの流れのついては、カナダ移民局HPで確認してみましょう。

2.カナダワーホリの申請年齢制限は?

日本からカナダワーホリに参加できる応募資格はいくつかありますが、特に、気を付けておきたいカナダワーホリビザ申請年齢については、18歳から30歳以下となっています。
【参考】カナダ移民局HP内応募資格について

ワーホリビザの取得資格となる年齢はワーホリビザ申請時の年齢となるので、30歳ギリギリでワーホリにチャレンジしたい方は特に注意が必要です。また、ワーホリビザ申請内容に不備があった場合は再申請となります。なるべく一度の申請でビザ取得ができるように、申請内容や内容に不備などがないように気を付けるようにしましょう。

3.カナダワーホリの年齢制限35歳説は本当?

カナダワーホリへの夢が叶わなかった人の中には、「ワーホリビザ申請年齢が35歳までに引き上げられたらいいのに」と思っている人も少なくありません。カナダのワーホリの年齢制限が35歳になるのではという情報が一部ではささやかれており、現在の申請対象年齢の30歳を過ぎた人から期待が寄せられています。

しかし、現在のところ、カナダではワーホリ対象年齢の変更する予定はなく、現在の申請年齢18歳から30歳以下という条件となっています。

こうした期待の一因に、ワーホリ人気国のオーストラリアが、ワーホリ対象年齢の上限を35歳にまで引き上げることを正式表明したことがあります。
【参考】オーストラリア内務省公式HP

そのため、「カナダでもワーホリ対象年齢が35歳まで引き上がるのでは?」という期待が、カナダワーホリ希望者の間で一気に広まりました。しかし、2016年からーホリビザの発給を抽選方式に変更したことから鑑みても、世界中からのカナダワーホリ希望者は増加傾向にあり、申請年齢の条件が今すぐ変更になることはないといってよいでしょう。

ただし、ワーホリ条件のルールが変更となる場合もあるので、気になる方はカナダ移民局から発信される最新情報を常にチェックすることをおすすめします。

4.確実にカナダワーホリを実現するために計画的に準備しよう

カナダワーホリには、申請時の年齢制限だけでなく、ワーホリビザ取得から1年以内にカナダに入国すること、カナダワーホリ期間は1年間限りと、さまざまなタイムリミットが設けられています。

特に、ワーホリビザ申請年齢の上限30歳ギリギリでワーホリにチャレンジする場合は、抽選応募からワーホリビザ申請手続きを開始するまでのタイムラグを事前に考慮する必要があります。そのため、できるだけ20代の間に複数回抽選に応募してみるなど、長期の計画を立てながら、余裕をもってカナダワーホリビザの申請手続きができるように準備を進めるとよいでしょう。

また、ワーホリビザ申請の招待状を受け取った後は、渡航をはじめとした各種手続きや準備は確実に進め、カナダワーホリを実現することが大切です。各種手続きや準備に不安がある場合は、カナダワーホリも取扱っている留学エージェントなどを利用するのもおすすめです。

もっとも計画的に準備しておきたいのが、1年間のカナダ滞在費用です。カナダでのワーホリ生活の軸になる資金なので、招待状が届いて慌ててまとまった費用を準備するよりも、「ワーホリをしてみたいな」と思い始めた時から計画的に少しずつでも貯金して準備しておくほうが得策でしょう。

最低CAN$2,500の滞在資金があることがワーホリ申請の条件となっていますが、滞在したい都市の物価事情に合わせて余裕のあるワーホリ資金を準備しておくと、より充実したワーホリ生活を送ることができます。

カナダワーホリが体験できるのは一生に一度だけのチャンスです。カナダワーホリが実現できるように、ビザが取得してからカナダに出発するまでの1年間は計画的に各種準備を進めていきましょう。

5.カナダワーホリ後はどうする?カナダに長期滞在する方法

1年間のカナダワーホリ期間が終了した後も、引き続きカナダ国内に滞在したい場合は、各種ビザへの変更手続きが必要となります。各種ビザに切り替える場合は特に年齢制限はないので、35歳などの年齢を気にする必要はありません。

ワーホリビザから各種ビザへの切り替えは、カナダ滞在中にカナダ移民局HPから、オンライン申請ができます。少なくともワーホリビザの有効期限の3ヶ月前には切り替え手続きを始めるようにしましょう。
また原則ビザ申請期間中はカナダ国外に出ることはできません。
1ヶ月前に申請してもビザが間に合わない場合は、カナダ国内に合法的に滞在が可能です。

また、切り替えるビザによって申請手数料は異なるため、申請前に必ず確認しておきましょう。
【参考】カナダ移民局HP「各種手数料について」

①ワーホリ⇒ビジタービザ(観光ビザ)

カナダの観光ビザに切り替えると、ワーホリ期間終了後6ヶ月間のカナダ滞在が可能になります。ワーホリで滞在した都市以外にも足を延ばして、ゆっくりとカナダを旅してみるのもおすすめです。ワーホリ中とは異なるカナダの魅力を発見することができるでしょう。

②ワーホリ⇒スタディパーミット(学生ビザ)

カナダワーホリ後に、カナダ国内のカレッジや専門学校、語学学校で学びたい場合は、学生ビザへ切り替えましょう。入学する学校の入学許可書があれば、通学(在学)期間をカバーできる学生ビザの申請ができます。

学生ビザで語学学校に在籍する場合は、ワーホリのように働くことは認められていないので注意が必要です。

③ワーホリ⇒ワークパーミット(就労ビザ)

ワーホリビザもワークパーミット(就労ビザ)のひとつですが、会社のオーナーによるジョブオファーの正式承認が必要ないオープンビザとなるため、正規のワークパーミットと異なります。

正規のワークパーミット(就労ビザ)を申請する場合は、会社からのジョブオファーがカナダ担当局によって正式承認されなければビザ申請をすることはできません。そのため、採用してくれるカナダ企業がカナダ人以外の採用・雇用手続きに慣れているかによってスムーズに申請できるかが異なってくるので、必ず申請前に採用担当者との打ち合わせが必要です。

カナダ移民局によるビザ審査は年々厳しくなっているため、ジョブオファーの期間よりも短い期間しかビザが下りないというケースもあります。取得ルールもどんどん変わってきているので、カナダ移民局HPにアップされる最新情報は必ず確認するようにしましょう。

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